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2010年08月16日 (月) | 編集 |
人の目は、心の窓とも鏡とも言うが、なるほど本作の登場人物は皆「瞳の奥の秘密」を抱えている。
これは、社会全体に不穏な空気が充満する、1974年のアルゼンチンで起こったある殺人事件によって、人生を狂わせられた人々の四半世紀にわたる心の葛藤を、彼らの瞳から垣間見る様な作品である。
本年度米アカデミー賞、最優秀外国語映画賞受賞作で、アルゼンチン映画としては軍政時代の暗部を描いた秀作「オフィシャル・ストーリー」以来25年ぶりの受賞となった。
長年勤めた刑事裁判所を定年退職したベンハミン・エスポシト(リカルド・ダリン)は、彼の人生を変えることになったある殺人事件を小説にしようと考え、久しぶりに事件当時の判事補でベンハミンの上司だったイレーネ(ソレダ・ビジャミル)を訪ねる。
今では彼女は検事となり、二人の子供の母親にもなっていた。
1974年のブエノスアイレスで、銀行員のリカルド(パブロ・ラゴ)と幸せな新婚生活を送っていた23歳の教師リリアナ(カルラ・ケベド)が惨殺され、ベンハミンは凄惨な現場に衝撃を受ける。
やがて容疑者としてリリアナの幼馴染であるイシドロ(ハビエル・ゴディーノ)という男が浮上し、ベンハミンたちは様々な困難を乗り越えて遂にイシドロを逮捕するのだが・・・・
中南米の映画は、ラテン民族の陽気なイメージとは対照的に、暗い情念を感じさせるヘヴィーな人間ドラマが多いが、これもその一本。
若い女性教師が惨殺された殺人事件を担当した主人公が、25年後の1999年から彼の書いている小説として過去を振り返るという二重の構造となっている。
サスペンスの様でありながら、ラブストーリーの要素もあり、情念渦巻く人間ドラマでもある。
また物語の背景は、軍部によるクーデターが目前に迫る不安の時代で、ある種の歴史劇としての側面もあるのが特徴だ。
映画は、殺人事件の容疑者を巡る捜査の顛末と、ベンハミンのイレーネに対する秘めた恋心、ベンハミンの部下である飲んだくれのパブロとの奇妙な友情が複雑に絡み合って展開する。
ベンハミンは美しく聡明なイレーネを愛しているが、アメリカの一流大学を卒業したエリートの上司に対して、高卒の叩き上げである自分をどこか卑下してコンプレックスを抱いている。
だから彼女が別の男と婚約しても、自分は何も行動する事が出来ないのである。
そんな彼が大きく影響を受けるのが、殺されたリリアナの夫であるリカルドの行動だ。
彼は姿を消したイシドロを探すために、ブエノスアイレスの駅で毎日張り込みを続けている。
リカルドのリリアナへの強い想いに、自分には踏み出す勇気が無い“真実の愛”を見たベンハミンは、イレーネの反対をも押し切り中断されていた捜査を再開する。
そして、パブロの知恵の助けもあって、遂にイシドロを逮捕するのだ。
これで終わりなら、物語はハッピーエンド。
だが、ここから歴史が冷酷に彼らの人生に介入してくる。
本来、暴行殺人で終身刑となるはずのイシドロは、拘留中に得たゲリラの情報を当局に提供した事で無罪放免となり、何とイザベル・ペロン大統領のSPに抜擢される。
当時はカリスマであったファン・ペロン大統領の死去後、後継の妻イザベルが失政を重ねた事で社会が不安定化し、軍と政権との間で緊張が高まっていた時代。
当局が拷問で犯人をでっち上げようとしたり、折角逮捕したイシドロが個人の思惑で簡単に釈放されたりと、ちょっと考えられない様な展開が説得力を持つのも、この1974年という時代故であろう。
ある時代の状況が、個人史としての物語に密接に絡みついているあたり、イ・チャンドンの「ペパーミント・キャンディー」やポン・ジュノの「殺人の追憶」といった韓国映画に通じる部分もある。
そう言えば韓国もアジアのラテン民族と言われるが、その映画文化に歴史のダークサイドが暗い影を落としているあたりも共通するのかもしれない。
権力の側に付いたイシドロと、ベンハミンたちの立場は逆転。
イシドロがベンハミンとイレーネのエレベーターに乗り込み、見せ付ける様に拳銃を取り出して無言の脅しをかけ、イレーネが恐怖と緊張から泣き出してしまうシーンは、状況の変化と登場人物の心理を、最小限の要素で表現した秀逸な演出が光る。
そして何者かによってパブロが殺害される事態に及んで、ベンハミンはブエノスアイレスから脱出し、その後10年を地方で過ごす羽目に陥ってしまうのだ。
この作品を簡潔に表現するなら、25年前に事件の真相もイレーネへの愛も中途半端なままにしてしまったベンハミンが、自らの心に生じた虚空を埋めるために、過去に向き合う物語と言えるだろう。
小説を書くために、イレーネの協力を得て再び事件を追い始めたベンハミンは、自分がブエノスアイレスを去った後に、なぜかイシドロも姿を消した事を知る。
イシドロの行方を探るために、郊外の農園に移り住み、世捨て人の様に暮らすリカルドを訪ねるが、彼は「25年も経った。もう事件を忘れるべきだ」とベンハミンを諭すのである。
この言葉をベンハミンはどうしても本心と信じることが出来ない。
なぜなら、警察が諦めた後も一人犯人を捜し続けたリカルドの姿に“真実の愛”を見たからこそ、ベンハミンはイシドロを逮捕したのであり、それは結果的にベンハミンの人生そのものを変える事になった。
事件を忘れるという事は、封印したイレーネへの想いや自分の身代わりに殺されたパブロへの贖罪という重しを背負ってきた、自らの人生を否定する事に繋がってしまう。
だからこそベンハミンは事件から逃れられないのだ。
自分以上に事件によって心の傷を負ったリカルドが、事件を忘れる事など出来るのか、もし本当に忘れたとしたら、一体どの様にして心の虚空を埋めて25年の時を生きてこられたのか、ベンハミンにはどうしてもわからない。
リカルドの言葉は、いわば物語も終盤へ来てそれまでの流れを全否定するもので、一体どうオチをつけるのだろうと思っていたら、ここからのまさかの展開はさすがに読めなかった。
実はこの部分も某韓国映画をちょっと思い出したのだが、ありきたりなミステリの解決とは異なり、人間の愛の壮絶な深さと切なさを見せ付ける衝撃的なものだ。
そして事件の結末を見届ける事で、ようやく過去から開放されたベンハミンが、未来への一歩を踏み出すラストは、観る者の心に深く長い余韻を残すのである。
本作の監督は、アルゼンチン生まれで、米国で「LAW&ORDER:性犯罪特捜班」や「Dr.HOUSE」などの人気テレビシリーズの監督としても活躍し、母国では劇映画を撮り続けているベテランのファン・ホセ・カンパネラ。
観る者に錯覚を抱かせる様な冒頭の鉄道駅のシークエンスから、非凡なセンスを感じさせるラストカットまで、凝りに凝った映像演出も見もの。
特にイシドロがサッカースタジアムで逮捕されるシーンの、長い長いワンカットは、まるで全盛期のブライアン・デ・パルマの様で、一体どうやって撮ったのかわからないほどだ。
カンパネラはエドゥアルド・サチェリとの共同脚本も兼ねているが、“A”の打てないタイプライターや、寝室のメモなど細かな複線を張り巡らし、後半でそれらを一つずつ丁寧に回収してゆく構成は手際良く、様々な要素が入り混じったヘヴィーな人間ドラマに、適度なユーモアを取り混ぜて、物語に巧みに緩急をつけているのも見事。
オスカー受賞も納得の仕上がりだ。
さて、アルゼンチンと言えば南米のワイン大国。
今回は、映画がかなり重厚な上に、外は真夏なので、観賞後はライトなスパークリングをチョイス。
ボデガ・ノートンの「ブリュット・ロゼ・スパークリング」は、やや甘口でさっぱりとした喉ごしが楽しめる。
この季節にワインを飲もうとすると、やはりこういう系統が美味しく感じる。
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これは、社会全体に不穏な空気が充満する、1974年のアルゼンチンで起こったある殺人事件によって、人生を狂わせられた人々の四半世紀にわたる心の葛藤を、彼らの瞳から垣間見る様な作品である。
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長年勤めた刑事裁判所を定年退職したベンハミン・エスポシト(リカルド・ダリン)は、彼の人生を変えることになったある殺人事件を小説にしようと考え、久しぶりに事件当時の判事補でベンハミンの上司だったイレーネ(ソレダ・ビジャミル)を訪ねる。
今では彼女は検事となり、二人の子供の母親にもなっていた。
1974年のブエノスアイレスで、銀行員のリカルド(パブロ・ラゴ)と幸せな新婚生活を送っていた23歳の教師リリアナ(カルラ・ケベド)が惨殺され、ベンハミンは凄惨な現場に衝撃を受ける。
やがて容疑者としてリリアナの幼馴染であるイシドロ(ハビエル・ゴディーノ)という男が浮上し、ベンハミンたちは様々な困難を乗り越えて遂にイシドロを逮捕するのだが・・・・
中南米の映画は、ラテン民族の陽気なイメージとは対照的に、暗い情念を感じさせるヘヴィーな人間ドラマが多いが、これもその一本。
若い女性教師が惨殺された殺人事件を担当した主人公が、25年後の1999年から彼の書いている小説として過去を振り返るという二重の構造となっている。
サスペンスの様でありながら、ラブストーリーの要素もあり、情念渦巻く人間ドラマでもある。
また物語の背景は、軍部によるクーデターが目前に迫る不安の時代で、ある種の歴史劇としての側面もあるのが特徴だ。
映画は、殺人事件の容疑者を巡る捜査の顛末と、ベンハミンのイレーネに対する秘めた恋心、ベンハミンの部下である飲んだくれのパブロとの奇妙な友情が複雑に絡み合って展開する。
ベンハミンは美しく聡明なイレーネを愛しているが、アメリカの一流大学を卒業したエリートの上司に対して、高卒の叩き上げである自分をどこか卑下してコンプレックスを抱いている。
だから彼女が別の男と婚約しても、自分は何も行動する事が出来ないのである。
そんな彼が大きく影響を受けるのが、殺されたリリアナの夫であるリカルドの行動だ。
彼は姿を消したイシドロを探すために、ブエノスアイレスの駅で毎日張り込みを続けている。
リカルドのリリアナへの強い想いに、自分には踏み出す勇気が無い“真実の愛”を見たベンハミンは、イレーネの反対をも押し切り中断されていた捜査を再開する。
そして、パブロの知恵の助けもあって、遂にイシドロを逮捕するのだ。
これで終わりなら、物語はハッピーエンド。
だが、ここから歴史が冷酷に彼らの人生に介入してくる。
本来、暴行殺人で終身刑となるはずのイシドロは、拘留中に得たゲリラの情報を当局に提供した事で無罪放免となり、何とイザベル・ペロン大統領のSPに抜擢される。
当時はカリスマであったファン・ペロン大統領の死去後、後継の妻イザベルが失政を重ねた事で社会が不安定化し、軍と政権との間で緊張が高まっていた時代。
当局が拷問で犯人をでっち上げようとしたり、折角逮捕したイシドロが個人の思惑で簡単に釈放されたりと、ちょっと考えられない様な展開が説得力を持つのも、この1974年という時代故であろう。
ある時代の状況が、個人史としての物語に密接に絡みついているあたり、イ・チャンドンの「ペパーミント・キャンディー」やポン・ジュノの「殺人の追憶」といった韓国映画に通じる部分もある。
そう言えば韓国もアジアのラテン民族と言われるが、その映画文化に歴史のダークサイドが暗い影を落としているあたりも共通するのかもしれない。
権力の側に付いたイシドロと、ベンハミンたちの立場は逆転。
イシドロがベンハミンとイレーネのエレベーターに乗り込み、見せ付ける様に拳銃を取り出して無言の脅しをかけ、イレーネが恐怖と緊張から泣き出してしまうシーンは、状況の変化と登場人物の心理を、最小限の要素で表現した秀逸な演出が光る。
そして何者かによってパブロが殺害される事態に及んで、ベンハミンはブエノスアイレスから脱出し、その後10年を地方で過ごす羽目に陥ってしまうのだ。
この作品を簡潔に表現するなら、25年前に事件の真相もイレーネへの愛も中途半端なままにしてしまったベンハミンが、自らの心に生じた虚空を埋めるために、過去に向き合う物語と言えるだろう。
小説を書くために、イレーネの協力を得て再び事件を追い始めたベンハミンは、自分がブエノスアイレスを去った後に、なぜかイシドロも姿を消した事を知る。
イシドロの行方を探るために、郊外の農園に移り住み、世捨て人の様に暮らすリカルドを訪ねるが、彼は「25年も経った。もう事件を忘れるべきだ」とベンハミンを諭すのである。
この言葉をベンハミンはどうしても本心と信じることが出来ない。
なぜなら、警察が諦めた後も一人犯人を捜し続けたリカルドの姿に“真実の愛”を見たからこそ、ベンハミンはイシドロを逮捕したのであり、それは結果的にベンハミンの人生そのものを変える事になった。
事件を忘れるという事は、封印したイレーネへの想いや自分の身代わりに殺されたパブロへの贖罪という重しを背負ってきた、自らの人生を否定する事に繋がってしまう。
だからこそベンハミンは事件から逃れられないのだ。
自分以上に事件によって心の傷を負ったリカルドが、事件を忘れる事など出来るのか、もし本当に忘れたとしたら、一体どの様にして心の虚空を埋めて25年の時を生きてこられたのか、ベンハミンにはどうしてもわからない。
リカルドの言葉は、いわば物語も終盤へ来てそれまでの流れを全否定するもので、一体どうオチをつけるのだろうと思っていたら、ここからのまさかの展開はさすがに読めなかった。
実はこの部分も某韓国映画をちょっと思い出したのだが、ありきたりなミステリの解決とは異なり、人間の愛の壮絶な深さと切なさを見せ付ける衝撃的なものだ。
そして事件の結末を見届ける事で、ようやく過去から開放されたベンハミンが、未来への一歩を踏み出すラストは、観る者の心に深く長い余韻を残すのである。
本作の監督は、アルゼンチン生まれで、米国で「LAW&ORDER:性犯罪特捜班」や「Dr.HOUSE」などの人気テレビシリーズの監督としても活躍し、母国では劇映画を撮り続けているベテランのファン・ホセ・カンパネラ。
観る者に錯覚を抱かせる様な冒頭の鉄道駅のシークエンスから、非凡なセンスを感じさせるラストカットまで、凝りに凝った映像演出も見もの。
特にイシドロがサッカースタジアムで逮捕されるシーンの、長い長いワンカットは、まるで全盛期のブライアン・デ・パルマの様で、一体どうやって撮ったのかわからないほどだ。
カンパネラはエドゥアルド・サチェリとの共同脚本も兼ねているが、“A”の打てないタイプライターや、寝室のメモなど細かな複線を張り巡らし、後半でそれらを一つずつ丁寧に回収してゆく構成は手際良く、様々な要素が入り混じったヘヴィーな人間ドラマに、適度なユーモアを取り混ぜて、物語に巧みに緩急をつけているのも見事。
オスカー受賞も納得の仕上がりだ。
さて、アルゼンチンと言えば南米のワイン大国。
今回は、映画がかなり重厚な上に、外は真夏なので、観賞後はライトなスパークリングをチョイス。
ボデガ・ノートンの「ブリュット・ロゼ・スパークリング」は、やや甘口でさっぱりとした喉ごしが楽しめる。
この季節にワインを飲もうとすると、やはりこういう系統が美味しく感じる。

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この記事へのコメント
こんばんは。
ノラネコさんが、どう評されたの?
さっそくやってきました。
あのラストのまさかの展開には、
ほんとうに度肝を抜かれました。
ちょっと、似たような形で
ジャンルが移行する映画に
『彼女が消えた浜辺』というイラン映画があります。
こちらは、別の意味で
まさかの展開。
絶対のおススメです。
ノラネコさんが、どう評されたの?
さっそくやってきました。
あのラストのまさかの展開には、
ほんとうに度肝を抜かれました。
ちょっと、似たような形で
ジャンルが移行する映画に
『彼女が消えた浜辺』というイラン映画があります。
こちらは、別の意味で
まさかの展開。
絶対のおススメです。
仰るとおり、終盤のあのリカルドの台詞を受け入れることはベンハミンの25年間の全否定ですよね。私も「でもそれじゃ落としどころはどうすんだよ?」って思ったのですが、あれはやられました。想像だにしなかったです。
後から思えば、リカルドの「無期懲役に」という台詞は伏線だけれども、見た目上は「だから仮にヤツが目の前にいても私が直接手を下すようなことはしませんよ」という意味で、自動的に伏線を回収してるんですよね。
正直いってうわ~まいったなぁ~って作品でした。
後から思えば、リカルドの「無期懲役に」という台詞は伏線だけれども、見た目上は「だから仮にヤツが目の前にいても私が直接手を下すようなことはしませんよ」という意味で、自動的に伏線を回収してるんですよね。
正直いってうわ~まいったなぁ~って作品でした。
2010/08/17(火) 01:00:28 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
>えいさん
いや~まさかああ来るとは思わなかったですね。
後から考えると、まああれしかないというオチなんですけど。
えいさんが“体調が良い時に”といわれるのもわかる、何とも重い人間ドラマでした。
「彼女が消えた浜辺」もなかなか面白そうな話ですね。
楽しみです。
>KLYさん
真実を見たベンハミンの呆然とした表情が印象的でしたが、観客も皆同じ顔してたと思います。
途中で自供したときに何だか違和感を感じたんですけど、そう言えば、リカルドは何度も死刑はいらないって言ってたなあと。
でもまさかそれをああいう形で繋げているとは!
見事な作品でした。
いや~まさかああ来るとは思わなかったですね。
後から考えると、まああれしかないというオチなんですけど。
えいさんが“体調が良い時に”といわれるのもわかる、何とも重い人間ドラマでした。
「彼女が消えた浜辺」もなかなか面白そうな話ですね。
楽しみです。
>KLYさん
真実を見たベンハミンの呆然とした表情が印象的でしたが、観客も皆同じ顔してたと思います。
途中で自供したときに何だか違和感を感じたんですけど、そう言えば、リカルドは何度も死刑はいらないって言ってたなあと。
でもまさかそれをああいう形で繋げているとは!
見事な作品でした。
2010/08/17(火) 01:11:16 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは★
本当に映画の隅々までよくできていましたね。おそるべしアルゼンチン!
アルゼンチンの社会事情を背景としながらも、最後は人類共通の関心事?愛にもってくるなんて。
『ペパーミント・キャンディ』も素晴らしい映画でした。
本当に映画の隅々までよくできていましたね。おそるべしアルゼンチン!
アルゼンチンの社会事情を背景としながらも、最後は人類共通の関心事?愛にもってくるなんて。
『ペパーミント・キャンディ』も素晴らしい映画でした。
2010/08/17(火) 22:41:05 | URL | 樹衣子 #-[ 編集]
>樹衣子さん
アルゼンチン映画なんて数えるほどしか観た事無いですけど、結構ハードな内容が多い気がします。
歴史の暗部が関わってくると特にそうなりますが、それでいてテーマ的には普遍性があるのが見事です。
細部まで作りこまれた秀作でした。
アルゼンチン映画なんて数えるほどしか観た事無いですけど、結構ハードな内容が多い気がします。
歴史の暗部が関わってくると特にそうなりますが、それでいてテーマ的には普遍性があるのが見事です。
細部まで作りこまれた秀作でした。
2010/08/18(水) 22:35:23 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは☆ノラネコさんん。
面白かったですねー。
中盤からぐいぐい惹き込まれちゃいました。
いろいろと巧かったし、作り込まれてみせ方もうまい、
相棒パブロが、、、、悲し過ぎました、、、、(泣)
ラスト、かなり好きです。
面白かったですねー。
中盤からぐいぐい惹き込まれちゃいました。
いろいろと巧かったし、作り込まれてみせ方もうまい、
相棒パブロが、、、、悲し過ぎました、、、、(泣)
ラスト、かなり好きです。
>migさん
冒頭のミステリアスなシークエンスからぐっと引き込まれました。
色々な意味で上手い映画だなあと思います。
パブロのキャラクターも良かったですね、あの軽いノリがあったから、あんな悲劇的な最後になるとは・・・
しかも最後の最後ので見せた友情に涙しました。
冒頭のミステリアスなシークエンスからぐっと引き込まれました。
色々な意味で上手い映画だなあと思います。
パブロのキャラクターも良かったですね、あの軽いノリがあったから、あんな悲劇的な最後になるとは・・・
しかも最後の最後ので見せた友情に涙しました。
2010/08/21(土) 00:15:40 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
さすがオスカー受賞作!よくできた味のある映画でした。
しかし、イシドロに自供させるイレーネのやり口には驚きでした。男性というのは・・・・・。
リカルドが司法には任せられないという信念で復讐を遂げるところは韓国映画(復讐劇)に似ていますね。
確かに愛する人を犯され殺されたとき、彼女への愛が深ければ死刑などという生易しい仕打ちでは満足できないのでしょう。
ラテン系(東洋のラテンも含む)の人々は熱いですね。
しかし、イシドロに自供させるイレーネのやり口には驚きでした。男性というのは・・・・・。
リカルドが司法には任せられないという信念で復讐を遂げるところは韓国映画(復讐劇)に似ていますね。
確かに愛する人を犯され殺されたとき、彼女への愛が深ければ死刑などという生易しい仕打ちでは満足できないのでしょう。
ラテン系(東洋のラテンも含む)の人々は熱いですね。
2010/08/27(金) 21:11:11 | URL | karinn #9yMhI49k[ 編集]
>karinnさん
いやいや、イレーネの使った手は男なら皆に効く訳ではありませんから(笑
復讐と言えば、やはりパク・チャヌクの復讐三部作を思い出しますが、陽気な民族性の裏にある暗い情念、韓国で言えば恨(ハン)に突き動かされるあたり、こちらも似た印象を持ちました。
リカルドのやった事って「オールドボーイ」ですしね。
映像テクニックが凝りに凝ってるあたりも共通するかな。
いやいや、イレーネの使った手は男なら皆に効く訳ではありませんから(笑
復讐と言えば、やはりパク・チャヌクの復讐三部作を思い出しますが、陽気な民族性の裏にある暗い情念、韓国で言えば恨(ハン)に突き動かされるあたり、こちらも似た印象を持ちました。
リカルドのやった事って「オールドボーイ」ですしね。
映像テクニックが凝りに凝ってるあたりも共通するかな。
2010/08/28(土) 21:54:01 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
偶然、こちらを見つけて、ものすごく映画を見に行きたくなりました。
とても詳しく丁寧に解説してあって、私にも わかりやすくなっていて
ありがとうございました。
私のブログでこちらのことを書いてしまいました。、事後承諾になり
ましたがよろしかったでしょうか。すみませんでした。
残念ながら 事情があり DVDになるのを待つことになりましたが
こちらを知って本当によかったと思いました。ありがとうございました
とても詳しく丁寧に解説してあって、私にも わかりやすくなっていて
ありがとうございました。
私のブログでこちらのことを書いてしまいました。、事後承諾になり
ましたがよろしかったでしょうか。すみませんでした。
残念ながら 事情があり DVDになるのを待つことになりましたが
こちらを知って本当によかったと思いました。ありがとうございました
>香菜さん
良い映画ですよ。
期待しても裏切られることは無いと思います。
やはり日本では馴染みの薄い南米映画という事で、スクリーン数が少ないのは残念です。
うちはリンクフリーなので、書いてもらうのは全然問題なしです。
良い映画ですよ。
期待しても裏切られることは無いと思います。
やはり日本では馴染みの薄い南米映画という事で、スクリーン数が少ないのは残念です。
うちはリンクフリーなので、書いてもらうのは全然問題なしです。
2010/09/01(水) 22:38:40 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
そうそう、あのスタジアムのシーンは本当にどうやって撮ったんでしょうね。
特に最後カメラはゴメスを後ろから追った直後に、今度は彼の顔の前で横向きに倒れてましたからね。
あの緊張感ある映像には痺れましたよ。
特に最後カメラはゴメスを後ろから追った直後に、今度は彼の顔の前で横向きに倒れてましたからね。
あの緊張感ある映像には痺れましたよ。
いやぁ、衝撃的な作品でした。自分も含め多くの人が度肝を抜かれたラストシーンにばかり目がいってしまいますが、その前にしっかりと描かれる「事件に関わってしまった人たちの人生」が濃厚だからこそ、あのラストが生きるのだと思います。ご指摘のように「死刑はいらない」というセリフも効いてます。
この映画を観て、(先進国のほとんどは廃止または停止しているのに)日本になぜ死刑という制度が残り、しかもそれが多数に支持されているのか、そのヒントが分かったような気がしました。死刑を支持する日本人の多くは、「被害者のために」と言いながら「自分がカタルシスを得るために」死刑制度を支持しているのではないか、と。その理由は、犯罪被害者は死刑囚が「いつか突然にやってくる執行日を恐れ、死の恐怖を味わいながら日々を過ごす」ことによって溜飲を下げるのに対し、当事者でない人々は「死刑が言い渡された日と執行された日にザマアミロと思う」ように感じるからです。この違いが理解できるようになったとき、日本は他の先進国に追いつく形で死刑廃止に向けて世論が動き出すのかな、と思いました。(個人的には、ミッテラン大統領が行ったように、信念を持った政治家が一気にやってしまうしかないとも思うのですが)
とにかく、「罪と罰」を扱った映画でこれほどまでに深い理解が監督にあると思えた作品はあまりありません。観て良かったと心から思える映画でした。
この映画を観て、(先進国のほとんどは廃止または停止しているのに)日本になぜ死刑という制度が残り、しかもそれが多数に支持されているのか、そのヒントが分かったような気がしました。死刑を支持する日本人の多くは、「被害者のために」と言いながら「自分がカタルシスを得るために」死刑制度を支持しているのではないか、と。その理由は、犯罪被害者は死刑囚が「いつか突然にやってくる執行日を恐れ、死の恐怖を味わいながら日々を過ごす」ことによって溜飲を下げるのに対し、当事者でない人々は「死刑が言い渡された日と執行された日にザマアミロと思う」ように感じるからです。この違いが理解できるようになったとき、日本は他の先進国に追いつく形で死刑廃止に向けて世論が動き出すのかな、と思いました。(個人的には、ミッテラン大統領が行ったように、信念を持った政治家が一気にやってしまうしかないとも思うのですが)
とにかく、「罪と罰」を扱った映画でこれほどまでに深い理解が監督にあると思えた作品はあまりありません。観て良かったと心から思える映画でした。
>にゃむばななさん
一体どうやって撮ったのかと驚かされますが、案外ああいうのって物凄くアナログなやり方だったりします。
カメラがスタジアムに降りてからは、何となくこうやったのかなとわかるのですけど、空撮から降りてくるところは謎ですね。
>マサルさん
正しく罪と罰そして愛に関する映画でした。
まあ刑罰というのは社会的脅威を取り除くための矯正と、復讐を制度化したものという二つの側面があるのは間違いないですよね。
個人的には死刑制度は廃止すべきと考えますが、アメリカでも州によって廃止されたり復活したりしている様に、なかなかに一筋縄ではいかない問題だと思います。
一体どうやって撮ったのかと驚かされますが、案外ああいうのって物凄くアナログなやり方だったりします。
カメラがスタジアムに降りてからは、何となくこうやったのかなとわかるのですけど、空撮から降りてくるところは謎ですね。
>マサルさん
正しく罪と罰そして愛に関する映画でした。
まあ刑罰というのは社会的脅威を取り除くための矯正と、復讐を制度化したものという二つの側面があるのは間違いないですよね。
個人的には死刑制度は廃止すべきと考えますが、アメリカでも州によって廃止されたり復活したりしている様に、なかなかに一筋縄ではいかない問題だと思います。
2010/10/05(火) 22:31:46 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
コメント,TBをいただいていたのに
お邪魔するのがすっかり遅くなってしまいました。
震災のショックでしばらく何も手につかない状態でした。
被災者ではありませんが心が痛みます。
ノラネコさんは被害はございませんでしょうか・・・
原発問題も一日も早く収束するようにと願っています。
で,この作品ですが
ラストの衝撃は私も「某韓国映画」を思い出しました。
もっと切ない余韻が残りましたが・・・
アルゼンチン映画もなかなかやりますね!
お邪魔するのがすっかり遅くなってしまいました。
震災のショックでしばらく何も手につかない状態でした。
被災者ではありませんが心が痛みます。
ノラネコさんは被害はございませんでしょうか・・・
原発問題も一日も早く収束するようにと願っています。
で,この作品ですが
ラストの衝撃は私も「某韓国映画」を思い出しました。
もっと切ない余韻が残りましたが・・・
アルゼンチン映画もなかなかやりますね!
2011/03/30(水) 01:19:15 | URL | なな #-[ 編集]
>ななさん
今回の震災は、直接被災した人以外にも多くの人の心に傷をのこしました。
私も震災以来地震酔いが続いています。
それでも、未来を向かなければと、毎日気持ちを奮い立たせています。
しかし、不思議な事に震災以来見た映画は傑作揃い、映画の神様の配慮でしょうか。
この映画は去年の作品ですけど、深い人間ドラマはまた味わいたくなります。
今回の震災は、直接被災した人以外にも多くの人の心に傷をのこしました。
私も震災以来地震酔いが続いています。
それでも、未来を向かなければと、毎日気持ちを奮い立たせています。
しかし、不思議な事に震災以来見た映画は傑作揃い、映画の神様の配慮でしょうか。
この映画は去年の作品ですけど、深い人間ドラマはまた味わいたくなります。
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(原題:El secreto de sus ojos)
「う~ん。これは体調がいいときにもう一回、じっくりと観たい…。
そういう手合いの映画だね」
----へぇ~っ。そうニャンだ。
アカデミー賞外国語映画賞受賞とは聞いていたけど、
いったい、どんなお話ニャの?
「それは、比較的簡単?...
2010/08/16(月) 22:42:52 | ラムの大通り
第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルゼンチン映画。25年前の未解決事件をモチーフに小説に書き始めた主人公が、当時に置き忘れた事件の真相に迫ると同時に、とある女性への愛を思い出す。主演はリカルド・ダリン、共演にソレダ・ビジャミル。監督はフアン・...
2010/08/16(月) 23:34:23 | LOVE Cinemas 調布
El Secreto De Sus Ojos◆プチレビュー◆殺人事件が浮き彫りにするのは壮絶な愛と哀しみ。サスペンスとしてもドラマとしても一級の傑作。 【95点】 刑事裁判所を退職したベンハミンは、25年前の未解決事件を題材に小説を書き始める。1974年に起こった残忍な殺人事件は?...
2010/08/16(月) 23:39:39 | 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP
昨日のテレビ番組「嵐にしやがれ」でアニキゲストととして登場されたのが、”乙女なツインズ”のおすぎさんとピーコさんさんだった。その番組の中で、映画評論家のおすぎさんが櫻井翔君に是非観ていただきたいとお薦めしていた映画が、この『瞳の奥の秘密』である。65歳...
2010/08/17(火) 22:32:35 | 千の天使がバスケットボールする
{/hikari_blue/}{/heratss_blue/}ランキングクリックしてね{/heratss_blue/}{/hikari_blue/}
←please click
今年のアカデミー賞外国語映画賞受賞{/m_0151/}
ええもうそれだけの理由で、全く内容も知らないままで観て来ました~
アルゼンチンアカデミー賞17部門ノミネ...
2010/08/19(木) 22:37:08 | 我想一個人映画美的女人blog
アカデミー賞外国映画賞を受賞したアルゼンチン映画。
アルゼンチン映画は二ヶ月くらい前の「アルゼンチンタンゴ伝説のマエストロたち」以来。
だが、アチラは音楽映画なのに対し、こちらは現代劇。
通常触れられない世界の映画をみると、ハリウッド映画や日本映画にな?...
2010/08/22(日) 15:18:42 | 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
瞳の奥の秘密(原題: EL SECRETO DE SUS OJOS/THE SECRET IN THEIR EYES) 328本目 2010-32
上映時間 2時間8分
監督 フアン・ホセ・カンパネラ
出演 リカルド・ダリン(ベンハミン・エスポシト) 、 ソレダ・ビジャミル(イレーネ・メネンデス・ヘイスティングス...
2010/08/23(月) 13:47:02 | メルブロ
刑事裁判所を定年退職したベンハミン(リカルド・ダリン)は、25年前の事件をテーマに小説を書くことにした。
かつての職場を訪ね、当時の...
2010/08/28(土) 15:10:09 | 心のままに映画の風景
評価:★★★★★5つ (僕的主観:★★★★★星5つ) ■見に行った動機・視聴後の感想~ファン・J・カンパネラ監督のエンターテイナーとしての技巧が秀逸 第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルゼンチンを代表する監督ファン・J・カンパネラの作品。マイナーな映
2010/08/29(日) 02:30:06 | 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
2009年:スペイン+アルゼンチン合作映画、フアン・ホセ・カンパネラ監督、リカルド・ダリン、ソレダー・ビジャミル、パブロ・ラゴ、ハビエル・コディノ出演。
2010/08/29(日) 20:38:34 | ~青いそよ風が吹く街角~
EL SECRETO DE SUS OJOS(2009/スペイン・アルゼンチン)【劇場公開】
監督: ファン・ホセ・カンパネラ
出演:リカルド・ダリン/ソレダー・ビリャミル/パブロ・ラゴ/ハビエル・ゴディノ
ブエノスアイレスを震撼させた殺人事件から25年──
未解決の謎を小説にする?...
2010/08/29(日) 22:12:02 | 小部屋日記
闇に葬られた事件を小説にすることで、失われた過去と向き合う男の物語。本年度アカデミー賞で最優秀外国語映画賞を受賞し、アルゼンチンのアカデミー賞でも13部門を制覇。物語:刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、25年前の殺人事件を題材に小説を書こうと決意す...
2010/08/30(月) 13:54:08 | パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ
第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品。判事補佐の職を引退した男は25年前に起きた新妻暴行・殺害事件を小説に書き始めるが......。...
2010/09/01(水) 02:17:00 | アグイジェ.net
スペイン&アルゼンチン
ドラマ&犯罪&サスペンス
監督:フアン・ホセ・カンパネラ
出演:リカルド・ダリン
ソレダ・ビジャミル
パブロ・ラゴ
ハビエル・ゴディーノ
【物語】
刑事裁判所で働いていたベンハミンは、定年を迎え、2...
2010/09/04(土) 13:26:11 | 小泉寝具 ☆ Cosmic Thing
アルゼンチンを舞台に描かれたミステリーベース、でも実は愛の深さを描いた作品と。巷の評判はとってもいい作品です。裁判所を退職し、かつてかかわった事件を小説にしようとしていたベンハミンは、あの頃の女性上司に逢いに行く。事件は25年前の女性暴行殺人事件。一度は誤
2010/09/05(日) 12:01:37 | 黒猫のうたた寝
1974年のブエノスアイレスを襲った残虐な殺人事件を発端に、人間の業をえぐり出すミステリー・ドラマ。
2010/09/06(月) 23:48:06 | 未完の映画評
ちょっと前に見てきたので感想なぞを・・・
刑事裁判所を退職したベンハミンは、残された時間で25年前に
起きた忘れ難い事件をテーマに小説を書くことを決心し、かつての
上司で今は判事補のイレーネを訪ねる。それは1974年、銀行員の
夫と新婚生活を満喫していた女...
2010/09/08(水) 18:47:45 | 国内航空券【チケットカフェ】
ちょっと前に見てきたので感想なぞを・・・
刑事裁判所を退職したベンハミンは、残された時間で25年前に
起きた忘れ難い事件をテーマに小説を書くことを決心し、かつての
上司で今は判事補のイレーネを訪ねる。それは1974年、銀行員の
夫と新婚生活を満喫していた女性
2010/09/08(水) 19:02:24 | 国内航空券【チケットカフェ】
一月に一回開催している、映画を観る会。
今回の作品の選択権は私です。
第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞しているこの作品を選びました。
「海を飛ぶ夢
」等など、この作品の受賞作品は
私の好みのものが多いし、
おすぎさんが褒めていることもあって。
っ?...
2010/09/08(水) 23:52:58 | 映画、言いたい放題!
本年度のアカデミー賞の最優秀外国語映画賞受賞作ということであればぜひ見てみたいと思い、『瞳の奥の秘密』を日比谷のTOHOシャンテに行ってみました。
(1)この映画では、裁判所の書記官のベンハミンと、彼の上司だった判事補イレーネとの時を隔てた愛の物語と、彼ら?...
2010/09/15(水) 05:42:42 | 映画的・絵画的・音楽的
El secreto de sus ojos (2009年) 監督:フアン・ホセ・カンパネラ 出演:リカルド・ダリン、ソレダ・ビジャミル、パブロ・ラゴ、ハビエル・ゴディーノ 今年のアカデミー賞で外国語映画賞を獲得したアルゼンチン映画で、20年以上前の殺人事件に関わった者達の忘れ得ぬ思?...
2010/09/17(金) 00:59:10 | Movies 1-800
アルゼンチンを紹介する記事の中で、パンパスを駆けるガウチョ(牧童)たちが非常に怒りやすく、すぐナイフで刺してくるとあった。情熱的であることは理解できるが、男たちが本当にそんなに短気でなぜ命を軽んじているのか私は知らない。つい150年ぐらい前まではすぐダ?...
2010/09/22(水) 09:06:37 | After the Pleistocene
EL SECRETO DE SUS OJOS
9月25日から、京都でも公開開始されました。数々の賞に輝いた「瞳の奥の秘密」を先日鑑賞して参りました。本国アルゼンチンで封切られた本作は歴史的な大ヒットを記録。34週にわたってロングラン上映されたらしいです。もちろん本国の...
2010/09/30(木) 00:42:26 | 銅版画制作の日々
瞳の奥に秘められたのは愛が隠した正義という名の狂気か、それとも正義を貫けなかった後悔が隠した真実の愛なのか。
第82回アカデミー外国語映画賞に輝いたこのアルゼンチン映画。静かで上質な大人のサスペンスドラマが最後に辿り着く2つの秘密に、まるでビターコーヒー...
2010/10/04(月) 20:23:47 | こねたみっくす
2009年のアルゼンチン映画、「瞳の奥の秘密」(監督:フアン・ホセ・カンパネラ)です。新宿武蔵野館で鑑賞しました。 この映画、今年のアカデミー外国語映画賞を受賞してるということは観賞後に知ったのですが、いやそれも当然と思えるくらいの素晴らしい作品でした。 ミ...
2010/10/05(火) 14:42:30 | Men @ Work
何十年か越しのラブストーリーだったのだね、この話。
2010/10/16(土) 11:44:19 | 或る日の出来事
アカデミー賞の外国語映画賞。
「おくりびと」の受賞で急に気になる。
いままでもいくつか観てきた。
さほど意識して観ていたわけではないが、ここに来て急に気になった。
熊本での上映はまだ先のよう。
先日福岡にでかけた際にKBCシネマで上映中だったのでついつ...
2010/10/23(土) 06:38:28 | おじさん(Age.54)日記By宙虫
年が押し詰まってくると、クリスマス映画が沢山公開される。クリスチャンで無い私にとってあまりぴんと来るものは少ないが、縁起物と見に行くことが多い。まあ、初詣に明治神宮と浅草寺に行く私だから特に矛盾は無いと思っている。
今年の第一弾は恵比寿ガー...
2010/12/03(金) 09:06:36 | フクロウと大理石 黄昏のフクロウ
注・内容に触れています。シークエンス自体についての記載もあり。第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルゼンチンのファン・J・カンパネラ監督による『瞳の奥の秘密』。封印された真犯人。アルゼンチンに
2010/12/09(木) 23:41:09 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
[瞳の奥の秘密] ブログ村キーワードブエノスアイレスを震撼させた殺人事件から25年──未解決の謎を小説にする男に、封印された愛が甦る。瞳の奥の秘密(原題:El secreto de sus ojos)製作...
2011/02/12(土) 10:25:11 | 映画を感じて考える~大作、カルトムービー問わず映画批評
長年勤めた刑事裁判所を退職した男が、25年前の未解決殺人事件をモチーフに小説を書き出すものの、過去の思い出に支配され苦悩するサスペンス・ドラマ。アルゼンチンを代表する名監督ファン・J・カンパネラが1970年代の祖国の姿を背景に、過去と現在を巧みに交差させ、一...
2011/03/28(月) 02:20:58 | サーカスな日々
どれほどの歳月が巡ろうとも,いかなる境遇の変化が起ころうとも変わらないもの,それは秘めたる「情熱」瞳は時に雄弁に語りかける・・・・ 2010年度のアカデミー賞外国語映画賞受賞作品。製作国はアルゼンチン。サスペンスと人間ドラマとラブストーリーが巧みに絡み?...
2011/03/30(水) 01:20:29 | 虎猫の気まぐれシネマ日記
25年の歳月。 情熱。 『A』。
2011/06/12(日) 14:27:15 | 三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常
あらすじ刑事裁判所を引退したベンハミンは、忘れ難いある事件を題材に小説を書き始める・・・。感想ブラジル映画は、何本か観た事あるけどアルゼンチンの映画観るの、初めてかもな...
2011/11/26(土) 08:21:07 | 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...
あらすじ刑事裁判所を引退したベンハミンは、忘れ難いある事件を題材に小説を書き始め
2011/11/26(土) 08:21:25 | 虎団Jr. 虎ックバック専用機
なかなか時間が合わず、とうとう京都シネマで映画のハシゴをしました。
それはそれでけっこう体力が要ります。
今回はそのひとつ、まず<瞳の奥の秘密>から。
09年度アカデミー外国映画賞を受賞したアルゼンチン映画です。
刑事裁判所を定年退職した主人公が25年前に担当したある殺人事件を小説に書こうとしています。
それは、真犯人にはたどり着いたものの、時の政治状況がからみ解決がう...
2014/09/10(水) 16:36:17 | 黄昏のシネマハウス
「瞳の奥の秘密」(西題:Elsecretodesusojos、英題:TheSecretinTheirEyes)は、2009年公開のアルゼンチンのドラマ映画です。フアン・ホセ・カンパネラ監督、エドゥアルド・サチェリ/フアン・ホ...
2016/04/26(火) 01:56:40 | 楽天売れ筋お買い物ランキング
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