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2007年07月19日 (木) | 編集 |
少年時代の終わり・・・
このシリーズ、毎回思うのだけど、子供の成長って本当に早い。
第一作の「賢者の石」なんて、ついこの間の事のように思っていたが、主人公たちはもう別人の様だ。
ハリーやロンはすっかり逞しい若者だし、モップみたいな髪型がキュートだったハーマイオニーも、どこから見ても立派なレディ。
そして、彼らの成長と共に、夢一杯だった魔法物語にも大きな変化が訪れている。
ダーズリー家で休暇を過ごすハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、突如として現れたディメンターに襲われる。
ダドリーを助けるために、魔法でディメンターを撃退するハリーだったが、その事が原因でホグワーツを退学処分になってしまう。
嘗てヴォルデモート卿と戦った、シリウス(ゲイリー・オールドマン)ら不死鳥の騎士団の協力を得たハリーは、何とか退学処分の撤回を勝ち取るが、ホグワーツに戻ったハリーは周囲の白い目に晒される。
孤独感に苛まれるハリーは、ロン(ルパート・グリント)やハーマイオニー(エマ・ワトソン)にもギスギスした態度で当たってしまう。
その頃、ヴォルデモート卿復活を認めたくない魔法省は、ホグワーツの監視者としてドローレス・アンブリッジ(イメルダ・ストーントン)を送り込んでいた・・・
もし、一作目の「賢者の石」だけ観て、次にこの「不死鳥の騎士団」を観た人がいたとしたら、きっと驚くだろう。
雰囲気があまりにも違いすぎて、まるで別のシリーズに見える。
恋を知り、前作で死すら知ったハリーは、もはや無垢なる少年期を脱している。
彼が直面しているのは、邪悪で狡猾な現実とのリアルな戦いだ。
「ハリー・ポッター」の物語構造が「スター・ウォーズ」に似ているのは、原作が出版された当初から言われていた事だが、確かにここへ来て自らの内面に潜むヴォルデモート的な部分に悩むハリーは、残酷な現実に打ちのめされて、ダークサイドに落ちていったアナキン・スカイウォーカーにかぶる。
へヴィな新展開となったこの作品のメガホンをとったのは、テレビのベテラン監督ディビッド・イェーツ。
正直言ってこの人の作品は観たこと無いけど、脚本のマイケル・ゴールデンバーグと共に、長大な原作を手堅く纏めているし、クライマックスの予言の間での戦いは、正に映画ならではの大迫力の映像で魅せる。
前作の「炎のゴブレット」を手がけたマイク・ニューウェルもそうだが、このシリーズには作家性の強い映画監督よりも、テレビ出身の職人肌の演出家の方が相性が良いのかもしれない。
全体の印象としては、相変わらず長大な原作を端折った感はあるのだが、一応映画だけ観ても辻褄が合わなかったりすることは無い。
もちろん原作を読んでないと、意味が良く判らなかったり、あっさりと流されてしまう部分は多々あるのだが、あくまでも原作を読んでいる人はより深く楽しめるという作りになっており、物語上の違和感には繋がっていないと思う。
このあたりは前作に引き続いて良く出来ているポイントだ。
登場人物は、ハリーらおなじみの面々に加えて、新キャラクターも沢山登場。
イメルダ・ストーントン演じるアンブリッジ先生は、もしかしたら原作を超えているかもしれない。
全身ピンクのこの先生、とにかく人を不快にさせることに関してはピカイチで、レギュラー陣全員を喰ってしまった。
ヘレナ・ボナム=カーターの、闇の魔女ベラトリックス・レストレンジや、新人イバナ・リンチ演じるホグワーツの不思議ちゃん、ルーナ・ラブグッドは今後の活躍が楽しみだ。
それにしても、このシリーズは毎回新キャラクターに大物俳優が登板するが、五作の間に登場したキャラクターだけで凄いオールスターキャストになってしまっている。
中には殆ど出てきただけで終わってるキャラクターもいて、レギュラーの先生たちも、今回はあまり目立たない。
エマ・トンプソンやマギー・スミスの様な大物が、たったあれだけのために出演してるんだからある意味凄い(笑
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」はもはやキッズムービーではない。
内容のダークさを考えると、ファミリームービーというジャンルに当てはまるかどうかすら迷いを感じる。
物語的にも前作でヴォルデモート卿が完全復活したことで、初期の作品とは構造が変わってきている。
一応、一本の中での起承転結は作られているものの、一話完結的な物語から壮大な「サガ」へと変化しつつあり、この第五作は今までのシリーズ中もっとも「途中感」が強い。
その意味では満足度はやや低めだが、原作はいよいよ完結するし、映画のほうも佳境へ向かって期待を煽るという点ではこれで良いのかもしれない。
いずれにしても、ファンにとってはこれも「Must Watch」な一編である。
今回はそろそろ大人のハリーと飲みたい、「ギネス・フォーリン・エクストラ・スタウト」をチョイス。
これは輸出用のスタウトで、なぜか本国仕様よりもアルコール度数が高い。
調子に乗って飲んでいると、いつの間にかよいが回っているキケンなビールだ。
ハリーたちも、そろそろパブでビールを引っ掛けたりするお年頃が近づいているけど、本当に時の経つのって早い・・・・
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このシリーズ、毎回思うのだけど、子供の成長って本当に早い。
第一作の「賢者の石」なんて、ついこの間の事のように思っていたが、主人公たちはもう別人の様だ。
ハリーやロンはすっかり逞しい若者だし、モップみたいな髪型がキュートだったハーマイオニーも、どこから見ても立派なレディ。
そして、彼らの成長と共に、夢一杯だった魔法物語にも大きな変化が訪れている。
ダーズリー家で休暇を過ごすハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、突如として現れたディメンターに襲われる。
ダドリーを助けるために、魔法でディメンターを撃退するハリーだったが、その事が原因でホグワーツを退学処分になってしまう。
嘗てヴォルデモート卿と戦った、シリウス(ゲイリー・オールドマン)ら不死鳥の騎士団の協力を得たハリーは、何とか退学処分の撤回を勝ち取るが、ホグワーツに戻ったハリーは周囲の白い目に晒される。
孤独感に苛まれるハリーは、ロン(ルパート・グリント)やハーマイオニー(エマ・ワトソン)にもギスギスした態度で当たってしまう。
その頃、ヴォルデモート卿復活を認めたくない魔法省は、ホグワーツの監視者としてドローレス・アンブリッジ(イメルダ・ストーントン)を送り込んでいた・・・
もし、一作目の「賢者の石」だけ観て、次にこの「不死鳥の騎士団」を観た人がいたとしたら、きっと驚くだろう。
雰囲気があまりにも違いすぎて、まるで別のシリーズに見える。
恋を知り、前作で死すら知ったハリーは、もはや無垢なる少年期を脱している。
彼が直面しているのは、邪悪で狡猾な現実とのリアルな戦いだ。
「ハリー・ポッター」の物語構造が「スター・ウォーズ」に似ているのは、原作が出版された当初から言われていた事だが、確かにここへ来て自らの内面に潜むヴォルデモート的な部分に悩むハリーは、残酷な現実に打ちのめされて、ダークサイドに落ちていったアナキン・スカイウォーカーにかぶる。
へヴィな新展開となったこの作品のメガホンをとったのは、テレビのベテラン監督ディビッド・イェーツ。
正直言ってこの人の作品は観たこと無いけど、脚本のマイケル・ゴールデンバーグと共に、長大な原作を手堅く纏めているし、クライマックスの予言の間での戦いは、正に映画ならではの大迫力の映像で魅せる。
前作の「炎のゴブレット」を手がけたマイク・ニューウェルもそうだが、このシリーズには作家性の強い映画監督よりも、テレビ出身の職人肌の演出家の方が相性が良いのかもしれない。
全体の印象としては、相変わらず長大な原作を端折った感はあるのだが、一応映画だけ観ても辻褄が合わなかったりすることは無い。
もちろん原作を読んでないと、意味が良く判らなかったり、あっさりと流されてしまう部分は多々あるのだが、あくまでも原作を読んでいる人はより深く楽しめるという作りになっており、物語上の違和感には繋がっていないと思う。
このあたりは前作に引き続いて良く出来ているポイントだ。
登場人物は、ハリーらおなじみの面々に加えて、新キャラクターも沢山登場。
イメルダ・ストーントン演じるアンブリッジ先生は、もしかしたら原作を超えているかもしれない。
全身ピンクのこの先生、とにかく人を不快にさせることに関してはピカイチで、レギュラー陣全員を喰ってしまった。
ヘレナ・ボナム=カーターの、闇の魔女ベラトリックス・レストレンジや、新人イバナ・リンチ演じるホグワーツの不思議ちゃん、ルーナ・ラブグッドは今後の活躍が楽しみだ。
それにしても、このシリーズは毎回新キャラクターに大物俳優が登板するが、五作の間に登場したキャラクターだけで凄いオールスターキャストになってしまっている。
中には殆ど出てきただけで終わってるキャラクターもいて、レギュラーの先生たちも、今回はあまり目立たない。
エマ・トンプソンやマギー・スミスの様な大物が、たったあれだけのために出演してるんだからある意味凄い(笑
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」はもはやキッズムービーではない。
内容のダークさを考えると、ファミリームービーというジャンルに当てはまるかどうかすら迷いを感じる。
物語的にも前作でヴォルデモート卿が完全復活したことで、初期の作品とは構造が変わってきている。
一応、一本の中での起承転結は作られているものの、一話完結的な物語から壮大な「サガ」へと変化しつつあり、この第五作は今までのシリーズ中もっとも「途中感」が強い。
その意味では満足度はやや低めだが、原作はいよいよ完結するし、映画のほうも佳境へ向かって期待を煽るという点ではこれで良いのかもしれない。
いずれにしても、ファンにとってはこれも「Must Watch」な一編である。
今回はそろそろ大人のハリーと飲みたい、「ギネス・フォーリン・エクストラ・スタウト」をチョイス。
これは輸出用のスタウトで、なぜか本国仕様よりもアルコール度数が高い。
調子に乗って飲んでいると、いつの間にかよいが回っているキケンなビールだ。
ハリーたちも、そろそろパブでビールを引っ掛けたりするお年頃が近づいているけど、本当に時の経つのって早い・・・・

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