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2006年03月23日 (木) | 編集 |
アカデミー賞を受賞したとは言え、観る前はちょっと心配だった。
アードマンが初めて米メジャーと組んだ前作の「チキンラン」は、それなりに良く出来てはいたものの、慣れない長編である事を過剰に意識した脚本で、いつものような歯切れの良さが見えなかった。
しっかりとした起承転結のストーリーラインを作り、その中でお得意のギャグやアクションを見せようとしたのだが、キッチリ作った物語が逆に枷となってしまい発想が飛躍せずに萎縮してしまっていた。
その反省か、今回は長さこそ80分を越えるが、ストーリーラインはそれほどしっかりとした物ではなく、むしろ小技を繋いで客を飽きさせないという短編的な作りに戻った。
結果的に、これは大正解!
小気味良いテンポでギャグが決まり、子供はもちろん大人が見ても十分に楽しめる85分だった。
ちょっと間抜けな発明家のウォレスと忠犬グルミットは、ウサギ駆除会社を作って大忙し。
街は恒例の「巨大野菜コンテスト」に向かって盛り上がっており、野菜を荒らすウサギが頭痛の種だったのだ。
だがウサギがあまりにも増えてしまったために、ウォレスはウサギを野菜嫌いにする機械を作り、自らが実験台となる。
ウォレスの「野菜嫌い」とウサギの「野菜好き」の心を交換するのだ。
途中で機械が暴走するアクシデントはあったが、実験は成功。
ウサギは野菜嫌いになって、かわりにウォレスが野菜好きとなった。
ウサギ被害から解放されて、コンテスト主催者のレディ・トッティントンさんも大喜び。
しかし、その夜から街に巨大なウサギの怪物が出没するようになる・・・・
原題は「Wallace & Gromit in The Curse of the Were-Rabbit(ウサギ男の呪い)」。
ピンと来る人もいるだろうが、このタイトルは英ハマー・プロの名作「The Curse of werewolf(吸血 狼男)」や「The Curse of Frankenstein(フランケンシュタインの呪い)」のパロディで、映画全体がちょっとクラッシックな英国ホラーのオマージュで溢れている。(時節柄「キングコング」なんかも入ってる)
58年生まれのニック・パーク監督(スティーブ・ボックスと共同監督)にとっては、子供の頃テレビで震えながら観た作品の映画的記憶だろう。
「チキンラン」ではハリウッド大作の「大脱走」をパロディにしていたが、こんなところにも原点回帰が見られる。
結果的に作りなれた自分のスタイルに戻った事が良かったのだろう。
前記したように映画の作りとしては、短編的だ。
一応全体としてのストーリーラインはあるが、それほどカッチリしたものではなく、物語としてはかなりゆるい。
かわりに話があっちこっちに飛び、その場面場面でアイディア抜群の見せ場がふんだんに仕掛けられている。
お客はなんとな~く観てるうちに、ギャグに爆笑し、キャラの愛らしさを楽しみ、アクションに手に汗握り、何時の間にか終わっている。
小技の連続なので集中力も要らず、その意味で小さな子供にとっても映画館でおとなしく見ていられる作品だろう。
実際春休み中で場内の半分は子供だったが、やかましくおしゃべりしたり、走り回る子もおらず、皆楽しそうに画面に見入っていた。
セルやCGでは絶対出せない、独特のキャラクターアニメの魅力は今回も満載。
お馴染みウォレスとグルミット以外にも、野菜マニアで心優しいレディ・トッティントンさんや、彼女に恋するイヤミなハンターのヴィクター、何故か怪物退治グッズをコレクションしてる変な神父さんなど、楽しい登場人物が満載だ。
一番キャラが立ってるのはウジャウジャでてくるブタ鼻のウサギたちで、とぼけた表情も可愛くて、三十過ぎのオッサンでも思わず人形が欲しくなる。
温かみのあるクレイアニメの映像は、刺激的な日本のアニメになれた子供達にも十分アピールしただろう。
まあテーマ的に深いものは無いし、85分と程よい短さなので満腹感もそこそこだが、精神的に心地よい「遊びの時間」を提供してくれる良作だ。
たぶん同じくらいのボリュームの作品二本立てだと、ちょうどお腹一杯になるんだけどな。
この腹八分目感が、映画館を出た人に旧作のDVDを買わせる手だとしたら大した物だ。
関係ないけどこの映画のウサギ男見てて、手塚治虫の短編ホラー漫画「ウォビット」を思い出したのは私だけだろうか。
漫画の顔はもっと怖いけど、そっくりだったよ。
さてさて、見終わって気分はライトなブランチでもって感じなんだが、キッズアニメでお酒を選ぶのは難しい。
ここはちょっと変則。
私がたまに行くレストランのデザートメニューなんだけどね。
アイスクリーム1スクープの回りに、グレープ風味のヨーグルトを敷き、大さじ2~3程度の「ルジェ クレーム カルテット」をソースとして注ぐ。
口の広いシャンパングラスなんかに盛り付けるとお洒落。
この程度の量で酔いはしないけど、甘味が引き出されて美味いよ。
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ルジェ クレーム カルテット 700ml ¥2034

こんなのもありました。カーアクセサリー色々。
アードマンが初めて米メジャーと組んだ前作の「チキンラン」は、それなりに良く出来てはいたものの、慣れない長編である事を過剰に意識した脚本で、いつものような歯切れの良さが見えなかった。
しっかりとした起承転結のストーリーラインを作り、その中でお得意のギャグやアクションを見せようとしたのだが、キッチリ作った物語が逆に枷となってしまい発想が飛躍せずに萎縮してしまっていた。
その反省か、今回は長さこそ80分を越えるが、ストーリーラインはそれほどしっかりとした物ではなく、むしろ小技を繋いで客を飽きさせないという短編的な作りに戻った。
結果的に、これは大正解!
小気味良いテンポでギャグが決まり、子供はもちろん大人が見ても十分に楽しめる85分だった。
ちょっと間抜けな発明家のウォレスと忠犬グルミットは、ウサギ駆除会社を作って大忙し。
街は恒例の「巨大野菜コンテスト」に向かって盛り上がっており、野菜を荒らすウサギが頭痛の種だったのだ。
だがウサギがあまりにも増えてしまったために、ウォレスはウサギを野菜嫌いにする機械を作り、自らが実験台となる。
ウォレスの「野菜嫌い」とウサギの「野菜好き」の心を交換するのだ。
途中で機械が暴走するアクシデントはあったが、実験は成功。
ウサギは野菜嫌いになって、かわりにウォレスが野菜好きとなった。
ウサギ被害から解放されて、コンテスト主催者のレディ・トッティントンさんも大喜び。
しかし、その夜から街に巨大なウサギの怪物が出没するようになる・・・・
原題は「Wallace & Gromit in The Curse of the Were-Rabbit(ウサギ男の呪い)」。
ピンと来る人もいるだろうが、このタイトルは英ハマー・プロの名作「The Curse of werewolf(吸血 狼男)」や「The Curse of Frankenstein(フランケンシュタインの呪い)」のパロディで、映画全体がちょっとクラッシックな英国ホラーのオマージュで溢れている。(時節柄「キングコング」なんかも入ってる)
58年生まれのニック・パーク監督(スティーブ・ボックスと共同監督)にとっては、子供の頃テレビで震えながら観た作品の映画的記憶だろう。
「チキンラン」ではハリウッド大作の「大脱走」をパロディにしていたが、こんなところにも原点回帰が見られる。
結果的に作りなれた自分のスタイルに戻った事が良かったのだろう。
前記したように映画の作りとしては、短編的だ。
一応全体としてのストーリーラインはあるが、それほどカッチリしたものではなく、物語としてはかなりゆるい。
かわりに話があっちこっちに飛び、その場面場面でアイディア抜群の見せ場がふんだんに仕掛けられている。
お客はなんとな~く観てるうちに、ギャグに爆笑し、キャラの愛らしさを楽しみ、アクションに手に汗握り、何時の間にか終わっている。
小技の連続なので集中力も要らず、その意味で小さな子供にとっても映画館でおとなしく見ていられる作品だろう。
実際春休み中で場内の半分は子供だったが、やかましくおしゃべりしたり、走り回る子もおらず、皆楽しそうに画面に見入っていた。
セルやCGでは絶対出せない、独特のキャラクターアニメの魅力は今回も満載。
お馴染みウォレスとグルミット以外にも、野菜マニアで心優しいレディ・トッティントンさんや、彼女に恋するイヤミなハンターのヴィクター、何故か怪物退治グッズをコレクションしてる変な神父さんなど、楽しい登場人物が満載だ。
一番キャラが立ってるのはウジャウジャでてくるブタ鼻のウサギたちで、とぼけた表情も可愛くて、三十過ぎのオッサンでも思わず人形が欲しくなる。
温かみのあるクレイアニメの映像は、刺激的な日本のアニメになれた子供達にも十分アピールしただろう。
まあテーマ的に深いものは無いし、85分と程よい短さなので満腹感もそこそこだが、精神的に心地よい「遊びの時間」を提供してくれる良作だ。
たぶん同じくらいのボリュームの作品二本立てだと、ちょうどお腹一杯になるんだけどな。
この腹八分目感が、映画館を出た人に旧作のDVDを買わせる手だとしたら大した物だ。
関係ないけどこの映画のウサギ男見てて、手塚治虫の短編ホラー漫画「ウォビット」を思い出したのは私だけだろうか。
漫画の顔はもっと怖いけど、そっくりだったよ。
さてさて、見終わって気分はライトなブランチでもって感じなんだが、キッズアニメでお酒を選ぶのは難しい。
ここはちょっと変則。
私がたまに行くレストランのデザートメニューなんだけどね。
アイスクリーム1スクープの回りに、グレープ風味のヨーグルトを敷き、大さじ2~3程度の「ルジェ クレーム カルテット」をソースとして注ぐ。
口の広いシャンパングラスなんかに盛り付けるとお洒落。
この程度の量で酔いはしないけど、甘味が引き出されて美味いよ。

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