2015年06月06日 (土) | 編集 |
アカペラ最強!
大学アカペラ全米No.1を目指す、女子だけのチームの挑戦を描く、熱い音楽映画。
本国での公開は、なんと2012年9月。
こんな面白い作品が3年近く公開されてなかったなんて、ガラパゴス市場の悲劇だ!
主人公のベッカは、音楽プロデューサー志望。
本当はさっさと業界に就職したかったのだが、パパに説得されて入った大学で、アカペラ・クラブの“バーデン・ベラーズ”に勧誘される。
成り行きでベラーズに入ったものの、そこは異様なまでに伝統に縛られ、個性豊かなメンバーが実力を出し切れていないジリ貧状態。
本来アカペラの人ではないベッカが、閉塞したクラブに新たな風を吹き込むというワケだ。
主演のアナ・ケンドリックは、元々ブロードウェーの舞台出身。
彼女が最近ミュージカル映画ばっかり出ているのは、本作で改めて歌える女優として認知されたからか。
物語の軸になるのは、ベッカとクラブのリーダー、オーブリーの葛藤。
オーブリーは前年の大会で、緊張のあまり舞台で嘔吐するという不名誉な伝説をつくってしまい、今シーズンでの雪辱に燃えている。
どこかのCAの様なユニフォームを纏い、常に同じ曲を使い続けるというベラーズの伝統に、頑なに拘るオーブリーと、そんな古臭いスタイルじゃ勝てないというベッカ。
しかもベッカと良い感じの仲になるジェシーは、ベラーズの宿敵である男子アカペラ・クラブの“トレブルメーカーズ”の一員という「ロミオとジュリエット」シチュエーション。
まさに内憂外患で空中分解寸前のベラーズはしかし、次第にプロデューサー・アレンジャーの才能を持つ、ベッカのリーダーシップを受け入れることで団結してゆく。
元々低音が出ない女子チームは、コンテストでは男子に比べて不利。
ならば彼女たちが目指すのは、メンバーそれぞれの個性と声を生かした、全く新しいアカペラ・パフォーマンス!
色んなキャラがいて、ぶつかり合いながらも少しずつチームが作り上げられて行くストーリーは青春ものの王道中の王道だ。
もちろん音楽映画としても聞き応え十分で、パワフルなコンテストのステージシーンでは踊りだしたくなるし、キーワードをもとにかけ合いで歌をリレーしてゆく“リフ・オフ”では、次にどんな歌が飛び出すのかワクワク。
楽曲も80'sが多いのだけど、同時代の映画、特にジョン・ヒューズの青春映画へのリスペクトに溢れているのが、私の世代にはたまらない。
ブラット・パックなんて、もう今の若い子たちは知らないだろうけど、「ブレックファスト・クラブ」を観てない人は、ぜひこの機会に観てほしい。
ベッカじゃないけど、当時の感動を思い出して、クライマックスでは思わず泣きそうになった。
オーブリーの豪快すぎるゲロは、もしかしたら「スタンド・バイ・ミー」へのオマージュなのだろうか(笑
基本的にアカペラ・クラブはそれぞれに人気はあるものの、間違ってもジョックとクインビーのポジションではなく、自分たちをナードと認識していて、作り手にナードへの愛があるのも良い。
これは王道の物語と、キュートなキャラクター、魅力たっぷりの音楽が詰まった青春の宝箱だ。
今まさに全米大ヒット中の「2」が早く観たくてたまらない!
今回は、大学生が大好きなアメリカンビール代表格、「ミラー・ドラフト」をチョイス。
コールドフィルターで繰り返し濾過し、1℃の温度で醸造される非加熱処理の製法で作られるビールは、良い意味でまるで水のようにあっさり、すっきり。
パーティの時は、こういう癖のないライトなビールの方が、喋りながら長く楽しめていい。
アカペラで疲れた喉も潤うだろう。
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大学アカペラ全米No.1を目指す、女子だけのチームの挑戦を描く、熱い音楽映画。
本国での公開は、なんと2012年9月。
こんな面白い作品が3年近く公開されてなかったなんて、ガラパゴス市場の悲劇だ!
主人公のベッカは、音楽プロデューサー志望。
本当はさっさと業界に就職したかったのだが、パパに説得されて入った大学で、アカペラ・クラブの“バーデン・ベラーズ”に勧誘される。
成り行きでベラーズに入ったものの、そこは異様なまでに伝統に縛られ、個性豊かなメンバーが実力を出し切れていないジリ貧状態。
本来アカペラの人ではないベッカが、閉塞したクラブに新たな風を吹き込むというワケだ。
主演のアナ・ケンドリックは、元々ブロードウェーの舞台出身。
彼女が最近ミュージカル映画ばっかり出ているのは、本作で改めて歌える女優として認知されたからか。
物語の軸になるのは、ベッカとクラブのリーダー、オーブリーの葛藤。
オーブリーは前年の大会で、緊張のあまり舞台で嘔吐するという不名誉な伝説をつくってしまい、今シーズンでの雪辱に燃えている。
どこかのCAの様なユニフォームを纏い、常に同じ曲を使い続けるというベラーズの伝統に、頑なに拘るオーブリーと、そんな古臭いスタイルじゃ勝てないというベッカ。
しかもベッカと良い感じの仲になるジェシーは、ベラーズの宿敵である男子アカペラ・クラブの“トレブルメーカーズ”の一員という「ロミオとジュリエット」シチュエーション。
まさに内憂外患で空中分解寸前のベラーズはしかし、次第にプロデューサー・アレンジャーの才能を持つ、ベッカのリーダーシップを受け入れることで団結してゆく。
元々低音が出ない女子チームは、コンテストでは男子に比べて不利。
ならば彼女たちが目指すのは、メンバーそれぞれの個性と声を生かした、全く新しいアカペラ・パフォーマンス!
色んなキャラがいて、ぶつかり合いながらも少しずつチームが作り上げられて行くストーリーは青春ものの王道中の王道だ。
もちろん音楽映画としても聞き応え十分で、パワフルなコンテストのステージシーンでは踊りだしたくなるし、キーワードをもとにかけ合いで歌をリレーしてゆく“リフ・オフ”では、次にどんな歌が飛び出すのかワクワク。
楽曲も80'sが多いのだけど、同時代の映画、特にジョン・ヒューズの青春映画へのリスペクトに溢れているのが、私の世代にはたまらない。
ブラット・パックなんて、もう今の若い子たちは知らないだろうけど、「ブレックファスト・クラブ」を観てない人は、ぜひこの機会に観てほしい。
ベッカじゃないけど、当時の感動を思い出して、クライマックスでは思わず泣きそうになった。
オーブリーの豪快すぎるゲロは、もしかしたら「スタンド・バイ・ミー」へのオマージュなのだろうか(笑
基本的にアカペラ・クラブはそれぞれに人気はあるものの、間違ってもジョックとクインビーのポジションではなく、自分たちをナードと認識していて、作り手にナードへの愛があるのも良い。
これは王道の物語と、キュートなキャラクター、魅力たっぷりの音楽が詰まった青春の宝箱だ。
今まさに全米大ヒット中の「2」が早く観たくてたまらない!
今回は、大学生が大好きなアメリカンビール代表格、「ミラー・ドラフト」をチョイス。
コールドフィルターで繰り返し濾過し、1℃の温度で醸造される非加熱処理の製法で作られるビールは、良い意味でまるで水のようにあっさり、すっきり。
パーティの時は、こういう癖のないライトなビールの方が、喋りながら長く楽しめていい。
アカペラで疲れた喉も潤うだろう。

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