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PROMISEプロミス/無極・・・・・1200円
2006年02月12日 (日) | 編集 |
「さらば、我が愛~覇王別姫」のチェン・カイコー監督が、真田広之、チャン・ドンゴン、ニコラス・ツェー、セシリア・チャンといったアジアのスター大集合で作ったファンタジー大作。
中国映画伝統の武侠物に、「ロード・オブ・ザ・リング」的な無国籍ファンタジーの風味をミックスした様な世界観を持つ。
その世界は出演者の国籍の如く、中国に日本や韓国をチャンポンしたような感じで、微妙にスターウォーズチック(SWも東洋趣味入ってるから)なのが可笑しい。

何時でもない、何処でもない、アジアに似た世界。
戦場の屍から食料を漁る少女・傾城は、この世界を作った創造者・満神と契約を結ぶ。
この世で望む物全てを与える、ただ一つ、真実の愛以外なら。
20年後、絶世の美女となった傾城は、契約の通り王妃の座にいた。
そのころ、伝説の甲冑を纏う光明大将軍は、王城を包囲する北方の侯爵・無歓の撃退を命じられる。
異常な俊足を持つ奴隷・崑崙と共に王城を目指した光明だが、刺客との戦いで負傷してしまう。
光明は身代わりとして崑崙に甲冑を着せ、王城へと向かわせるのだが、崑崙は逆上した王が傾城を殺害するのを止めようとして、王を殺してしまう。
傾城は仮面を被った崑崙を光明だと信じ、愛を誓うのだが、一方で光明は王殺しの犯人として追われる事になる
果たして傾城は永遠の愛を得る事ができるのだろうか・・・・


井筒監督風に言えば、「なんやらよう判らん映画」だ。
たぶん、この映画はもの凄くアバウトなプロットがあり、それをベースにコンセプトアートが描かれ、そのコンセプトアートの世界が余りにも魅力的だったので、ひたすらその画を再現するという演出ベクトルで作られた映画だ。
物語はプロット段階で練られた形跡が無く、そのままいきなりシナリオ化したようなスカスカな代物。
ディティールも突っ込みどころ満載なのだが、まず幹になる物語が無いのだ。
一応、神と取引した美女を巡る三人の男たちのドラマというのがベースだが、それぞれの男が何をしたいのか判らない。
光明大将軍は、突然なんの脈略も無しに愛欲に溺れるダメ男にしか見えないし、奴隷・崑崙はラブストーリーがやりたいのか、自分のルーツ探しがやりたいのかはっきりしない。
悪の侯爵・無歓も、とりあえず傾城が欲しいのは判ったが、それ以外の行動原理がサッパリ不明だ。
一応、冷酷無比な悪役なのだが、その悪の心で何がやりたいのか、どういう存在になりたいのか判らない。
「サウロンやヴォルデモート卿の目的意識の高さを見習え!」と言いたくなる。
三人のキャラクターの対立構図がハッキリせず、全員が行き当たりばったりで行動してる様にしかみえないのだ。
「ロード・オブ・ザ・リング」並に、全く架空の世界を創造してまでしてやりたかった事は、結局一人の女を巡る痴話喧嘩ってのも、何だか脱力してしまう。
チェン・カイコーという人は「さらば、我が愛~覇王別姫」の様に、脚本がバッチリ決まると非凡な演出力を発揮するが、脚本家としては大味で必ずしも一流ではない様だ。
確かチャン・イーモウが「英雄~HERO」を作った時に、ビジュアルだけで中身が無いと批判してたのはこの人だったと思うが、その言葉そっくりそのまま自分で噛み締めるよ~に。

しかしこの作品の場合、全ての拘りは明らかにビジュアルに向いているので、その点においては見ごたえがある。
CGに多少荒い部分もあるものの、東洋的な様式美を持った美術、殺陣はユニークで、西洋のファンタジーとは一線を画すイメージを作り出すことに成功している。
ただちょっと漫画チック過ぎる部分もあって、やりすぎて失笑寸前の所もあるんだけどね。
だって真田広之なんてでっかい金色の玉二つ使って、サイヤ人みたいに戦うんですぜ(笑
崑崙の走りはまるで8マンフラッシュみたいだし、狙ってやってたらお茶目だとは思うけど、マニアック過ぎでしょ。
ビジュアルは確かに面白いけど、ぶっ飛びすぎて、例えば「グリーン・デスティニー」にあった様な東洋的な情感まで薄味になってしまっているのはちょっと残念だ。

全体に、この手の武侠物やファンタジー映画の好きな人が観れば、それなりに楽しめると思うが、後に残る物は何も無い。
まあ個人的には、最近ヘビーな映画を立て続けに観て心が疲れてたんで、そういう意味では何も考えずに観られて良かった。

付け合せはねえ・・・・間違っても高級紹興酒とかじゃないだろうし、カクテルの「クーニャン」あたりかな。
ピーチリキュールのクレーム・ド・ぺシェとウーロン茶を1:2の比率でステア。
果実香が楽しめる、軽いカクテル。
スライスレモンを付けてね。

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