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ジャスティス・リーグ: ザック・スナイダーカット・・・・・評価★★★★+0.8
2021年06月17日 (木) | 編集 |
ついに、本当の姿へ!

DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)のスーパーヒーロー大集合映画、「ジャスティス・リーグ」を途中降板したザック・スナイダーが、本来意図した姿を取り戻すため、追加撮影を行って完成させたアナザーバージョン。
その名も「ジャスティス・リーグ: ザック・スナイダーカット」!
劇場公開されたジョス・ウェドン版の120分に対し、こちらは全体が7つのパートに分かれ、上映時間は実に240分もあるのだが、体感的にはあっという間。
基本は同じ話ではあるものの、印象としてはウェドン版とはほとんど別物だ。
ヴィランのステッペンウルフなんて、中間管理職に格下げされた上に、デザインも全然違うじゃないか。
ギラギラの変形するアーマーを纏い、ずっと禍々しい。
ビジュアル的な完成度の高さは圧倒的で、ぶっちゃけ遥かに面白い
まあ配信に割り切ったから、こんな長い尺が許されたのだろうが、もし最初からこのレベルの仕上がりだったら、劇場公開時の予想外の大コケは免れたのではないか。
返す返すもDCEUの戦略不在がもったいない。

クリプトンの怪物を倒すため、スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は我が身を犠牲にして死んだ。
バットマンことブルース・ウェイン(ベン・アフレック)は、スーパーマン亡き後の地球を守るため、特殊能力を持った超人たちでチームを結成することを決意。
その頃、超常の力を秘め、太古の時代からアマゾン、アトランティス、人間界に分割して封印された“マザーボックス”が起動し、その力に召喚された邪悪な侵略者、ステッペンウルフ(キアラン・ハインズ)が地球に到来。
アマゾン、アトランティスのマザーボックスは奪われ、残るは人間界の一つのみ。
バットマンの元には、ワンダーウーマン(ガル・ガドット)、超速の男フラッシュ(エズラ・ミラー)、アトランティスのアクアマン(ジェイソン・モモア)、機械の体を持つサイボーグ(レイ・フィッシャー)が結集。
しかし、強大な力を持つステッペンウルフと戦う切り札として、バットマンは人間界に残されたマザーボックスの力を使い、スーパーマンを復活させようとする。
しかし、死の世界から目覚めたスーパーマンは、以前とはどこか違っていた・・・・


尺の制約から解き放たれ、キャラクター描写が圧倒的に豊かになって、なぜこのメンバーなのかにも説得力が出た。
基本的に単体作品や脇役での登場を先行させるのが原則のMCUと違い、ウェドン版「ジャスティス・リーグ」公開時には、6人のヒーローのうち、アクアマンとフラッシュとサイボーグは初出場。
なのにほとんど背景が描かれていないので、どんなキャラクターかもろくに分からず、無口なサイボーグなんて空気にしかなっていなかった。
その後アクアマンは単体作品が作られたものの、フラッシュとサイボーグは今回ようやく人となりが理解できた。
ちゅうかサイボーグ、あんたマザーボックスの分身やんか!
ありとあらゆるネットワークに侵入して、思いのままに操ることができるとか、そんな凄いキャラクターだったとは。
レイ・フィッシャーによる“告発”があった今となっては、実質スナイダーが発掘した新人だったフィッシャーに倒する、嫌がらせに近いものだったのかも知れないが、ウェドン版での雑な扱いが可哀想過ぎる。

本作のヒーローたちに共通するのが両親、特に父親との関係に何らかの問題を抱えていること。
人間とアトランティス人のミックスであるアクアマンは、どちらの世界にも居場所が無いと感じていて両親とは疎遠。
フラッシュの父親は無実の罪で刑務所にいて、彼は父の冤罪を晴らそうと法律家を目指している苦学生。
事故で瀕死の重傷を負ったサイボーグは、父親のストーン博士によってマザーボックスと接続されたことによって、半分機械の体となって再生されるが、復活した自分の姿を醜いと感じ、博士を恨んでいる。
共に幼くして両親を失った、バットマンとスーパーマンは言わずもがな。
唯一土から作られたワンダーウーマン には父親がいないが、彼女の場合はかわりに包容力抜群の初恋の人、スティーブ・トレバーに心を全部持っていかれている。
スナイダー版に描かれた重厚な人間ドラマによって初めて、これが「マン・オブ・スティール」を受け継ぐ、父性の物語であることが明確になった。
エンドクレジットに、スナイダー夫妻が撮影現場を離れるきっかけとなった、二十歳で急逝した娘オータムへの追悼文があるのも、実際に映画を観るとグッとくる。

アクション映画としてもグレードアップし、スナイダーの出世作「300 スリーハンドレッド」を思わせるスローモーションのカッコいい殺陣もあるし、リチャード・ドナー版「スーパーマン」の、時間逆回転オマージュも入ったクライマックスはむっちゃアガる。
ウェドン版はあれはあれで面白くはあったが、本作とは尺のダイジェスト感以上に、例えて言えば一昔前の漫画と劇画みたいな違いがある。
ストーリーを単純化し、思いっきり間口を広げて、低年齢層も取り込もうとしたウェドン版は、アクション描写も全世代向けにマイルドに抑えられていた。
対して、こっちはずっとダーク&ハード。
完全に大人向けと割り切った作りで、バイオレンス描写も容赦がない。
スナイダーによる過去のDCEU作品との一貫性があるのは、確実にこちらだろう。

あと本作で注目すべきは、復活したスーパーマンの扱いだ。
ウェドン版のレビューで、私はDCEUの大きな欠点として「スーパーマンが強大過ぎること」と書いた。
これはMCUのキャプテン・マーベルにも同じようなことが言えるのだが、彼女は基本宇宙を放浪しているノマドで、たまに地球に戻ってくる人。
救世主キリストのメタファーとして、人類の前に姿を現したスーパーマンとは立場が違う。
神をも超える超常の力を持つスーパーマンと拮抗できるのは、同じクリプトン人かクリプトン由来のものだけで、どんな強いヴィランが出てきたとしても、彼が登場した瞬間に先が見えてしまう。
実際、ウェドン版ではスーパーマンが本来の心を取り戻し、ジャスティス・リーグに参戦した時点で、ステッペンウルフにはどう見ても勝ち目がなく、物語は終わったようなものだった。

そこでスナイダーは、本作を今後も続く遠大な“サーガ”の第一章と位置づけ、スーパーマンを今は味方だが、もしかすると敵になるかもしれない存在として描く。
言うまでも無いことだが、スーパーマンが人類の敵となれば、これはもうMCUからキャプテン・マーベルでも借りてこない限り誰も勝てない、史上最強のヴィランである。
DCを代表するヒーローであるスーパーマンを、どっちに転ぶのか分からない、“トランプのジョーカー”とするアイディアは非常に面白い。
エピローグでちょっとだけ出てくる予知夢のシーンとか、ムッチャ面白そうで続編を期待したくなるのだが、ベン・アフレックはもうバットマン役降りちゃったし、果たしてホントの完結まで作られるのだろうか。
このまま終わりだと、蛇の生殺し状態なんだけど。

今回は、チームのリーダーであり、特殊能力は「金持ち」と言い放つバットマンのイメージで、「ミリオネアー」をチョイス。
まあ、彼の資産はミリオンどころかビリオンでも全然足りないだろうけど。
ラム15ml 、スロー・ジン15ml、 アプリコット・ブランデー15ml、 ライム・ジュース15mlまたは1個 、グレナデン・シロップ1dashをシェイクしてグラスに注ぐ。
脂ギッシュなおじさんみたいなネーミングだが、実際にはライムの酸味が個性的な素材をまとめ上げ、スッキリとした飲みやすいカクテルだ。
これならワンダーウーマン も飲んでくれるだろう。

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