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ALWAYS 三丁目の夕日・・・・・評価額1400円
2005年11月17日 (木) | 編集 |
この映画を観ていて「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を思い出した。
「昭和」に限りないノスタルジーを感じ、思い出の世界こそ理想と考える一団が、古き良き「昭和」の世界を再現したテーマパークを作り、町中の大人たち洗脳してその中に引篭もろうとする。
もちろんその「昭和」とは、思い出の中の理想だけを抽出した虚構の世界だ。
しんちゃんたちは、このままでは自分たちの未来まで過去に奪われてしまうと、大人たちの野望を阻止するために立ち上がる。

しんちゃんに出てくる物ほど後ろ向きでないが、まあ「ALWAYS 三丁目の夕日」を一言で言えば「映像で観る昭和30年代テーマパーク」となるだろう。
平成生まれの人も増えているが、現在の日本人の大半を占める昭和生まれにとって、この映画は心のどこかに大切にしている思い出の世界を、若干理想化してリアルに見せてくれる。

西岸良平の原作は既に50巻を越えている膨大な物だから、全てを映像化するのは不可能。
そこで映画版は、原作でもメインで登場する二つの家族に的を絞っている。
一つ目は、夕日町三丁目で小さな自動車修理工場「鈴木オート」を営む、鈴木夫妻と一人息子の一平の一家。
二つ目は、駄菓子屋をやりながら芥川賞を狙う偏屈な小説家の茶川さんだ。
物語は昭和33年春、鈴木オートに集団就職で青森から上京した六子がやって来る所から始まる。
同じ頃、茶川さんの所には親に捨てられた少年、淳之助が転がり込む。
映画はこの二つの家族を中心に、日常で起こる細かな事件を描写しながら、昭和33年という時代を再現してゆく
集団就職、テレビ、力道山、電気冷蔵庫、駄菓子屋・・・時代を彩るキーワードが散りばめられ、それら全てがキラキラと輝く未来への希望だ。
夕日町は、当時の日本を凝縮した町であり、傍らにそびえる建設中の東京タワーが未来へと上昇する日本を象徴している。

監督は「ジュブナイル」「リターナー」の山崎貴。
この人はVFXの出身だけあって、映像の力をよく判っている。
「ALWAYS 三丁目の夕日」主役は堤真一でも吉岡秀隆でも小雪でもない。
VFXと凝った美術で緻密に再現された「昭和33年の東京」圧倒的なビジュアルである。
単にリアルなだけでなく、日本人の心の琴線に触れるような理想化された昭和の世界。
誰もがノスタルジーを感じ、行ってみたくなるような夕日町三丁目は、正しく「クレヨンしんちゃん」に出てきたテーマパークそのものだ。
VFXを担当した白組は、限られた時間の中で素晴らしい仕事をしたと思う

残念なのは、ストーリーテリングが明らかにビジュアルに負けている事。
もっとも原作からして、日常の淡々とした世界を切り取るようなスタイルで描かれている世界だから、物語的なダイナミズムは与えにくいのだけど、だとしたらもう少し物語を整理してコンパクトに纏めるべきだった
上映時間133分はさすがに長すぎる。
正直言って、私は中盤で中ダレを感じて少し退屈した。
内容的にも110分前後に纏められる話だと思う。

とは言っても、クリスマスから大晦日までのクライマックスの展開はなかなかだし、「三丁目の夕日」を具現化したラストではウルウル来た
原作とは登場人物の設定は少し変わっているものの、エピソードやキャラクターのツボは抑えられているので、原作ファンでも納得できるだろう。
なつかしの東京絵巻を観ているだけでも結構楽しめるんで、決して嫌いな映画ではないです。

それにしても、今の十代とかがこの映画を観るとどんな感覚なのかな?
私も昭和30年代は生まれてないけど、物心ついた昭和40年代後半の地方都市には、まだ少しこの映画の世界が残っていた気がする
数は少なかったけど、町にはまだオート三輪が走ってたし、路地は未舗装だったし、高層ビルもほとんど無かった。
コンビニは影も形も無く、子供達がたむろするのは近所の駄菓子屋だった。
だから何となくノスタルジーを感じる事ができるけど、もっと若い人には完全な異世界なのかなあ?
そういえば、この映画は50代の観客がやたらと多いのだそうだ。
なんかナットク・・・

この映画に付け合せるのは、カストリ焼酎・・・と言いたいとこだけど、さすがに健康にヤバイ(笑
焼酎の「ホッピー」割りでどうでしょう。
キンキンに冷やしたホッピーと甲種焼酎(安物でOK)を7:1で豪快に注ぐ。
氷は入れてはいけない。かわりにジョッキもキンキンに冷やしておく事。
今でも下町の小さな居酒屋さんだと定番メニューであるのが嬉しい!
銭湯の帰りとかに一杯やると最高。
平成にしっかりと生き残ってる昭和だね。

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