fc2ブログ
酒を呑んで映画を観る時間が一番幸せ・・・と思うので、酒と映画をテーマに日記を書いていきます。 映画の評価額は幾らまでなら納得して出せるかで、レイトショー価格1200円から+-が基準で、1800円が満点です。ネット配信オンリーの作品は★5つが満点。
■ お知らせ
※基本的にネタバレありです。ご注意ください。
※当ブログはリンクフリーです。内容の無断転載はお断りいたします。
※ブログ環境の相性によっては、TB・コメントのお返事が出来ない事があります。ご了承ください
エロ・グロ・出会い系のTB及びコメントは、削除の上直ちにブログ管理会社に通報させていただきます。 また記事と無関係なTBもお断りいたします。 また、関係があってもアフェリエイト、アダルトへの誘導など不適切と判断したTBは削除いたします。

■TITLE INDEX
タイトルインディックスを作りました。こちらからご利用ください。
■ ツイッターアカウント
noraneko285でつぶやいてます。ブログで書いてない映画の話なども。
■ FILMARKSアカウント
noraneko285ツイッターでつぶやいた全作品をアーカイブしています。
ショートレビュー「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK・・・・・評価額1600円」
2016年11月21日 (月) | 編集 |
アウトローが、パパになる!?

無頼の正義漢、ジャック・リーチャーの活躍を描くシリーズ第二弾。
前作「アウトロー」の監督クリストファー・マッカリーが、「ローグ・ネイション」に引き続き「ミッション:インポッシブル」の6作目を手掛ける関係で、こちらはエドワード・ズウィックにバトンタッチ。
しかし監督は代っても、作家の特徴は上手く生かされている。
 
さす名プロデューサー、トム・クルーズ。 

トムと組んだ「ラスト・サムライ」や「ブラッド・ダイヤモンド」など、異なるバックグランウドを持つ二人の人物の関係を軸にした、バディものを得意とするズウィックだが、今回はコンビを超えてトリオ。 

しかも相手は二人の女性である。 

本作でジャック・リーチャーが成敗するのは、アフガンの戦場で暗躍する民間軍需企業と、彼らと通じた軍の幹部。
リーチャーと非公式な協力関係にあったスーザン・ターナー少佐が、アフガンでの武器横流し疑惑を調査したところ、軍内部に巣食う何者かの陰謀によって逮捕されてしまう。
それをリーチャーが救出し、二人で事件の真相に迫って行くのはバディものの王道。
だが、本作で彼は、もう一つの緊急事態に直面する。
それは見ず知らずの女性が、リーチャーの過去の軍籍を辿って出した請求。
実は彼には生まれたことを知らせていなかった15歳になるサマンサという娘がいて、彼女の養育費を支払えと言うのだ。
半信半疑のリーチャーだが、まずい事に敵が彼女の存在を知ってしまい、図らずも娘かも知れないサマンサを守りながら、ターナーと事件の謎を解くという二重作戦を余儀なくされるのである。


ぶっちゃけ、孤高の正義の味方が、軍と民間軍需会社が癒着した裏アフガン利権を暴くというのは、わりと既視感のあるモチーフ。 

だがこの映画の面白味は、むしろ本来お一人好きの主人公が、図らずも疑似家族の夫でパパになってしまい、むっちゃ気の強い女性二人相手にタジタジになるギャップにある。
 
年下のエリート軍人であるターナーとの、いいムードに成りそうでならない微妙な関係もさることながら、本作の白眉はやはりサマンサとの疑似親子の描写だろう。
最初は娘の存在など信じられなかったリーチャーだが、サマンサのカンの鋭さ、観察力の高さは天性のスパイというべきもので、彼女と過ごすうちに「んー、もしかしてホントにオレの娘かもしんない・・・(-ω-`;)ゞ」と、だんだんとパパの顔になってゆくのは見もの。
ターナーとサマンサがキャッキャと女子トークしている所に入ろうとして、バタンと扉を閉められてしまうところなんて、切なくて思わず吹いた。

もちろん、サスペンス・アクション映画としてもなかなか良く出来ていて、戦争を隠れ蓑にする巨悪を倒す展開は痛快だし、ハロウィン・パレードに湧くニューオーリンズの、迷路のような市街地を駆け巡る立体的な追跡劇は手に汗握る。
「ミッション:インポッシブル」シリーズほどギミック満載の超大作ではなく、製作費も半分以下のこちらのシリーズは7、80年代のプログラム・ピクチュアの趣のある愛すべき小品。 

しかしトム・クルーズも50代半ばになって、ひと昔前のイーストウッドみたいな役柄が似合う様になって来たなあ。

今回は、舞台となるニューオーリンズに度々襲来する、「ハリケーン」の名を持つご当地カクテル。
ライト・ラム60ml、ダーク・ラム60ml、パッションフルーツ・ジュース60ml、オレンジ・ジュース30ml、ライム・ジュース15ml、シロップ1tsp、グレナデン・シロップ1tspを氷と共にシェイクして、氷を満たしたグラスに注ぐ。
本当はハリケーングラスという腰のくびれた専用のグラスがあるのだが、ビアグラスやタンブラーでも良いだろう。
最後にスライスしたオレンジとマラスキーノ・チェリーを飾って完成。
南国らしい、華やかでさっぱりしたカクテルだ。
日本でハリケーンと言えば、ウイスキーベースのカクテルだが、こちらは全くの別物。

ランキングバナー記事が気に入ったらクリックしてね



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

バカルディ エイト 8年 750ml 40度 正規品 (Bacardi 8YO) kawahc
価格:2279円(税込、送料別) (2016/11/21時点)





スポンサーサイト