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2015年04月25日 (土) | 編集 |
さよなら、ブライアン。
第一作が登場した2001年以来、15年間に渡ってこのシリーズを見守ってきたファンにとって、色々な意味で特別な感慨を覚える作品だろう。
本作は本来昨年中に公開される予定だったが、ヴィン・ディーゼルと共にシリーズの二枚看板であるブライアン・オコナー役のポール・ウォーカーが、撮影途中だった2013年11月30日に事故死してしまった。
一時は完成すら危ぶまれたが、ジャスティン・リンに代わって本作から登板したジェームズ・ワン監督ら関係者は、最良の判断で屋台骨が折れかけた作品を完成まで導いた様だ。
回を重ねるごとに面白さに加速がかかってきたシリーズの勢いを止める事無く、スーパーカーが地上だけでなく空をも飛びまくるスケールとパワーは、シリーズ最高傑作だった前作「ワイルド・スピード EURO MISSION」に全く遜色ない。
事故後にリライトされたというシナリオは、終盤ドラマ的にブライアンの出番が少なくなっているものの、違和感を感じさせるほどでもなく、アクションを含めて彼の見せ場はキッチリと作りこまれている。
一部、兄弟がスタンドインで演じているらしいが、どこがそうなのか全く分らなかった。
今回の敵、デッカート・ショウは、「EURO MISSION」 でドムたちに倒され、病院送りになったオーウェン・ショウの兄貴にして英国最強の殺し屋。
冒頭で、弟を見舞っている彼が歩き出して病室を出ると、そこらじゅうに死体が転がり、病院を警護していた警察部隊が壊滅しているのが映し出される。
デッカートの恐るべき戦闘能力を一目で知らしめる、実に映画的で見事な表現だ。
ドムのファミリーとFBIのホブスへの復讐を誓うデッカートと、超強力な市民監視システムを作り出した天才女性ハッカーと彼女を狙うテロリスト、逆に彼女を守るためにドムのチームを利用したいCIAの三つ巴、四つ巴の戦いが繰り広げられる。
キャラクターの相関関係は複雑だが、基本的に映画はド派手なカーアクション、敵味方入り乱れての格闘戦、ちょっと休憩の繰り返しで、そこに記憶を失ったレティとドムの仕切りなおしのラブストーリーと、危険を愛しつつマイホームパパと化したブライアンの葛藤が少しずつ絡んでゆく。
例によってプロットは突っ込みどころだらけだけど、超パワフルなカーアクション演出に度肝を抜かれ、敵も味方もキャラ立ちしまくった濃い連中の格闘を堪能していると、細かい破綻などだんだんとどうでも良くなってくる。
しかし「MEGA MAX」の金庫引きずり回しに、「EURO MISSION」の地上と空の綱引き、今回はドバイの超高層ビル間の連続ジャンプと、よくまあ毎回これだけアイディアが出てくるものだ。
ちなみにこのシリーズではアメ車担当のドムに対して、ブライアンは日本車担当の住み分けがあったが、ずっとGT-R使いという設定なのに、最近はスバルなどを駆る事が多かったブライアンの最後のカーアクションの相棒が、現行GT-Rなのも嬉しい。
格闘はドム、ホブス、デッカートの三人のマッチョなハゲの肉弾戦が目立つが、テログループの格闘担当、トニー・ジャーvsブライアンの2度にわたる戦いもなかなかだし、ドバイのパーティシークエンスの、ミッシェル姐さんvs総合格闘家のロンダ・ラウジーのバトルもスピード、キレ共に見応えあり。
投げ飛ばされる人間と一緒に、カメラもグルっと一回転するのも面白い見せ方だ。
そして、映画の終盤は亡きポール・ウォーカーへ、長年苦楽を共にした“ファミリー”からの愛情たっぷり、最高のトリビュート。
過去15年の思い出と共に、ドムと併走するブライアンの車。
やがて二台は、それぞれに異なる方向へと去ってゆく。
残念ながら現実世界のポール・ウォーカーは亡くなってしまったけど、このシリーズが続く限り、いやいつかシリーズが終わったとしても、ブライアン・オコナーはスクリーンの向こう側の世界で永遠に生き続けるのだろう。
素晴らしい作品で見送ることができて、本当に良かった。
車も人間も全開マックス、アクション映画としては、お腹いっぱいの大満足。
一本だけ未来の話だった「X3」の時間を追い越した事で、これでシリーズの時の輪は一度閉じた事になり、ブライアンだけでなくハンとジゼルも、そしておそらくミアもまたシリーズから姿を消すだろう。
世界中で大ヒットとなっている本作は、映画史上10本しかない、世界興収11億ドルを軽々と突破し、遠からず新作が作られるのは確実。
楽しみなのは確かだけど、ブライアン・オコナーのいない「Fast & Furious 」を観るのは、どこかさびしく感じるのだろうな。
本作のもう一つのバトルが、コロナvsベルギーのビールの対決。
どっちも魅力的で迷うところだけど、ここは「コロナ エキストラ」をチョイス。
ビールが美味く感じるのはやはり風土が重要で、暑く乾燥した南カリフォルニアに合ってるのはやはりベルギービールのコクよりもコロナの清涼さだと思う。
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第一作が登場した2001年以来、15年間に渡ってこのシリーズを見守ってきたファンにとって、色々な意味で特別な感慨を覚える作品だろう。
本作は本来昨年中に公開される予定だったが、ヴィン・ディーゼルと共にシリーズの二枚看板であるブライアン・オコナー役のポール・ウォーカーが、撮影途中だった2013年11月30日に事故死してしまった。
一時は完成すら危ぶまれたが、ジャスティン・リンに代わって本作から登板したジェームズ・ワン監督ら関係者は、最良の判断で屋台骨が折れかけた作品を完成まで導いた様だ。
回を重ねるごとに面白さに加速がかかってきたシリーズの勢いを止める事無く、スーパーカーが地上だけでなく空をも飛びまくるスケールとパワーは、シリーズ最高傑作だった前作「ワイルド・スピード EURO MISSION」に全く遜色ない。
事故後にリライトされたというシナリオは、終盤ドラマ的にブライアンの出番が少なくなっているものの、違和感を感じさせるほどでもなく、アクションを含めて彼の見せ場はキッチリと作りこまれている。
一部、兄弟がスタンドインで演じているらしいが、どこがそうなのか全く分らなかった。
今回の敵、デッカート・ショウは、「EURO MISSION」 でドムたちに倒され、病院送りになったオーウェン・ショウの兄貴にして英国最強の殺し屋。
冒頭で、弟を見舞っている彼が歩き出して病室を出ると、そこらじゅうに死体が転がり、病院を警護していた警察部隊が壊滅しているのが映し出される。
デッカートの恐るべき戦闘能力を一目で知らしめる、実に映画的で見事な表現だ。
ドムのファミリーとFBIのホブスへの復讐を誓うデッカートと、超強力な市民監視システムを作り出した天才女性ハッカーと彼女を狙うテロリスト、逆に彼女を守るためにドムのチームを利用したいCIAの三つ巴、四つ巴の戦いが繰り広げられる。
キャラクターの相関関係は複雑だが、基本的に映画はド派手なカーアクション、敵味方入り乱れての格闘戦、ちょっと休憩の繰り返しで、そこに記憶を失ったレティとドムの仕切りなおしのラブストーリーと、危険を愛しつつマイホームパパと化したブライアンの葛藤が少しずつ絡んでゆく。
例によってプロットは突っ込みどころだらけだけど、超パワフルなカーアクション演出に度肝を抜かれ、敵も味方もキャラ立ちしまくった濃い連中の格闘を堪能していると、細かい破綻などだんだんとどうでも良くなってくる。
しかし「MEGA MAX」の金庫引きずり回しに、「EURO MISSION」の地上と空の綱引き、今回はドバイの超高層ビル間の連続ジャンプと、よくまあ毎回これだけアイディアが出てくるものだ。
ちなみにこのシリーズではアメ車担当のドムに対して、ブライアンは日本車担当の住み分けがあったが、ずっとGT-R使いという設定なのに、最近はスバルなどを駆る事が多かったブライアンの最後のカーアクションの相棒が、現行GT-Rなのも嬉しい。
格闘はドム、ホブス、デッカートの三人のマッチョなハゲの肉弾戦が目立つが、テログループの格闘担当、トニー・ジャーvsブライアンの2度にわたる戦いもなかなかだし、ドバイのパーティシークエンスの、ミッシェル姐さんvs総合格闘家のロンダ・ラウジーのバトルもスピード、キレ共に見応えあり。
投げ飛ばされる人間と一緒に、カメラもグルっと一回転するのも面白い見せ方だ。
そして、映画の終盤は亡きポール・ウォーカーへ、長年苦楽を共にした“ファミリー”からの愛情たっぷり、最高のトリビュート。
過去15年の思い出と共に、ドムと併走するブライアンの車。
やがて二台は、それぞれに異なる方向へと去ってゆく。
残念ながら現実世界のポール・ウォーカーは亡くなってしまったけど、このシリーズが続く限り、いやいつかシリーズが終わったとしても、ブライアン・オコナーはスクリーンの向こう側の世界で永遠に生き続けるのだろう。
素晴らしい作品で見送ることができて、本当に良かった。
車も人間も全開マックス、アクション映画としては、お腹いっぱいの大満足。
一本だけ未来の話だった「X3」の時間を追い越した事で、これでシリーズの時の輪は一度閉じた事になり、ブライアンだけでなくハンとジゼルも、そしておそらくミアもまたシリーズから姿を消すだろう。
世界中で大ヒットとなっている本作は、映画史上10本しかない、世界興収11億ドルを軽々と突破し、遠からず新作が作られるのは確実。
楽しみなのは確かだけど、ブライアン・オコナーのいない「Fast & Furious 」を観るのは、どこかさびしく感じるのだろうな。
本作のもう一つのバトルが、コロナvsベルギーのビールの対決。
どっちも魅力的で迷うところだけど、ここは「コロナ エキストラ」をチョイス。
ビールが美味く感じるのはやはり風土が重要で、暑く乾燥した南カリフォルニアに合ってるのはやはりベルギービールのコクよりもコロナの清涼さだと思う。

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