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2016年09月29日 (木) | 編集 |
ビートルズとは、何者だったのか?
冒頭に映し出される青リンゴのロゴ。
1995年の「ザ・ビートルズ・アンソロジー」以来、実に21年ぶりにリリースされた英Apple Corps公式作品。
ビートルズがライブバンドとしてツアーしていた63年から66年を中心に、世界を熱狂させ音楽史に絶大な影響を与えた彼らが、ライブ活動を終了するまでを描く長編ドキュメンタリーだ。
ジョン・レノンとポール・マッカートニーがどのように出会い、やがてジョージ・ハリソン、リンゴ・スターが加わってビートルズになっていったのか。
誰もが知っている名曲の数々が、どうやって作られていたのか。
リバプールのキャバーン・クラブで歌っていた時代から、大衆の前での最後の公演となったサンフランシスコのキャンドル・スティック・パークでのコンサートまでの濃密過ぎる時間。
彼らは世界に何をもたらし、なぜ人気絶頂でライブ活動を止めざるを得なかったのだろう。
60年代当時、ビートルズのコンサートをその目で目撃した人々の証言が印象的だ。
貧しい家庭環境にも関わらず、母親が無理をしてシェイ・スタジアムに連れて行ってくれたというウーピー・ゴールドバーグ。
ジョージ・ハリソンへのLOVEを、まるで少女の様な潤んだ目で語るシガ二―・ウィーバー。
そして時は公民権運動の時代、ビートルズは差別主義の牙城、南部諸州のコンサート会場での人種隔離を拒否する。
彼らのコンサートで、初めて白人と一緒の空間にいた、皆同じように音楽を楽しんでいたという証言が心に残る。
日本公開時には、今ではコンサートのメッカともいえる日本武道館の使用に右翼が反発し、反ビートルズ活動をしていたというのも面白い。
街宣車の上で演説していたのは赤尾敏だろうか。
いずれも音楽を通じた既成概念の打破であり、社会変革であり、やはり時代に求められた人たちだったのだろう。
「ラッシュ/プライドと友情」「アポロ13」など、実話ものを撮ると非凡な才能を発揮するロン・ハワード監督と、ドキュメンタリーの相性は抜群。
時系列に沿ったコンサート・シーンを軸にした構成は巧みで、ビートルマニアたちの熱狂がダイレクトに伝わってきて、まるで自分がその場にいるかのような臨場感だ。
まあ、どの会場でもあの熱気と金切り声の波に迎えられたら、歌っている方もだんだんと麻痺して、最後には「もうやってられないよ」となるのは分かる気がする。
というか、基本的にパフォーマーというよりも音楽を創ることが一番好きな人たちが、よくあの状態を何年も続けられたものだ。
当時のコンサートは今よりだいぶ短くて、前座を除けばだいたい3、40分くらいだったのも、彼らが耐えらえた要因だったのかもしれないな。
しかし心底凄いなと思ったのは、作中で何十曲もかかるのに、知らない曲が一つもなかったこと。
ビートルズのアルバムは何枚か持っているし、昔ポールのコンサートにも行った。
活動中に作られた映画は一応全部観ている。
けれど決して熱狂的なビートルズファンという訳ではない私でも、どの曲も知っているし、耳が覚えているのである。
劇中の「モーツァルト以来の、全ての作品が名作のミュージシャン」という言葉にも、納得せざるを得ない。
本作の劇場公開版のみ、音楽史上初めての野球場コンサートを記録した「the Beatles in Shea Stadium」のデジタルレストア版が同時上映となる。
映像・音楽とも半世紀前のものとは思えないくらい美しく修復され、パブリックビューイング感覚を味わえるので、ファンには垂涎ものだろう。
ところで、ビートルズの出演作ではなくても、彼らをモチーフにした映画は多い。
私はその中でも、本作にも描かれた64年の北米ツアーのために、ニューヨークにやって来たビートルズを一目見ようと奮闘する、田舎の若者たちを描いた「抱きしめたい」が好きだ。
これロバート・ゼメキスのデビュー作で1978年の作品なのだが、日本公開はエグゼクティブ・プロデューサーを務めたスピルバーグのバブルだった四年後の82年。
実に面白い映画なのだが、国内では未だDVD未発売なのだ。
ビートルズファンにとっても興味深い映画だと思うのだが、そろそろどこか出してくれないかねえ。
ビートルズと言えばリンゴ。
本作の製作元もApple Corpsなので、今回はリンゴの蒸留酒、ブラー社の「グランソラージュ カルヴァドス」をチョイス。 アップル・ブランデーの一種だが、フランスのカルヴァドス県で作られる二年以内のシールドを蒸留して作られた酒のみが、カルヴァドスを名乗る事を許される。 豊かなリンゴの香りが最大の特徴で、ある程度の歳月を経た物の方がマイルドなコクを味わえるのは普通のブランデーと同じ。 若い物はスパークリングウォーターで割ったり、カクテルベースにしてもいい。
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冒頭に映し出される青リンゴのロゴ。
1995年の「ザ・ビートルズ・アンソロジー」以来、実に21年ぶりにリリースされた英Apple Corps公式作品。
ビートルズがライブバンドとしてツアーしていた63年から66年を中心に、世界を熱狂させ音楽史に絶大な影響を与えた彼らが、ライブ活動を終了するまでを描く長編ドキュメンタリーだ。
ジョン・レノンとポール・マッカートニーがどのように出会い、やがてジョージ・ハリソン、リンゴ・スターが加わってビートルズになっていったのか。
誰もが知っている名曲の数々が、どうやって作られていたのか。
リバプールのキャバーン・クラブで歌っていた時代から、大衆の前での最後の公演となったサンフランシスコのキャンドル・スティック・パークでのコンサートまでの濃密過ぎる時間。
彼らは世界に何をもたらし、なぜ人気絶頂でライブ活動を止めざるを得なかったのだろう。
60年代当時、ビートルズのコンサートをその目で目撃した人々の証言が印象的だ。
貧しい家庭環境にも関わらず、母親が無理をしてシェイ・スタジアムに連れて行ってくれたというウーピー・ゴールドバーグ。
ジョージ・ハリソンへのLOVEを、まるで少女の様な潤んだ目で語るシガ二―・ウィーバー。
そして時は公民権運動の時代、ビートルズは差別主義の牙城、南部諸州のコンサート会場での人種隔離を拒否する。
彼らのコンサートで、初めて白人と一緒の空間にいた、皆同じように音楽を楽しんでいたという証言が心に残る。
日本公開時には、今ではコンサートのメッカともいえる日本武道館の使用に右翼が反発し、反ビートルズ活動をしていたというのも面白い。
街宣車の上で演説していたのは赤尾敏だろうか。
いずれも音楽を通じた既成概念の打破であり、社会変革であり、やはり時代に求められた人たちだったのだろう。
「ラッシュ/プライドと友情」「アポロ13」など、実話ものを撮ると非凡な才能を発揮するロン・ハワード監督と、ドキュメンタリーの相性は抜群。
時系列に沿ったコンサート・シーンを軸にした構成は巧みで、ビートルマニアたちの熱狂がダイレクトに伝わってきて、まるで自分がその場にいるかのような臨場感だ。
まあ、どの会場でもあの熱気と金切り声の波に迎えられたら、歌っている方もだんだんと麻痺して、最後には「もうやってられないよ」となるのは分かる気がする。
というか、基本的にパフォーマーというよりも音楽を創ることが一番好きな人たちが、よくあの状態を何年も続けられたものだ。
当時のコンサートは今よりだいぶ短くて、前座を除けばだいたい3、40分くらいだったのも、彼らが耐えらえた要因だったのかもしれないな。
しかし心底凄いなと思ったのは、作中で何十曲もかかるのに、知らない曲が一つもなかったこと。
ビートルズのアルバムは何枚か持っているし、昔ポールのコンサートにも行った。
活動中に作られた映画は一応全部観ている。
けれど決して熱狂的なビートルズファンという訳ではない私でも、どの曲も知っているし、耳が覚えているのである。
劇中の「モーツァルト以来の、全ての作品が名作のミュージシャン」という言葉にも、納得せざるを得ない。
本作の劇場公開版のみ、音楽史上初めての野球場コンサートを記録した「the Beatles in Shea Stadium」のデジタルレストア版が同時上映となる。
映像・音楽とも半世紀前のものとは思えないくらい美しく修復され、パブリックビューイング感覚を味わえるので、ファンには垂涎ものだろう。
ところで、ビートルズの出演作ではなくても、彼らをモチーフにした映画は多い。
私はその中でも、本作にも描かれた64年の北米ツアーのために、ニューヨークにやって来たビートルズを一目見ようと奮闘する、田舎の若者たちを描いた「抱きしめたい」が好きだ。
これロバート・ゼメキスのデビュー作で1978年の作品なのだが、日本公開はエグゼクティブ・プロデューサーを務めたスピルバーグのバブルだった四年後の82年。
実に面白い映画なのだが、国内では未だDVD未発売なのだ。
ビートルズファンにとっても興味深い映画だと思うのだが、そろそろどこか出してくれないかねえ。
ビートルズと言えばリンゴ。
本作の製作元もApple Corpsなので、今回はリンゴの蒸留酒、ブラー社の「グランソラージュ カルヴァドス」をチョイス。 アップル・ブランデーの一種だが、フランスのカルヴァドス県で作られる二年以内のシールドを蒸留して作られた酒のみが、カルヴァドスを名乗る事を許される。 豊かなリンゴの香りが最大の特徴で、ある程度の歳月を経た物の方がマイルドなコクを味わえるのは普通のブランデーと同じ。 若い物はスパークリングウォーターで割ったり、カクテルベースにしてもいい。

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