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2009年04月05日 (日) | 編集 |
欧米で大ヒットを記録したという、ステファニー・メイヤー原作のティーン向けヴァンパイアストーリー。
ホラー色は限りなく薄く、「トワイライト~初恋~」というタイトル通りに、ラブ・ストーリーに重きを置いた少女漫画的な作りだ。
なんとなく「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を低年齢化させて、更に淡白にした様な印象で、つまらなくは無いが、あまり印象に残らない。
ワシントン州の田舎町フォークス。
17歳の高校生ベラ・スワン(クリスティン・スチュアート)は、母親の再婚に気兼ねし、全米一雨の多いこの町で警察官をしている父の元に越してくる。
地元の学校に転入したベラは、そこで謎めいた青年、エドワード・カレン(ロバート・パティンソン)と出会う。
エドワードは、なぜか初対面のベラを避け、嫌うような素振りを見せる。
自分が嫌われる理由がわからないベラは戸惑うが、ある時偶然エドワードに命を救われる。
その時、エドワードが見せた人間離れした異常なスピードとパワーに驚いたベラは、エドワードには何か秘密があるのではと考えるのだが・・・
人の血を吸う怪物でありながら、ヴァンパイアはロマンチックでセクシー、そして何よりも大抵美形である。
それ故か、多くの女性作家がホラーというよりはラブ・ストーリーのモチーフとして、ヴァンパイアと人間の禁断の恋を描いてきた。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のアン・ライスは言うに及ばず、その元ネタと思われる萩尾望都による少女漫画の金字塔、「ポーの一族」など傑作も多い。
本作の原作も、この流れの延長線上にあるのだろうが、主人公を高校生に設定し、コア・ターゲットとして明確にティーンに的を絞ってっているのが特徴だろう。
まあこれはある種の異種婚姻譚であり、日本の場合は類似の話が昔話から漫画まで山ほどあるので、欧米ほどのインパクトを持って受け取られる事は無いと思う。
実際、この物語はいかにも日本のライトノベルや少女漫画にありそうな内容で、正直なところ物語に新味は無い。
主人公のベラが恋するエドワードは、カレン一族というヴァンパイアのグループに属しているのだが、彼らは人間と共存するために、動物だけを狩る「ベジタリアン」という設定だ。
彼らヴァンパイアの中には、特殊な超能力を持つ者もいるらしく、エドワードはある種のテレパスで、周りの人の心が読めるし、カレン一族のアリスは未来予知が出来たりする。
エドワードが人間のベラに惹かれたのも、なぜか彼女の心だけが読めなかったためで、それ故にこれは運命の出会いという事なのだろう。
彼ら二人の、いろいろな意味でもどかしい恋を物語のメインストリームに置き、物語後半ではベジタリアンではない別のヴァンパイア一族のジェームズからベラを守るための戦いが描かれる。
まあ少々特殊な関係ではあるものの、基本的には相手を想っていてもなかなか言葉に出来ないという様な思春期の微妙な心象風景を描いているので、物語の抑揚はあまりなく、なぜお互いに惹かれ合うのかというあたりも、特に物語の視点を担うベラの心理があまり明確ではないため、なんとなく雰囲気で強引に押し流している印象が強い。
後半の山場となるジェームズとのバトルも案外あっさりと終わってしまい、全体にメリハリがなく物語が印象に残らない結果になっている。
原作を未読なので、どこまで忠実に作られているのかは判らないが、もう少しいろいろな要素が有機的に結びついていたら、もっと面白くなるのになあと思わざるを得なかった。
ただ、プロダクションデザイナー出身のキャサリン・ハードウィック監督は、さすがに画作りが上手い。
全編雨と霧に覆わたフォークスの町のロケーションや、遊び心のある美術、太陽に当たると灰になるのではなく、ダイヤモンドの様に光り輝くヴァンパイアの皮膚など、工夫されたビジュアルは大きな魅力になっており、作品のムードを高めている。
まあワシントン州は確かに雨の多い場所ではあるが、いくらなんでもあんなに雨ばっかり降っている訳は無いのだけど、そこはある種のファンタジーとしてギリギリのリアリティを保っていると思う。
クリスティン・スチュワートとロバート・パティンソンの、顔色の悪い美形主役コンビも作品世界にピッタリだし、全体に世界観はなかなか魅力的だ。
このシリーズ、どうやら全米での大ヒットを受けて、原作通り四部作が作られるらしく、第二弾の「New Moon」が早くも今年中に封切られる様だ。
監督が「ライラの冒険」のクリス・ワイツに交代している外は、メインキャストやスタッフはほぼ続投。
原作好きな人によると、話が進むにつれて新しいキャラクターが出てきたり、意外な人物の正体が明らかになったりするそうなので、次回の展開に期待したい。
今回はそのまんま「トワイライト」というカクテルをチョイス。
甲種焼酎40ml、パルフェタムール10ml、レモンジュース10mlを氷を入れたグラスに注いで、軽くかき混ぜる。
焼酎ベースだが、ウォッカをベースにしてみても美味しかった。
パープルカラーの幻想的な美しさのあるカクテルだが、味は辛口。
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そういえば、この話の主人公の一人はアラン・トワイライトという名前だった・・・
ホラー色は限りなく薄く、「トワイライト~初恋~」というタイトル通りに、ラブ・ストーリーに重きを置いた少女漫画的な作りだ。
なんとなく「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を低年齢化させて、更に淡白にした様な印象で、つまらなくは無いが、あまり印象に残らない。
ワシントン州の田舎町フォークス。
17歳の高校生ベラ・スワン(クリスティン・スチュアート)は、母親の再婚に気兼ねし、全米一雨の多いこの町で警察官をしている父の元に越してくる。
地元の学校に転入したベラは、そこで謎めいた青年、エドワード・カレン(ロバート・パティンソン)と出会う。
エドワードは、なぜか初対面のベラを避け、嫌うような素振りを見せる。
自分が嫌われる理由がわからないベラは戸惑うが、ある時偶然エドワードに命を救われる。
その時、エドワードが見せた人間離れした異常なスピードとパワーに驚いたベラは、エドワードには何か秘密があるのではと考えるのだが・・・
人の血を吸う怪物でありながら、ヴァンパイアはロマンチックでセクシー、そして何よりも大抵美形である。
それ故か、多くの女性作家がホラーというよりはラブ・ストーリーのモチーフとして、ヴァンパイアと人間の禁断の恋を描いてきた。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のアン・ライスは言うに及ばず、その元ネタと思われる萩尾望都による少女漫画の金字塔、「ポーの一族」など傑作も多い。
本作の原作も、この流れの延長線上にあるのだろうが、主人公を高校生に設定し、コア・ターゲットとして明確にティーンに的を絞ってっているのが特徴だろう。
まあこれはある種の異種婚姻譚であり、日本の場合は類似の話が昔話から漫画まで山ほどあるので、欧米ほどのインパクトを持って受け取られる事は無いと思う。
実際、この物語はいかにも日本のライトノベルや少女漫画にありそうな内容で、正直なところ物語に新味は無い。
主人公のベラが恋するエドワードは、カレン一族というヴァンパイアのグループに属しているのだが、彼らは人間と共存するために、動物だけを狩る「ベジタリアン」という設定だ。
彼らヴァンパイアの中には、特殊な超能力を持つ者もいるらしく、エドワードはある種のテレパスで、周りの人の心が読めるし、カレン一族のアリスは未来予知が出来たりする。
エドワードが人間のベラに惹かれたのも、なぜか彼女の心だけが読めなかったためで、それ故にこれは運命の出会いという事なのだろう。
彼ら二人の、いろいろな意味でもどかしい恋を物語のメインストリームに置き、物語後半ではベジタリアンではない別のヴァンパイア一族のジェームズからベラを守るための戦いが描かれる。
まあ少々特殊な関係ではあるものの、基本的には相手を想っていてもなかなか言葉に出来ないという様な思春期の微妙な心象風景を描いているので、物語の抑揚はあまりなく、なぜお互いに惹かれ合うのかというあたりも、特に物語の視点を担うベラの心理があまり明確ではないため、なんとなく雰囲気で強引に押し流している印象が強い。
後半の山場となるジェームズとのバトルも案外あっさりと終わってしまい、全体にメリハリがなく物語が印象に残らない結果になっている。
原作を未読なので、どこまで忠実に作られているのかは判らないが、もう少しいろいろな要素が有機的に結びついていたら、もっと面白くなるのになあと思わざるを得なかった。
ただ、プロダクションデザイナー出身のキャサリン・ハードウィック監督は、さすがに画作りが上手い。
全編雨と霧に覆わたフォークスの町のロケーションや、遊び心のある美術、太陽に当たると灰になるのではなく、ダイヤモンドの様に光り輝くヴァンパイアの皮膚など、工夫されたビジュアルは大きな魅力になっており、作品のムードを高めている。
まあワシントン州は確かに雨の多い場所ではあるが、いくらなんでもあんなに雨ばっかり降っている訳は無いのだけど、そこはある種のファンタジーとしてギリギリのリアリティを保っていると思う。
クリスティン・スチュワートとロバート・パティンソンの、顔色の悪い美形主役コンビも作品世界にピッタリだし、全体に世界観はなかなか魅力的だ。
このシリーズ、どうやら全米での大ヒットを受けて、原作通り四部作が作られるらしく、第二弾の「New Moon」が早くも今年中に封切られる様だ。
監督が「ライラの冒険」のクリス・ワイツに交代している外は、メインキャストやスタッフはほぼ続投。
原作好きな人によると、話が進むにつれて新しいキャラクターが出てきたり、意外な人物の正体が明らかになったりするそうなので、次回の展開に期待したい。
今回はそのまんま「トワイライト」というカクテルをチョイス。
甲種焼酎40ml、パルフェタムール10ml、レモンジュース10mlを氷を入れたグラスに注いで、軽くかき混ぜる。
焼酎ベースだが、ウォッカをベースにしてみても美味しかった。
パープルカラーの幻想的な美しさのあるカクテルだが、味は辛口。

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そういえば、この話の主人公の一人はアラン・トワイライトという名前だった・・・
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