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ショートレビュー「カラーパープル・・・・・評価額1650円」
2024年02月16日 (金) | 編集 |
私の人生を取り戻す。

20世紀前半のアメリカ南部、ルイジアナ州に生きたアフリカ系女性、セリーの一代記。
言わずと知れたスティーブン・スピルバーグの名作映画のリメイクだが、本作の場合はアリス・ウォーカーの原作小説をブロードウェーで舞台ミュージカル化したものを、映画化した作品。
そのために、作品のテイストやルックは大幅に異なる。
スピルバーグをはじめ、オプラ・ウィンフリーやクインシー・ジョーンズら、旧作の関係者がエグゼクティブプロデューサーに名を連ね、ウーピー・ゴールドバーグも分かりやすくカメオ出演している。
監督はガーナ出身で、ミュージシャンとしても知られるブリッツ・バザウーレ。
主人公のセリーに舞台版でも同役を演じたファンテイジア・バリーノ、キーパーソンとなる歌手のシュグにタラジ・P・ヘンソン、旧作でウィンフリーが演じたパワフルな女性のソフィアに、こちらも舞台から続投のダニエル・ブルックス。
セリーと生き別れになる妹ネティの少女時代を、「リトルマーメイド」のハリー・ベリーが演じている。

基本的にはスピルバーグ版と同じく、ミソジニーとレイシズムが蔓延する世界で、数十年に渡り男たちから徹底的に搾取されて来たセリーが、周りの女性たちに助けられながら人生を取り戻す物語だ。
優しかった母の死後、あろうことか父にレイプされ二人の子を出産するも、愛する子は産んですぐに取り上げられて行方知れず。
その後、厄介者を売り払うように、自称“ミスター“の粗野な農夫と結婚させらるが、長年のDVに苦しめられる。
しばらくすると、父の魔の手を逃れたネティが転がり込んでくるのだが、今度はミスターがネティに手を出そうとし、彼女は家を逃げ出して生き別れとなってしまう。
奴隷の様に男たちに支配され、従順に振る舞うことでなんとか生きて来たセリーの世界は、やがてソフィアやシュグら地に足をつけた女性との関わりによって少しずつ広がってゆく。

ゴールドバーグやウィンフリーにとってはデビュー作にして出世作となったスピルバーグ版は、撮影監督のアレン・ダヴィオーの流麗なカメラワークと、パステル調の色彩デザインが圧巻で、鮮烈なショットの数々は今でも明確に覚えている。
対して本作は、映像的なスペクタクル性はぶっちゃけ希薄。
ブロードウェイミュージカルの映画化らしく、ところどころに舞台的な演出が見られるのが特徴と言えるだろう。
スピルバーグ版では、ミソジニー全開の男たちのクソ野郎っぷりが、逆差別になっているのではと物議を醸したが、今回も描写としては多少マイルドになってはいるものの、女性目線で描かれる男たちはクズ揃いだ。
旧作の公開当時に、アメリカ版の「おしん」だと評した方がいたが、まあ分からんでもない。
長年の辛抱の末に、セリーが全てを取り戻すラストの大団円は、旧作とは演出のアプローチはだいぶ違えど感動的。
虐げられた者の魂を歌い上げる、ミュージカルナンバーも素晴らしい。

ただ、普通はドラマをミュージカル化すると歌の分尺数が伸びるのだが、この映画は141分と逆に13分短くなっている。
そのために特に前半は、どうしてダイジェスト感がある。
文盲のセリーが、聡明なネティからメモで文字を習う描写など、コレがあるから後の手紙が生きるんじゃん!という部分が無くなってしまったのはちょっと残念。
その意味では、スピルバーグ版を観てない方が新鮮に楽しめるのではないかと思う。
ただ、シャグが歌う名曲「ミス・セリーのブルース」の再登場など、ここぞというところでは旧作に描写を被せてきて、オマージュとリスペクトは十分だ。
表現手法が違うので単純比較は難しいが、それぞれのフィールドで、どちらも素晴らしい作品になっているのは間違いないだろう。

今回は、ユニークなコーンウィスキー「ジョージア・ムーン」をチョイス。
一見するとウィスキーには見えない無色透明に、ジャムの瓶の様な酒とは思えないボトルデザインが特徴的
実はこれ、禁酒法時代の密造酒を模したもので、ムーンという名も密造酒を指すスラング。
コーン80%以上を使用し蒸留し、30日以内の短期熟成を売りにした変わり種だ。
ピリピリとしたアルコールの刺激が先に来るが、コーンの風味は感じられる。
味わいとしては単純なので、ショットグラスでグイッとやるか、カクテルベースにして飲むのがよい。

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