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ショートレビュー「ドクター・ストレンジ・・・・・評価額1650円」
2017年02月08日 (水) | 編集 |
“手術”で救う、“魔術”でも救う。

いやコレは面白い!

事故で両手の自由を失った外科医スティーヴン・ストレンジが、わらをも掴む想いで、魔術の世界に足を踏み入れる。
そこで、この世界を狙う異次元“ダークディメンション”の力に魅せられた、闇の魔術師たちと戦うことになるのである。

まるでハリポタとジェダイが合体したような世界観で、闇の力を使うとダークサイドに堕ちるあたりもそれっぽい。

しかし全体としては、ちゃんとMCUの一編として違和感なく落ち着くのだから、ディズニーのクオリティ・コントロールは鉄壁だ。
どちらかと言えばホラー畑の印象が強いスコット・デリクソン監督は、意外にもかなりコミカルにこの作品を仕上げている。


原作シリーズは未読だが、物語的にはそれほど新味は無い。
というか映画版の基本要素は、同じMCUの「アイアンマン」の焼き直しだ。
天才で金持ちの傲慢な男が肉体的な挫折を味わい、失った機能を取り戻すために未知の領域に足を踏み入れる。
テクノロジーオタクのトニー・スタークの場合は超科学で、人体を扱う仕事をしていたストレンジの場合は、人間の可能性の中に眠る魔術というワケ。
更にパワードスーツの代わりに、相棒となる“浮遊マント”の存在もある。
「アイアンマン」との一番の違いは、ジェダイ的メンターとしてのティルダ・スウィントンの存在があるから、師匠のおかげでスタークよりは性格が矯正されること(笑
例によってプロットは良い意味である程度大味で、ド素人のストレンジもそれほど苦労せずに魔術をマスターしちゃったりするのだけど、スピーディーな展開は見せ場の釣瓶打ちで飽きさせない。

この映画の最大の魅力は、様々な魔術の映表現の予想を超えた未見性にある。
魔術使いは、肉体と魂を分離した“アストラル体”となったり、現実世界を模した“ミラー次元”を出現させたり、さまざまな超常の力を持つのだが、特にこのミラー次元の描写が凄い。

都市が折れ曲がる描写は「インセプション」にもあったが、こっちではねじれたり、切れたり、合体したり、変形したり、まるで目まぐるしく姿を変える3次元の万華鏡の様な、驚くべき世界が目の前に出現する。
この幾何学的な魅惑の映像を味わうには是非とも3Dで、出来ればIMAXや4DXがおススメだ。

そして、ストレンジがダークディメンションの侵攻を止めるためにとる方法が、究極的な自己犠牲であることも、“ミスター”ではなく、あくまでも“ドクター”と呼ばれることに拘り、他のヒーローと違って敵の命を奪うことにジレンマを感じる、ストレンジの個性を際立たせる。
主演のベネディクト・カンバーバッチは、このユニークなヒーローのキャラに見事なハマりっぷりで、これからソーと共にMCUファンタジーセクションの両輪として活躍してくれるに違いない。
二人の共演がアナウンスされている「ソー/ラグナログ」が今から楽しみだ。

一連のMCU作品の中でも、かなり上位に位置する快作である。

今回は観た人には分かる理由でビール。
ストレンジはニューヨークの人なので「ブルックリン・ラガー」にしよう。
禁酒法以前の、ドイツ系醸造所で作られていたウィンナースタイルをイメージしたビールは、比較的ドライでしっかりとしたコクもある。
フルーティな香りはいかにもアメリカ人好みだ。
のんべえとしては、あの魔術だけでいいからマスターしたい(笑

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