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ショートレビュー「ダンボ・・・・・評価額1550円」
2019年04月03日 (水) | 編集 |
ママの元へ、飛ぶ!

私にとって、ダンボは幼い頃一番最初に知り、一番好きだったディズニーキャラクターだ。
当時はビデオテープなんて便利なものは無かった時代なので、本作の元となったオリジナルのアニメーション映画を観たのはずっと後。
家にあった絵本と、アメリカに留学していた親戚から、お土産にもらった大きなぬいぐるみが全てだった。
ずっと“友だち”だったぬいぐるみは、ボロボロになっていつの間にか消えていたのだが、おそらく汚いので親が捨てたのだと思う。
彼がいなくなったことに気づいた時は、悲しかったな。

思い出のダンボが、ティム・バートンによってリメイクされる。
バートンは元ディズニーのアニメーターだし、すでに「不思議の国のアリス」を「アリス・イン・ワンダーランド」として興行的成功に導いた実績もあり、何よりもダンボは彼が愛して止まない“奇形”の子象だ。
リメイクを担当する監督として、誰もが適任者として思い当たる人物だろうが、果たしてその仕上がりは。

第二次世界大戦中の、1941年に作られたアニメーション版は、上映時間64分。
コウノトリに届けられた異様に巨大な耳を持つ子象は、他の象たちから「ダンボ(間抜け)」とあだ名されバカにされる。
唯一ママのジャンボだけは我が子を愛するが、ダンボを守って暴れたために隔離されてしまう。
しかし、大きな耳が持つ可能性に気づいたネズミのティモシーに導かれ、空を飛べる様になったダンボは、一躍サーカスのスターとなり、ママとの再会を果たす。
112分と大幅に尺の長いバートン版だと、ここまでの話は前半のみで終了。
後半は全く新しいエピソードとなり、実写リメイクでありながら、同時に続編でもあるという変則的な作品になっている。

アニメーション版との一番の違いは、動物たちが擬人化されてないことと、人間側にもきちんとした物語があること。
舞台に設定されているのは、全世界で数千万人の命を奪ったスペイン風邪が猛威を振るい、第一次世界大戦が集結した直後の1919年。
かつてサーカスの花形スターだったが、戦争で片腕を失った復員兵のホルトと、母をスペイン風邪で亡くした彼の二人の子供たちが、不思議な耳を持つ子象と運命的に出会う。
ダンボが愛するママと引き離される物語に、最愛のママを病気で亡くした子供たちの喪失が重なり、戦争で片手を失ったパパの境遇が、共に“普通でない姿”を持つ者としてリンクする仕組み。

最初に映し出された時には、生っぽくてちょっと不気味なダンボが、話が進むにつれてどんどん可愛く見えてくるのは、さすが奇形偏愛のバートン演出。
冒頭の懐かしいマップアニメーションから、ダンボを飛ばす魔法の羽、役割は変わっているもののコウノトリやティモシーも出てくるし、あの悪夢的なピンクの象まで再現されているじゃないか!
まあ今見ると、「ドラッグでも決めて幻覚の中でコンテ書いたんじゃなの?」ってサイケっぷりは、だいぶ抑え気味だけど。
バートン的には、かつて自分をクビにした古巣ディズニーへの意趣返しも入ってるのか、後半はウォルトのパチモンみたいな、怪しさ満点のマイケル・キートンの娯楽王相手にやりたい放題だ。
金になるダンボ欲しさに、サーカス団丸ごと買収して直ぐに団員解雇って、つい先日20世紀FOX相手に同じことしてたような(苦笑

もっとも、この新しい後半部分によって、本作は完全に人間の物語となっており、そこは評価が分かれると思う。
本来ホルト親子はダンボの感情の代弁者の役割なのだが、後半になると主客転倒してダンボが脇役になってしまった。
一応、アニメーション版の要素をほとんど全部詰め込んでリスペクトした上で、やりたいことをやってはいるのだが、前半が比較的忠実なだけに、バートンの作家性が全開となる後半は、「これがダンボだって?」と違和感を感じる向きもあるだろう。
個人的には、肝心のダンボのキャラクターがブレてないので、これはこれで良しとしたい。
これまでの正統派のディズニー実写リメイク作品群とはだいぶ趣は異なるが、ダンボもバートンも好きな私としては、「ダンボ」ミーツ「ビートルジュース」の闇鍋的怪作として楽しめた。

今回はピンクの象のラベルで知られるベルギーを代表するビールの一つ、「デリリュウム トレメンス」をチョイス。
アルコール度は8.5%と高く、飲みごたえのあるパワフルなフルボディ。
フルーティな香り高く、ほのかな甘みと苦味と酸味のバランス良し。
ボトルのデザインはかわいいが、デリリュウム トレメンスとはオランダ語で「アルコール中毒の震え」を意味し、飲みすぎるとボトルに描かれている動物たちの幻覚を見るという。
て言うか、アニメーション版の悪夢のシーンの元ネタは、もしかしてこのビールなのか?

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