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ショートレビュー「あなた、そこにいてくれますか・・・・・評価額1600円」
2017年10月21日 (土) | 編集 |
どちらの愛も、諦めない。

ロマンチックなタイムトラベルSFの良作だ。
韓国発のこのジャンルの作品は、ハリウッドでもリメイクされたイ・ヒョンスン監督の「イルマーレ」が有名だが、本作も決して負けていない。
主人公は、末期癌を患った医師のハン・スヒョン。
彼は医療支援に訪れたカンボジアで、赤ん坊の手術のお礼にと、盲目の老人から願いごとを叶えるという10粒の薬を贈られる。
スヒョンの唯一の願いは、30年前に不慮の事故で亡くなった、恋人のヨナに一目会うこと
ところが1985年にタイムトラベルし、彼女に会うために接触した過去の自分は、事故のことを知ると彼女を助けたいと懇願する。
だが、現在のスヒョンにはヨナを助けられない理由がある。
彼女の悲劇的な死から10年後、出会った女性との間に、愛娘・スアが生まれていたのだ。
もしも結婚直前の仲だったヨナを助けると、スアは存在しないことになってしまう。

そう、本作がユニークなのは、葛藤の軸が現在と過去、異なる時間の自分自身の間にあることだ。
ほとんどやり尽くされた感もあるタイムトラベルものだが、これはちょっと新しい。
過去のヤング・スヒョンは目の前の恋人の命と、彼女との間に思い描く未来を救いたい。
だが、死を目前にしたオールド・スヒョンには、娘と共に過ごして来た20年分のかけがえのない思い出があり、愛するスアを消してしまうことなどとても出来ない。
別の時間にいる同じ人物の中で異なる愛が対立し、恋人か娘か、究極の決断を迫られるのである。
タイムトラベルで生まれるパラドクスの捉え方は、この種の作品の世界観に直結する最重要要素だが、本作はシンプル。
パラレルワールドは生まれず、過去を変えた段階で未来もどんどん変化する「バック・トゥ・ザ・フューチャー」形式で、タイムトラベラー本人の記憶は変わらない。
末期癌の進行と薬の残数、二つのリミットが迫る中、いかにしてオールド・スヒョンとヤング・スヒョンは、相反する目的を達成するのか?

本作は、フランス人作家ギョーム・ミュッソの傑作小説、「時空を超えて(現在邦訳版は映画と同タイトルに改題)」の比較的忠実な映画化だが、ホン・ジヨン監督は韓流らしいウェットなテイストも加え、エモーショナルに盛り上げる。
二人のスヒョンの出す結論、ヨナとスアを二人とも救う唯一の方法は、まあちょっと考えれば分かってしまうのだが、本作はそこからさらにサブキャラクターを巧妙に巻き込んだ捻りがあり、二転三転する物語にドキドキが止まらない。

良質の韓国映画の例に漏れず、俳優陣が素晴らしい。
主人公スヒョンの現在と過去を二人一役で演じる、キム・ユンソクとピョン・ヨハンの絶妙のコンビネーション、ヒロインのヨナ役のチェ・ソジンの可憐さ、サラッと美味しいところを持って行く、名バイブレイヤーのキム・サンホとアン・セハ。
彼らの織りなす優しい愛のドラマに、最後には涙腺決壊。
丁寧に作られた見応えのある作品だが、惜しむらくは30年の時代差があまり生かされていないこと。
例えば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、80年代と50年代の世相や音楽、ファッションのギャップが大きな魅力になっていた。
韓国の1985年は、ソウルオリンピックを控え、民主化運動が最終章に差し掛かる激動期で、もうちょっと時代性が物語に絡んで来ても良かったと思う。

本作は、相反する二つの愛の落とし所を探す物語、いうことで「ワット・イズ・ラブ」をチョイス。
コアントロー15ml、アセロラジュース45ml、レモンジュース1tsp、 トニックウォーター適量。
タンブラーに氷と素材を入れておき、トニックウォーターを注ぎ、軽くステアして完成。
オレンジ風味のコアントローの甘みと、アセロラの酸味の相乗効果が効いている。
甘酸っぱく飲みやすく、ピンクがかった色味も綺麗で、華やかなカクテルだ。

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2015年、ボランティアでカンボジアを訪れていた50代の韓国人男性医師ハン・スヒョンは、お礼に村の長老から過去に戻ることが出来る10粒の薬をもらった。 1粒飲むとそこは30年前の1985年で、スヒョンは研修医時代の自分と出会う。 その頃のスヒョンには、イルカの調教師をしている恋人ヨナがいた…。 ラブ・ファンタジー。 ≪君がいる未来を願った。≫
2017/10/22(日) 10:34:26 | 象のロケット