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2021年07月14日 (水) | 編集 |
絶対に、救い出す。
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」から2年。
コロナ禍による度重なる公開延期を乗り越えて、ついにMCUがスクリーンに帰ってきた。
フェイズ4の最初を飾るのは2010年の「アイアンマン2」で初登場した、ロシア出身の最強スパイ、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフが主人公の単体作品だ。
ナターシャ自身は「アベンジャーズ /エンドゲーム」で、サノスによって失われた全宇宙の50%の命を取り戻すため、自らを犠牲にしているので、本作は彼女がなぜあの決断に至ったのかを描く前日譚となっている。
今回は他のアベンジャーズメンバーは登場せず、完全に彼女だけの物語。
メガホンを取ったのは、「さよなら、アドルフ」などで知られる、オーストラリア出身のケイト・ショートランド。
ナターシャを演じるのは、もちろんスカーレット・ヨハンソン。
フローレンス・ピュー、レイチェル・ワイズ、デヴィッド・ハーバーらが脇を固める。
※核心部分に触れています。
スーパーヒーローを国連の管理下に置く、ソコヴィア議定書への対応を巡り、アベンジャーズ は二つに分裂。
議定書を拒否したキャプテン・アメリカは逃亡し、ホークアイは引退を表明。
ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)は、一度は議定書に賛成したものの、当局の追跡を逃れノルウェーの奥地に身を隠した。
そんな彼女の前に、20年前に生き別れた“妹”エレーナ(フローレンス・ピュー)が姿をあらわす。
二人は90年代の少女時代に、アメリカで3年間偽装家族として共に暮らした仲。
エレーナは、自分たちを訓練したスパイ組織“レッドルーム”の支配者ドレイコフ(レイ・ウィンストン)が生きていると告げる。
ドレイコフは数年前にナターシャが暗殺したはずだったが、密かに生き延び、今も世界中で少女を拉致しては洗脳し、使い捨ての暗殺マシーン“ウィドウ”として利用していると言うのだ。
二人はドレイコフの所在を突き止めるために、かつての“両親”だったレッド・ガーディアンことアレクセイ(デヴィッド・ハーバー)とメリーナ(レイチェル・ワイズ)を訪ねるのだが・・・・
冒頭のロゴアニメーションで、早くもウルっとなった。
本当に久しぶりのMCU。
90年代のオハイオに端を発する物語はサスペンスフルに展開しつつ、ナターシャ・ロマノフの心の軌道を描き、「エンドゲーム 」というジクソーパズルの、空白だった最後のピースを埋めてゆく。
時系列的には「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の直後で、「アベンジャーズ/インフィニティウォー」の少し前。
実の親の顔を知らず、スパイを養成する非情な組織に育てられ、任務に不要と子宮すら奪われて子供も持てない。
これは天涯孤独の暗殺者だったナターシャと、彼女の二つの“家族”に関する物語だ。
彼女にとって一つ目の家族”は、ソコヴィア議定書を巡り二つに割れたアベンジャーズ。
そして二つ目は、少女時代90年代に3年間を共に過ごしたスパイ組織の偽装家族。
例え偽りの家族だったとしても、それは彼女にとって初めてできた仮初の家。
ずっと自分の居場所を探してきた、ナターシャが求める原風景なのである。
そして本作では、自分を捨てたと思っていた実母が、奪われた娘を探し続けドレイコフに殺されていたことを知り、彼女の中で家族のイメージが決定的に変わる。
血縁でも、そうでなかったとしても、大切な人たちだと思えればそれが家族。
物語を通して、改めて現在の家族であるアベンジャーズを、このままにはしておけないという決意が固まってくるのだ。
ケイト・ショートランド監督の出世作となった「さよなら、アドルフ」の主人公は、ナチス幹部の家に生まれた14歳の軍国少女 ローレだ。
1945年の敗戦によって両親は拘束され、彼女は幼い幼い妹・弟たちを連れて、遠く離れた祖母の住む街を目指して旅に出る。
長く過酷な旅の途中で彼女が目にするのは、教えられていたことが全て嘘だった、愛する両親が恐るべき戦争犯罪の加担者だったという冷酷な現実。
ローレは、14歳にして童心を捨てざるを得なくなる。
偽りの世界に育った少女が、現実を知り世界に直面するという物語は、本作とも共通する。
また、前作の「ベルリン・シンドローム」では、旅行中のバックパッカーの女性 クレアが、一見温和で親切そうに見えながら、内面に凶悪な嗜虐性を秘めた男によって監禁される。
これもまた、残酷な男が若い女性たちの自由を奪っているという本作の設定に通じる。
今回ナターシャに課せられたミッションに目を移すと、本作が#MeTooムーブメントの流れを汲む作品なのは明らかだ。
悪のスパイ組織”レッドルーム”の支配者ドレイコフは、世界中から少女たちを拉致し、スパイの素質を持つ者だけを訓練し、あとは殺してしまう。
成長した少女たちは、化学的に洗脳されて意志を奪われ、命令をこなすだけの殺人マシーン“ウィドウ”として酷使され、不要となれば容赦なく殺される。
ドレイコフの邪悪さを象徴するのが、レッドルーム最強の“タスクマスター”だ。
タスクマスターの正体はドレイコフの実の娘(演じるのはオルガ・キュリレンコ!)で、ナターシャが彼を暗殺しようとした時、巻き添えとなり重傷を負い、対戦する相手の動きを完コピするサイボーグ兵士として再生される。
自分そっくりの動きをするタスクマスターは、ナターシャにとって言わば過去の罪そのものであり、彼女は何としてもレッドルームで人生を丸ごと搾取されている悲しき女性たちを、ドレイコフの魔の手から解放しなければならないのだ。
過去のMCUに登場したヴィランたちの中でも、ここまで徹底的な卑劣漢で、1ミリも同情出来ないキャラクターはいなかった。
神出鬼没なレッドルームを探し当て、ミッションを完遂するために結集するのが、かつての偽装家族。
頭脳派のニセ母メリーナと、「キャプテン・アメリカと死闘を繰り広げた
」らしい元ソ連の超人兵士レッド・ガーディアンことニセ父のアレクセイ。
そしてナターシャを過去の因縁に引き戻す、ニセ妹のエレーナ。
人間一緒に暮らせば情が移ると言うが、ニセモノだったはずの四人の家族が、それぞれのドレイコフへの恨みもあって徐々に結束するプロセスはコミカルなタッチ。
特にエレーナ役のフローレンス・ピューがすごく良くて、姉妹の掛け合いが女子会っぽくてむっちゃかわいい。
ブラックウィドウが登場する時の決めポーズをネタにするとこなんて、ちょいメタ的な面白さもあって爆笑した。
ナターシャはアベンジャーズとは言っても、超人的な特殊能力は持たないから、映画全体の作りもスパイ映画風。
全体のノリ的には「ミッション:インポッシブル」シリーズとか、陽性な時の「007」シリーズに近い。
実際、ジェームズ・ボンドへのオマージュ描写もある。
まあクライマックスの空中戦は、さすがに過去のMCU作品の積み重ねがあっての描写だと思うが、生身の人間としてのギリギリのリアリティラインを守りつつ、ダイナミックなアクションで十二分に魅せる。
そして罪を犯した分、誰かを助けることが、人生のファーストプライオリティという、クールビューティな仮面の奥に隠されたナターシャの行動原理の核心を垣間見て涙。
例によってエンドクレジットの後におまけの映像があり、原作通りにある人物がブラック・ウィドウの名を継承することが示唆される。
アメコミのヒーローは歌舞伎の名跡みたいなもので、どんどん受け継がれてゆくのが常なので、今後のMCUでもこの方式で代替わりしてゆくのだろう。
次の注目は、「ワカンダ・フォーエバー」だな。
ストーリーよし、キャラクターよし、アクションよし、三拍子揃った痛快な娯楽大作だ。
今回は、珍しく白いスーツのブラックウィドウが見られるので、「ホワイトレディ」をチョイス。
ドライ・ジン30ml、ホワイト・キュラソー15ml、レモン・ジュース15mlをシェイクしてグラスに注ぐ。
半透明のホワイトが美しい。
ホワイト・キュラソーとレモンの風味を、ジンの辛口な味わいが自然にまとめ上げる。
ナターシャのようなエレガントなカクテルだ。
ところで、コロナ禍の配信シフトを巡るディズニーと全興連との確執によって、本作は都心部で圧倒的な動員力を持つTOHOシネマズ とSMTでの上映がゼロ。
日本最大の興行街である新宿では、EJアニメシアターで1日一回しか上映されていなという異常事態となってしまった。
このままだと、日本では同時配信のディズニー作品が主要劇場にかからず、ディズニーも全興連も観客も、全員がlose-loseの状況が続くことになってしまう。
配信か劇場かという映画の形が変化しつつあることが背景にあるので、簡単にはいかないだろうが、ポストコロナの正常化の時代も近いことだし、なんとか手打ちしてもらいたいものだ。
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「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」から2年。
コロナ禍による度重なる公開延期を乗り越えて、ついにMCUがスクリーンに帰ってきた。
フェイズ4の最初を飾るのは2010年の「アイアンマン2」で初登場した、ロシア出身の最強スパイ、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフが主人公の単体作品だ。
ナターシャ自身は「アベンジャーズ /エンドゲーム」で、サノスによって失われた全宇宙の50%の命を取り戻すため、自らを犠牲にしているので、本作は彼女がなぜあの決断に至ったのかを描く前日譚となっている。
今回は他のアベンジャーズメンバーは登場せず、完全に彼女だけの物語。
メガホンを取ったのは、「さよなら、アドルフ」などで知られる、オーストラリア出身のケイト・ショートランド。
ナターシャを演じるのは、もちろんスカーレット・ヨハンソン。
フローレンス・ピュー、レイチェル・ワイズ、デヴィッド・ハーバーらが脇を固める。
※核心部分に触れています。
スーパーヒーローを国連の管理下に置く、ソコヴィア議定書への対応を巡り、アベンジャーズ は二つに分裂。
議定書を拒否したキャプテン・アメリカは逃亡し、ホークアイは引退を表明。
ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)は、一度は議定書に賛成したものの、当局の追跡を逃れノルウェーの奥地に身を隠した。
そんな彼女の前に、20年前に生き別れた“妹”エレーナ(フローレンス・ピュー)が姿をあらわす。
二人は90年代の少女時代に、アメリカで3年間偽装家族として共に暮らした仲。
エレーナは、自分たちを訓練したスパイ組織“レッドルーム”の支配者ドレイコフ(レイ・ウィンストン)が生きていると告げる。
ドレイコフは数年前にナターシャが暗殺したはずだったが、密かに生き延び、今も世界中で少女を拉致しては洗脳し、使い捨ての暗殺マシーン“ウィドウ”として利用していると言うのだ。
二人はドレイコフの所在を突き止めるために、かつての“両親”だったレッド・ガーディアンことアレクセイ(デヴィッド・ハーバー)とメリーナ(レイチェル・ワイズ)を訪ねるのだが・・・・
冒頭のロゴアニメーションで、早くもウルっとなった。
本当に久しぶりのMCU。
90年代のオハイオに端を発する物語はサスペンスフルに展開しつつ、ナターシャ・ロマノフの心の軌道を描き、「エンドゲーム 」というジクソーパズルの、空白だった最後のピースを埋めてゆく。
時系列的には「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の直後で、「アベンジャーズ/インフィニティウォー」の少し前。
実の親の顔を知らず、スパイを養成する非情な組織に育てられ、任務に不要と子宮すら奪われて子供も持てない。
これは天涯孤独の暗殺者だったナターシャと、彼女の二つの“家族”に関する物語だ。
彼女にとって一つ目の家族”は、ソコヴィア議定書を巡り二つに割れたアベンジャーズ。
そして二つ目は、少女時代90年代に3年間を共に過ごしたスパイ組織の偽装家族。
例え偽りの家族だったとしても、それは彼女にとって初めてできた仮初の家。
ずっと自分の居場所を探してきた、ナターシャが求める原風景なのである。
そして本作では、自分を捨てたと思っていた実母が、奪われた娘を探し続けドレイコフに殺されていたことを知り、彼女の中で家族のイメージが決定的に変わる。
血縁でも、そうでなかったとしても、大切な人たちだと思えればそれが家族。
物語を通して、改めて現在の家族であるアベンジャーズを、このままにはしておけないという決意が固まってくるのだ。
ケイト・ショートランド監督の出世作となった「さよなら、アドルフ」の主人公は、ナチス幹部の家に生まれた14歳の軍国少女 ローレだ。
1945年の敗戦によって両親は拘束され、彼女は幼い幼い妹・弟たちを連れて、遠く離れた祖母の住む街を目指して旅に出る。
長く過酷な旅の途中で彼女が目にするのは、教えられていたことが全て嘘だった、愛する両親が恐るべき戦争犯罪の加担者だったという冷酷な現実。
ローレは、14歳にして童心を捨てざるを得なくなる。
偽りの世界に育った少女が、現実を知り世界に直面するという物語は、本作とも共通する。
また、前作の「ベルリン・シンドローム」では、旅行中のバックパッカーの女性 クレアが、一見温和で親切そうに見えながら、内面に凶悪な嗜虐性を秘めた男によって監禁される。
これもまた、残酷な男が若い女性たちの自由を奪っているという本作の設定に通じる。
今回ナターシャに課せられたミッションに目を移すと、本作が#MeTooムーブメントの流れを汲む作品なのは明らかだ。
悪のスパイ組織”レッドルーム”の支配者ドレイコフは、世界中から少女たちを拉致し、スパイの素質を持つ者だけを訓練し、あとは殺してしまう。
成長した少女たちは、化学的に洗脳されて意志を奪われ、命令をこなすだけの殺人マシーン“ウィドウ”として酷使され、不要となれば容赦なく殺される。
ドレイコフの邪悪さを象徴するのが、レッドルーム最強の“タスクマスター”だ。
タスクマスターの正体はドレイコフの実の娘(演じるのはオルガ・キュリレンコ!)で、ナターシャが彼を暗殺しようとした時、巻き添えとなり重傷を負い、対戦する相手の動きを完コピするサイボーグ兵士として再生される。
自分そっくりの動きをするタスクマスターは、ナターシャにとって言わば過去の罪そのものであり、彼女は何としてもレッドルームで人生を丸ごと搾取されている悲しき女性たちを、ドレイコフの魔の手から解放しなければならないのだ。
過去のMCUに登場したヴィランたちの中でも、ここまで徹底的な卑劣漢で、1ミリも同情出来ないキャラクターはいなかった。
神出鬼没なレッドルームを探し当て、ミッションを完遂するために結集するのが、かつての偽装家族。
頭脳派のニセ母メリーナと、「キャプテン・アメリカと死闘を繰り広げた
」らしい元ソ連の超人兵士レッド・ガーディアンことニセ父のアレクセイ。
そしてナターシャを過去の因縁に引き戻す、ニセ妹のエレーナ。
人間一緒に暮らせば情が移ると言うが、ニセモノだったはずの四人の家族が、それぞれのドレイコフへの恨みもあって徐々に結束するプロセスはコミカルなタッチ。
特にエレーナ役のフローレンス・ピューがすごく良くて、姉妹の掛け合いが女子会っぽくてむっちゃかわいい。
ブラックウィドウが登場する時の決めポーズをネタにするとこなんて、ちょいメタ的な面白さもあって爆笑した。
ナターシャはアベンジャーズとは言っても、超人的な特殊能力は持たないから、映画全体の作りもスパイ映画風。
全体のノリ的には「ミッション:インポッシブル」シリーズとか、陽性な時の「007」シリーズに近い。
実際、ジェームズ・ボンドへのオマージュ描写もある。
まあクライマックスの空中戦は、さすがに過去のMCU作品の積み重ねがあっての描写だと思うが、生身の人間としてのギリギリのリアリティラインを守りつつ、ダイナミックなアクションで十二分に魅せる。
そして罪を犯した分、誰かを助けることが、人生のファーストプライオリティという、クールビューティな仮面の奥に隠されたナターシャの行動原理の核心を垣間見て涙。
例によってエンドクレジットの後におまけの映像があり、原作通りにある人物がブラック・ウィドウの名を継承することが示唆される。
アメコミのヒーローは歌舞伎の名跡みたいなもので、どんどん受け継がれてゆくのが常なので、今後のMCUでもこの方式で代替わりしてゆくのだろう。
次の注目は、「ワカンダ・フォーエバー」だな。
ストーリーよし、キャラクターよし、アクションよし、三拍子揃った痛快な娯楽大作だ。
今回は、珍しく白いスーツのブラックウィドウが見られるので、「ホワイトレディ」をチョイス。
ドライ・ジン30ml、ホワイト・キュラソー15ml、レモン・ジュース15mlをシェイクしてグラスに注ぐ。
半透明のホワイトが美しい。
ホワイト・キュラソーとレモンの風味を、ジンの辛口な味わいが自然にまとめ上げる。
ナターシャのようなエレガントなカクテルだ。
ところで、コロナ禍の配信シフトを巡るディズニーと全興連との確執によって、本作は都心部で圧倒的な動員力を持つTOHOシネマズ とSMTでの上映がゼロ。
日本最大の興行街である新宿では、EJアニメシアターで1日一回しか上映されていなという異常事態となってしまった。
このままだと、日本では同時配信のディズニー作品が主要劇場にかからず、ディズニーも全興連も観客も、全員がlose-loseの状況が続くことになってしまう。
配信か劇場かという映画の形が変化しつつあることが背景にあるので、簡単にはいかないだろうが、ポストコロナの正常化の時代も近いことだし、なんとか手打ちしてもらいたいものだ。

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