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サンクスギビング(感謝祭)と映画 「エイプリルの七面鳥」
2005年11月20日 (日) | 編集 |
先日、在米の友人とネットでやり取りしていて、「そう言えばもうじきサンクスギビングだよ」という話になった。
サンクスギビング=感謝祭は、クリスマスやハロゥインほどビジネスに結びつかないせいか、あんまり日本では知られていないが、アメリカではクリスマスの次に重要な行事だ。
11月の第四木曜日から日曜日に掛けての週末は4連休となり、学生達は皆実家に帰り、遠く離れた親類縁者とこの日だけは集まるという家も多い。
どうも日本では感謝祭復活祭と混同して、キリスト教の祭りだと思っている人もいるみたいだが、全然関係ない。
17世紀に新大陸に渡ってきた移民たちが、厳しい自然の中で全滅の危機を迎えた時、ネイティブアメリカン達によって食料と新大陸での生活の知恵を教えられ、生き延びる事が出来た事に由来している。
元々は食料を与えてくれたネイティブアメリカンに感謝を捧げた祭りだったのが、いつの間にか、日々満ち足りた暮らしを出来る事への感謝を捧げ、家族で集まってご馳走を食べる日として定着した物だ。
私も留学生だった頃は、サンクスギビングになると在米の親戚の家で七面鳥をパク付いたものだ。

「そう言えばサンクスギビングを扱った映画って意外と少ないね」
「やっぱり家族で集まってご飯食べるだけだから、ドラマチックにはなりにくいんじゃない?」
「でも、だからこそ作れるお話もあるよ」
「じゃあサンクスギビング映画ってどんなのがある?」

そういわれて考えてみると、確かにあんまり思い浮かばない。
まあ最近の映画ではジョディ・フォスター監督の「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ」やバート・フレインドリッチ監督の「家族という名の他人」くらいか?
この二本はどちらもサンクスギビングの食卓を舞台に、それぞれに葛藤を抱えた家族が久々に集まる事で生まれる人間ドラマだ。
「サンクスギビング」=「家族が久々に集まって一緒にご飯を食べる日」という基本設定を忠実に生かしたドラマ構成で、どちらも見ごたえがある。
あと祝日という祝日をギャグにしてしまうナショナルランプーン・シリーズに「ナショナルランプーン サンクスギビング・デイ」というのもあった。
これはあるファミリーが、何年も会ってない親戚にサンクスギビングの食卓に招かれるのだが、行ってみると親戚の家族は皆変人(というか変態)揃いだったというコメディ。
まあナショナルランプーン系のコメディが好きという人にしかお勧めできない。

ん、サンクスギビングにまつわる映画でアレを忘れていました。
「エイプリルの七面鳥」
主演は最近何かと話題のケイティ・ホームズで、監督はこれがデビュー作となるピーター・ヘッジス。
この映画がユニークなのは、「食卓で起こるドラマ」ではなくて、「食卓に至るまでのドラマ」であるという点だ。

ニューヨークの下町に住むエイプリルは、もう何年も家族と疎遠だ。
郊外の住宅地に住む典型的な中流家庭であるエイプリルの家族も、問題児である彼女と関わりあいになりたくないと思っている。
ところが、エイプリルは仲の悪い家族の中でも、特に衝突してきた母親が癌に侵されている事を知り、彼女の好物である七面鳥の丸焼きを作ってサンクスギビングにご馳走する事を決意する。


こうしてサンクスギビングの日、郊外からニューヨークのエイプリルのアパートへ向かう家族の物語と、アパートで慣れない七面鳥料理に悪戦苦闘するエイプリルの物語が同時進行的に描かれるのだ。
アパートへ向かう家族の物語は、典型的なロードムービーの様相を見せる。
彼らは車という閉鎖空間の中で、普段顧みない過去の記憶と向き合う事で、憎しみのうちに封印してきた家族の絆を思い起こすのだ。
衝突してきた母親は、古ぼけた記憶の奥に閉じ込めてきたエイプリルへの愛を取り戻す

同じ頃、アパートではエイプリルが戦っている
彼女は七面鳥という食材と戦い、肝心のオーブンが壊れているという現実と戦い、もうじき家族がやってくるという時間と戦う。
そんなエイプリルの戦いに手を貸すのは、人種も背景も異なるアパートの住民達。
エイプリルの物語は寓話的で、まるでメイフラワー号の移民たちと、彼らの生きるための戦いに手を貸した、ネイティブアメリカンたちの物語の再現のようにも見える。

こうして二つのタイプの違う物語が交互に描かれて行き、エイプリルと家族が再会する時には、感謝祭のご馳走の様にドラマは仕上がっているのだ。
脚本の巧みさとデビュー作とは思えない老練な演出で、かなり満腹感の得られる「エイプリルの七面鳥」は、私のサンクスギビング映画のイチオシかな。

ちなみに私は七面鳥の丸焼きも好きだけど、翌日のランチに食べる前日の食べ残しのコールドターキーサンドイッチの方がどっちかっていうと好きだった。
七面鳥って美味しいけど、肉としては結構淡白なんだよね。

感謝祭ではあまりスポットが当たらないお酒だけど、一応定番として「ホット・ターディー」というのがある。
レシピは家々で違うのだが、基本は暖めたアップルサイダーにラム酒やスパイスを加えたもの。
中にはウィスキーを使ったり、アップルじゃなくてレモンジュースを使うなんて人もいる。
まあ体があったまるアメリカの熱燗みたいなものかな?
最近では解禁日が近いので、ボジョレ・ヌーヴォーを買って感謝祭に開けるって人も多いみたい。

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