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ショートレビュー「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~・・・・・評価額1650円」
2017年03月23日 (木) | 編集 |
成せばなる、為さねば成らぬなにごとも。

ムッチャ面白い、青春スポコン活劇の快作である。
内容はやたら長い副題の通りで、福井商業高校の女子高生チアダンスチーム”Jets”が、海を渡って全米選手権で優勝するまでの山あり谷ありの3年間のサクセスストーリー。
プロットもテリングもベッタベタのどストレート。
まるで松岡修造の話を2時間聞いている様な、暑苦しいくらい熱い映画なのだけど、コレがウザイイのである。
林民生の脚本は軽快にリズムを刻み、「俺物語!!」でも暑苦しかった河合勇人の演出は、プラス5度くらい室温を上げてる(笑
まあこの軽いテイストは好みが分かれるだろうけど、本作はいわばお下品さを暑苦しさに置き換えた「ピッチ・パーフェクト」みたいなもので、これはこれで良いと思う。

がんばる田舎娘の話は、各ジャンル印象的な作品が多い。
21世紀以降に限っても、東北の落ちこぼれ娘たちがジャズのビッグバンドを組む「スウィングガールズ」、斜陽の炭鉱の街を救うために少女たちが立ち上がる「フラガール」、書道パフォーマンスで不況の故郷にエールを送る「書道ガールズ‼︎わたしたちの甲子園」、そして高校演劇日本一に挑む弱小演劇部を描く「幕が上がる」など、秀作佳作がひしめいている。
実話ベースの話が多いのも、一つの特徴かもしれない。
その中でも本作は、「フラガール」と同じく、ダンスという躍動する肉体言語の力が圧巻。
こういう体で物語る作品を観ると、やっぱり役者って凄いなと思わされる。
撮影前から数ヶ月かけて技を磨いていったそうだが、いや数ヶ月じゃ普通無理でしょう。
もちろん撮影技術のアシストはあるとしても、少なくとも素人目には十分凄いパフォーマンスに見えるのだから。

広瀬すずと真剣佑なので「ちはやふる」を連想するけど、本作の白眉は部長役の中条あやみだ。
劇中のセリフにもあるが、違った華のある旬な二人を親友でライバルにしたことで、物語にしっかりした軸が通った。
お互いの葛藤が物語を進めるエンジンになって、苦しみながらも成長してゆく王道の青春ストーリーに、スポコンならではの壁をブレイクスルーし勝利するカタルシス。
クライマックス直前のポジション変えの後、中条あやみが広瀬すずに渡す夢ノートの一度破った跡とか、演出も結構細かい。
反面、この手の映画ではしばしばキーパーソンとなる、天海祐希の先生がやや描き足りないなあと思ってたら、終盤の回想シークエンスで涙腺決壊。
あそこも恥ずかしいくらいベッタベタだが、ジャンルは違えど同じ先生の端くれとしては感情移入して泣かざるをえなかった。

ティーンの話なのに潔いくらい色気を感じないのだけど、これは完全に友情・努力・勝利のスポ根少年漫画だから、ロマンス要素がほぼ無いのはこれでいい。
それでも広瀬すずと真剣佑の爽やかな関係や、最後まで名前が出ない中条あやみのストーカー君は、美味いスパイスになっていたと思う。
根暗キャラの山崎紘菜や和製レベル・ウィルソン、富田望生たちチームメイトの面々もそれぞれに魅力的。
春休みに部活の友達同士で観に行くのに最高の映画だ。

今回は福井の地酒、加藤平吉商店からチャンピオンにふさわしい「梵 純米大吟醸 ゴールドGOLD」をチョイス。
純米大吟醸らしい米の味わいと、ふわりとしたフルーティーな香りが華やか。
クセがなく、すっきりとした喉ごしで、非常に飲みやすい。
銘柄の梵とは、サンスクリット語で「けがれなき清浄」「真理をつく」という意味で、読み方のBORNでは「誕生」「創造」を表すという、まさにこの映画の少女たちにピッタリだ。
未成年は飲んじゃダメだけど。

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