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2015年07月14日 (火) | 編集 |
牧場を飛び出し、都会へGo!
英国のアードマン・アニメーションズの大ヒット作、「ウォレスとグルミット」のキャラクターから生まれたスピンオフ、「ひつじのショーン」初の長編映画化。
牧場でまったり展開する短編テレビシリーズとは一線を画し、記憶喪失となり帰れなくなってしまった牧場主を探して、おなじみの動物たちが都会に遠征して大冒険を繰り広げる。
ショーンや相方の牧羊犬ビッツアー、群の羊たちの他に新キャラクターも登場し、映画は可笑しくて、ハラハラ、ワクワク、ちょっとだけホロリ。
テレビシリーズのファンはもちろん、一見さんでも十分楽しめる。
牧場で毎日変化のない暮らしをしているショーンと仲間たちは、ある日ちょっとした自由と刺激を求めてイタズラを仕掛ける。
牧場主を眠らせて、牧場の端の道路に置いてあるトレーラーに移し、目覚めてもまだ夜だと思うように細工し、その間に自分たちは羽を伸ばそうという計画。
ところが牧場主を乗せたままトレーラーが暴走し、そのまま都会まで走って行ってしまう。
そして、ショーンたちは取り残されて初めて気づく。
自分たちだけでは、ごはんすら食べられない!
やむなく都会に牧場主を探しに行くのだが、本人は頭を打って記憶を失っており、おまけに都会には冷酷な動物捕獲人のトラッパーがいて、ノラ動物を片っ端から収容所送りにしている。
毎日は同じ事の繰り返しで退屈だけど、失ってやっとその大切さが分かる。
はたしてショーンたちは、牧場主を救出し幸せな日常を取り戻せるのか?というワケ。
完全に動物目線で描かれるこのシリーズは、全編台詞が無い。
動物たちはもちろん、人間キャラクターもモゴモゴと言葉にならない奇妙な音を発するのみ。
それでもボディランゲージと豊かな表情で、キャラクターの感情は十二分に伝わり、動物飼いの動物好きとしては、ショーンたちが牧場主へむけるさりげない愛の深さに、どっぷり感情移入。
きっと私を含む多くの観客は、ショーンやビッツアーを通して、自分たちと暮らしている動物の心を想像しているのだと思う。
やっと見つけた牧場主が記憶喪失なのを知らないショーンが、彼に拒絶されてショックを受けるシーンなんて、思わず泣きそうになった。
動物たちにはそれぞれ名前が設定されているのに、飼い主は単に“牧場主”であるのも、彼が世界中の動物を愛する人の象徴だからだろう。
もちろん、丁寧なストップモーションショーンで描かれる、都会に紛れ込んだ動物たちのコミカルな冒険譚は、笑いとスリルがいっぱい詰まっている。
ショーンの画才などテレビシリーズからの設定も上手く生かされ、新キャラクターのブス犬スリップや動物捕獲人トラッパーとの丁々発止のやり合いも可笑しい。
世界中の誰もが楽しめる、夏休みにぴったりの秀作エンターテインメントだ。
ところでアードマンの長編映画としては前作にあたる「The Pirates! In an Adventure with Scientists!」は、結局日本では完全スルーのままなのか。
予告編観ると、凄く面白そうなのになあ。
3年前の広島国際アニメーションフェスティバルで上映された時に、観ておけばよかったよ。
そういえばテレビシリーズで、牧場主が敷地の片隅でミツバチを飼っているエピソードがあった。
今回は、蜂蜜酒の「ミード」をチョイス。
人類が口にした最初の酒は、木の洞などにたまった蜂蜜と雨水などが混じり合い、自然発酵して出来たものと考えられており、ある意味ミードはあらゆる酒の元祖。
蜂蜜の種類によっても味わいが異なるのも面白い。
けっこう甘いので、氷を入れてロックにすると美味しい。
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英国のアードマン・アニメーションズの大ヒット作、「ウォレスとグルミット」のキャラクターから生まれたスピンオフ、「ひつじのショーン」初の長編映画化。
牧場でまったり展開する短編テレビシリーズとは一線を画し、記憶喪失となり帰れなくなってしまった牧場主を探して、おなじみの動物たちが都会に遠征して大冒険を繰り広げる。
ショーンや相方の牧羊犬ビッツアー、群の羊たちの他に新キャラクターも登場し、映画は可笑しくて、ハラハラ、ワクワク、ちょっとだけホロリ。
テレビシリーズのファンはもちろん、一見さんでも十分楽しめる。
牧場で毎日変化のない暮らしをしているショーンと仲間たちは、ある日ちょっとした自由と刺激を求めてイタズラを仕掛ける。
牧場主を眠らせて、牧場の端の道路に置いてあるトレーラーに移し、目覚めてもまだ夜だと思うように細工し、その間に自分たちは羽を伸ばそうという計画。
ところが牧場主を乗せたままトレーラーが暴走し、そのまま都会まで走って行ってしまう。
そして、ショーンたちは取り残されて初めて気づく。
自分たちだけでは、ごはんすら食べられない!
やむなく都会に牧場主を探しに行くのだが、本人は頭を打って記憶を失っており、おまけに都会には冷酷な動物捕獲人のトラッパーがいて、ノラ動物を片っ端から収容所送りにしている。
毎日は同じ事の繰り返しで退屈だけど、失ってやっとその大切さが分かる。
はたしてショーンたちは、牧場主を救出し幸せな日常を取り戻せるのか?というワケ。
完全に動物目線で描かれるこのシリーズは、全編台詞が無い。
動物たちはもちろん、人間キャラクターもモゴモゴと言葉にならない奇妙な音を発するのみ。
それでもボディランゲージと豊かな表情で、キャラクターの感情は十二分に伝わり、動物飼いの動物好きとしては、ショーンたちが牧場主へむけるさりげない愛の深さに、どっぷり感情移入。
きっと私を含む多くの観客は、ショーンやビッツアーを通して、自分たちと暮らしている動物の心を想像しているのだと思う。
やっと見つけた牧場主が記憶喪失なのを知らないショーンが、彼に拒絶されてショックを受けるシーンなんて、思わず泣きそうになった。
動物たちにはそれぞれ名前が設定されているのに、飼い主は単に“牧場主”であるのも、彼が世界中の動物を愛する人の象徴だからだろう。
もちろん、丁寧なストップモーションショーンで描かれる、都会に紛れ込んだ動物たちのコミカルな冒険譚は、笑いとスリルがいっぱい詰まっている。
ショーンの画才などテレビシリーズからの設定も上手く生かされ、新キャラクターのブス犬スリップや動物捕獲人トラッパーとの丁々発止のやり合いも可笑しい。
世界中の誰もが楽しめる、夏休みにぴったりの秀作エンターテインメントだ。
ところでアードマンの長編映画としては前作にあたる「The Pirates! In an Adventure with Scientists!」は、結局日本では完全スルーのままなのか。
予告編観ると、凄く面白そうなのになあ。
3年前の広島国際アニメーションフェスティバルで上映された時に、観ておけばよかったよ。
そういえばテレビシリーズで、牧場主が敷地の片隅でミツバチを飼っているエピソードがあった。
今回は、蜂蜜酒の「ミード」をチョイス。
人類が口にした最初の酒は、木の洞などにたまった蜂蜜と雨水などが混じり合い、自然発酵して出来たものと考えられており、ある意味ミードはあらゆる酒の元祖。
蜂蜜の種類によっても味わいが異なるのも面白い。
けっこう甘いので、氷を入れてロックにすると美味しい。

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