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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ・・・・・評価額1600円
2021年12月07日 (火) | 編集 |
あ〜、ニンゲン食べたい。

スパイダーマンの最大のライバル、スーパーヴィランにして時々ヒーローの気まぐれキャラ、“ヴェノム”の活躍を描くシリーズ第二弾。
ひょんなことから、ヴェノムの細胞の一部が凶悪なシリアルキラーに寄生した結果、ヴェノムの最狂の分身“カーネイジ”が出現。
親であるヴェノムの抹殺を目論むカーネイジは、圧倒的な戦闘力で警察を蹂躙し、街を恐怖に陥れる。
ヴェノムの宿主となるエディ・ブロックにはトム・ハーディが続投し、カーネイジの宿主となるシリアルキラー、クレタス・キャサディをウッディ・ハレルソンが演じる。
前作のルーベン・フライシャーに代わってメガホンを取るのは、ゴラムとゴジラとキング・コングの中の人で、「猿の惑星」シリーズでは格調高く主人公のシーザーを演じ、史上最高のモーション・アクターの呼び声も高いアンディ・サーキス。
いわば得意ジャンルでの監督登板で、手堅い演出を見せる。
※核心部分に触れています。

サンフランシスコのジャーナリスト、エディ・ブロック(トム・ハーディ)は、宇宙から来た不定形生物シンビオートの“ヴェノム”に寄生され、シンビオートと人間を融合させようとしていたマッドサイエンティストを倒す。
その後、「人間を食べない」という条件で、ヴェノムの宿主になることを受け入れるが、宇宙人と体を共有するのは大変。
共生に苦労していたある日、死刑執行を控えた凶暴なシリアルキラー、クレタス・キャサディ(ウッディ・ハレルソン)を取材し、手を噛まれてしまう。
するとキャサディに取り込まれたヴェノムの細胞が、死刑執行用の薬剤と反応し、新たなシンビオート、“カーネイジ”が出現する。
カーネイジの宿主となったキャサディは、虐殺の限りを尽くして脱獄すると、超音波能力をもつ恋人フランシス・バリソン(ナオミ・ハリス)を、監禁されていたレイヴンクロフト刑務所から救出。
次にカーネイジが抹殺しようとしているのは、“親”であるヴェノムだった・・・


これはとてもおバカで、とても楽しい。
本家のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品が軒並み2時間超えになって、クロエ・ジャオに至っては「エターナルズ」を2時間35分の大長編に仕立てる中、これは1時間37分。
長いエンドクレジットとオマケを除けば、実質1時間20分ちょいしかない!
テレビ放送する時も、2時間枠で全然カットする必要がないばかりか、下手すりゃ時間が余ってしまう。
B級感覚のプログラムピクチュアは、やっぱこうでなくちゃ。

話もむっちゃ単純だ。
ウッディ・ハレルソン演じるいかれたシリアルキラーが、取材に来たエディ・ブロックに噛み付いてシンビオート細胞に感染。
死刑執行に使われる薬物が触媒になって覚醒しちゃい、”カーネイジ(大虐殺)”などという恐ろしげな名を名乗り、親殺しの儀式のためにパパヴェノムを殺しにくる
あとは宇宙モンスター同士で戦うだけ、という潔さ。
アンディ・サーキス監督は、さすがこの手のCGコスチューム・プレイのツボを知ってる。
カーネイジVS警察、VSヴェノムのアクションシークエンスは迫力満点だが、何気にコメディとして観ても笑える。
前作も監督が「ゾンビランド」のルーベン・フライシャーだったし、結構小ネタのギャグを盛り込んでいたが、今回はブロックとヴェノムの関係がこなれてきている分、二人羽織漫才の描写がいちいち可笑しい。

本来人間を捕食する種族なのに、「人間は(悪人以外)食べない」と約束させられ、代わりにチョコレートやらチキンやら食わせられて最初からキレ気味。
ついにはど突き合いの大喧嘩(もっぱらど突かれているのはブロックだけど)をして、宇宙人家出(笑
シンビオートの宿主になれる人間は限られていることから、次から次へくっ付く人間を変えて、夜の街を満喫するあたりは完全にコメディモードだ。
しかし、なんだかんだ言いつつ、仲よく共生する一人と一匹は、ますます「寄生獣」の新一とミギーぽくなった。
特に無数の触手的な“手”を生やして、ヴェノムを圧倒するカーネイジとの戦いは、複数の寄生獣が合体したラスボス後藤戦を思わせる。
シンクロ率の高いブロックとヴェノムが、肉体的には圧倒的されながら、エゴが強過ぎてシンクロし切れないキャサディとカーネイジの隙をつくのも、バディものの王道展開。

もともとダメ人間のエディと、人間に寄生しないと生きられないヴェノムという、半端者同士がくっ付いて、やっと一人前という情けなさがベースにある話。
殺人鬼で死刑囚のキャサディと、ヴェノムのコピーに過ぎないカーネイジが、元の二人の関係のネガティブ強化版なのも分かりやすい。
ダメ人間とワガママなペットvs更なるダメ人間ともっとワガママなペットという、究極のダメダメ対決なのも、マーベルでは傍流のスパイダーマン系だからこそだろう。
エンドクレジットを見て驚いたが、これトム・ハーディがストーリーも書いてるんだな。
確かに一人と一匹のキャラクターに対する愛は、とても強く伝わってくる。
ホントにシンビオート飼ってんじゃないの(笑

それにしても、本作のエンディングは何気に情報量がむっちゃ多い。
まずクレジットタイトルの前に、瀕死の状態のパトリック・マリガン刑事が、「monster・・・」と呟くと共に目が青く光っている描写がある。
マリガンは原作シリーズの中で、もう一人のシンビオート”トキシン“となるキャラクターなので、その布石かもしれないが、ブロックやキャサディはシンビオートに寄生されても目は光っていなかったので別の何かなのかも?

そしてミドルクレジットで、ヴェノムがブロックにシンビオートの“800億光年の宇宙の集合意識”を見せようとすると、安ホテルの部屋が突然おしゃれなリゾートとなり、テレビの番組がメロドラマからニュース番組に変わっている。
ここに映し出されるのが、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のラストで、スパイダーマンの正体がピーター・パーカーだと暴いたJ・ジョナ・ジェイムソンなのだ。
ヴェノムの世界ではスパイダーマンが存在することは示唆されているが、指パッチンが一切話題に上がらないことからも、アベンジャーズはいない。
つまり別のユニバースでのお話
突然世界が変わる=おそらく「ノー・ウェイ・ホーム」の予告でやっていた、ドクター・ストレンジによるマルチバースの融合の結果、ヴェノムがトム・ホランド版スパイダーマンがいる世界、マーベル・シネマティック・ユニバースに移動してきたと考えていいだろう。
するといよいよ「ノー・ウェイ・ホーム」にサプライズキャラクターとして、ヴェノムが参戦するのか、それともトム・ホランド主演でアナウンスされた新三部作に登場するのか、いろいろ楽しみが尽きない。
まあヴェノムの単体シリーズも続くのだろうけど、このいい意味での軽さとB級感覚はキープして欲しいなあ。

今回は黒いヴェノムと赤いカーネイジの話だったので、照明次第で黒っぽくも赤っぽくも見えるカクテル「キール・ロワイヤル」をチョイス。
フルート型のシャンパングラスに、冷やしたシャンパンまたはスパークリング・ワイン100mlを注ぎ、クレーム・ド・カシス25mlを加えて軽くステアする。
薄暗い照明のバーなどで見ると、グラスの上の方は赤っぽく、下の方は黒っぽくグラデーションがかかって見える。
辛口のシャンパンと、クレーム・ド・カシスの果実味と甘味が程よくバランスし、スッキリとした味わいのカクテルだ。

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