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ショートレビュー「LEGO ムービー・・・・・評価額1650円」
2014年04月19日 (土) | 編集 |
破壊から始まる新しい世界。

誰もが知ってるデンマーク生まれの玩具、LEGOの世界を舞台とした夢いっぱいのアドベンチャー。
小さいお友達も、大きいお友達も、LEGOという共通のキーワードさえあれば、どっぷり浸って楽しめる。
一見するとコマ撮り風味の映像だが、実際にはブロック単位で精巧にモデリングされたCGアニメーションだ。
主人公は、全てがLEGOでできたブロックシティで、作業員をしているLEGOフィギュアのエメット。
朝起きてから一日の行動すべてをマニュアル通りにこなして、代わり映えのしない日常に何の疑問も抱かない“普通”を絵にかいたようなキャラクターだ。
ところが、ひょんな事から彼は世界を救う「えらばれし者」と間違われ、LEGOの世界を支配しようとするおしごと大王の野望を阻止するために、大冒険を繰り広げる事になる。

「くもりときどきミートボール」で知られるフィル・ロードとクリストファー・ミラー両監督は、ロボットの様に決められた毎日を送っている主人公が、“創造的破壊”を学ぶプロセスを通して、単なる成長ものとしてだけでなく、世界中で愛されるLEGOの哲学までも描いて見せる。
LEGOで遊んだ経験のある人ならわかるだろうが、このシンプルな玩具の魅力は、アイディア次第でなんでも作れる事にある。
建物や乗り物、恐竜や動物、あるいは街や自然のランドスケープまで。
100人が遊べば100通りのものが作り上げられ、そして完成したものをまたバラバラにする事でどんなものにも姿を変える。
ところがLEGO世界の権力者であるおしごと大王は、正しい秩序の名のもとに、LEGO世界を無限に変化させ続けるマスタービルダーたちの活動を停止させ、全てを接着剤で固定してしまおうとするのである。
面白いのは、マニュアル人間のエメットは、物語の最初においてはむしろおしごと大王と価値観を共有しているという事だ。
現状を繰り返す事以外の選択肢を知らなかった彼はしかし、突然現れたワイルドガールに「えらばれし者」と勘違いされると、マスタービルダーたちが作ったいくつもの世界をまたにかける冒険を通して、LEGO世界の広さと多様性を知り、少しずつ変わってゆく。
とは言っても、エメットがヒーロー化する訳ではない。
マニュアル依存癖はあるし、行動だってかなりドンくさく、最後まで普通の人のままだ。
でも、少なくとも彼は、この世界の自由と、変化する事の素晴らしさを理解するのである。

そして長い旅の末に、エメットはついに宇宙の壁を突き破ってしまう。
スーパーヒーローでもマスタービルダーでもない凡人が、未知の領域を開いて世界を救う痛快さ。
突如として出現する“上の人”の世界はLEGO世界の相互メタファーとして機能し、物語のテーマ的な意味づけを強化する。
LEGO世界をメタ構造で描いた物語は、ここへ至って我々の現実世界をもメタ的に俯瞰してみせるのだ。
かつてLEGOに夢中になり、いつしかその生き方の変化と共に、LEGOの本質的な面白さを忘れてしまった大きなお友達は、小さなお友達の屈託のない想像力によって、心の閉塞を打ち破られる。
そう、LEGOの遊びだって、現実の人生だって、前に進むには今まで積み上げてきたものの創造的破壊が不可欠なのである。

権利関係が大変だったろうなと想像するが、DCコミック系のLEGOフィギュア、特にバットマンが準主役で活躍するのは嬉しくなってしまう。
しかもその偏屈なキャラクターは、たとえLEGO化されていても、しっかりバットマンなのである。
他にも、LEGOフィギュアにラインナップされている各社の映画キャラが続々と・・・。
本作の世界的大ヒットを受けて、すでにアナウンスされている続編では、DC系とマーベル系フィギュアの夢の競演なども期待したくなるではないか。

今回はLEGOの故郷、デンマークの代表的なビールの銘柄「カールスバーグ」をチョイス。
世界四位の巨大ブランドだけあって、味わいは正に王道のピルスナー。
国内で売られているものは、殆どがサントリーのライセンス生産品である。
コク、キレ、苦みのバランスは適度で、のど越しはまろやかだが、後味はわりと力強い。
まあ洋ビールとしては癖がなさすぎるのが欠点と言えば欠点だが、その分どんな料理に合わせても美味しく頂ける。

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