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2017年09月19日 (火) | 編集 |
ついに“奴”が生まれる。
リドリー・スコット監督による、「エイリアン」前日譚。
2012年の「プロメテウス」に続く第二弾は、スコット作品としては38年ぶりに「エイリアン」のタイトルが復活した。
内容的にも、人類はどこから来たのか?という謎解きの要素が強かった前作から、ぐっとホラー色を増して着実に伝説の第一作に接近。
種の起源を巡る宗教性を引き継ぎながら、前作では最後まで出てこなかった、H・R・ギーガーのデザインによる、“エイリアン(ゼモノーフ)”誕生のエピソードが描かれる。
宣伝では前作との繋がりはメンションしてないが、ストーリー的には「プロメテウス」の完全な続編で、観てないと作中あちこち意味不明だと思うので、最低限「プロメテウス」と、できれば第一作を鑑賞しておくのがオススメだ。
※核心部分に触れています。
人類の起源を探るべく、惑星LV-223に向かったプロメテウス号が、消息を絶ってから10年。
移民船コヴェナント号は、地球から冷凍休眠中の2000人の移民と、1400人分の胎芽を乗せて、惑星オリエガ6に向かっていた。
船を管理するアンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)以外は、乗組員も皆冷凍休眠に入っていたが、予期せぬアクシデントに見舞われ、船長のブランソン(ジェームズ・フランコ)は死亡し、副官のオラム(ビリー・クラダップ)が指揮をとることに。
ブランソンの妻で、テラフォーミング技術者のダニエルズ(キサリン・ウォーターストン)ら乗組員は、悲しみを癒す間もなく船の修復に取り掛かる。
ところがパイロットのファリス(ダニー・マクブライド)らが船外作業をしてる時、突然どこからかノイズだらけの通信を受信。
解析の結果、それは航路からほど近い、未知の地球型惑星から発信されていることが判明。
冷凍休眠中の乗客を危険にさらすとダニエルズは反対するが、オラムは惑星の探査をすることを決定する。
やがて、惑星に降り立った一行は、遺棄された巨大な異星人の宇宙船の残骸を発見するのだが・・・
ある意味、リドリー・スコットのSF映画の、集大成とも思える作品である。
「プロメテウス」のレビューの最後で、私は「船が飛び立った先は“パラダイス”か、それとも“エデン”なのだろうか?」と書いた。
前作は人類の種の起源を巡るきわめて宗教色の強いミステリで、30億年前に地球に命の種を蒔いた創造主“エンジニア”の存在を求めて、ショウ博士ら調査チームの乗った探査船プロメテウス号が、古代の星図に描かれた惑星LV−223に向かう。
ところがその星はエンジニアたちの実験場で、彼らは自ら作り出した変異する恐るべきクリーチャーを制御できず、星を放棄していたのだ。
同じクリーチャーに遭遇した調査チームも襲われるが、生き残ったショウ博士とアンドロイドのデヴィッドは、残されていたエンジニアの宇宙船を起動し、彼らの本星を目指して飛び立ったのである。
つまり、次回作の舞台はエンジニア=創造主の星、即ちそれは“パラダイス”か“エデン”だろうと思ったのだ。
まあその予測は半分当たって、半分外れていた。
確かにショウ博士らは創造主の星にたどり着いていたが、その星はLV−223から持ち込まれたクリーチャーの元になる病原体によってあっさりと滅ぼされ、“パラダイス”ならぬ“インフェルノ”へと様変わりしていたのだ。
そしてその星からの通信を運悪くキャッチしてしまったのが、コヴェナント号だったという訳。
シリーズ中、スコットがメガホンを取った作品は、毎回宇宙船の名前が内容とリンクしている。
第一作の「ノストロモ」は、コンラッドの同名小説で、権力に利用され結局は死んでしまう主人公の名だったし、「プロメテウス」は、ゼウスの命に背いてまでも、人類に火(文明)を与えたギリシャ神話の神だ。
今回、2000人を超える移民を乗せて、宇宙を旅する「コヴェナント(COVENANT)」とは、聖なるものとの契約を意味する言葉。
これが、神から聖約として十戒を与えられた、モーゼの率いるユダヤの民の比喩なのは明らかだが、では創造主が滅びた星で、聖約を交わす相手は一体誰なのか?
本作の冒頭、ピーター・ウェイランドによって創られたアンドロイドは、ミケランジェロの彫刻を見て、自分をデヴィッドと名付ける。
デヴィッドとは旧約聖書の登場人物で、ペリシテ軍の巨人ゴリアテを倒し、やがて自分を妬んだ王のサウルに命を狙われるも、彼の死後に全イスラエルの王となったダビデのことである。
ダビデは、悪霊に悩まされるサウルの心を癒すために竪琴を弾くが、本作でもデヴィッドはピーターの前でリヒャルト・ワーグナーの「ラインの黄金」第四場の「ヴァルハラ城への神々の入城」をピアノで弾きこなし、ピエロ・デラ・フランチェスカの「キリストの降誕」を鑑賞する。
ここではサウルとダビテの王権の移行に絡めて、両者の未来の関係を暗示すると共に、創造主たるピーターに対して、「貴方が自らを模して自分を作ったのなら、芸術を理解する心も含めて同じ能力がありますよ」というさりげない、しかし明確なアピール。
しかも有限の命しか持たない人間に対し、アンドロイドは死から解放されている。
やがて人間を自らより劣ったものとして認識したデヴィッドにとって、人類の創造者たるエンジニアもまた、崇敬の対象ではないのである。
コヴェナント号の聖約は、“パラダイス”であったはずの星を、自らが創造主となり完璧な生物を作り上げる新たな実験場“インフェルノ”へと変えた地獄の王、デヴィッドと結ばれるのだ。
他にも、本編終盤に登場する在りし日の乗組員の記念写真が、明らかにダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を意識した構図(本作のプロローグとなる“LAST SUPPER”と題したプロモーション・リールも公開されている)だったり、様々な宗教的な暗喩が含まれているが、脚本家のテイストの違いか、それらは「プロメテウス」ほど思わせぶりではなく、物語の表層に配されていて比較的わかりやすい。
本作は基本的にデヴィッドが人類でもエンジニアでもない、新たな世界の創造主となり、第一作に登場したこの宇宙の絶対生物、“エイリアン”を完成させるまでの物語であり、人間の登場人物は相対的に犠牲者としての役割しか持たされていない。
全編を通して、デヴィッドにとって最大の脅威となるのは彼の改良型、全く同じ姿をしているが、創造の欲求を持たず、人類の従順な同伴者であるコヴェナント号のアンドロイド、ウォルターである。
本来、人間が使役させる目的で作られた両者が対決するという構図は、スコットが作り出したもう一つのSF金字塔「ブレードランナー」における、ブレードランナーと逃亡レプリカントの関係を思わせ、思わずニヤリ(劇中に明示はないが、スコットはハリソン・フォード演じるブレードランナーもまたレプリカントであると語っている)。
「エイリアン:コヴェナント」は、宗教色・哲学色の強い謎解きもの、という色彩が強かった前作よりも、全体的にシンプルで観やすくまとまっていて、シリーズ本来のSFホラーとしてはなかなか面白い。
フェイスハガー状態からの成長速度が少々早過ぎの気はするが、惑星からの脱出船上のバトルシークエンス、コヴェナント号の中での第一作を思わせる捜索シークエンスと、大きく二つあるvsエイリアンの見せ場はスリリングだし、エイリアンもシャワールームでイチャイチャしてるカップルを背後から串刺しとか、唐突にB級感覚あふれる下世話な襲撃まで見せてくれて終盤大活躍だ。
しかし、端的に言って本作の方が「プロメテウス」よりも完成度は高いと思うが、宗教ミステリ好きとしては、破綻が目立つものの前作の凝った筋立ての方が個人的には好みだった。
信心深いオラムが部下に信頼されてないなど、設定はされているものの、あまり生かされていないディテールも多く、物語的にはやや物足りなさを感じる。
新たな創造主との聖約を結んだコヴェナント号の向かう惑星オリエガ6は、カナンの地にはなりそうもないが、本作のラストは直接第一作に繋がるものではない。
まだ企画は流動的な様だが、スコット監督による「Alien:Awakening」あるいは「Alien: Covenant 2」と呼ばれる続編は、すでにシナリオ段階にあるのは間違い無い模様。
楽しみだが、どんな話になるにしろ、全体を通しての整合性をとるのはかなり難しそうだ。
まあ今までの流れからすると、デヴィッドもまた自ら創造したエイリアンに滅ぼされそうな気がするけど。
ちなみにオリエガとは馭者座のことで、こちらにもギリシャ神話のエピソードがいろいろあるので、次回作のヒントになるのかもしれない。
今回は悪夢の始まりを描いた作品ということで、「ナイトメア・オブ・レッド」をチョイス。ドライジン30ml、カンパリ30ml、パイナップル・ジュース30ml、オレンジ・ビター 2dashを氷を入れたグラスに注ぎ、ステアする。
その名の通り、赤みがかった色が美しいカクテル。
フルーツの甘みと苦味が絶妙にバランスし、辛口でアダルトな味わいだ。
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リドリー・スコット監督による、「エイリアン」前日譚。
2012年の「プロメテウス」に続く第二弾は、スコット作品としては38年ぶりに「エイリアン」のタイトルが復活した。
内容的にも、人類はどこから来たのか?という謎解きの要素が強かった前作から、ぐっとホラー色を増して着実に伝説の第一作に接近。
種の起源を巡る宗教性を引き継ぎながら、前作では最後まで出てこなかった、H・R・ギーガーのデザインによる、“エイリアン(ゼモノーフ)”誕生のエピソードが描かれる。
宣伝では前作との繋がりはメンションしてないが、ストーリー的には「プロメテウス」の完全な続編で、観てないと作中あちこち意味不明だと思うので、最低限「プロメテウス」と、できれば第一作を鑑賞しておくのがオススメだ。
※核心部分に触れています。
人類の起源を探るべく、惑星LV-223に向かったプロメテウス号が、消息を絶ってから10年。
移民船コヴェナント号は、地球から冷凍休眠中の2000人の移民と、1400人分の胎芽を乗せて、惑星オリエガ6に向かっていた。
船を管理するアンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)以外は、乗組員も皆冷凍休眠に入っていたが、予期せぬアクシデントに見舞われ、船長のブランソン(ジェームズ・フランコ)は死亡し、副官のオラム(ビリー・クラダップ)が指揮をとることに。
ブランソンの妻で、テラフォーミング技術者のダニエルズ(キサリン・ウォーターストン)ら乗組員は、悲しみを癒す間もなく船の修復に取り掛かる。
ところがパイロットのファリス(ダニー・マクブライド)らが船外作業をしてる時、突然どこからかノイズだらけの通信を受信。
解析の結果、それは航路からほど近い、未知の地球型惑星から発信されていることが判明。
冷凍休眠中の乗客を危険にさらすとダニエルズは反対するが、オラムは惑星の探査をすることを決定する。
やがて、惑星に降り立った一行は、遺棄された巨大な異星人の宇宙船の残骸を発見するのだが・・・
ある意味、リドリー・スコットのSF映画の、集大成とも思える作品である。
「プロメテウス」のレビューの最後で、私は「船が飛び立った先は“パラダイス”か、それとも“エデン”なのだろうか?」と書いた。
前作は人類の種の起源を巡るきわめて宗教色の強いミステリで、30億年前に地球に命の種を蒔いた創造主“エンジニア”の存在を求めて、ショウ博士ら調査チームの乗った探査船プロメテウス号が、古代の星図に描かれた惑星LV−223に向かう。
ところがその星はエンジニアたちの実験場で、彼らは自ら作り出した変異する恐るべきクリーチャーを制御できず、星を放棄していたのだ。
同じクリーチャーに遭遇した調査チームも襲われるが、生き残ったショウ博士とアンドロイドのデヴィッドは、残されていたエンジニアの宇宙船を起動し、彼らの本星を目指して飛び立ったのである。
つまり、次回作の舞台はエンジニア=創造主の星、即ちそれは“パラダイス”か“エデン”だろうと思ったのだ。
まあその予測は半分当たって、半分外れていた。
確かにショウ博士らは創造主の星にたどり着いていたが、その星はLV−223から持ち込まれたクリーチャーの元になる病原体によってあっさりと滅ぼされ、“パラダイス”ならぬ“インフェルノ”へと様変わりしていたのだ。
そしてその星からの通信を運悪くキャッチしてしまったのが、コヴェナント号だったという訳。
シリーズ中、スコットがメガホンを取った作品は、毎回宇宙船の名前が内容とリンクしている。
第一作の「ノストロモ」は、コンラッドの同名小説で、権力に利用され結局は死んでしまう主人公の名だったし、「プロメテウス」は、ゼウスの命に背いてまでも、人類に火(文明)を与えたギリシャ神話の神だ。
今回、2000人を超える移民を乗せて、宇宙を旅する「コヴェナント(COVENANT)」とは、聖なるものとの契約を意味する言葉。
これが、神から聖約として十戒を与えられた、モーゼの率いるユダヤの民の比喩なのは明らかだが、では創造主が滅びた星で、聖約を交わす相手は一体誰なのか?
本作の冒頭、ピーター・ウェイランドによって創られたアンドロイドは、ミケランジェロの彫刻を見て、自分をデヴィッドと名付ける。
デヴィッドとは旧約聖書の登場人物で、ペリシテ軍の巨人ゴリアテを倒し、やがて自分を妬んだ王のサウルに命を狙われるも、彼の死後に全イスラエルの王となったダビデのことである。
ダビデは、悪霊に悩まされるサウルの心を癒すために竪琴を弾くが、本作でもデヴィッドはピーターの前でリヒャルト・ワーグナーの「ラインの黄金」第四場の「ヴァルハラ城への神々の入城」をピアノで弾きこなし、ピエロ・デラ・フランチェスカの「キリストの降誕」を鑑賞する。
ここではサウルとダビテの王権の移行に絡めて、両者の未来の関係を暗示すると共に、創造主たるピーターに対して、「貴方が自らを模して自分を作ったのなら、芸術を理解する心も含めて同じ能力がありますよ」というさりげない、しかし明確なアピール。
しかも有限の命しか持たない人間に対し、アンドロイドは死から解放されている。
やがて人間を自らより劣ったものとして認識したデヴィッドにとって、人類の創造者たるエンジニアもまた、崇敬の対象ではないのである。
コヴェナント号の聖約は、“パラダイス”であったはずの星を、自らが創造主となり完璧な生物を作り上げる新たな実験場“インフェルノ”へと変えた地獄の王、デヴィッドと結ばれるのだ。
他にも、本編終盤に登場する在りし日の乗組員の記念写真が、明らかにダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を意識した構図(本作のプロローグとなる“LAST SUPPER”と題したプロモーション・リールも公開されている)だったり、様々な宗教的な暗喩が含まれているが、脚本家のテイストの違いか、それらは「プロメテウス」ほど思わせぶりではなく、物語の表層に配されていて比較的わかりやすい。
本作は基本的にデヴィッドが人類でもエンジニアでもない、新たな世界の創造主となり、第一作に登場したこの宇宙の絶対生物、“エイリアン”を完成させるまでの物語であり、人間の登場人物は相対的に犠牲者としての役割しか持たされていない。
全編を通して、デヴィッドにとって最大の脅威となるのは彼の改良型、全く同じ姿をしているが、創造の欲求を持たず、人類の従順な同伴者であるコヴェナント号のアンドロイド、ウォルターである。
本来、人間が使役させる目的で作られた両者が対決するという構図は、スコットが作り出したもう一つのSF金字塔「ブレードランナー」における、ブレードランナーと逃亡レプリカントの関係を思わせ、思わずニヤリ(劇中に明示はないが、スコットはハリソン・フォード演じるブレードランナーもまたレプリカントであると語っている)。
「エイリアン:コヴェナント」は、宗教色・哲学色の強い謎解きもの、という色彩が強かった前作よりも、全体的にシンプルで観やすくまとまっていて、シリーズ本来のSFホラーとしてはなかなか面白い。
フェイスハガー状態からの成長速度が少々早過ぎの気はするが、惑星からの脱出船上のバトルシークエンス、コヴェナント号の中での第一作を思わせる捜索シークエンスと、大きく二つあるvsエイリアンの見せ場はスリリングだし、エイリアンもシャワールームでイチャイチャしてるカップルを背後から串刺しとか、唐突にB級感覚あふれる下世話な襲撃まで見せてくれて終盤大活躍だ。
しかし、端的に言って本作の方が「プロメテウス」よりも完成度は高いと思うが、宗教ミステリ好きとしては、破綻が目立つものの前作の凝った筋立ての方が個人的には好みだった。
信心深いオラムが部下に信頼されてないなど、設定はされているものの、あまり生かされていないディテールも多く、物語的にはやや物足りなさを感じる。
新たな創造主との聖約を結んだコヴェナント号の向かう惑星オリエガ6は、カナンの地にはなりそうもないが、本作のラストは直接第一作に繋がるものではない。
まだ企画は流動的な様だが、スコット監督による「Alien:Awakening」あるいは「Alien: Covenant 2」と呼ばれる続編は、すでにシナリオ段階にあるのは間違い無い模様。
楽しみだが、どんな話になるにしろ、全体を通しての整合性をとるのはかなり難しそうだ。
まあ今までの流れからすると、デヴィッドもまた自ら創造したエイリアンに滅ぼされそうな気がするけど。
ちなみにオリエガとは馭者座のことで、こちらにもギリシャ神話のエピソードがいろいろあるので、次回作のヒントになるのかもしれない。
今回は悪夢の始まりを描いた作品ということで、「ナイトメア・オブ・レッド」をチョイス。ドライジン30ml、カンパリ30ml、パイナップル・ジュース30ml、オレンジ・ビター 2dashを氷を入れたグラスに注ぎ、ステアする。
その名の通り、赤みがかった色が美しいカクテル。
フルーツの甘みと苦味が絶妙にバランスし、辛口でアダルトな味わいだ。

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この記事へのコメント
打ち上げ花火と並ぶ1,600円評価ですね。
いまいち低評価の具体的うちわけがわかりにくい気がしなくもない(^^)/(むしろ詳しく解説して褒めているよな・・・)
わたしは1,100円で観たので(中)満足でした。
いまいち低評価の具体的うちわけがわかりにくい気がしなくもない(^^)/(むしろ詳しく解説して褒めているよな・・・)
わたしは1,100円で観たので(中)満足でした。
リドリー・スコット監督にしか描けないのが「エイリアン」の本流だと思っている私には、次こそはしっかりお願いしますよ!と願うばかりです。
観客が「エイリアン」とタイトルにつく映画に期待するものはこんなものではなかったはずなのに…。
観客が「エイリアン」とタイトルにつく映画に期待するものはこんなものではなかったはずなのに…。
個人的にはかなり楽しめた映画でした笑
宗教的で深淵なテーマにシェイクスピア作品のような文学性も持ち合わせているように感じました。
…が、一体どれくらいの割合の人がエイリアンにそれを求めているのか笑
宗教的で深淵なテーマにシェイクスピア作品のような文学性も持ち合わせているように感じました。
…が、一体どれくらいの割合の人がエイリアンにそれを求めているのか笑
2017/09/22(金) 12:55:21 | URL | ゆん #-[ 編集]
>まっつぁんこさん
どちらの映画も面白かったし好物ですよ。
ただわかりやすい欠点が多目なので、この額になってるというだけ。
もう何年も、一定以上お気に入りの作品以外ブログでは取り上げてないですから。
>にゃむばななさん
うーむ、そもそもリドリーはこのシリーズでホラーを描こうとはしてないと思いますよ。
あくまでその部分は作品の表層的な面白さの部分で、描きたいのはむしろブレードランナーから続く哲学の部分かと。
>ゆんさん
リドリー・スコットは文学的な作品が好きですからね。
エイリアンはどの作品も極めて作家性の強いシリーズでホラー色は強くないんですが、スピンオフのvsプレデターシリーズがカラーをちょっと変えてしまったのかと思います。
どちらの映画も面白かったし好物ですよ。
ただわかりやすい欠点が多目なので、この額になってるというだけ。
もう何年も、一定以上お気に入りの作品以外ブログでは取り上げてないですから。
>にゃむばななさん
うーむ、そもそもリドリーはこのシリーズでホラーを描こうとはしてないと思いますよ。
あくまでその部分は作品の表層的な面白さの部分で、描きたいのはむしろブレードランナーから続く哲学の部分かと。
>ゆんさん
リドリー・スコットは文学的な作品が好きですからね。
エイリアンはどの作品も極めて作家性の強いシリーズでホラー色は強くないんですが、スピンオフのvsプレデターシリーズがカラーをちょっと変えてしまったのかと思います。
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なぜ「カントリーロード」?
2017/09/19(火) 22:52:15 | ネタバレ映画館
映画 『エイリアン:コヴェナント(日本語字幕版)』(公式)を公開初日(9/15)に劇場鑑賞。採点は、★★★☆☆(最高5つ星で3つ)。100点満点なら55点にします。
なお、『エイリアン2』(1986)、『エイリアン3』(1992)、『エイリアン4』(1998)、『エイリアンvsプレデター』(2004)、『プロメテウス』(2012)、は鑑賞済み。
...
2017/09/19(火) 23:48:12 | ディレクターの目線blog@FC2
コヴェナント、とは新惑星への移住の旅を続ける宇宙船の名称。
何千人を人口冬眠させつつ、アンドロイドの David が1人で宇宙船を管理している。
ところが予期せぬ事故で冬眠中のクルーの一部が死傷、運行チームは叩き起こされる。
ここで既に某メジャー俳優が死...
2017/09/20(水) 00:40:32 | 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
すでに一度感想をアップしているが、追加で。
前の感想=ダークさ・凶暴さに磨きがかかった感じ
このダークさ・凶暴さに磨きがかかった感じ、という感想は何処からきているか。
改めて考えてみた(極力ネタバレにならないようには表現しています)
よくあるパターンは=ヒューマンエラーあるいは人間たちの争い
だが映画中の「現在」コヴェナント号のクルーたちによる過ちとか争いは発生して...
2017/09/20(水) 00:40:53 | 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
創造…
詳細レビューはφ(.. )
https://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201709150000/
エイリアン:コヴェナント (角川文庫) [ アラン・ディーン・フォスター ]
2017/09/20(水) 06:01:53 | 日々“是”精進! ver.F
エイリアン:コヴェナント@ユナイテッドシネマ豊洲
2017/09/20(水) 07:15:26 | あーうぃ だにぇっと
映画『エイリアン:コヴェナント』TVCM60秒(サッカー編)
☆・・・まあまあでしょうか?
エイリアンのスペックは、作品を重ねることに付加されていくので、もう、何でもありですな。
今回は、胞子エイリアンの成体<白いモビルシーツ・エイリアン>が出...
2017/09/20(水) 10:13:20 | 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
リドリー・スコット監督による「プロメテウス」の続編にして、79年製作のSF映画の金字塔「エイリアン」へと繋がるSFホラー。地球を後にした宇宙船コヴェナント号のクルーたちを待ち受ける驚愕の運命とエイリアン誕生の秘密を描き出す。主演はキャサリン・ウォータース...
2017/09/20(水) 15:45:17 | パピとママ映画のblog
「カントリー・ロード」から「ヴァルハラ城への神々の入城」へ。
嗚呼、勿体無い。エイリアンの起源を描くことばかりに注力しちゃって、本当に楽しみにしていた恐怖要素が全然物足りない。『プロメテウス』の続編でありながら、『エイリアン』の前日譚なんだから、描くべ...
2017/09/20(水) 23:34:26 | こねたみっくす
映画『エイリアン コヴェナント』って、リドリー・スコットが手がけた正統派の前日譚
2017/09/20(水) 23:53:10 | 大江戸時夫の東京温度
アメリカ SF&ホラー 監督:リドリー・スコット 出演:マイケル・ファス
2017/09/21(木) 09:26:14 | 風情☭の不安多事な冒険 Part.5
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2017/09/21(木) 20:18:52 | 事務職員へのこの1冊
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2017/09/23(土) 12:34:30 | 象のロケット
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2017/09/24(日) 21:31:56 | 或る日の出来事
『プロメテウス』が2093年『エイリアン : コヴェナント』は2104年『エイリアン』が2124年という年代設定。20年刻みということで次回作は?『エイリアン : コヴェナント』ALIEN: COVE
2017/09/25(月) 04:55:04 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
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評価:A 映画公式サイトはこちら。 まず事前に知っておくべきこと。宣伝では隠され
2017/09/26(火) 14:50:59 | エンターテイメント日誌
リドリー・スコットが監督・製作を担当して、「プロメテウス」の続編で「エイリアン」の前日談だ。といっても、第1作の単純な物語からどんどん難しくなっていく。人類移住計画で地球を捨て、巨大な宇宙船で旅をしている。新たな惑星を探す間、船の管理はアンドロイドが行う。
2017/10/14(土) 23:47:23 | とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
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