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「まんが日本昔ばなし」のこと
2005年11月03日 (木) | 編集 |
いや、「ストーリーテラー」の話をしたから昔話つながりって訳じゃないんだけどさ・・・

今、「まんが日本昔ばなし」が、ゴールデンで再放送されている。
しかも今までビデオにもDVDにもなっていない、70年代の初期作品だ。
まあ私的には、今回の放送は来年当たりにDVD全集を発売する布石ではないかと思っているのだが、なんにせよ再び観られるのはありがたい。

リアルタイムで観ていた子供の頃には別になんとも思わなかったのだが、よく考えるとこのシリーズは世界のアニメ史上でも例のない超アヴァンギャルドな作りをしていた。
まず30年前にテレビアニメに声優ではなく俳優を起用しているだけでも珍しいのに、たった二人の役者に全てのキャラクターを演じ分けさせるというアイディア。
一応セルアニメが基本ではあるが、物語によっては切絵や影絵、水彩画や版画タッチまで使う表現の自由さ。
芝山努、りんたろう、杉井ギサブローと言った個性溢れる監督たちが、ある意味やりたい放題やったこれらは、今観ても十分斬新で、まあ毎週毎週芸術実験アニメを放送していたようなもんだ
それを20年間に約千本・・・マヂで頭が下がります。

デジタル技術の発達で、表現自体の幅は当時よりずっと広がっているのに、テレビで放送されてるアニメは、無難な漫画が原作の物か、深夜のヲタク向けロボ&萌系ばかり。
案外こういう個性的な作品は出てこない。
実にもったいない話である。
こう言う作品は、今こそ積極的に海外に出したら良いのではないかと思う。
それこそ外務省が買い付けて、映画祭でセレクション上映をしたり、図書館に貸し出したりしたらいいのではないか。
ジャパニーズアニメはミヤザキだけではない事を知らしめ、世界中のクリエイターに刺激を与えるだろう。

そう言えば杉井ギサブロー監督の「あらしのよるに」が正月映画として公開される。
この人も虫プロの異色作「どろろと百鬼丸」から「タッチ」の様な軽妙な佳作、重厚な「銀河鉄道の夜」まで変幻自在の人だ。
劇場用映画としては99年の「スーパードール★リカちゃん リカちゃん絶体絶命!ドールナイツの奇跡」(なんちゅうタイトルだ・・・)以来6年ぶりとなる。
還暦を迎えて作るこれは、いったいどんな世界になっているのか、結構楽しみにしているのだ。

さて今週末は映画を観てお酒を呑むつもりです。
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杉井作品はいつも音楽が良いです

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