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ショートレビュー「300 スリーハンドレッド 帝国の進撃・・・・・評価額1500円」
2014年06月17日 (火) | 編集 |
決戦の舞台は、大海原!

迫り来る100万のペルシャ軍、迎え討つのは僅か300人のスパルタ重装歩兵。
古代ギリシャと当時の世界帝国ペルシャが戦った、ペルシャ戦争のテルモピレーの戦いをモチーフとしたフランク・ミラー原作のグラフィックノベルを、ザック・スナイダーが鮮烈な映像感覚で魅せた歴史アクションの快作、「300 スリー・ハンドレッド」の続編。
今回は前作の10年前に起こったマラトンの戦いから、テルモピレーの激闘と平行して行われていたアルテミシオンの海戦、そしてギリシャ・ペルシャ両軍が雌雄を決したサラミスの海戦が次々と描かれ、前日譚と後日譚をいっぺんにやった様な構成だ。
監督はノーム・ロームにバトンタッチしたが、ザック・スナイダーが引き続きプロデュースと脚本を担当しており、漫画のコマ割りを思わせるスーパースローの演出をはじめ、作品のカラーは忠実に引き継がれている。

前作の主人公のスパルタ王レオニダスは、忠実な300人の手勢と共に全滅してしまったので、今回主役を張るのは、ギリシャ連合軍の海軍を率いるアテナイの将軍テミストクレス
イケメンだしイイ体してるし、見た目は申し分ないのだが、やはり前作のレオニダスのキャラクターが強烈だっただけに、主人公としてはやや薄味に感じる。
レオニダスにあって、テミストクレスに無いもの。
それはスクリーンを支配する、圧倒的なカリスマ性だろう。
人物の激烈さを象徴するのが、前作で降伏を勧告されたレオニダスが、「This is Sparta!!!! 」と叫んでペルシャの使者を井戸に蹴り落とすシーンだ。
映像デザインとしても秀逸なこの描写によって、この筋肉オヤジ、ムチャクチャだけどスゲー!と思わされるのである。
対してテミストクレスは物腰穏やかな優男なれど、ギラギラした戦士のイメージはやや弱い。

今ひとつピリッとしないヒーローに代わって、キャラ立ちしまくっているのは、エヴァ・グリーンが嬉々として演じている、ペルシャ海軍の悪の女将軍アルテミシアだ。
何しろ、主人公のテミストクレスの背景が全くスルーなのに、このキャラクターは壮絶な人生の幼少期からバッチリ描かれるのだから、作り手の力の入れ様がわかるというもの。
ギリシャに生まれながらギリシャ軍に家族を殺され、前ペルシャ王に拾われて最強の暗殺者に育てあげられる。
マラトンの戦いで前王が戦死すると、今度は息子のクセルクセスを言いくるめて“神の王”に祭り上げると、ギリシャへの復讐戦へと王を唆すのだ。
つまり前作も含めてペルシャ戦争のフィクサーは彼女という事になり、そのせいで掌で転がされているクセルクセスまで妙な小物感が(笑
本作の実質的な主人公は、この哀しき女戦士であり、エヴァ・グリーンのゾクゾクする冷たい瞳に射抜かれ、マゾヒスティックに萌える映画である。

因みに中盤に彼女とテミストクレスが密会し、ある行為を通して戦いの主導権を奪おうとするシーンは傑作だ。
組んず解れつ、上になったり後ろに回ったり、まさか男女のアレを戦争のメタファーにするとは、過去に観たことの無い描写で思わず大笑い。
アクションは前作以上にてんこ盛りながら全体に既視感の強い本作の中で、一番インパクトを感じるシーンかもしれない。

期せずして、日本のW杯第二戦の相手でもあるギリシャ。
今回は同国の代表的なビール「ミソス ヘレニック ラガー」をチョイス。
クセの無い、スッキリした喉越しのピルスナータイプのラガーで、どんな料理にも合う。
「ミソス」とは神話・伝説の意であり、ペルシャ戦争では文字通り伝説化した勝利を収めたギリシャだが、W杯では試合前に飲み干してしまおう(笑

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