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2018年12月30日 (日) | 編集 |
2018年の映画を一言で表すと、洋邦ともに「大怪作」だと思う。
SNSとネット配信の普及は、映画会社が企画を立てお金を集め作品を作り、配給会社が宣伝し劇場で公開し、それから円盤なり配信で二次利用するというプロセスが、もはや過去のものになりつつあり、映画そのものの定義も変化していることを如実に感じさせた。
従来型の映画のメインストリームがある一方で、一昔前なら「なんじゃこりゃ!」と言われてキワモノ扱いされるような作品や、今までの方法論に全くこだわらない作品が、ヒットするしないに関わらず続々と登場し、注目を浴びる。
去りゆく2018年とは、そのような年だった。
もっとも、観た時にはインパクト絶大だったが、一年を振り返るとそれほど印象に残っていない作品も多いので、その意味では多様性への過渡期ということなのだろう。
それでは、今年の「忘れられない映画たち」をブログでの紹介順に。
例によって、評価額の高さや作品の完成度は関係なく、あくまでも12月末の時点での“忘れられない度”が基準。
「リメンバー・ミー」メキシコの祭日「死者の日」に、ひょんなことから死者の国に迷い込んだミュージシャン志望の少年ミゲルの冒険譚。極彩色の死者の国の世界観が圧巻で、知られざる家族の絆を軸とした筋立ては、ミステリアスでドラマチック。音楽要素とビジュアルが密接に結びつき、驚くべき未見性に満ちた傑作。
「パディントン2」前作でロンドンに念願の家と家族を見つけたパディントンが、今度は泥棒の濡れ衣を着せられる。パディントンは難民の象徴であり、前作のテーマを踏まえつつ、定住したからこそ分かる新たな葛藤を盛り込む進化形。全ての伏線をパーフェクトに回収してゆく小気味よい展開は、まさに物語のカタルシス。
「リバーズ・エッジ」岡崎京子の傑作を鮮烈に映像化。閉塞した日常を送る6人の高校生。彼らが抱えるのは、同性愛、摂食障害、一方通行の愛、暴力衝動、妊娠。それぞれが抱える痛々しい青春の衝動が事件を起こし、生きるとはどういうことかを問いかけてくる。瀬戸山美咲による脚色が実に巧みで、行定勲の演出もまるで水を得た魚のようだ。
「スリー・ビルボード」ミズーリの片田舎で展開する、珠玉の人間ドラマ。娘を殺された母親が出した、警察批判の三枚のビルボードが小さな街に嵐を引き起こす。軸となる三人、フランシス・マクドーマンド、サム・ロックウェル、ウッディ・ハレルソンが素晴らしい。とことんまで怒らないと、解消出来ないこともあるし、犯した罪は背負って行くしかないのである。
「生きのびるために(The Breadwinner)」原題は「働き手」のこと。タリバン支配下のアフガニスタンを舞台とした異色のアニメーション映画。父が理不尽に逮捕され、女だけになってしまった家族を支えるため、少女パヴァーナは少年の姿で働きに出る。絶対的男性優位社会でしたたかに生きる少女の姿がたくましい。残念ながら日本ではNetflix直行となってしまった。
「悪女/AKUJO」キム・オクビンの、キム・オクビンによる、キム・オクビンのための華麗なる殺戮ショー。アクション映画の新たな地平を切り開く怪作で、冒頭8分に及ぶPOVのワンシーンワンカット風アクションシークエンスに度肝を抜かれる。もうこれ以上は無いだろうと思わせておいて、存分に期待に応えてくれるのだから凄い。
「ブラックパンサー」アフロアメリカン史をバックボーンに持ち、非常に政治的でユニークな視点で描かれるマーベル映画。登場人物の葛藤が長年に渡るアメリカ内部の分断と外交政策の対立のメタファーとなっていて、そのことが小さな王国の従兄弟同士のお家騒動というちっちゃな話に、壮大なスケール感を与えることに繋がっている。
「シェイプ・オブ・ウォーター」映画館の上のアパートに住む、声を失った孤独な女性が、研究所に囚われた大アマゾンの半魚人と恋をする。全編に暗喩が散りばめられ、その一つ一つが回収され意味を持ってくるストーリーテリングが心地よい。どこまでも残酷で優しく美しい、大人のためのメロウな童話は、ギレルモ・デル・トロの最高傑作。
「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」カナダの画家モード・ルイスと、リウマチの持病を持つ彼女を支え続けた夫エベレットの物語。30年以上に渡る二人だけの暮らし。どんなに有名になっても、お金持ちになることに興味を持たず、素朴な生き方を変えない二人は、しあわせの本質を知っている。今年大活躍のサリー・ホーキンスとイーサン・ホークが素晴らしい。
「ちはやふる ー結びー」 三部作の有終の美。高校三年生になった瑞沢かるた部の面々が直面するのは、恋と進路という前二作では見え隠れしていた要素。登場人物の成長と共に、前回までの物語に新たな葛藤が加わり、まさしく青春全部入り豪華幕の内弁当の趣き。ここに描かれるのは一生で一度しか手に入ら無い宝物、青春の輝きだ。
「レディ・プレイヤー1」オタクの、オタクによる、オタクのための映画。VRワールド“オアシス”の創業者が、広大な電脳世界のどこかに隠した莫大な遺産を巡り、史上最大の争奪戦が繰り広げられる。キャラクター大集合はもちろん楽しいが、虚構と現実は対立するのではなく、現実を生きるために虚構が必要だという肯定的なジンテーゼに、クリエイターの矜持がにじみ出る。スピルバーグは、トランプの時代に警鐘を鳴らした「ペンダゴン・ペーパーズ 最高機密文書」も流石の仕上がりだった。
「リズと青い鳥」快活で誰とも友人になれる希美と、人付き合いが苦手で、希美以外の親友がいないみぞれ。吹奏楽部に属する二人の少女の心の成長を描く、ごく地味な話なんだけど、何気にもの凄く高度なことをサラッとやってしまっている。山田尚子監督の驚くべき進化に、私は日本アニメーション映画に継承されてゆく高畑イズムを見た。
「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」 ディズニー・ワールド近くの安モーテルを舞台に、貧困層の長期滞在者たちの人間模様を、6歳の少女の視点から捉えたヒューマンドラマ。何処へも行けず、未来の展望も無い大人たちの閉塞と、ひどい環境でもどこまでも元気に無邪気な子供たちの日常が作り出す、悲喜劇のコントラストが強烈なインパクト。
「レディ・バード」シアーシャ・ローナン演じるラジカルな女子高生、自称“レディ・バード”のこじらせ気味の青春を描く、グレタ・ガーウィグ監督の愛すべき佳作。どこにでもいる一人の少女が、ズッコケつつも大人への階段を一歩だけ上り、今までとは違った人生の景色を見られる様になるまでを描く、リリカルで味わい深い優れた青春映画だ。
「万引き家族」東京の下町で暮らす、ある大きな秘密を抱えた一家を描く異色作。貧しい生活を送る彼らは、家族ぐるみで万引きなどの軽犯罪を繰り返す。一貫して“家族”をモチーフとしてきた、是枝裕和監督の現時点での集大成と言える作品で、社会保障から抜け落ちた、あるいは社会保障制度そのものを知らない、「見えない人々」の存在が浮き彫りとなる。
「ブリグスビー・ベア」物心つく前に誘拐され、25年もの間地下のシェルターで育った青年、ジェームズ・ポープが主人公。救出され、外の世界への適応に戸惑う彼は、監禁中に唯一見ることを許されていたTVショー「ブリグスビーベア」の続編を自分で作り始める。人生の絶望と救済、現実と虚構に関するビターで美しく、詩的な寓話である。
「カメラを止めるな!」ある意味、今年の日本映画を代表する大怪作。ストーリーを楽しむ言うよりも、構造の仕掛けに驚かされる映画だが、周到に設定された人物描写が、この作品の面白さを単なる一発ネタのサプライズを超えたものにしている。願わくば、本作の様に予想外の大ヒットとなった時、関係者への利益還元が可能なロイヤリティ契約が普及する様になればいいのだが。
「菊とギロチン」かつて実在していたアナーキスト集団「ギロチン社」と、ワケありの女たちが集う女相撲の一座を描く青春群像劇。瀬々敬久監督がインディーズ体制で作り上げた3時間9分の大長編だが、ほぼ100年前の物語が鋭い現在性を持って語りかけて来る。果たして今のこの国の人々は、性差や民族、思想や哲学の違いを超えて、本当の意味で自由に生きているのだろうか。
「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」シリーズ初の前作からの続き物は、過去作品のオマージュも満載のミッション:インポッシブル・フルコース。ホメロスの「オデュッセイア」を下敷きに、ストーリー、テリング、キャラクターが極めて高いレベルで三位一体となった、シリーズベスト、スーパーヘビー級の傑作だ。もしかして完結編になるのか?
「ペンギン・ハイウェイ」1988年生まれの新世代、石田祐康監督とスタジオ・コロリドの、見事な長編メジャーデビュー作。小四にしておっぱいを研究する、ちょっと自意識過剰なアオヤマ君と、彼の初恋の人である不思議な“お姉さん”を巡る一夏の冒険の物語は、思春期の恋心を隠し味に、世界の理に対する率直な興味が、夏休みという非日常の中でスパークする。
「プーと大人になった僕」 クリストファー・ロビンが100エーカーの森を去ってから数十年後を描く続編。ブラック企業勤めのくたびれたオヤジとなっていたクリストファーは、突然訪ねてきたプーさんとの冒険を通して子ども心を取り戻してゆく。子どもももちろん楽しめるが、ワーカホリックの日本人には特に響くであろう、大人のための寓話だ。
「若おかみは小学生!」これもSNSが生んだヒット作。事故で両親を失った小学生のおっこが、祖母の経営する温泉旅館で、彼女にしか見えない幽霊たちの助けを借りながら、若おかみとして力強く成長してゆく。一見子ども向けのビジュアルだが、ストーリー的には結構ハードで、終盤の残酷な展開とおっこの出す答えには思わず涙。
「教誨師」故・大杉漣が演じる教誨師が、6人の確定死刑囚と会話する。教誨師は、それぞれに個性的な死刑囚たちとの対話を通し、本当に神の言葉が伝わっているのか、彼らが安らかな死を迎えられるように導けているのか苦悩を深める。人が人を罰するとは、どういうことなのか。文盲の死刑囚が、つたない字で教誨師に送るヨハネによる福音書の言葉が心を打つ。
「ROMA/ローマ」劇場か配信か。こちらは映画のあり方巡って大きな議論を巻き起こした作品。メキシコの鬼才・アルフォンソ・キュアロンの自伝的傑作は、凝りに凝ったビジュアルと音響効果を持つ、どこからどう見ても劇場向けの作品。幸いなことに日本でも劇場で見られそうだが、映画を一つの商品と捉えた場合、観客がどのように受け取るのかの選択肢は可能な限り確保してほしい。
「ボヘミアン・ラプソディ」この秋を代表する大ヒット作にして、今年一番アガる映画。伝説のロックスター、フレディー・マーキュリーの生き様は、数々のヒット曲の歌詞とシンクロし、観る者の心に染み渡る。ラスト20分に渡るライブ・エイド完全再現が圧巻だ。本作とは色々な意味で対照的な、もう一つの音楽映画の快作「アリー/ スター誕生」と両方観るとより面白い。
「生きてるだけで、愛」時に過激で、繊細。ある時は幼く、次の瞬間には妖艶。映画女優・趣里を堪能する映画だ。主人公の寧子は鬱が招く過眠症のため、菅田将暉演じる恋人のアパートでずっとゴロゴロ。しかしある時、アルバイトを始めたことから、ドラマが動き出す。主人公に寄り添った詩的な心象劇であり、プロットは非常にシンプルだが、全く目が離せない。
「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」詩的で味わい深い、愛と時間と魂に関する哲学的な寓話である。事故死した夫が、幽霊になって妻を見守る・・というどこかで聞いたような導入部から、全く予想もつかない驚くべき展開を見せる。10万ドルという信じ難い低予算ながら、その時空的なスケールは1000倍の予算の作品でも太刀打ちできまい。ちょっと似たタイトルの、「シシリアン・ゴースト・ストーリー」も本作に通じる詩情がある。
「パッドマン 5億人の女性を救った男」女性の月経が“穢れ”としてタブー視され、生理用品がなかなか普及しないインドで、妻のために安価なナプキン製造機械を発明した男の物語。実話ベースだが、波乱万丈の物語に心を鷲掴みにされる。終盤に国連に招かれた主人公の、片言の英語のスピーチが素晴らしく、ここだけでも観る価値がある。
以上、28/333本。
怪作続出の日本映画はワンショット撮影の「アイスと雨音」、漫画原作の「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」「愛しのアイリーン」、細田守の新境地「未来のミライ」、故・樹木希林が素晴らしかった「日日是好日」、これもインディーズ体制の「斬、」などが印象に残った。
一方、劇場鑑賞で感銘を受けながら、「寝ても覚めても」や「君の鳥はうたえる」などはFilmarksでサボってしまい、ブログ記事にできず、反省。
外国映画は、瑞々しいファースト・ラブストーリー「君の名前で僕を呼んで」や、多民族国家レバノンを舞台とした「判決、ふたつの希望」、万人にお勧めできる寓話「ワンダー 君は太陽」なども迷った。
「ぼくの名前はズッキーニ」や「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」といった独創的なアニメーションも素晴らしい。
私は、暗闇で“光”を見つめる神秘の共有体験こそ、原始の時代の洞窟壁画から続く、映画のイデアだと思っているので、映画は映画館で観たいし、このブログも原則的にスクリーンで鑑賞した作品を扱ってきた。
しかし、今はそんなことも言っていられない時代になったのかもしれない。
配信映画がどの国で劇場公開されて、どの国でされないのかは作品や業者によって異なるが、Netflix一つとっても、アレックス・ガーランド監督の「アナイアレイション -絶滅領域-」や、オーストラリア産の異色ゾンビ映画「カーゴ」、コーエン兄弟の西部劇アンソロジー「バスターのバラード」などは是非劇場で見たかった。
「ROMA/ローマ」は日本でも劇場公開される様だが、来年以降はこの「Unforgettable Movies」の記事にも配信映画のカテゴリを加える必要があるかもしれない。
まあ玉石混交でも、作品制作の自由度と選択肢が増えること自体は、歓迎すべきなのは間違いないのだけど。
それではみなさま、よいお年をお迎えください。
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SNSとネット配信の普及は、映画会社が企画を立てお金を集め作品を作り、配給会社が宣伝し劇場で公開し、それから円盤なり配信で二次利用するというプロセスが、もはや過去のものになりつつあり、映画そのものの定義も変化していることを如実に感じさせた。
従来型の映画のメインストリームがある一方で、一昔前なら「なんじゃこりゃ!」と言われてキワモノ扱いされるような作品や、今までの方法論に全くこだわらない作品が、ヒットするしないに関わらず続々と登場し、注目を浴びる。
去りゆく2018年とは、そのような年だった。
もっとも、観た時にはインパクト絶大だったが、一年を振り返るとそれほど印象に残っていない作品も多いので、その意味では多様性への過渡期ということなのだろう。
それでは、今年の「忘れられない映画たち」をブログでの紹介順に。
例によって、評価額の高さや作品の完成度は関係なく、あくまでも12月末の時点での“忘れられない度”が基準。
「リメンバー・ミー」メキシコの祭日「死者の日」に、ひょんなことから死者の国に迷い込んだミュージシャン志望の少年ミゲルの冒険譚。極彩色の死者の国の世界観が圧巻で、知られざる家族の絆を軸とした筋立ては、ミステリアスでドラマチック。音楽要素とビジュアルが密接に結びつき、驚くべき未見性に満ちた傑作。
「パディントン2」前作でロンドンに念願の家と家族を見つけたパディントンが、今度は泥棒の濡れ衣を着せられる。パディントンは難民の象徴であり、前作のテーマを踏まえつつ、定住したからこそ分かる新たな葛藤を盛り込む進化形。全ての伏線をパーフェクトに回収してゆく小気味よい展開は、まさに物語のカタルシス。
「リバーズ・エッジ」岡崎京子の傑作を鮮烈に映像化。閉塞した日常を送る6人の高校生。彼らが抱えるのは、同性愛、摂食障害、一方通行の愛、暴力衝動、妊娠。それぞれが抱える痛々しい青春の衝動が事件を起こし、生きるとはどういうことかを問いかけてくる。瀬戸山美咲による脚色が実に巧みで、行定勲の演出もまるで水を得た魚のようだ。
「スリー・ビルボード」ミズーリの片田舎で展開する、珠玉の人間ドラマ。娘を殺された母親が出した、警察批判の三枚のビルボードが小さな街に嵐を引き起こす。軸となる三人、フランシス・マクドーマンド、サム・ロックウェル、ウッディ・ハレルソンが素晴らしい。とことんまで怒らないと、解消出来ないこともあるし、犯した罪は背負って行くしかないのである。
「生きのびるために(The Breadwinner)」原題は「働き手」のこと。タリバン支配下のアフガニスタンを舞台とした異色のアニメーション映画。父が理不尽に逮捕され、女だけになってしまった家族を支えるため、少女パヴァーナは少年の姿で働きに出る。絶対的男性優位社会でしたたかに生きる少女の姿がたくましい。残念ながら日本ではNetflix直行となってしまった。
「悪女/AKUJO」キム・オクビンの、キム・オクビンによる、キム・オクビンのための華麗なる殺戮ショー。アクション映画の新たな地平を切り開く怪作で、冒頭8分に及ぶPOVのワンシーンワンカット風アクションシークエンスに度肝を抜かれる。もうこれ以上は無いだろうと思わせておいて、存分に期待に応えてくれるのだから凄い。
「ブラックパンサー」アフロアメリカン史をバックボーンに持ち、非常に政治的でユニークな視点で描かれるマーベル映画。登場人物の葛藤が長年に渡るアメリカ内部の分断と外交政策の対立のメタファーとなっていて、そのことが小さな王国の従兄弟同士のお家騒動というちっちゃな話に、壮大なスケール感を与えることに繋がっている。
「シェイプ・オブ・ウォーター」映画館の上のアパートに住む、声を失った孤独な女性が、研究所に囚われた大アマゾンの半魚人と恋をする。全編に暗喩が散りばめられ、その一つ一つが回収され意味を持ってくるストーリーテリングが心地よい。どこまでも残酷で優しく美しい、大人のためのメロウな童話は、ギレルモ・デル・トロの最高傑作。
「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」カナダの画家モード・ルイスと、リウマチの持病を持つ彼女を支え続けた夫エベレットの物語。30年以上に渡る二人だけの暮らし。どんなに有名になっても、お金持ちになることに興味を持たず、素朴な生き方を変えない二人は、しあわせの本質を知っている。今年大活躍のサリー・ホーキンスとイーサン・ホークが素晴らしい。
「ちはやふる ー結びー」 三部作の有終の美。高校三年生になった瑞沢かるた部の面々が直面するのは、恋と進路という前二作では見え隠れしていた要素。登場人物の成長と共に、前回までの物語に新たな葛藤が加わり、まさしく青春全部入り豪華幕の内弁当の趣き。ここに描かれるのは一生で一度しか手に入ら無い宝物、青春の輝きだ。
「レディ・プレイヤー1」オタクの、オタクによる、オタクのための映画。VRワールド“オアシス”の創業者が、広大な電脳世界のどこかに隠した莫大な遺産を巡り、史上最大の争奪戦が繰り広げられる。キャラクター大集合はもちろん楽しいが、虚構と現実は対立するのではなく、現実を生きるために虚構が必要だという肯定的なジンテーゼに、クリエイターの矜持がにじみ出る。スピルバーグは、トランプの時代に警鐘を鳴らした「ペンダゴン・ペーパーズ 最高機密文書」も流石の仕上がりだった。
「リズと青い鳥」快活で誰とも友人になれる希美と、人付き合いが苦手で、希美以外の親友がいないみぞれ。吹奏楽部に属する二人の少女の心の成長を描く、ごく地味な話なんだけど、何気にもの凄く高度なことをサラッとやってしまっている。山田尚子監督の驚くべき進化に、私は日本アニメーション映画に継承されてゆく高畑イズムを見た。
「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」 ディズニー・ワールド近くの安モーテルを舞台に、貧困層の長期滞在者たちの人間模様を、6歳の少女の視点から捉えたヒューマンドラマ。何処へも行けず、未来の展望も無い大人たちの閉塞と、ひどい環境でもどこまでも元気に無邪気な子供たちの日常が作り出す、悲喜劇のコントラストが強烈なインパクト。
「レディ・バード」シアーシャ・ローナン演じるラジカルな女子高生、自称“レディ・バード”のこじらせ気味の青春を描く、グレタ・ガーウィグ監督の愛すべき佳作。どこにでもいる一人の少女が、ズッコケつつも大人への階段を一歩だけ上り、今までとは違った人生の景色を見られる様になるまでを描く、リリカルで味わい深い優れた青春映画だ。
「万引き家族」東京の下町で暮らす、ある大きな秘密を抱えた一家を描く異色作。貧しい生活を送る彼らは、家族ぐるみで万引きなどの軽犯罪を繰り返す。一貫して“家族”をモチーフとしてきた、是枝裕和監督の現時点での集大成と言える作品で、社会保障から抜け落ちた、あるいは社会保障制度そのものを知らない、「見えない人々」の存在が浮き彫りとなる。
「ブリグスビー・ベア」物心つく前に誘拐され、25年もの間地下のシェルターで育った青年、ジェームズ・ポープが主人公。救出され、外の世界への適応に戸惑う彼は、監禁中に唯一見ることを許されていたTVショー「ブリグスビーベア」の続編を自分で作り始める。人生の絶望と救済、現実と虚構に関するビターで美しく、詩的な寓話である。
「カメラを止めるな!」ある意味、今年の日本映画を代表する大怪作。ストーリーを楽しむ言うよりも、構造の仕掛けに驚かされる映画だが、周到に設定された人物描写が、この作品の面白さを単なる一発ネタのサプライズを超えたものにしている。願わくば、本作の様に予想外の大ヒットとなった時、関係者への利益還元が可能なロイヤリティ契約が普及する様になればいいのだが。
「菊とギロチン」かつて実在していたアナーキスト集団「ギロチン社」と、ワケありの女たちが集う女相撲の一座を描く青春群像劇。瀬々敬久監督がインディーズ体制で作り上げた3時間9分の大長編だが、ほぼ100年前の物語が鋭い現在性を持って語りかけて来る。果たして今のこの国の人々は、性差や民族、思想や哲学の違いを超えて、本当の意味で自由に生きているのだろうか。
「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」シリーズ初の前作からの続き物は、過去作品のオマージュも満載のミッション:インポッシブル・フルコース。ホメロスの「オデュッセイア」を下敷きに、ストーリー、テリング、キャラクターが極めて高いレベルで三位一体となった、シリーズベスト、スーパーヘビー級の傑作だ。もしかして完結編になるのか?
「ペンギン・ハイウェイ」1988年生まれの新世代、石田祐康監督とスタジオ・コロリドの、見事な長編メジャーデビュー作。小四にしておっぱいを研究する、ちょっと自意識過剰なアオヤマ君と、彼の初恋の人である不思議な“お姉さん”を巡る一夏の冒険の物語は、思春期の恋心を隠し味に、世界の理に対する率直な興味が、夏休みという非日常の中でスパークする。
「プーと大人になった僕」 クリストファー・ロビンが100エーカーの森を去ってから数十年後を描く続編。ブラック企業勤めのくたびれたオヤジとなっていたクリストファーは、突然訪ねてきたプーさんとの冒険を通して子ども心を取り戻してゆく。子どもももちろん楽しめるが、ワーカホリックの日本人には特に響くであろう、大人のための寓話だ。
「若おかみは小学生!」これもSNSが生んだヒット作。事故で両親を失った小学生のおっこが、祖母の経営する温泉旅館で、彼女にしか見えない幽霊たちの助けを借りながら、若おかみとして力強く成長してゆく。一見子ども向けのビジュアルだが、ストーリー的には結構ハードで、終盤の残酷な展開とおっこの出す答えには思わず涙。
「教誨師」故・大杉漣が演じる教誨師が、6人の確定死刑囚と会話する。教誨師は、それぞれに個性的な死刑囚たちとの対話を通し、本当に神の言葉が伝わっているのか、彼らが安らかな死を迎えられるように導けているのか苦悩を深める。人が人を罰するとは、どういうことなのか。文盲の死刑囚が、つたない字で教誨師に送るヨハネによる福音書の言葉が心を打つ。
「ROMA/ローマ」劇場か配信か。こちらは映画のあり方巡って大きな議論を巻き起こした作品。メキシコの鬼才・アルフォンソ・キュアロンの自伝的傑作は、凝りに凝ったビジュアルと音響効果を持つ、どこからどう見ても劇場向けの作品。幸いなことに日本でも劇場で見られそうだが、映画を一つの商品と捉えた場合、観客がどのように受け取るのかの選択肢は可能な限り確保してほしい。
「ボヘミアン・ラプソディ」この秋を代表する大ヒット作にして、今年一番アガる映画。伝説のロックスター、フレディー・マーキュリーの生き様は、数々のヒット曲の歌詞とシンクロし、観る者の心に染み渡る。ラスト20分に渡るライブ・エイド完全再現が圧巻だ。本作とは色々な意味で対照的な、もう一つの音楽映画の快作「アリー/ スター誕生」と両方観るとより面白い。
「生きてるだけで、愛」時に過激で、繊細。ある時は幼く、次の瞬間には妖艶。映画女優・趣里を堪能する映画だ。主人公の寧子は鬱が招く過眠症のため、菅田将暉演じる恋人のアパートでずっとゴロゴロ。しかしある時、アルバイトを始めたことから、ドラマが動き出す。主人公に寄り添った詩的な心象劇であり、プロットは非常にシンプルだが、全く目が離せない。
「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」詩的で味わい深い、愛と時間と魂に関する哲学的な寓話である。事故死した夫が、幽霊になって妻を見守る・・というどこかで聞いたような導入部から、全く予想もつかない驚くべき展開を見せる。10万ドルという信じ難い低予算ながら、その時空的なスケールは1000倍の予算の作品でも太刀打ちできまい。ちょっと似たタイトルの、「シシリアン・ゴースト・ストーリー」も本作に通じる詩情がある。
「パッドマン 5億人の女性を救った男」女性の月経が“穢れ”としてタブー視され、生理用品がなかなか普及しないインドで、妻のために安価なナプキン製造機械を発明した男の物語。実話ベースだが、波乱万丈の物語に心を鷲掴みにされる。終盤に国連に招かれた主人公の、片言の英語のスピーチが素晴らしく、ここだけでも観る価値がある。
以上、28/333本。
怪作続出の日本映画はワンショット撮影の「アイスと雨音」、漫画原作の「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」「愛しのアイリーン」、細田守の新境地「未来のミライ」、故・樹木希林が素晴らしかった「日日是好日」、これもインディーズ体制の「斬、」などが印象に残った。
一方、劇場鑑賞で感銘を受けながら、「寝ても覚めても」や「君の鳥はうたえる」などはFilmarksでサボってしまい、ブログ記事にできず、反省。
外国映画は、瑞々しいファースト・ラブストーリー「君の名前で僕を呼んで」や、多民族国家レバノンを舞台とした「判決、ふたつの希望」、万人にお勧めできる寓話「ワンダー 君は太陽」なども迷った。
「ぼくの名前はズッキーニ」や「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」といった独創的なアニメーションも素晴らしい。
私は、暗闇で“光”を見つめる神秘の共有体験こそ、原始の時代の洞窟壁画から続く、映画のイデアだと思っているので、映画は映画館で観たいし、このブログも原則的にスクリーンで鑑賞した作品を扱ってきた。
しかし、今はそんなことも言っていられない時代になったのかもしれない。
配信映画がどの国で劇場公開されて、どの国でされないのかは作品や業者によって異なるが、Netflix一つとっても、アレックス・ガーランド監督の「アナイアレイション -絶滅領域-」や、オーストラリア産の異色ゾンビ映画「カーゴ」、コーエン兄弟の西部劇アンソロジー「バスターのバラード」などは是非劇場で見たかった。
「ROMA/ローマ」は日本でも劇場公開される様だが、来年以降はこの「Unforgettable Movies」の記事にも配信映画のカテゴリを加える必要があるかもしれない。
まあ玉石混交でも、作品制作の自由度と選択肢が増えること自体は、歓迎すべきなのは間違いないのだけど。
それではみなさま、よいお年をお迎えください。

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この記事へのコメント
今年もお世話になりました。
こうやって一年を振り返ると、2018年はアニメ作品も豊作でしたね。
しかも大人向けのテーマを描いているものばかりで、そう易々と見逃せなくなりますよ。
てな訳で、来年もまたよろしくお願いします。
こうやって一年を振り返ると、2018年はアニメ作品も豊作でしたね。
しかも大人向けのテーマを描いているものばかりで、そう易々と見逃せなくなりますよ。
てな訳で、来年もまたよろしくお願いします。
ノラネコさん☆
昨年は映画鑑賞も少なく、ノラネコさんとなかなか映画が被らず残念でしたが、いつも楽しく拝見させていただいてました。
「悪女」は私もインパクトあって好きな映画でした。
「若おかみは~」を挙げている人もおおいですが、んー?と思ってました。ノラネコさんおススメなら見なくちゃ(笑)
今年もレビュー楽しみにしています。
昨年は映画鑑賞も少なく、ノラネコさんとなかなか映画が被らず残念でしたが、いつも楽しく拝見させていただいてました。
「悪女」は私もインパクトあって好きな映画でした。
「若おかみは~」を挙げている人もおおいですが、んー?と思ってました。ノラネコさんおススメなら見なくちゃ(笑)
今年もレビュー楽しみにしています。
>にゃむばななさん
アニメーション作品は邦洋ともに子供をちゃんと楽しませつつ、大人をうならせる秀作が続出でした。
今年も期待の作品が多く封切られますので楽しみですね。
今年もよろしくお願いします。
>ノルウェーまだ~むさん
映画よりもハーレー旅が羨ましい。
「若おかみは小学生!」はホント皆さんポスターに騙されるんです。
あれは大人にこそ観てほしい名作ですので、是非に。
今年もよろしくお願いします。
アニメーション作品は邦洋ともに子供をちゃんと楽しませつつ、大人をうならせる秀作が続出でした。
今年も期待の作品が多く封切られますので楽しみですね。
今年もよろしくお願いします。
>ノルウェーまだ~むさん
映画よりもハーレー旅が羨ましい。
「若おかみは小学生!」はホント皆さんポスターに騙されるんです。
あれは大人にこそ観てほしい名作ですので、是非に。
今年もよろしくお願いします。
確かにその時はインパクトあったのにあれ?という作品もありますよね。
こうして拝見すると実は観ていない作品が多いです^^;
偏ってる私...田舎ゆえ上映なしも多いようで...今年はいろいろなジャンルの作品も観てみたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
こうして拝見すると実は観ていない作品が多いです^^;
偏ってる私...田舎ゆえ上映なしも多いようで...今年はいろいろなジャンルの作品も観てみたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
見逃した作品たくさんあって参考になります。
リメンバー・ミーは今月WOWOWで放送するので絶対見ます!
昨年は変わった作品多かったですけど、時代の流れなんですかね?
今年もたくさん映画見ましょうね!
本年もよろしくお願いいたします。
リメンバー・ミーは今月WOWOWで放送するので絶対見ます!
昨年は変わった作品多かったですけど、時代の流れなんですかね?
今年もたくさん映画見ましょうね!
本年もよろしくお願いいたします。
色彩豊かな秀作が揃っていますね。
未見が多くてこれから見る楽しみが増します。
粒ぞろいの映画がいっぱいな年になりますように。
今年もよろしくお願いします。
未見が多くてこれから見る楽しみが増します。
粒ぞろいの映画がいっぱいな年になりますように。
今年もよろしくお願いします。
ノラネコさんこんばんわ♪明けましておめでとうございます。昨年自分はベスト記事を書かなかったので、コメントのみで失礼させて頂きます(汗
ノラネコさんの基準の忘れられない度で括るならば、自分は上半期が『レディ・プレイヤー1』で下半期が『ボヘミアン・ラプソディ』でした。
前者は本当にサブカルがほぼど真ん中でゲーム好きな視点で見ましてもかなりツボを刺激されて面白かったですし、後者は自分のような熱心なクイーンファンでなくとも興奮しフレディの物語にも感動してと、とても印象に残りました^^
・・ただこう見ますと自分は安定したエンタメや感動モノに手を出す一方でなんか一癖ありそう・・それこ怪作と呼べそうな作品にあまり手を付けなかった風もありますので、今年は食わず嫌いというか・・そういう作品にもちゃんと飛び込むべきなのかなとも思う次第でした^^;
改めて、今年もブログ&ツイッター共々宜しくお願い致します。
ノラネコさんの基準の忘れられない度で括るならば、自分は上半期が『レディ・プレイヤー1』で下半期が『ボヘミアン・ラプソディ』でした。
前者は本当にサブカルがほぼど真ん中でゲーム好きな視点で見ましてもかなりツボを刺激されて面白かったですし、後者は自分のような熱心なクイーンファンでなくとも興奮しフレディの物語にも感動してと、とても印象に残りました^^
・・ただこう見ますと自分は安定したエンタメや感動モノに手を出す一方でなんか一癖ありそう・・それこ怪作と呼べそうな作品にあまり手を付けなかった風もありますので、今年は食わず嫌いというか・・そういう作品にもちゃんと飛び込むべきなのかなとも思う次第でした^^;
改めて、今年もブログ&ツイッター共々宜しくお願い致します。
いつもノラネコさんとキネマ旬報を参考にして、観に行く映画をきめています。
昨年は「しあわせの絵の具・・・・・」をここで見て感動し、友人たちに薦めました~
今年もここを楽しみにしてますので、よろしく!
昨年は「しあわせの絵の具・・・・・」をここで見て感動し、友人たちに薦めました~
今年もここを楽しみにしてますので、よろしく!
2019/01/04(金) 17:27:45 | URL | karinn #NCwpgG6A[ 編集]
昨年はたくさんのTB返送ありがとうございました。
元々クィーンの大ファンだったので、昨年の「ボヘミアン・ラプソディ」は3回鑑賞して、感動して泣いてしまいました。今年もまだロングランで上映しているので、後2回くらいは観たいと思っています。
今年は年末から風邪をひき、持病の入院などで体調がおもわしくないので、映画鑑賞は控えめにしたいと思っています。
それでも、つい同じ作品を鑑賞した方たちと、TBだけでも送りたいと思っています。
今年も宜しくお付き合いください。
元々クィーンの大ファンだったので、昨年の「ボヘミアン・ラプソディ」は3回鑑賞して、感動して泣いてしまいました。今年もまだロングランで上映しているので、後2回くらいは観たいと思っています。
今年は年末から風邪をひき、持病の入院などで体調がおもわしくないので、映画鑑賞は控えめにしたいと思っています。
それでも、つい同じ作品を鑑賞した方たちと、TBだけでも送りたいと思っています。
今年も宜しくお付き合いください。
ノラネコさんこんばんわ♪
明けましておめでとうございます!
今年はアニメがとってもよかったような気がしますが、まだまだ見れてない作品もたくさんあるなって思いながら見ておりました。dvdでチェックします。
今年もよろしくお願いいたします。
明けましておめでとうございます!
今年はアニメがとってもよかったような気がしますが、まだまだ見れてない作品もたくさんあるなって思いながら見ておりました。dvdでチェックします。
今年もよろしくお願いいたします。
こんにちは。ノラネコさんのベスト、楽しみに拝見させていただきました。同じのがある~というのと、あっ、見逃していた…残念!というのとが種々ありましたが、私の中での定番「スリー・ビルボード」と「シェイプ・オブ・ウォーター」が共にランクインしていたのは嬉しかったです。
私も「映画は映画館で観る」選択をなるべくしております。今年もいくつもの箱で良い作品に出会えますよう、そしてブログの方もまた伺わせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
私も「映画は映画館で観る」選択をなるべくしております。今年もいくつもの箱で良い作品に出会えますよう、そしてブログの方もまた伺わせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
>yukarinさん
シネコンのおかげでマシになったとはいえ、地方で色々観るのは大変ですよね。
いい映画が全国で観られますように!
今年もよろしくお願いします。
>maru♪さん
変な、もといユニークな作品が増えたのは、やっぱり映画産業の構造が変化しているのが大きいでしょうね。
外資系配信の参入とか、インパクト大です。
今年もよろしくお願いします。
>AKIRAさん
去年は小粒でピリリと辛い作品が多かったですが、今年は大粒の美味しい映画がみたいですね。
今年もよろしくお願いします。
>メビウスさん
「レディ・プレイヤー1」と「ボヘミアン・ラブソディ」はどちらも世代的にど真ん中なんで、グッとくるものがありました。
まあ「ボヘミアン」がこれほどヒットするとは思わなかったですけど。
今年もよろしくお願いします。
シネコンのおかげでマシになったとはいえ、地方で色々観るのは大変ですよね。
いい映画が全国で観られますように!
今年もよろしくお願いします。
>maru♪さん
変な、もといユニークな作品が増えたのは、やっぱり映画産業の構造が変化しているのが大きいでしょうね。
外資系配信の参入とか、インパクト大です。
今年もよろしくお願いします。
>AKIRAさん
去年は小粒でピリリと辛い作品が多かったですが、今年は大粒の美味しい映画がみたいですね。
今年もよろしくお願いします。
>メビウスさん
「レディ・プレイヤー1」と「ボヘミアン・ラブソディ」はどちらも世代的にど真ん中なんで、グッとくるものがありました。
まあ「ボヘミアン」がこれほどヒットするとは思わなかったですけど。
今年もよろしくお願いします。
>karinnさん
「幸せの絵の具」は年末ベストでも言及されている人が少ないのですけど、優しくて大好きな作品です。
あの夫婦の姿は憧れますね。
今年もよろしくお願いします。
>パピのママさん
それはお大事にしてください。
「ボヘミアン」は私も三度観ましたが、全てエンドクレジット終わるまで退席者ゼロだったのが印象的でした。
見入っちゃいますよね。
今年もよろしくお願いします。
>Nakajiさん
昨年は日本アニメーションの若い世代が大活躍でした。
夏には新海さんの新作もありますし、楽しみですね。
今年もよろしくお願いします
>ここなつさん
「映画は映画館で観る」こともこれからは特別になってゆくのかもしれませんね。
「スリー・ビルボード」や「シェイプ・オブ・ウォーター」のような作品はやっぱりスクリーンで見たいものです。
今年もよろしくお願いします。
「幸せの絵の具」は年末ベストでも言及されている人が少ないのですけど、優しくて大好きな作品です。
あの夫婦の姿は憧れますね。
今年もよろしくお願いします。
>パピのママさん
それはお大事にしてください。
「ボヘミアン」は私も三度観ましたが、全てエンドクレジット終わるまで退席者ゼロだったのが印象的でした。
見入っちゃいますよね。
今年もよろしくお願いします。
>Nakajiさん
昨年は日本アニメーションの若い世代が大活躍でした。
夏には新海さんの新作もありますし、楽しみですね。
今年もよろしくお願いします
>ここなつさん
「映画は映画館で観る」こともこれからは特別になってゆくのかもしれませんね。
「スリー・ビルボード」や「シェイプ・オブ・ウォーター」のような作品はやっぱりスクリーンで見たいものです。
今年もよろしくお願いします。
ノラネコさん、気にかけてくれていつもありがとうございます!笑
来週引っ越しのため(家が)今バタバタで遅れました!
この中ではブリグズビーベアやプーなどが入ってて嬉しいな。
だんだんと交流も減ってきてるのですがたまにコメントいただけて嬉しいです
今年もツイッター合わせてよろしくお願いします♪
来週引っ越しのため(家が)今バタバタで遅れました!
この中ではブリグズビーベアやプーなどが入ってて嬉しいな。
だんだんと交流も減ってきてるのですがたまにコメントいただけて嬉しいです
今年もツイッター合わせてよろしくお願いします♪
2019/01/08(火) 13:40:58 | URL | mig #-[ 編集]
ノラネコさん、今年もよろしくお願いいたします。
「カメラを止めるな!」「菊とギロチン」「ボヘミアン・ラプソディ」は全く文句なしですが、「悪女/AKUJO」「若おかみは小学生!」「生きてるだけで、愛。」「ブリグズビー・ベア」「ペンギン・ハイウェイ」といった、私のお気に入りであまり他所では取り上げられていない作品もランクインしてるのが嬉しいですね。
今年も、すてきな心打つ作品に出合えますように。
「カメラを止めるな!」「菊とギロチン」「ボヘミアン・ラプソディ」は全く文句なしですが、「悪女/AKUJO」「若おかみは小学生!」「生きてるだけで、愛。」「ブリグズビー・ベア」「ペンギン・ハイウェイ」といった、私のお気に入りであまり他所では取り上げられていない作品もランクインしてるのが嬉しいですね。
今年も、すてきな心打つ作品に出合えますように。
>migさん
引っ越しですかー
新年早々気分がリフレッシュできていいですね。
ブリグスビーもプーも作り物のクマって共通点がありますね。
クマと創作は相性がいい?
今年もよろしくお願いします。
>Keiさん
結構クセの強い作品に印象的なのが多かった気がします。
「悪女」なんてバランス的には決して褒められないのですが、あのアクションだけでもうお腹いっぱい、大満足でした。
今年もよろしくお願いします。
引っ越しですかー
新年早々気分がリフレッシュできていいですね。
ブリグスビーもプーも作り物のクマって共通点がありますね。
クマと創作は相性がいい?
今年もよろしくお願いします。
>Keiさん
結構クセの強い作品に印象的なのが多かった気がします。
「悪女」なんてバランス的には決して褒められないのですが、あのアクションだけでもうお腹いっぱい、大満足でした。
今年もよろしくお願いします。
また2年ぶりです。そんで、2年分のブロガーベスト10を、やっと発表できました。
「若おかみ」「ペンギンハイウェイ」「菊とギロチン」「フロリダプロジェクト」・・・見逃してしまったおすすめ映画が多かったですが、近所の映画館が二番館・名画座的なことをやってくれてますんで、明日、「パッドマン」見てきます~。
「若おかみ」「ペンギンハイウェイ」「菊とギロチン」「フロリダプロジェクト」・・・見逃してしまったおすすめ映画が多かったですが、近所の映画館が二番館・名画座的なことをやってくれてますんで、明日、「パッドマン」見てきます~。
>aq99さん
まいどお疲れ様でした〜!
楽しみにしております。
意外な作品が入ってますね〜一位はやっぱこれだろという感じで納得です。
「パッドマン」いい映画です。オススメです。
まいどお疲れ様でした〜!
楽しみにしております。
意外な作品が入ってますね〜一位はやっぱこれだろという感じで納得です。
「パッドマン」いい映画です。オススメです。
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