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グリッドマン ユニバース・・・・・評価額1700円
2023年04月02日 (日) | 編集 |
宇宙はボクらの手の中に。

90年代初頭の円谷プロの特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」をリメイクし、2018年に放送された「SSSS.GRIDMAN」と、21年の姉妹編「SSSS.DYNAZENON」をマルチバースの世界でクロスオーバーさせた劇場版。
テレビ版最終回の数ヶ月後、記憶を失った主人公の裕太が、ヒロインの六花に告白しようとするが、なぜか怪獣が出現し裕太は再びグリッドマンと一体化して戦う。
グリッドマンは、世界のバランスが壊れようとしていると告げる。
そこから色んなキャラクターがマルチバースの並行世界から現れ、カオス状態に。
そんな中で都立ツツジ台高校では学園祭が迫り、裕太は無事に告れるのか?という話(違うw)。
アニメーション制作はテレビ版から引き続きTRIGGERが手掛け、雨宮哲監督はじめ主要なスタッフ・キャストも続投している。

アレクシスを封印し、アカネが本来の世界に帰還して数ヶ月。
二年生に進級した響裕太(広瀬裕也)は、グリッドマンとして戦っていた頃の記憶を失っていたが、数ヶ月後の学園祭までに宝多六花(宮本侑芽)に告白しようと決める。
六花と内海(斉藤壮馬)は、学園祭のクラス演劇でグリッドマンの物語を上演しようとシナリオを書いていた。
そんな時、突然街に怪獣が出現する。
裕太は新世紀中学生たちの助けを借りながらジャンクにたどり着き、自らの意思でアクセルフラッシュを行いグリッドマンと一体化する。
しかし、記憶を失ったことで一からのやり直しとなり、なかなか上手く戦うことが出来ない。
グリッドマンが窮地に陥った時、ダイナレックスが出現し、両者が協力して怪獣を倒す。
新世紀中学生たちは、マルチバースの並行世界が重なり始めており、このまま進むとビッグクランチが起こり、全ての世界が消滅するという仮説を立てる。
時を同じくして、麻中蓬(榎木淳弥) 、南夢芽(若山詩音)、山中暦(梅原裕一郎)、飛鳥川ちせ(安済知佳)が街に現れる・・・・


ほぼ「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」な話だったが、むっちゃ面白い!
「エブエブ」とは愛を告げる対象が違うのと、世界を壊そうとしてる者も異なるが、虚構と現実に関するメタ的な世界観も含めて、印象はかなり近い。
テレビ版の「SSSS.GRIDMAN」の企画は、雨宮哲が「ウルトラシリーズ」のアニメーション化を考えたことからスタートしたという。
円谷プロからの答えは、「ウルトラシリーズ」は無理だが、「グリッドマン」ならOK。
オリジナルの特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」の放送は1993年で、ウィンドウズ95のブームでパソコンが爆発的に普及する前。
まだ一般的にはインターネットの概念も知られていない時代に、電脳世界を舞台に現実世界を破壊しようとする怪獣とヒーローの戦いを描くという異色作だった。
この作品をリメイクした「SSSS.GRIDMAN」では、舞台となるツツジ台そのものが現実世界の一人の少女、アカネによって創造された世界という設定。
街を蹂躙する怪獣もまた彼女の創造物で、外部世界の存在であるアレクシスによって実体化。
最後にはアカネ自身もアレクシスによって取り込まれ怪獣化してしまうが、グリッドマンに救出され、現実(実写)世界に帰還する。

本作では新たに出現した謎の敵の陰謀によって、グリッドマン自身が宇宙となり、その揺らぎによって彼の中でマルチバースが重なりはじめる。
ぶっちゃけ理屈の部分は「エブエブ」以上に複雑怪奇で、一度聞いただけでは理解しきれない。
とりあえず、アカネのいる現実世界と裕太たちのいる電脳世界があって、そこにもいくつもの並行宇宙がある。
また本来肉体を持たないハイパーワールドのエネルギー体であるグリッドマンは、ミクロであると同時にマクロでもあり、宇宙と一体化することも可能。
そうすると、グリッドマンの中でマルチバースが混じり合い、ビックバンの逆転現象であるビッグクランチが起こり、マルチバースもグリッドマンも消滅してしまう。
と、こんな理解で大体は合っているだろうか。
なので本作における裕太の使命は、平行宇宙から来た「DYNAZENON」組と協力し、グリッドマンとしてツツジ台を襲う怪獣と戦いながら、謎の敵を探し当てグリッドマン自身を救うこと。
それが、彼自身の最大の目標である、六花への告白を遂げることにも繋がるという訳。

新世紀中学生たちだけでなく、蓬や夢芽たち「DYNAZENON」組も六花の家にわちゃわちゃと合宿しながら、学校ではいつ終わるとも知れない学園祭の準備が進む。
六花に告りたいという、裕太のごく小さな、しかし真剣な願望をバックボーンとした物語は、不安定な世界のエントロピーを増大させながら進行する。
この辺りの、混沌とした世界観は押井守の「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」風味。
人間が信じることで虚構と現実が混じり合ってゆくと言うのは、「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」にも通じる概念だ。
そういえば、音楽も同じ鷺巣詩郎によるものだし。
アニメーションによる“特撮アクション”は相変わらず素晴らしい。
一発目のグリッドマン+ダイナレックスVSディモルガン戦からはじまって、無限に増殖するノワールドグマ戦、強力な光線技を持つドムギラン戦。
ヒーローサイドにも次々に援軍が現れ、合体変形を繰り返す総力戦は怒涛の展開。
ちょっと目まぐるし過ぎて、置いてかれそうになってしまうが、まさにTRIGGER印のスペクタクルアクションであり、シリーズの集大成として胸アツにしてお腹いっぱいだ。

とても面白い映画なのだが、「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」との完全なクロスオーバーかつ続き物なので、両方をちゃんと観て覚えていないと、次々に登場する膨大なキャラクターに「これ誰?あれ誰?」状態になってしまうだろう。
その意味で万人向きとは言えないが、非常に挑戦的な快作であることは確かだ。
ところで、「エブエブ」や「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」などのハリウッドのマルチバースものだと、並行宇宙の中にアニメーションの世界があるのがお約束。
もし本作に更なる続編があるのなら、オリジナルの特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」もマルチバースの一つとして取り込んでもいいのでは。
アカネのいる実写世界を全体のハブとして、特撮ヒーローとアニメーションのヒーローがクロスして戦う。
もう少しすると、スパイダーマンがこれをやっちゃいそうな気がするので、もし企画の中にあるなら、早いもん勝ちだと思う。
TRIGGERさん、円谷プロさん、どうですかね?

今回は、円谷プロとコラボした日本酒、「人気一 純米総攻撃」をチョイス。
メフィラス星人とガッツ星人とメトロン星人が作ったと言う設定で、実際に手がけるのは島県二本松市の人気酒造。
円谷英二は福島の人で、これは円谷プロと人気酒造がコラボした怪獣酒シリーズの一つ。
売り上げの一部は、3.11で被災した子どもたちのための「ウルトラマン基金」に寄贈される仕組みになっている。
昭和特撮風味のラベルも楽しく、中身は美味しい純米酒だ。

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