2018年06月10日 (日) | 編集 |
小さな勇気が、世界を変えてゆく。
穏やかな春の太陽に照らされるような、ほっこりした気持ちになれる一本だ。
遺伝子の異常で起こるトリーチャー・コリンズ症候群という難病により、顔が変形してしまった少年オギーが主人公。
生まれてから入退院と手術を繰り返してきた彼は、10歳にしてようやく容体が安定し学校へ通える様に。
ジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソンが演じる両親は、オギーがいじめのターゲットになるのではないかと苦悩するが、彼のこれからの人生を考えて決断する。
R・J・パラシオの小説「ワンダー Wonder」を映像化したのは、自作の小説を自ら映画化した「ウォールフラワー」で注目を集め、ディズニーの実写版「美女と野獣」の脚本家としても大ヒットを飛ばしたスティーブン・チョボスキー。
下手をすれば安っぽいお涙ちょうだいに陥ってしまいそうな題材だが、チョボスキーはこの困難を抱えた一家に優しく寄り添って繊細に描き、非常に優れた感動作に仕上げている。
これは、オギーが初めて学校へ通い、大きな成長を遂げる一年間の物語だ。
オーガスト(オギー)・プルマン(ジェイコブ・トレンブレイ)は、ニューヨークのノース・リバー・ハイツに住む10歳の少年。
先天性の遺伝子疾患により、27回ものの手術を受けなければならなかったオギーは、両親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)とネイト(オーウェン・ウィルソン)から、ホームスクールで教育を受けてきたので、生まれてから一度も学校へ行ったことがない。
ようやく治療が一段落し、両親は中等部入学の時期が近づいているオギーを、私立学校の5年生に入学させることにする。
しかし、オギーの顔は病によって変形してしまっていて、彼の姿を見た生徒たちはショックを受け、なかなか仲間として受け入れてもらえない。
そんな中、ジャック・ウィル(ノア・ジュプ)という少年と友達になったオギーは、少しずつ学校生活に馴染んでいく。
だがハロウィンの日に、オギーはジャックがいじめっ子のジュリアン(ブライス・ガイザー)に言ったある言葉を聞いてしまう。
それはオギーにとって、大きな裏切りに他ならない言葉だった・・・・
原作者のR・J・パラシオがこの小説を書いたのは、彼女が体験したある事件が切っ掛けになったと言う。
パラシオが三歳の息子とアイスクリームを買うために並んでいると、その列に顔面が大きく変形した少女がいて、息子が怖がって泣き出してしまった。
彼女は事態を悪化させまいと息子を連れ出したのだが、結果的に少女を傷つけてしまったと考えたのだ。
その夜、偶然ラジオから流れてきた、先天性疾患を持つ子供たちのことを歌ったナタリー・マーチャントの楽曲、「Wonder」からもインスパイアを受けた彼女は、特別視される側からの視点で、勇気ある少年オギーの物語を執筆。
2012年に出版されると、高い評価を得て数々の児童文学賞を受賞することになる。
たとえ三歳の幼児でなくても、感情がストレートに行動に表れる子供たちの世界は純粋で、時に残酷だ。
「スター・ウォーズ」が大好きで、宙飛行士に憧れているオギーは、いつもおもちゃの宇宙飛行士のヘルメットを被っている。
度重なる整形手術によって“普通”に近づいたとは言え、彼は自分の顔が他の子供たちとは違うこと、自分を見た彼らがどんな反応をするのか、十分に理解しているのだ。
実際、ヘルメットを脱いだオギーに生徒たちは驚き、好奇心を剥き出しにし、じろじろと遠巻きに眺める。
やがて生徒たちは「ペスト菌がうつる」と、彼と関わることを避けるようになってしまうのだ。
オギーを拒絶するのは子供たちだけでなく、一部の保護者まで理不尽な反応を示す。
だが一方で、彼のことを見た目は変わってるけど面白い奴だと思って、ジャックのように受け入れる生徒もだんだんと増えてゆく。
学校に行けない息子を愛情たっぷりに教育した両親によって、オギーはウィットに富んだ知性を持つ、勇敢な少年に育っていたのだ。
どんな困難な時でも、必要なのは小さな勇気と諦めない行動力。
一年に渡るオギーの学校生活は、両親の危惧どおりイジメに走るものも出てくるが、彼は周りの人々の愛を背に受け少しずつ状況を変えてゆく。
見た目ではなく内面の魅力を武器にして、オギーは自らの力で学校での居場所を作り出してゆくのである。
本作のユニークな点は、全体の中盤部分が登場人物の名前を章題とする、幾つかのパートに分かれていること。
先ずは初めて学校に通うオギーと両親の葛藤を軸にしながら物語が進むが、今度は周りの人々の視点で物語が語られるユニークな構成。
難病の弟を育てる両親の前で、ずっと良い子を演じ続けてきた姉の“ヴィア”、いつしか疎遠になってしまったヴィアの親友の“ミランダ”、そしてオギーの初めての友達となり、ある言葉で彼を傷つけてしまう“ジャック・ウィル”。
オギーという石の立てた波紋が、子供たちの小さな世界から始まって、徐々に彼を取り巻く世界に波及し、人々の内面に隠されていた様々な感情が見えてくる。
そして、それによってオギーのキャラクターとしての魅力もさらに深まってゆく。
徐々に重層化する筋立ての妙と、さりげなく丁寧な心象描写の積み重ねは、「ウォールフラワー」にも通じるチョボスキー監督の特質だろう。
キャラクター造形も、主要な登場人物は全員がどこか感情移入出来るようになっていて、「ルーム ROOM」で脚光を浴びたジェイコブ・トレンブレイはじめ、子供たちのナチュラルな演技も素晴らしい。
寓話的物語の中で、それぞれが果たすべき役割を持っているのだけど、単純なステロタイプには決して陥らないのだ。
オギーとの出会いによって誰もが何かしらの影響を受けて、人生を変えてゆく。
それは彼の家族や友達だけでなく、いじめっ子のジュリアンもそうだし、周りの大人たちだって例外ではない。
そして、子供たちと充実した一年を共に過ごし、観客もまた成長してゆく。
アメリカでは五万人に一人の子供たちが、トリーチャー・コリンズ症候群に冒されていて、原作小説と映画は患者の子供たちや親たちに大きな勇気を与えているだけでなく、学校での啓蒙にも使われているそう。
実際、オギーの持つ“特別な顔”は、国籍や肌の色、体型、性的指向、体や心の病など、他の事象に置き換えて考えることができるので、人と違うことを理由とした陰湿ないじめや差別にどう対応するべきなのか、大きなヒントになるのではないだろうか。
子供のいる親御さんには、是非親子でこの映画を鑑賞することをおすすめする。
偏見を取り除いて、その人の本当の姿を見れば、私たちはお互いにもっと親切に、優しくなることができるはず。
日本でもなるべく多くの人たちに観ていただきたい、示唆に富む愛すべき作品である。
ところで、本作でも「レディ・バード」と同じく、ヴィアとミランダの通う学校の演劇クラスが重要な役割を果たす。
採点競技に近い日本の“演劇部”とは違い、誰もが自分を少し変える勇気を持てる場としての演劇。
教えられる教師がなかなかいないのだろうけど、こういうのは日本の学校でも授業の一環としてやれば良いのに。
今回は、舞台となる「マンハッタン」の名を持つカクテルをチョイス。
カナディアン・ウィスキー45ml、スウィート・ベルモット15ml、アンゴスチュラ・ビターズ1dashミキシンググラスでステアし、カクテルグラスに注いだ後ピンに刺したマラスキーノチェリーを沈めて完成。
この美しいカクテルの起源に関しては諸説あるが、あの英国首相ウィンストン・チャーチルの母、ジェロニー・ジェロームが発案者だという説もある。
1876年にマンハッタン・クラブで開かれた民主党大統領候補の応援パーティで、即興で作ったカクテルで、後に会場の名前からマンハッタンと呼ばれる様になったのだそうな。
本当かどうかは分からないが、その名の通り華やいだ大人のカクテルだ。
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穏やかな春の太陽に照らされるような、ほっこりした気持ちになれる一本だ。
遺伝子の異常で起こるトリーチャー・コリンズ症候群という難病により、顔が変形してしまった少年オギーが主人公。
生まれてから入退院と手術を繰り返してきた彼は、10歳にしてようやく容体が安定し学校へ通える様に。
ジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソンが演じる両親は、オギーがいじめのターゲットになるのではないかと苦悩するが、彼のこれからの人生を考えて決断する。
R・J・パラシオの小説「ワンダー Wonder」を映像化したのは、自作の小説を自ら映画化した「ウォールフラワー」で注目を集め、ディズニーの実写版「美女と野獣」の脚本家としても大ヒットを飛ばしたスティーブン・チョボスキー。
下手をすれば安っぽいお涙ちょうだいに陥ってしまいそうな題材だが、チョボスキーはこの困難を抱えた一家に優しく寄り添って繊細に描き、非常に優れた感動作に仕上げている。
これは、オギーが初めて学校へ通い、大きな成長を遂げる一年間の物語だ。
オーガスト(オギー)・プルマン(ジェイコブ・トレンブレイ)は、ニューヨークのノース・リバー・ハイツに住む10歳の少年。
先天性の遺伝子疾患により、27回ものの手術を受けなければならなかったオギーは、両親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)とネイト(オーウェン・ウィルソン)から、ホームスクールで教育を受けてきたので、生まれてから一度も学校へ行ったことがない。
ようやく治療が一段落し、両親は中等部入学の時期が近づいているオギーを、私立学校の5年生に入学させることにする。
しかし、オギーの顔は病によって変形してしまっていて、彼の姿を見た生徒たちはショックを受け、なかなか仲間として受け入れてもらえない。
そんな中、ジャック・ウィル(ノア・ジュプ)という少年と友達になったオギーは、少しずつ学校生活に馴染んでいく。
だがハロウィンの日に、オギーはジャックがいじめっ子のジュリアン(ブライス・ガイザー)に言ったある言葉を聞いてしまう。
それはオギーにとって、大きな裏切りに他ならない言葉だった・・・・
原作者のR・J・パラシオがこの小説を書いたのは、彼女が体験したある事件が切っ掛けになったと言う。
パラシオが三歳の息子とアイスクリームを買うために並んでいると、その列に顔面が大きく変形した少女がいて、息子が怖がって泣き出してしまった。
彼女は事態を悪化させまいと息子を連れ出したのだが、結果的に少女を傷つけてしまったと考えたのだ。
その夜、偶然ラジオから流れてきた、先天性疾患を持つ子供たちのことを歌ったナタリー・マーチャントの楽曲、「Wonder」からもインスパイアを受けた彼女は、特別視される側からの視点で、勇気ある少年オギーの物語を執筆。
2012年に出版されると、高い評価を得て数々の児童文学賞を受賞することになる。
たとえ三歳の幼児でなくても、感情がストレートに行動に表れる子供たちの世界は純粋で、時に残酷だ。
「スター・ウォーズ」が大好きで、宙飛行士に憧れているオギーは、いつもおもちゃの宇宙飛行士のヘルメットを被っている。
度重なる整形手術によって“普通”に近づいたとは言え、彼は自分の顔が他の子供たちとは違うこと、自分を見た彼らがどんな反応をするのか、十分に理解しているのだ。
実際、ヘルメットを脱いだオギーに生徒たちは驚き、好奇心を剥き出しにし、じろじろと遠巻きに眺める。
やがて生徒たちは「ペスト菌がうつる」と、彼と関わることを避けるようになってしまうのだ。
オギーを拒絶するのは子供たちだけでなく、一部の保護者まで理不尽な反応を示す。
だが一方で、彼のことを見た目は変わってるけど面白い奴だと思って、ジャックのように受け入れる生徒もだんだんと増えてゆく。
学校に行けない息子を愛情たっぷりに教育した両親によって、オギーはウィットに富んだ知性を持つ、勇敢な少年に育っていたのだ。
どんな困難な時でも、必要なのは小さな勇気と諦めない行動力。
一年に渡るオギーの学校生活は、両親の危惧どおりイジメに走るものも出てくるが、彼は周りの人々の愛を背に受け少しずつ状況を変えてゆく。
見た目ではなく内面の魅力を武器にして、オギーは自らの力で学校での居場所を作り出してゆくのである。
本作のユニークな点は、全体の中盤部分が登場人物の名前を章題とする、幾つかのパートに分かれていること。
先ずは初めて学校に通うオギーと両親の葛藤を軸にしながら物語が進むが、今度は周りの人々の視点で物語が語られるユニークな構成。
難病の弟を育てる両親の前で、ずっと良い子を演じ続けてきた姉の“ヴィア”、いつしか疎遠になってしまったヴィアの親友の“ミランダ”、そしてオギーの初めての友達となり、ある言葉で彼を傷つけてしまう“ジャック・ウィル”。
オギーという石の立てた波紋が、子供たちの小さな世界から始まって、徐々に彼を取り巻く世界に波及し、人々の内面に隠されていた様々な感情が見えてくる。
そして、それによってオギーのキャラクターとしての魅力もさらに深まってゆく。
徐々に重層化する筋立ての妙と、さりげなく丁寧な心象描写の積み重ねは、「ウォールフラワー」にも通じるチョボスキー監督の特質だろう。
キャラクター造形も、主要な登場人物は全員がどこか感情移入出来るようになっていて、「ルーム ROOM」で脚光を浴びたジェイコブ・トレンブレイはじめ、子供たちのナチュラルな演技も素晴らしい。
寓話的物語の中で、それぞれが果たすべき役割を持っているのだけど、単純なステロタイプには決して陥らないのだ。
オギーとの出会いによって誰もが何かしらの影響を受けて、人生を変えてゆく。
それは彼の家族や友達だけでなく、いじめっ子のジュリアンもそうだし、周りの大人たちだって例外ではない。
そして、子供たちと充実した一年を共に過ごし、観客もまた成長してゆく。
アメリカでは五万人に一人の子供たちが、トリーチャー・コリンズ症候群に冒されていて、原作小説と映画は患者の子供たちや親たちに大きな勇気を与えているだけでなく、学校での啓蒙にも使われているそう。
実際、オギーの持つ“特別な顔”は、国籍や肌の色、体型、性的指向、体や心の病など、他の事象に置き換えて考えることができるので、人と違うことを理由とした陰湿ないじめや差別にどう対応するべきなのか、大きなヒントになるのではないだろうか。
子供のいる親御さんには、是非親子でこの映画を鑑賞することをおすすめする。
偏見を取り除いて、その人の本当の姿を見れば、私たちはお互いにもっと親切に、優しくなることができるはず。
日本でもなるべく多くの人たちに観ていただきたい、示唆に富む愛すべき作品である。
ところで、本作でも「レディ・バード」と同じく、ヴィアとミランダの通う学校の演劇クラスが重要な役割を果たす。
採点競技に近い日本の“演劇部”とは違い、誰もが自分を少し変える勇気を持てる場としての演劇。
教えられる教師がなかなかいないのだろうけど、こういうのは日本の学校でも授業の一環としてやれば良いのに。
今回は、舞台となる「マンハッタン」の名を持つカクテルをチョイス。
カナディアン・ウィスキー45ml、スウィート・ベルモット15ml、アンゴスチュラ・ビターズ1dashミキシンググラスでステアし、カクテルグラスに注いだ後ピンに刺したマラスキーノチェリーを沈めて完成。
この美しいカクテルの起源に関しては諸説あるが、あの英国首相ウィンストン・チャーチルの母、ジェロニー・ジェロームが発案者だという説もある。
1876年にマンハッタン・クラブで開かれた民主党大統領候補の応援パーティで、即興で作ったカクテルで、後に会場の名前からマンハッタンと呼ばれる様になったのだそうな。
本当かどうかは分からないが、その名の通り華やいだ大人のカクテルだ。

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この記事へのコメント
こんにちは。
この作品、オギーだけでなく、全ての登場人物が成長していく様を描いていくところが素晴らしかったです。
人間の本質を「深刻にならずに」問うた内容だと思いました。
この作品、オギーだけでなく、全ての登場人物が成長していく様を描いていくところが素晴らしかったです。
人間の本質を「深刻にならずに」問うた内容だと思いました。
>ここなつさん
>全ての登場人物が成長していく様
ここが本作の一番素晴らしい点ですよね。
人間は必ずお互いに影響しあっている。
実話とかでなくフィクションなのも、いい意味で語り口の軽さにつながっていて、むしろ伝わりやすくなっていると思います。
>全ての登場人物が成長していく様
ここが本作の一番素晴らしい点ですよね。
人間は必ずお互いに影響しあっている。
実話とかでなくフィクションなのも、いい意味で語り口の軽さにつながっていて、むしろ伝わりやすくなっていると思います。
2018/07/26(木) 22:43:19 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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