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運命じゃない人・・・・・評価額1600円
2005年10月30日 (日) | 編集 |
子供の頃、「刑事コロンボ」が大好きだった。
コロンボって当時の刑事ドラマとしては異色で、いつも犯人が罪を犯す場面から始まるので、謎解きや犯人当ての面白さは無い。
代わりにコロンボと犯人役との丁々発止のやりあいや、重箱の隅をつつくような推理で完全犯罪を崩し、少しずつ犯人の仕掛けたパズルを解いてゆくような面白さがあったんだよね。
さて、「運命じゃない人」は基本的に人も死なないし、スリリングなアクションも無いけど、観ていてなんとなくコロンボを思い出した痛快なサスペンスコメディ。

本筋は、失恋の痛手を引きずる主人公(とってもいい人)が、一夜の恋に落ちるごく小さな物語。
が、主人公にからむ別々の登場人物の視点が加わり、時系列をシャッフルして語られ始めるや、小さなシンプルな物語は、複雑に入り組んだパズルのようなコンムービーという別の顔を見せる。
婚約破棄された不幸な女、幼馴染の探偵、峯不二子風女詐欺師、ヤクザの組長。
こんな面々が、ヤクザの組長の2000万円という大金の行方も絡んで、それぞれの思惑で主人公の夜に関わってゆく。
同じ物語を別々の語り部の視点によって語り、物語を重層的に浮かび上がらせるという手法は、黒澤明監督の「羅生門」で知られるようになり、海外では「Rashomon Case」という法律用語にもなった。
この手法を時系列のシャッフルというスタイルで再構築したのが(それ以前に無いわけではないが)タランティーノで、「運命じゃない人」はある意味タランティーノの子であり、黒澤の孫で、コロンボの甥っ子である、と思う。
これが長編デビューとなる内田けんじは、実は「寅さん」が大好きなのだそうで、なるほどこの会話による展開の上手さは、確かに山田洋二を思わせるものもある。
内田けんじ自身による脚本は、緻密に計算され、良く練られている。
一級と呼ばれるサスペンス映画が常にそうであるように、この作品も脚本の良さがストレートに出て、推理小説のような複雑な構造の物語が、登場人物たちの軽妙な会話を繋ぎとしてサクサクと気持ちよく展開してゆくのだ。
低予算を逆手にとり、登場人物と舞台を絞りこんだのも見事。
首都圏ではもう終わってしまったが、地方はこれから公開される地域も多いので、機会があれば是非ご覧あれ。
老若男女誰にでもお勧めできる快作だ。

こんな洒落た映画に似合うのはワイン。
内田監督が映画を学んだカリフォルニアと映画にちなんでCOPPOLAの"SOFIA"をお勧め。
今や映画監督としてよりワイナリーのオヤジと化してるフランシス・コッポラが、娘の名前をつけてしまったお祭りスパークリングワイン。
ワインというよりアルコール入りの清涼飲料水って感じで軽く飲めて、なかなか美味しい。

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