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2020年03月26日 (木) | 編集 |
アタシの価値はアタシが決める。
いやー楽しい!最高にウェ~イなパリピ映画だった。
DCコミックのヴィランズ大集合映画「スーサイド・スクワット」の中で、ダントツに目立っていたスーパーヴィラン、ハーレイ・クインことハーリーン・クインゼルを主人公とした作品。
コロナ騒動でハリウッドのエンタメ大作が軒並み公開延期となる中、本作の日本公開が予定通りだったのは本国公開を二月に終えていたからだろう。
そもそもキャラクターの知名度の低い日本では、それほど期待されていなかったのも大きいかも知れないが、結果オーライ。
世間の自粛ムードを跳ね飛ばす、パワフルな快作である。
「バンブルビー」のクリスティーナ・ホドソンが脚本を担当し、これが長編2作目となるキャシー・ヤンが監督に抜擢された。
「スーサイド・スクワット」からの直接の続きものだが、ストーリー的には独立しているので、マーゴット・ロービー演じるハーレイが、愛しのプリンちゃんことジョーカーと恋仲にあったことだけ押さえておけば問題ない。
彼女がジョーカーに振られた途端、ここぞとばかりに恨みを募らせた悪漢たちが彼女を殺そうと大挙して襲撃してくる。
ユアン・マクレガー演じるサイコなおぼっちゃまヴィラン、ブラックマスクもその一人。
待ってましたと襲ってくる男たちもセコイんだけど、自分は男たちから恐れられておらず、あくまでもジョーカーの彼女だから、一目置かれていたという現実を思い知らされたハーレイが、自らも悪のカリスマであることを証明するフェミニズム活劇だ。
執拗に現れる暗殺者から逃げ回っていたある日、カサンドラ・ケインと名乗るスリの少女と出会ったハーレイは、成り行きで彼女をブラックマスクから守ることになる。
カサンドラは、殺されたマフィア一家の隠し財産の場所が刻まれたダイヤを、偶然ブラックマスクの手下から奪ってしまったのだ。
物量で襲ってくる敵と戦うため、ハーレイはゴッサムシティの悪を追う刑事のレニー・モントーヤ、クロスボウの暗殺者ハントレス、そしてブラックマスクの経営するバーの歌姫、ブラックキャナリーことダナ・ランスらと手を組む。
凡作だった「スーサイド・スクワッド」と違うのは、悪人がちゃんと悪人していること。
ハーレイも、プリンちゃんとの思い出の化学工場大爆破から始まって、色々悪事をしながらも、ギリギリ許せる峰不二子的なラインに上手く設定されている。
しかも全体を通すと、彼女にとっての成長物語も正攻法で描かれているという。
本作のタイトルにもなっている“Birds of Prey(猛禽類)”とは、のちにブラックキャナリーらによって作られる女性のヒーローチームのことだが、ハーレイも彼女と手を組む女たちも、本作のストーリーを通してそれぞれ男に支配されている立場から脱却する。
ハーレイは強烈すぎるプリンちゃんの陰から、モントーヤは手柄を奪う忌々しい上司から、ハントレスは家族を殺した男たちを葬り、ブラックキャナリーはブラックマスクへの従属を脱する。
彼女たちの変化のきっかけになるのが子供で、少年漫画的な友情というよりお互いの境遇への共感によって共闘するのがイイ。
物語はハーレイの今までを紹介するポップなアニメーションで始まり、序盤こそ「アタシ心理学の博士号持ってるし〜」とばかりに結構相手を出し抜いてたハーレイも、クライマックスの決戦ではヴィランらしいパワープレイ。
パーティークラッカーみたいにキラキラが飛び散るゴム弾とか、びっくりハウスのアクロバティックな集団戦とか、アクションもキレッキレでカラフル。
ハーレイがいわゆる第四の壁を超え観客に語りかけ、時間軸が変幻自在のテリングのテンポも気持ちがいい。
ブラックキャナリーの必殺技は、アレできるなら最初から出せよ!と突っ込みたくなるが、コロナ禍の陰鬱とした気分を、思いっきりアゲてくれるエンタメ快作だ。
今回はクレイジーな人々の映画にふさわしい、ちょっと変わった味わいの「ブラッディ・シーザー」をチョイス。
ウォッカ40ml、クラマト160mlプラスアルファ。
基本はブラッディ・メアリーのレシピをベースに、トマトジュースをカナダ産のクラマトという蛤のエキス入りの物に変えたものなのだが、お好みで色々な素材を入れてもOK。
レモン・ジュースやタバスコ、クレイジーソルト、ウスターソース、ブラックペッパーなどが人気。
最後に葉つきセロリのスティックを飾って完成。
蛤の出汁の効いたカクテルはなんとなくトマトスープっぽく、このカクテルもブラッディ・メアリーとは全くの別物。
もともとカナダのイタリアンレストランのために作られたレシピだが、もちろんハーレイが大好きなエッグ・サンドウィッチにもよく合う。
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いやー楽しい!最高にウェ~イなパリピ映画だった。
DCコミックのヴィランズ大集合映画「スーサイド・スクワット」の中で、ダントツに目立っていたスーパーヴィラン、ハーレイ・クインことハーリーン・クインゼルを主人公とした作品。
コロナ騒動でハリウッドのエンタメ大作が軒並み公開延期となる中、本作の日本公開が予定通りだったのは本国公開を二月に終えていたからだろう。
そもそもキャラクターの知名度の低い日本では、それほど期待されていなかったのも大きいかも知れないが、結果オーライ。
世間の自粛ムードを跳ね飛ばす、パワフルな快作である。
「バンブルビー」のクリスティーナ・ホドソンが脚本を担当し、これが長編2作目となるキャシー・ヤンが監督に抜擢された。
「スーサイド・スクワット」からの直接の続きものだが、ストーリー的には独立しているので、マーゴット・ロービー演じるハーレイが、愛しのプリンちゃんことジョーカーと恋仲にあったことだけ押さえておけば問題ない。
彼女がジョーカーに振られた途端、ここぞとばかりに恨みを募らせた悪漢たちが彼女を殺そうと大挙して襲撃してくる。
ユアン・マクレガー演じるサイコなおぼっちゃまヴィラン、ブラックマスクもその一人。
待ってましたと襲ってくる男たちもセコイんだけど、自分は男たちから恐れられておらず、あくまでもジョーカーの彼女だから、一目置かれていたという現実を思い知らされたハーレイが、自らも悪のカリスマであることを証明するフェミニズム活劇だ。
執拗に現れる暗殺者から逃げ回っていたある日、カサンドラ・ケインと名乗るスリの少女と出会ったハーレイは、成り行きで彼女をブラックマスクから守ることになる。
カサンドラは、殺されたマフィア一家の隠し財産の場所が刻まれたダイヤを、偶然ブラックマスクの手下から奪ってしまったのだ。
物量で襲ってくる敵と戦うため、ハーレイはゴッサムシティの悪を追う刑事のレニー・モントーヤ、クロスボウの暗殺者ハントレス、そしてブラックマスクの経営するバーの歌姫、ブラックキャナリーことダナ・ランスらと手を組む。
凡作だった「スーサイド・スクワッド」と違うのは、悪人がちゃんと悪人していること。
ハーレイも、プリンちゃんとの思い出の化学工場大爆破から始まって、色々悪事をしながらも、ギリギリ許せる峰不二子的なラインに上手く設定されている。
しかも全体を通すと、彼女にとっての成長物語も正攻法で描かれているという。
本作のタイトルにもなっている“Birds of Prey(猛禽類)”とは、のちにブラックキャナリーらによって作られる女性のヒーローチームのことだが、ハーレイも彼女と手を組む女たちも、本作のストーリーを通してそれぞれ男に支配されている立場から脱却する。
ハーレイは強烈すぎるプリンちゃんの陰から、モントーヤは手柄を奪う忌々しい上司から、ハントレスは家族を殺した男たちを葬り、ブラックキャナリーはブラックマスクへの従属を脱する。
彼女たちの変化のきっかけになるのが子供で、少年漫画的な友情というよりお互いの境遇への共感によって共闘するのがイイ。
物語はハーレイの今までを紹介するポップなアニメーションで始まり、序盤こそ「アタシ心理学の博士号持ってるし〜」とばかりに結構相手を出し抜いてたハーレイも、クライマックスの決戦ではヴィランらしいパワープレイ。
パーティークラッカーみたいにキラキラが飛び散るゴム弾とか、びっくりハウスのアクロバティックな集団戦とか、アクションもキレッキレでカラフル。
ハーレイがいわゆる第四の壁を超え観客に語りかけ、時間軸が変幻自在のテリングのテンポも気持ちがいい。
ブラックキャナリーの必殺技は、アレできるなら最初から出せよ!と突っ込みたくなるが、コロナ禍の陰鬱とした気分を、思いっきりアゲてくれるエンタメ快作だ。
今回はクレイジーな人々の映画にふさわしい、ちょっと変わった味わいの「ブラッディ・シーザー」をチョイス。
ウォッカ40ml、クラマト160mlプラスアルファ。
基本はブラッディ・メアリーのレシピをベースに、トマトジュースをカナダ産のクラマトという蛤のエキス入りの物に変えたものなのだが、お好みで色々な素材を入れてもOK。
レモン・ジュースやタバスコ、クレイジーソルト、ウスターソース、ブラックペッパーなどが人気。
最後に葉つきセロリのスティックを飾って完成。
蛤の出汁の効いたカクテルはなんとなくトマトスープっぽく、このカクテルもブラッディ・メアリーとは全くの別物。
もともとカナダのイタリアンレストランのために作られたレシピだが、もちろんハーレイが大好きなエッグ・サンドウィッチにもよく合う。

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