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酒を呑んで映画を観る時間が一番幸せ・・・と思うので、酒と映画をテーマに日記を書いていきます。 映画の評価額は幾らまでなら納得して出せるかで、レイトショー価格1200円から+-が基準で、1800円が満点です。
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デスノート the Last name・・・・・評価額1400円
2006年11月06日 (月) | 編集 |
六月に公開された「デスノート 前編」の続き。
前編は、原作の面白さに頼りきりの展開で、正直あまり芳しい印象ではなかった。
この後編も大して期待はしていなかったが、結論から言うと、前編よりも数段面白い。
野球の試合に例えれば、四回裏まで劣勢だった試合が、その後のベンチの作戦がズバズバ決まり、終ってみればサヨナラで勝利という感じだ。

恋人詩織の死によって、夜神月(藤原竜也)はキラ捜査本部のスタッフになる事に成功する。
同じ頃、アイドルの海砂(戸田恵梨香)がもう一冊のデスノートを拾い、第二のキラを名乗って裁きを開始する。
キラを崇拝する海砂は、見ただけで人を殺せる、死神の目を使って月を見つけ出し、協力する代わりに、彼女にして欲しいと言う。
月をキラ容疑者と疑っている天才探偵「L」(松山ケンイチ)は、別ルートから海砂を第二のキラと断定し、監禁する。
このままでは自分への疑いが深まると考えた月は、一計を案じて、Lに疑いを晴らすために自分も監禁して欲しいと申し出るのだが・・・


まあ前編は、起承転結で言えば「起承」の部分な訳で、一応単独でクライマックスを作ってあるとは言っても、後半の方が盛り上がるのは当たり前。
前半を観た時は、コミックの5巻までしか読んでいなかった私も、今回は最後までしっかり読んで観に行った。
この映画の逆転劇は、一言で言って脚本の勝利だと思う。
原作は「起承転結+転結」という感じで、二部構成というか、後半の物語が二重になっている様な構造だったので、重なっている部分を合わせてくるのだろうなというのは容易に想像がついた。
しかし、実際に出来上がった映画を観ると、長大な物語を予想以上に上手くコンパクトに纏めている。
複雑な人物相関図を手際よく整理して、不要なキャラクターを切り捨て、かぶっているキャラクターを一つに纏める。
大石哲也の脚本は、原作のコンパクト化という面では、前編でもそれなりに上手く仕上げていたが、今回は確実にその上を行く。

また原作の脚色と言う点でも、前編では少々疑問だった改変を、逆に今回は生かして物語に一貫性を持たせることに成功している。
原作を最後まで読んで判ったのだが、前編での物語の改変は、長い原作の中で表現される夜神月のキャラクターの微妙な変化を、前後編4時間半で語るための物だったのだろう。
正直なところ、前半を見たときはスマートな脚色とは思えなかったが、そのお陰で後半ではキャラがぶれない。
偶然か、計算かはわからないが、結果的に前半の破綻を後半で救う形となっている。
トータルで考えると、全12巻もの物語を、実質四時間半に纏め上げた脚本は、なかなかの仕事と言えるのではないだろうか。

金子修介監督の演出は、いつもの通り抑揚の無い一本調子な物だが、物語自体にメリハリがあるので、2時間20分の長尺も決して退屈はしない。
良い脚本を得たときの演出家は、その時点で半分勝ったような物である。
まあ相変わらず、役者の演技をアニメのアフレコ的な芝居がかった方向に誘導しているあたりに、金子修介的な個性は見えるが、演出的には可もなく不可もなくといった感じだ。

もっとも、映画自体が原作におんぶに抱っこという構造は変わっておらず、物語の面白さも、原作のフレームを突き破る程の物ではない。
あくまでも予定調和の範囲内での纏まりではあるし、クライマックスでの死神レムの唐突な行動などに、複雑な物語を単純に纏めた弊害がやや出てしまっている感もある。
また、原作がそうだからと言って、あらゆる謎解きと登場人物の思考を、回想シーンと説明台詞で全て語ってしまうのは、映画としてどうなのよ?という気がしないでもない。

まあしかし、原作を知らなければ、これはこれで面白い話だろうし、説明的なスタイルも逆に新鮮かも知れない。
原作を知っていても、あの話をこんな風にまとめたのか、という驚きは確かにあった。
テーマ性を強調しようと思えばいくらでも出来るだろうし、作り方としてはたぶんそのほうがオリジナリティは出せたはずだ。
ただそっち方面への誘惑をきっぱりと遮断し、長大な原作をむやみに詰め込まず、取捨選択してLとキラの心理戦に絞り、娯楽に徹した作りは好感を持った。
原作に忠実ではあるが、良い意味で脚色された物語なので、原作を知っていても必ずしも先が読めるわけではない。
Lと月という二人の天才の騙し合いはかなりスリリングで、特に後半の展開は目が離せなかった。
逆転満塁ホームランというほど劇的ではないが、コツコツとヒットを繋いで、最後にはサヨナラという感じでスッキリと終ったと思う。
後半だけなら1500円くらいあげても良いが、今回は前後トータルでの評価としたい。

映画の出来が良くなったから、酒もグレードアップしよう。
今回は鹿児島の白玉醸造の焼酎、その名も「天誅」をチョイス。
芋焼酎と米焼酎のブレンド酒で、風味豊かでコクも十分。
こんな天誅になら何度でも当たりたい。
ちなみに白玉酒造には「魔王」という所謂「幻の焼酎」もあり、こちらは名前の通りお値段も凄い。

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白玉醸造 米焼酎 天誅 25°1800ml 
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