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ファイナル・デッドコースター・・・・・評価額1400円
2006年09月18日 (月) | 編集 |
ザ・悪趣味。
事故の予知によって死を免れたティーンたちが、執拗に追ってくる「死を実行しようとする力」によって、凝りに凝った殺され方をするスプラッターホラーのシリーズ第三弾。
第一作「ファイナル・デスティネーション」の飛行機事故、第二作「デッドコースター」の大規模交通事故に続いて、今回は何とジェットコースター事故。
前作の「Final Destination2」に「デッドコースター」という邦題をつけた担当者は、どうやら映画の主人公並の、予知能力の持ち主の様だ。(もしかしたら、映画の方が邦題からインスピレーションを得たのかもしれないが)

高校の卒業イベントで、遊園地にやってきたウェンディ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、乗るはずだったジェットコースターの事故を予知してしまう。
恐怖に駆られたウェンディは、悲鳴を上げてジェットコースターを降りるが、その直後に実際にジェットコースターは大事故を起こす。
ウェンディと一緒に、数人がジェットコースターを降りて難を逃れたが、そのうちの二人が日焼けサロンの不可解な事故で死亡。
ウェンディと、同じく生き残ったケビン(ライアン・メリマン)は、数年前にも同じように予知で事故から逃れたものの、後から生き残り全員が不可解な死を遂げた事件の存在を知り、自分たちにも死が迫っているのではないかと考える。
ウェンディは、事件当日撮った写真の中に、「死のヒント」が隠されている事を発見するのだが・・・


ホラー映画で、「死の予兆」という物を最初にビジュアル的に表現して、恐怖演出に取り入れたのは76年版の「オーメン」(タイトル自体が「予兆」という意味)が最初ではないかと思う。
あの映画では、カメラマンが死の予兆を写真に撮り、その予兆通りの死に様を見せることで、悪魔の強大な魔力と執拗さを表現していて、写真によって予告された死が、いかにして登場人物を襲うのかというギミックが大きな見せ場となっていた。
言ってみれば、このシリーズは「オーメン」で描かれた死の予兆と、実際に死が訪れる時のギミックの面白さだけを抽出して発展させたような作品だ。
実際今回は、主人公が事故前に撮った写真に、登場人物がどのように死ぬかのヒントが隠されているという設定になっており、いやでも「オーメン」を連想させる。
そう言えば、今年公開されたリメイク版の「オーメン」は、死のギミックに懲りすぎて、逆にこっちの描写をパクった様な印象になってしまっていた。

このシリーズにはジェイソンやフレディのような魅力的な殺人鬼もいないし、「スクリーム」のような捻った展開がある訳でもない。
何しろ相手は姿形のない「死を実行しようとする力」、言わば死神そのものなのだから、殺される側の出来る事は殆んど無い。
精々死の順番に法則を見つけて、その法則を崩してみたらどうなるかと試みるくらいだが、相手が具体的でないだけに、死との対決という要素にドラマ性は薄い。
必然的に映画の見所は、殆んど全て登場人物の死にっぷりという事になる。
監督は第二作のデビット・R・エリスに代わって、シリーズの生みの親でもあるジェームス・ウォンがカムバック。
この人は90年代にテレビの「X-ファイル」などで活躍した人だが、思えばあのシリーズも、しばしば物語に「予兆」を上手く使っていた。
今回は相変わらず、最高に悪趣味な死のシチュエーションを描いてくれる。
写真で漠然と示されたヒントから、一体どんな死が訪れるのか、これはもう笑っちゃうくらい凝った仕掛けで、さながら「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」の様な物だ。
これは非常に簡単な事を、不必要に複雑なプロセスで実行する機械の事で、サンフランシスコ出身のアーティスト、ルーブ・ゴールドバーグの作品に由来する。
一昔前に話題となった、ホンダ・アコードのCMや「ピタゴラスイッチ」に出てくる機械なんかが正にこれ。
この作品の場合、「死」という単純な結果を導き出すのに、恐ろしく複雑かつビジュアル的な仕掛けが幾つも作られていて、これが本作の唯一の見せ場にして最大の特徴となっている。
怖い、というよりも、よくこんな凝った仕掛けを考えたなあというビックリの方の面白さで、その意味ではとてもよく出来ている。
逆に言えば、ぶっちゃけ面白い死にっぷり意外は何にも無い映画で、アメリカのカーニバルのファンハウスみたいなもの。
細かいことを言い出せば、例えばこの映画の死は、予知のせいで死ぬはずだったのに死ななかった人間に、予定通りちゃんと死んでもらう「修正」のはずなのに、事故を予知する前に撮った写真に、既に死のヒントがあるのは何で?とか、突っ込みどころはたくさんある。
が、映画の狙いがもの凄く明確なので、細かいところの破綻はあまり気にならない。
明るく楽しく悪趣味なホラーが観たい人には、最良の選択であり、それ以上でもそれ以下でもない。
私としては、ある意味想像通り。
期待した範囲で十分満足だった。

今回は、ルーブ・ゴールドバーグの出身地、サンフランシスコ近郊のワイナリー、カレラの「シャルドネ・セントラル・コースト」を。
ブルゴーニュの有名銘柄にも負けない、良質の白。
非常に飲み安いが、奥行きはとても深い。
ま、映画があまりにも軽すぎて物足りないという人は、こちらでお口直しをどうぞ。

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セントラルコースト・シャルドネ[2001] カレラ(白)Central Coast CHARDONNAY 2001 CALERA









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