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2022年07月06日 (水) | 編集 |
To infinity and beyond……
劇場公開は「2分の1の魔法」以来2年ぶりとなるピクサー映画。
この映画の成り立ちは、ちょっと独特だ。
世界初の長編CGアニメーション映画「トイ・ストーリー」の人気キャラクター、スペースレンジャーのバズ・ライトイヤーは、ある映画キャラのアクションフィギュアという設定だった。
今回はおもちゃのバズのルーツとなった架空の映画を、実際に作っちゃったという訳。
なので中身は「トイ・ストーリー」とは全く無関係の、ガチのSF映画だ。
主人公のバズは、深宇宙を探検する巨大な宇宙船のパイロット。
ある時、自分の判断ミスで宇宙船を不時着させ、貴重な燃料が破損。
1200人の乗員と共に、危険な生物がウヨウヨしている惑星に取り残される。
責任を感じたバズは、光速に至ることの出来る新しい燃料をこの惑星の資源で開発し、皆を地球に帰還させようとする。
この開発テストのために、バズは何度も何度も光速の壁に挑む。
すると、光速に近づけば近づくほど、物体の時間の進みが遅くなるウラシマ効果によって、パイロットのバズは若いまま、地上で彼を待っている人たちは年老いていく。
米国のSF作家、ケン・リュウの短編「母の記憶に」では、地球で暮らす娘のもとに、7年に一回母が訪ねてくる。
不治の病に冒され余命2年を宣告された母は、光速に近い速度で飛行する宇宙船に乗ることで娘の人生に寄り添おうとするのだ。
母の姿はずっと変わらないが、やがて娘は母の年齢を追い越して年老いてゆく。
本作では地上と宇宙の視点を逆転し、一人時の流れから切り離されたバスの視点で物語は進んで行く。
一緒に地球からやってきた1200人の乗組員は、いつの間にか全員他界し、基地の住人たちはこの惑星で生まれ育った世代になっている。
彼と同じ時間を生きるのは、猫型友達ロボットのソックス(演じるのは「アーロと少年」のピーター・ソーン監督。芸達者!)だけ。
それでも、バズはテストをやめようとはしないのだ。
そして遂に、光速を突破する新燃料が完成した時、物語は大きく動き出す。
未知の侵略者によって基地が攻撃され、バズはかつての相方の孫と共に、孤立無縁の戦いを強いられる。
責任に囚われて、自分だけの時間に引きこもったバズは、やっと皆と同じ時間で人生に向き合うい、責任の本当の意味を考えることになるのである。
時間SFとしての理屈の部分は、ちょっと「?」と思わないでもないが、キャラクターの人間的成長物語としては、ピクサー映画の例に漏れず、相変わらず良く出来ている。
侵略者の設定は、ちょっと懐かしのディズニーSF映画「ブラックホール」を思わせ、ロボットのデザインなどは、悪役ロボットのマクシミリアンを意識した形跡がある。
そう考えるとソックスも、あの映画のフレンドリーなロボット、ヴィンセントの変形か。
他にも様々なSF映画のオマージュが散りばめられていて、SF映画好きほど小ネタで楽しめるだろう。
しかしこの映画、十分に面白いのだが、興行的には各国で予想外の苦戦となっているらしい。
「トイ・ストーリー4」が100億の大台を超えている日本でも、公開初週の週末三日間の興行成績は1/4程度。
直接のシリーズではないと言っても、キャラクターの知名度を考えるとちょっと寂しい。
これはやはり、コロナ禍でピクサー作品ばかりを配信スルーしまくった結果、観客が「ピクサーは配信で観ればいいや」と考え、ブランド価値を自ら毀損してしまった結果ではないか。
今からでもいいから、配信スルーとなってしまった作品群を映画館で公開して欲しいものだ。
ところでバズ役のクリス・エヴァンスは悪くなかったが、元々映画のキャラって設定なんだからティム・アレンのままでも良かったのでは。
内容的にだいぶシリアスだからイメージを変えたかったのかな。
今回は、ディズニーブルーの星空を思わせる美しい青いカクテル「ブルーラグーン」をチョイス。
ウォッカ30ml、ブルー・キュラソー10ml、レモン・ジュース20mlをシェイクして、氷を入れたシャンパングラスに注ぐ。
スライスしたレモン、オレンジ、チェリーを飾って完成。
辛口のウォッカ、ブルーキュラソーのほのかな甘味、レモンの酸味がバランスよく混じり合い、夏らしいスッキリした味わいを演出する。
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劇場公開は「2分の1の魔法」以来2年ぶりとなるピクサー映画。
この映画の成り立ちは、ちょっと独特だ。
世界初の長編CGアニメーション映画「トイ・ストーリー」の人気キャラクター、スペースレンジャーのバズ・ライトイヤーは、ある映画キャラのアクションフィギュアという設定だった。
今回はおもちゃのバズのルーツとなった架空の映画を、実際に作っちゃったという訳。
なので中身は「トイ・ストーリー」とは全く無関係の、ガチのSF映画だ。
主人公のバズは、深宇宙を探検する巨大な宇宙船のパイロット。
ある時、自分の判断ミスで宇宙船を不時着させ、貴重な燃料が破損。
1200人の乗員と共に、危険な生物がウヨウヨしている惑星に取り残される。
責任を感じたバズは、光速に至ることの出来る新しい燃料をこの惑星の資源で開発し、皆を地球に帰還させようとする。
この開発テストのために、バズは何度も何度も光速の壁に挑む。
すると、光速に近づけば近づくほど、物体の時間の進みが遅くなるウラシマ効果によって、パイロットのバズは若いまま、地上で彼を待っている人たちは年老いていく。
米国のSF作家、ケン・リュウの短編「母の記憶に」では、地球で暮らす娘のもとに、7年に一回母が訪ねてくる。
不治の病に冒され余命2年を宣告された母は、光速に近い速度で飛行する宇宙船に乗ることで娘の人生に寄り添おうとするのだ。
母の姿はずっと変わらないが、やがて娘は母の年齢を追い越して年老いてゆく。
本作では地上と宇宙の視点を逆転し、一人時の流れから切り離されたバスの視点で物語は進んで行く。
一緒に地球からやってきた1200人の乗組員は、いつの間にか全員他界し、基地の住人たちはこの惑星で生まれ育った世代になっている。
彼と同じ時間を生きるのは、猫型友達ロボットのソックス(演じるのは「アーロと少年」のピーター・ソーン監督。芸達者!)だけ。
それでも、バズはテストをやめようとはしないのだ。
そして遂に、光速を突破する新燃料が完成した時、物語は大きく動き出す。
未知の侵略者によって基地が攻撃され、バズはかつての相方の孫と共に、孤立無縁の戦いを強いられる。
責任に囚われて、自分だけの時間に引きこもったバズは、やっと皆と同じ時間で人生に向き合うい、責任の本当の意味を考えることになるのである。
時間SFとしての理屈の部分は、ちょっと「?」と思わないでもないが、キャラクターの人間的成長物語としては、ピクサー映画の例に漏れず、相変わらず良く出来ている。
侵略者の設定は、ちょっと懐かしのディズニーSF映画「ブラックホール」を思わせ、ロボットのデザインなどは、悪役ロボットのマクシミリアンを意識した形跡がある。
そう考えるとソックスも、あの映画のフレンドリーなロボット、ヴィンセントの変形か。
他にも様々なSF映画のオマージュが散りばめられていて、SF映画好きほど小ネタで楽しめるだろう。
しかしこの映画、十分に面白いのだが、興行的には各国で予想外の苦戦となっているらしい。
「トイ・ストーリー4」が100億の大台を超えている日本でも、公開初週の週末三日間の興行成績は1/4程度。
直接のシリーズではないと言っても、キャラクターの知名度を考えるとちょっと寂しい。
これはやはり、コロナ禍でピクサー作品ばかりを配信スルーしまくった結果、観客が「ピクサーは配信で観ればいいや」と考え、ブランド価値を自ら毀損してしまった結果ではないか。
今からでもいいから、配信スルーとなってしまった作品群を映画館で公開して欲しいものだ。
ところでバズ役のクリス・エヴァンスは悪くなかったが、元々映画のキャラって設定なんだからティム・アレンのままでも良かったのでは。
内容的にだいぶシリアスだからイメージを変えたかったのかな。
今回は、ディズニーブルーの星空を思わせる美しい青いカクテル「ブルーラグーン」をチョイス。
ウォッカ30ml、ブルー・キュラソー10ml、レモン・ジュース20mlをシェイクして、氷を入れたシャンパングラスに注ぐ。
スライスしたレモン、オレンジ、チェリーを飾って完成。
辛口のウォッカ、ブルーキュラソーのほのかな甘味、レモンの酸味がバランスよく混じり合い、夏らしいスッキリした味わいを演出する。

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