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2006年12月25日 (月) | 編集 |
サンフランシスコの、エンバカデロセンターシネマという小さなアートシアターで、「硫黄島からの手紙」を再鑑賞。
一本の映画を二度観るのは、今年初めてである。
最初の記事はこちら。
劇場はほぼ満席。映画の性格上、やはり年配者の姿が目立つ。
物が物だけに、観客の反応は判り難いが、米兵が捕虜を射殺するシーンでは、「Oh,No…」といった声にならない呟きが場内を満たす。
アメリカ人にとって、軍は建国以来もっとも信頼を置く政府組織。
失敗した戦争であるベトナム以降ならともかく、正義の戦争という神話が生きていた第二次世界大戦でのこのシーンは、彼らにとってかなりショッキングなのだ。
この日は映画館で、知人の映画資料館スタッフ(既に退職しているそうだが)に会ったので、映画が終わった後、カフェでこの映画について二人で語った。
インテリでリベラル派に属するアメリカ人の観方として、ちょっと面白かったので紹介しよう。
私:どうだった?君は「父親たちの星条旗」には不満があると言っていたが。
彼:そうだ、しかしこの映画を観て、少し考えが変わった。これは君の言うとおり、二本で一つの映画だ。ビジネスだから仕方が無いけど、第一部、第二部と連続上映してくれた方が意図が伝わる。私は「父親たちの星条旗」を観た時に、テーマは伝わってくるが、未完成で満足できないと思った。
私:二本作ると割り切っているから、1本だけでは良くわからない部分がある。今まで二部、三部構成で一つのテーマを語った映画はあったけど、視点を変えるというのは初めてではないか?縦ではなく、横に広げるというか。
彼:そうかもしれない。これは「ラショウモンケース※ 」を、映画のロジックに取り入れたものかもしれないね。
私:ああ、なるほど。一つの物事を異なる視点から描いた2本の映画を、さらに異なる視点で我々が観ている。私は交錯した視線が、最終的に戦争の本質を浮かび上がらせたと思っている。
確かに「羅生門」だ。アメリカ人にとって、単品としてのこの映画はどんな風に写るのだろう。
彼:う~ん、正直いって私は、観ている間これがクリント・イーストウッドの映画だという事を忘れていた。非常に良く出来た日本映画だ。ただ、思い返して見ると今まで観た日本の戦争映画とも違うんだよ。一言で言えば、鏡のような映画かな。
私:鏡?
彼:つまり、この映画はすこし特殊だ。それは戦争映画ではあるけど、描こうとしているのが何人かの日本人の内面だけだという事。戦闘シーンも、悲劇的な死も、全て彼らの内面を描くためにある。私たちアメリカ人は、だんだんとこの素晴らしい日本の兵士たちに感情移入してゆく。そして、例のあのシーン(捕虜射殺のシーンらしい)で気づくんだ。「おい、やめろ!彼らは私たちと同じ人間だぞ!」ってね。最初は何者かわからない日本兵たちを観ているつもりだったのが、いつのまにか彼らは違う言葉、違う肌の色をしているだけで、私たち自身だということに気づくんだ。
私:それで鏡か。そういえば日本でも「父親たちの星条旗」の感想で、「第二次大戦中のアメリカの苦悩をはじめて知った」という物が多かったな。程度の違いはあれ、戦争のもたらす物は一緒だと。日本ではアメリカが楽勝したというイメージが強いから。
彼:冗談だろ。まさか君もそう思っちゃいまいね。
私:アメリカ史や社会に関しては、かなり勉強したから、私はそうは思わないけど、やはりイメージって強いと思う。まあそれも含めて、この映画は漠然とした戦争へのイメージを壊ししていると思う。
彼:その通り。硫黄島の戦いだけじゃない。イーストウッドの視点は過去と、現在の両方に向いている。この映画を観た人たちのイラク戦争への認識も変わると思うよ。
私:どういう風に?
彼:単純だけど、ニュースでアメリカ軍が武装勢力を30人殺害と聞いたとしたら、「ああ30人の自分たちと同じ人間が殺されたんだ」と思う想像力が生まれるだろう。マスコミは敵でも味方でも民間人の死には反応するけど、兵士の死は当然と思っている。これは長年の情報操作でもあるんだけどね。
私:私もマスコミや過去の戦争映画は、少なくとも敵の兵士に関しては一つの記号としてみなす事が多かったと思う。記号だから死んでも悲しむ必要は無い。でも、カメラの向こうにある現実は違う。
彼:映画の中で、逃亡する日本兵シミズが、バロン西の読んだ手紙に心を動かされるシーンがあっただろう。彼は「私はアメリカ人を知らない」と言っていたけど、これは観ているアメリカ人の言葉でもある。
私:イーストウッドはテーマを直接的に語るのをあえて避けているけど、ここだけはストレートだった。テーマの核心なんだろうね。
彼:アメリカ人が人間だと知って、戦いとは違う道を選んだシミズは、いまだ敵が人間とは知らないアメリカ人に殺される。非常に複雑な思いを抱かせられた。
私:結局、互いを知る事しか無いという事だろうか。こうしてアメリカ人と日本人が硫黄島の映画を作って、それに関して語り合ってるのも考えてみれば不思議な事だよね。私たちは、栗林が幻視した未来に生きているのかな。
映画談義はしばらく続いたのだが、一応硫黄島関連はここまで。
話した内容を思い出しながら描いているので、正確な会話の再現ではないので、あしからず。
私は二本が一つの作品として機能する事で、観る者の国籍にかかわらず普遍的なメッセージがおくられると考えたが、やはり日米でそれぞれの作品の観かたは違えど、同じような想いを抱く事が判った。
この映画のロジックを「羅生門」に例えるのはなるほどと思った。
日本映画も見慣れた、映画を観るプロの意見であり、一般の観客の意見と必ずしも一致するものではないだろうが、「硫黄島からの手紙」はアメリカ人の心にもしっかりと届いている様だ。
※「ラショウモンケース」=黒澤明監督の「羅生門」を語源とする法律用語。一つの事件を複数の関係者の異なる視点から見る事で、まったく違った本質が浮かび上がる事を言う。
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一本の映画を二度観るのは、今年初めてである。
最初の記事はこちら。
劇場はほぼ満席。映画の性格上、やはり年配者の姿が目立つ。
物が物だけに、観客の反応は判り難いが、米兵が捕虜を射殺するシーンでは、「Oh,No…」といった声にならない呟きが場内を満たす。
アメリカ人にとって、軍は建国以来もっとも信頼を置く政府組織。
失敗した戦争であるベトナム以降ならともかく、正義の戦争という神話が生きていた第二次世界大戦でのこのシーンは、彼らにとってかなりショッキングなのだ。
この日は映画館で、知人の映画資料館スタッフ(既に退職しているそうだが)に会ったので、映画が終わった後、カフェでこの映画について二人で語った。
インテリでリベラル派に属するアメリカ人の観方として、ちょっと面白かったので紹介しよう。
私:どうだった?君は「父親たちの星条旗」には不満があると言っていたが。
彼:そうだ、しかしこの映画を観て、少し考えが変わった。これは君の言うとおり、二本で一つの映画だ。ビジネスだから仕方が無いけど、第一部、第二部と連続上映してくれた方が意図が伝わる。私は「父親たちの星条旗」を観た時に、テーマは伝わってくるが、未完成で満足できないと思った。
私:二本作ると割り切っているから、1本だけでは良くわからない部分がある。今まで二部、三部構成で一つのテーマを語った映画はあったけど、視点を変えるというのは初めてではないか?縦ではなく、横に広げるというか。
彼:そうかもしれない。これは「ラショウモンケース※ 」を、映画のロジックに取り入れたものかもしれないね。
私:ああ、なるほど。一つの物事を異なる視点から描いた2本の映画を、さらに異なる視点で我々が観ている。私は交錯した視線が、最終的に戦争の本質を浮かび上がらせたと思っている。
確かに「羅生門」だ。アメリカ人にとって、単品としてのこの映画はどんな風に写るのだろう。
彼:う~ん、正直いって私は、観ている間これがクリント・イーストウッドの映画だという事を忘れていた。非常に良く出来た日本映画だ。ただ、思い返して見ると今まで観た日本の戦争映画とも違うんだよ。一言で言えば、鏡のような映画かな。
私:鏡?
彼:つまり、この映画はすこし特殊だ。それは戦争映画ではあるけど、描こうとしているのが何人かの日本人の内面だけだという事。戦闘シーンも、悲劇的な死も、全て彼らの内面を描くためにある。私たちアメリカ人は、だんだんとこの素晴らしい日本の兵士たちに感情移入してゆく。そして、例のあのシーン(捕虜射殺のシーンらしい)で気づくんだ。「おい、やめろ!彼らは私たちと同じ人間だぞ!」ってね。最初は何者かわからない日本兵たちを観ているつもりだったのが、いつのまにか彼らは違う言葉、違う肌の色をしているだけで、私たち自身だということに気づくんだ。
私:それで鏡か。そういえば日本でも「父親たちの星条旗」の感想で、「第二次大戦中のアメリカの苦悩をはじめて知った」という物が多かったな。程度の違いはあれ、戦争のもたらす物は一緒だと。日本ではアメリカが楽勝したというイメージが強いから。
彼:冗談だろ。まさか君もそう思っちゃいまいね。
私:アメリカ史や社会に関しては、かなり勉強したから、私はそうは思わないけど、やはりイメージって強いと思う。まあそれも含めて、この映画は漠然とした戦争へのイメージを壊ししていると思う。
彼:その通り。硫黄島の戦いだけじゃない。イーストウッドの視点は過去と、現在の両方に向いている。この映画を観た人たちのイラク戦争への認識も変わると思うよ。
私:どういう風に?
彼:単純だけど、ニュースでアメリカ軍が武装勢力を30人殺害と聞いたとしたら、「ああ30人の自分たちと同じ人間が殺されたんだ」と思う想像力が生まれるだろう。マスコミは敵でも味方でも民間人の死には反応するけど、兵士の死は当然と思っている。これは長年の情報操作でもあるんだけどね。
私:私もマスコミや過去の戦争映画は、少なくとも敵の兵士に関しては一つの記号としてみなす事が多かったと思う。記号だから死んでも悲しむ必要は無い。でも、カメラの向こうにある現実は違う。
彼:映画の中で、逃亡する日本兵シミズが、バロン西の読んだ手紙に心を動かされるシーンがあっただろう。彼は「私はアメリカ人を知らない」と言っていたけど、これは観ているアメリカ人の言葉でもある。
私:イーストウッドはテーマを直接的に語るのをあえて避けているけど、ここだけはストレートだった。テーマの核心なんだろうね。
彼:アメリカ人が人間だと知って、戦いとは違う道を選んだシミズは、いまだ敵が人間とは知らないアメリカ人に殺される。非常に複雑な思いを抱かせられた。
私:結局、互いを知る事しか無いという事だろうか。こうしてアメリカ人と日本人が硫黄島の映画を作って、それに関して語り合ってるのも考えてみれば不思議な事だよね。私たちは、栗林が幻視した未来に生きているのかな。
映画談義はしばらく続いたのだが、一応硫黄島関連はここまで。
話した内容を思い出しながら描いているので、正確な会話の再現ではないので、あしからず。
私は二本が一つの作品として機能する事で、観る者の国籍にかかわらず普遍的なメッセージがおくられると考えたが、やはり日米でそれぞれの作品の観かたは違えど、同じような想いを抱く事が判った。
この映画のロジックを「羅生門」に例えるのはなるほどと思った。
日本映画も見慣れた、映画を観るプロの意見であり、一般の観客の意見と必ずしも一致するものではないだろうが、「硫黄島からの手紙」はアメリカ人の心にもしっかりと届いている様だ。
※「ラショウモンケース」=黒澤明監督の「羅生門」を語源とする法律用語。一つの事件を複数の関係者の異なる視点から見る事で、まったく違った本質が浮かび上がる事を言う。

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この記事へのコメント
なるほど。
アメリカ側の視点……。
捕虜虐殺のシーンの衝撃は、
私たちの想像を遥かに超えていたと言うことですね。
ノラネコさんたちの会話を読むことで、
改めて
この映画の野心的試み、
そしてそれを成功させたイーストウッドに
畏怖の念を禁じえません。
アメリカ側の視点……。
捕虜虐殺のシーンの衝撃は、
私たちの想像を遥かに超えていたと言うことですね。
ノラネコさんたちの会話を読むことで、
改めて
この映画の野心的試み、
そしてそれを成功させたイーストウッドに
畏怖の念を禁じえません。
>戦争への認識も変わると思うよ。
凄いことです。政治でも、宗教でも、教育でも
成し得ないことを、可能に出来るかもしれない・・・。
のらねこさんのレビュー、とっても有意義です。
『硫黄島からの手紙』は、アメリカ人へ届いている
ことが、良く分かりました。
アリガトウございます。安心して年が越せそうです(笑)。
凄いことです。政治でも、宗教でも、教育でも
成し得ないことを、可能に出来るかもしれない・・・。
のらねこさんのレビュー、とっても有意義です。
『硫黄島からの手紙』は、アメリカ人へ届いている
ことが、良く分かりました。
アリガトウございます。安心して年が越せそうです(笑)。
アメリカ人(といってもインテリの一部でしょうが)の反応に、心あたたまる思いです。何だか、人間として一歩先を行っている、と感じますね。でも、それが必ずしもすぐに国の政策に反映されるというのでもないのですが。こちらにTBさせていただきます。混んでないので。(駐車場じゃない?スミマセン)
ノラネコさんこんにちは!
じっくりと読ませて頂きました。
この映画が訴えかけるテーマは、
とても静かに観た者の心に染み入ってくる。
でも決して忘れられないものだと思います。
とても素敵な会話をご紹介下さり、
ありがとうございました。
じっくりと読ませて頂きました。
この映画が訴えかけるテーマは、
とても静かに観た者の心に染み入ってくる。
でも決して忘れられないものだと思います。
とても素敵な会話をご紹介下さり、
ありがとうございました。
ノラネコさん、こんばんわ。
とても興味深く読ませていただきました。
イーストウッドの思いはどの国の人にもきちんと届いているみたいですね。
この映画がちゃんとアメリカの人々に観てもらうことができて同じように敵同士だとしてもみんな「同じ人間」だということを感じていただけて・・・。
かつて敵同士だったアメリカ人と日本人がこのように語れる今があること。
何か上手く言葉に出来ませんが何だか嬉しくなりました。
ノラネコさん、ありがとうございました。
とても興味深く読ませていただきました。
イーストウッドの思いはどの国の人にもきちんと届いているみたいですね。
この映画がちゃんとアメリカの人々に観てもらうことができて同じように敵同士だとしてもみんな「同じ人間」だということを感じていただけて・・・。
かつて敵同士だったアメリカ人と日本人がこのように語れる今があること。
何か上手く言葉に出来ませんが何だか嬉しくなりました。
ノラネコさん、ありがとうございました。
とても興味深い会話でした。
アメリカ人の方にとってはあの捕虜虐殺のシーンがショックだったんですね。
この作品がアメリカの方にもきちんと受け入れられたと聞いてなんだか私も嬉しく思います。
同じ思いで戦っていた戦争の映画を同じような思いで鑑賞していた、、、イーストウッドはやはり凄い監督ですね。
アメリカ人の方にとってはあの捕虜虐殺のシーンがショックだったんですね。
この作品がアメリカの方にもきちんと受け入れられたと聞いてなんだか私も嬉しく思います。
同じ思いで戦っていた戦争の映画を同じような思いで鑑賞していた、、、イーストウッドはやはり凄い監督ですね。
あまりにも鋭い視点で、唸ってしまいました。
‘アメリカ人も日本人も同じ人間’・・・
今更のようですが、この映画をもって再認識です。
アメリカの人たちの心にも‘響く’作品だということ、
あらためてイーストウッド監督の偉大さを感じます。
貴重な記事、有難うございます。
‘アメリカ人も日本人も同じ人間’・・・
今更のようですが、この映画をもって再認識です。
アメリカの人たちの心にも‘響く’作品だということ、
あらためてイーストウッド監督の偉大さを感じます。
貴重な記事、有難うございます。
こんにちは♪
ラショウモンケース・・・なるほどな~と思いました。
みんな同じ人間という本当にシンプルで当たり前のことを忘れてしまいがちなんですよね。
全ての人にこのことを思い出して欲しいなと思います。
ラショウモンケース・・・なるほどな~と思いました。
みんな同じ人間という本当にシンプルで当たり前のことを忘れてしまいがちなんですよね。
全ての人にこのことを思い出して欲しいなと思います。
>えいさん
彼の感想が、基本的に私が感じたことと同じだったので、やはり二本の映画がもたらす化学反応は成功してると思いました。
戦争映画で敵味方だった国の人間が観て、ここまで近い印象になるのですからね。
偉大な試みだったと思います。
>TATUYAさん
映画の持つ力ですね。
この作品の場合は、既存の映画の方法論を超えた新しい挑戦の結果でもありますが。
>Biancaさん
映画の影響っていうのは直接的ではないですからね。
でも、今まででも、映画によって少しづつ世界は変わってきたと思いますよ。
これは新しい方法論と可能性を見せてくれました。
>由香さん
人間を人間として認識する。
テーマ自体は、ある意味で当たり前のことを思い出させているだけなんですけど、その事がいかに難しいか。
人間て難しいなあとも思わされました。
彼の感想が、基本的に私が感じたことと同じだったので、やはり二本の映画がもたらす化学反応は成功してると思いました。
戦争映画で敵味方だった国の人間が観て、ここまで近い印象になるのですからね。
偉大な試みだったと思います。
>TATUYAさん
映画の持つ力ですね。
この作品の場合は、既存の映画の方法論を超えた新しい挑戦の結果でもありますが。
>Biancaさん
映画の影響っていうのは直接的ではないですからね。
でも、今まででも、映画によって少しづつ世界は変わってきたと思いますよ。
これは新しい方法論と可能性を見せてくれました。
>由香さん
人間を人間として認識する。
テーマ自体は、ある意味で当たり前のことを思い出させているだけなんですけど、その事がいかに難しいか。
人間て難しいなあとも思わされました。
>なななさん
いつもアメリカに行くと、とても不思議な気がします。
ジェット機でも10時間近く、無限とも思える大海を隔てて、なぜ私たちの祖先は戦わなければならなかったのか。
この映画を観て、改めて自分の中でも考えてみたくなりました。
>きららさん
アメリカ人にとっての「軍」とは、日本人にとっての自衛隊や旧軍のイメージとはまったく異なる存在です。
もちろん今では神話化されたイメージは変わりつつありますが、この映画の描写はショッキングでしょうね。
もっともあそこがあるから、日本人もアメリカ人も人間の愚かしい部分も共有しているという事が判るわけですが。
>未来さん
当たり前のことを当たり前に感じることが、難しというのが戦争なんでしょうね。
民間人も兵士も、敵も見方も人間。
そう考えるだけでも戦争への認識は変わりますよね。
>ミチさん
私も言われてみて納得でした。
イーストウッドが羅生門を狙って、この映画の構造を考えたわけではないと思います。
ただ、物事にはかかわる人間の数だけ真実があるという羅生門が、人間という物をいかに鋭く捕らえていたかという証明ですよね。
イーストウッドと共に、黒澤の偉大さも再認識しました。
いつもアメリカに行くと、とても不思議な気がします。
ジェット機でも10時間近く、無限とも思える大海を隔てて、なぜ私たちの祖先は戦わなければならなかったのか。
この映画を観て、改めて自分の中でも考えてみたくなりました。
>きららさん
アメリカ人にとっての「軍」とは、日本人にとっての自衛隊や旧軍のイメージとはまったく異なる存在です。
もちろん今では神話化されたイメージは変わりつつありますが、この映画の描写はショッキングでしょうね。
もっともあそこがあるから、日本人もアメリカ人も人間の愚かしい部分も共有しているという事が判るわけですが。
>未来さん
当たり前のことを当たり前に感じることが、難しというのが戦争なんでしょうね。
民間人も兵士も、敵も見方も人間。
そう考えるだけでも戦争への認識は変わりますよね。
>ミチさん
私も言われてみて納得でした。
イーストウッドが羅生門を狙って、この映画の構造を考えたわけではないと思います。
ただ、物事にはかかわる人間の数だけ真実があるという羅生門が、人間という物をいかに鋭く捕らえていたかという証明ですよね。
イーストウッドと共に、黒澤の偉大さも再認識しました。
心に響く素敵な会話ですね。
紹介してくださったノラネコさんに感謝です。
>「硫黄島からの手紙」はアメリカ人の心にもしっかりと届いている様だ。
リアルな感想を聴けて なんだか嬉しいです。
日本人の心にも、どうか しっかり届きますように...
紹介してくださったノラネコさんに感謝です。
>「硫黄島からの手紙」はアメリカ人の心にもしっかりと届いている様だ。
リアルな感想を聴けて なんだか嬉しいです。
日本人の心にも、どうか しっかり届きますように...
達也です。
のらねこさんの『硫黄島からの手紙/アメリカの目線』を
読んで、とっても安心した達也ですが、
この季節となると、
そろそろアカデミー賞のことが気になります。
アメリカでの12月20日からの先行公開も好調で、
『父親達の星条旗』よりも高い評価を得ているようですね。
この素晴らしい映画が、アカデミーをとることで、
さらに多くの人に影響を与えられると嬉しいのですが・・・。
で、事後承諾のお願いで恐縮なのですが、
当方の79回アカデミー賞に関する記事の中で、
のらねこさんのこのレビューを紹介をさせていただきました。
(※記事中でリンクしております)
お許しいただけると、嬉しいのですが・・・。
@_@ トラバさせていただきます。
のらねこさんの『硫黄島からの手紙/アメリカの目線』を
読んで、とっても安心した達也ですが、
この季節となると、
そろそろアカデミー賞のことが気になります。
アメリカでの12月20日からの先行公開も好調で、
『父親達の星条旗』よりも高い評価を得ているようですね。
この素晴らしい映画が、アカデミーをとることで、
さらに多くの人に影響を与えられると嬉しいのですが・・・。
で、事後承諾のお願いで恐縮なのですが、
当方の79回アカデミー賞に関する記事の中で、
のらねこさんのこのレビューを紹介をさせていただきました。
(※記事中でリンクしております)
お許しいただけると、嬉しいのですが・・・。
@_@ トラバさせていただきます。
あの清水虐殺の場面に、それほどの反応が起きるとは、私にはそれが「衝撃」でした。
アメリカ人はそれほどまでに戦争での行為に信頼をおいているというのか。戦争は、人間を人間でなくす。それが真実だと思っていたのだが。確かに日本では隣にこの前戦争に行ってきた人は座らない。アメリカでは日常だろう。その違いなのだろう。
また、ストレートにイラク人の犠牲者のことに言及しているのにも、感動しました。
興味深い記事ありがとうございました。
アメリカ人はそれほどまでに戦争での行為に信頼をおいているというのか。戦争は、人間を人間でなくす。それが真実だと思っていたのだが。確かに日本では隣にこの前戦争に行ってきた人は座らない。アメリカでは日常だろう。その違いなのだろう。
また、ストレートにイラク人の犠牲者のことに言及しているのにも、感動しました。
興味深い記事ありがとうございました。
>anyさん
ありがとうございます。
元々普遍的な力のある作品なのに加えて、視点を変えた二部作という工夫もされていますからね。
恐らく全世界の人々に届くでしょう。
映画の力を実感しました。
>TATSUYAさん
今年は強敵も多いので、本選でどうなるか判りませんが、主要賞一つくらいはいってもらいたいですね。
個人的には監督賞はとるような気がします。
>KUMA0504さん
う~ん、説明し難いですが、「戦争での行為に信頼をおいている」のではなく、戦場の米軍に信頼をおいているのです。
これは米国だけに限りませんが、多くの国において、軍は建国の力そのもので、ある意味国の象徴ともいえます。
自分たちが作り、信頼する軍だから、戦場でも自分たちの価値観を壊すような振る舞いはしない。
具体的に言えば、ナチスドイツや日本帝国軍のような、国際法を無視した残虐な行為はしないという、暗黙の信頼があったのです。
ベトナムでその神話は崩れたとはいえ、神話が生きていた時代である第二次世界大戦でのこの描写は、判っていてもショックなのでしょう。
勿論今現在遂行している戦争を連想させた事も事実でしょう。
戦争に纏わるアメリカのスタンスにはとても複雑で、ある意味で社会の懐の深さを実感します。
ありがとうございます。
元々普遍的な力のある作品なのに加えて、視点を変えた二部作という工夫もされていますからね。
恐らく全世界の人々に届くでしょう。
映画の力を実感しました。
>TATSUYAさん
今年は強敵も多いので、本選でどうなるか判りませんが、主要賞一つくらいはいってもらいたいですね。
個人的には監督賞はとるような気がします。
>KUMA0504さん
う~ん、説明し難いですが、「戦争での行為に信頼をおいている」のではなく、戦場の米軍に信頼をおいているのです。
これは米国だけに限りませんが、多くの国において、軍は建国の力そのもので、ある意味国の象徴ともいえます。
自分たちが作り、信頼する軍だから、戦場でも自分たちの価値観を壊すような振る舞いはしない。
具体的に言えば、ナチスドイツや日本帝国軍のような、国際法を無視した残虐な行為はしないという、暗黙の信頼があったのです。
ベトナムでその神話は崩れたとはいえ、神話が生きていた時代である第二次世界大戦でのこの描写は、判っていてもショックなのでしょう。
勿論今現在遂行している戦争を連想させた事も事実でしょう。
戦争に纏わるアメリカのスタンスにはとても複雑で、ある意味で社会の懐の深さを実感します。
色々考えさせられる会話ですね!
この作品にとって一番気になるアメリカの方の言葉興味深く読ませて貰いました。
たしかに 民間人20人死亡 と 兵士20人死亡 とは同じ人間の死を述べているのにうける印象が違うというのも恐ろしいことですよね。
私もこちらの硫黄島をみてきました。
たしかにおっしゃるとおり、こちらの作品日本兵ではなく、親であり夫であり息子である子供である人間を描いているんですよね。
日本人向けというより、アメリカ向けの反戦映画と感じました。
戦争に違和感を感じれない自分の国に人に、戦争とは自分と同じ人間を殺しにいくだけのことなんだよ!かみ砕いて伝えていたように感じます。
捕虜殺害のシーンも、イラク戦争で捕虜虐待をしたアメリカ兵のことが頭によぎってしまいました。
この映画 日本人で戦争知らない私達世代にも、戦争とはなんなのかを考えるきっかけを与えるいい機会を与えてくれていると思いますが、アメリカの方のほうが、衝撃大きい作品なのでしょうね。
この作品にとって一番気になるアメリカの方の言葉興味深く読ませて貰いました。
たしかに 民間人20人死亡 と 兵士20人死亡 とは同じ人間の死を述べているのにうける印象が違うというのも恐ろしいことですよね。
私もこちらの硫黄島をみてきました。
たしかにおっしゃるとおり、こちらの作品日本兵ではなく、親であり夫であり息子である子供である人間を描いているんですよね。
日本人向けというより、アメリカ向けの反戦映画と感じました。
戦争に違和感を感じれない自分の国に人に、戦争とは自分と同じ人間を殺しにいくだけのことなんだよ!かみ砕いて伝えていたように感じます。
捕虜殺害のシーンも、イラク戦争で捕虜虐待をしたアメリカ兵のことが頭によぎってしまいました。
この映画 日本人で戦争知らない私達世代にも、戦争とはなんなのかを考えるきっかけを与えるいい機会を与えてくれていると思いますが、アメリカの方のほうが、衝撃大きい作品なのでしょうね。
>コブタさん
そうですね。
日本の視点とキャッチは打たれていますが、作品本来の視点はやはりアメリカの物だと思います。
ただ観る者によって、異なる解釈が可能なのがこの作品の凄さです。
そして「父親たちの星条旗」とあわせたこの二部作は、本当に静かに、深いメッセージを全世界の人に送っていると思います。
そうですね。
日本の視点とキャッチは打たれていますが、作品本来の視点はやはりアメリカの物だと思います。
ただ観る者によって、異なる解釈が可能なのがこの作品の凄さです。
そして「父親たちの星条旗」とあわせたこの二部作は、本当に静かに、深いメッセージを全世界の人に送っていると思います。
ノラネコさん、初めまして!亀さんです。
TB、ありがとう!
亀さんは、梯久美子著「散るぞ悲しき」を読んでいたので、イマイチとの間がありました。「父親達の星条旗」を見ていないので、見たいと思います。
亀さんのブログは、団塊世代の還暦オトコ3人の共同のブログです。時々見に来てください!
http://dankai-hiroba.cocolog-nifty.com/
TB、ありがとう!
亀さんは、梯久美子著「散るぞ悲しき」を読んでいたので、イマイチとの間がありました。「父親達の星条旗」を見ていないので、見たいと思います。
亀さんのブログは、団塊世代の還暦オトコ3人の共同のブログです。時々見に来てください!
http://dankai-hiroba.cocolog-nifty.com/
>亀さん
いらっしゃいませ。
色々な方が色々な思い入れのある作品だと思います。
私はこの作品を栗林氏らの人物評伝とは離れた作品として観たので満足でした。
また寄らせていただきます。
いらっしゃいませ。
色々な方が色々な思い入れのある作品だと思います。
私はこの作品を栗林氏らの人物評伝とは離れた作品として観たので満足でした。
また寄らせていただきます。
はじめまして、晴雨堂です。映画鑑賞が趣味の人間です。
興味深い記事でした。
「羅生門」は必ずしも日本人にとってウケた映画ではなく、欧米人に高評価されて逆輸入の形で日本人も傑作と認識するようになった作品です。欧米の知識人はディスカッション劇を好みます。特に異なるメンタルや価値観の衝突に強い関心が有るのが特徴で、平均的な日本人はあまり好みません。ですから、日本ではあまりディスカッション劇は流行らないし良い脚本もなかなか出会えません。
なるほどと思う記事でした。
興味深い記事でした。
「羅生門」は必ずしも日本人にとってウケた映画ではなく、欧米人に高評価されて逆輸入の形で日本人も傑作と認識するようになった作品です。欧米の知識人はディスカッション劇を好みます。特に異なるメンタルや価値観の衝突に強い関心が有るのが特徴で、平均的な日本人はあまり好みません。ですから、日本ではあまりディスカッション劇は流行らないし良い脚本もなかなか出会えません。
なるほどと思う記事でした。
>晴雨堂ミカエルさん
羅生門は未だに海外の方が評価が高いのではと思います。
映画学校の授業でも必ず取り上げられる作品ですし、ラショウモンケースという法律用語まであります。
あれは視点の相違を作劇で見事に見せましたが、確かに日本でディスカッション劇はあまり無いかもしれませんね。
羅生門は未だに海外の方が評価が高いのではと思います。
映画学校の授業でも必ず取り上げられる作品ですし、ラショウモンケースという法律用語まであります。
あれは視点の相違を作劇で見事に見せましたが、確かに日本でディスカッション劇はあまり無いかもしれませんね。
2007/12/08(土) 00:39:01 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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日本唯一のオリンピック馬術でのメダリスト・・・しかも金メダリスト「バロン西」こと西竹一中佐も硫黄島で・・・
2006/12/26(火) 07:46:06 | 極私的映画論+α
米国人であるクリントイーストウッド監督が『父親たちの星条旗』と対にして、硫黄島の戦いを日米双方から描いた第二弾。 世界に先がけての日本公開。先に観た『父親たちの星条旗』の方は良かったながらもピン"と来ない部分もあったものの、日本側から観た
2006/12/26(火) 09:17:35 | 我想一個人映画美的女人blog
(原題:Letters from Iwo Jima)※映画の核に触れる部分もあります。 鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。----「硫黄島」2部作「第2弾」。クリント・イーストウッドが日本人俳優を使って描く戦争映画。敵国の軍隊を描くなんて、まるでサム・
2006/12/26(火) 09:37:28 | ラムの大通り
最後に出てくる負傷した米兵はライアン・フィリップではありません。
2006/12/26(火) 09:52:38 | ネタバレ映画館
評価:85点
2006/12/26(火) 11:23:55 | 平気の平左
硫黄島に、ハナミズキ。二度あることは三度ある。栗林中将が、西郷に言ったように、達也も三度目の『硫黄島からの手紙』を観てきました。少年の頃から映画を観ていますが、短期間に三度も同じ映画を観
2006/12/26(火) 11:44:02 | TATSUYAのシネマコンプレックス
2006年米国 2h21 (ナビオTOHOプレックスで12月12日鑑賞)監督:Clint Eastwood(以後「CE」:東樹氏に敬意を表し「東木」を変更) 出演:渡辺謙 伊原剛志 二宮和也待ちかねた硫黄島第二弾。前回に懲りて、しっかり居眠り防止策を講じたものの、不要でした。CE監督
2006/12/26(火) 12:11:16 | しづのをだまき
『散るぞ 悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』 梯 久美子 新潮社私は今まで戦争に関する映画や本を極力避けて過ごしてきた。ところが、クリント・イーストウッド監督による硫黄島2部作の映画が話題になった折、映画館で予告編を観る機会を得てしまった。そして、ほんの
2006/12/26(火) 12:12:38 | ★YUKAの気ままな有閑日記★
観賞後に胸を満たすのは,反戦の強い思い,ただひとつ。
2006/12/26(火) 12:14:45 | Akira's VOICE
私は戦争映画が苦手で、今まできちんと観た事がない。残念ながら『父親たちの星条旗』も未見だが、これは是非とも観たいと思い劇場へと足を運んだ。【story】1945年2月19日。米軍の上陸とともに始まった硫黄島戦。米軍が5日で陥落すると思っていたこの硫黄島を、乏しい戦力
2006/12/26(火) 12:19:29 | ★YUKAの気ままな有閑日記★
原題:Red Sun, Black Sand (Letters From Iwo Jima)硫黄島に眠っていた、その手紙は61年ぶりに発見された、地中にあった硫黄島からの手紙、それは輸送爆撃機「一式陸攻」によって配達されるはずだった・・ 時は1944年6月、指揮官として陸軍中将の栗林忠道(渡辺謙
2006/12/26(火) 13:01:16 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~
監督 クリント・イーストウッド 主演 渡辺謙 2006年 アメリカ映画 141分 戦争 採点★★★ 仕事や日常生活を送る中で常に感じることなのだが、ほんの少し立ち位置を変えるだけでも、物事が大きく違って見えるもの。しかし、そのちょっとだけ違う見方、考え方、取り組み方と
2006/12/26(火) 16:43:38 | Subterranean サブタレイニアン
公式サイトはこちら。 評価:★4点(満点10点) 2006年 141min監督:クリント・イーストウッド主演:渡辺謙 二宮和也 伊原剛志 中村獅童【あらすじ】戦況が悪化の一途をたどる1944....
2006/12/26(火) 19:08:48 | Aのムビりまっ!!!(映画って最高☆)
2部作のもう一つ
2006/12/26(火) 20:04:22 | 映画を観たよ
余は常に諸氏の先頭にある。
2006/12/26(火) 20:17:26 | 悠雅的生活
クリント・イーストウッド監督が日米両側の視線から第二次世界大戦の激戦のひとつ・硫黄島の戦いを描いた硫黄島二部作「父親たちの星条旗」(以下・星条旗)と「硫黄島からの手紙」(以下・硫黄島)。物語を映画的手法で語る映画職人・クリント・イーストウッド監督ならでは
2006/12/26(火) 20:53:20 | MUDDY WALKERS ブログ
「硫黄島からの手紙」公式サイトクリント・イーストウッド監督による「硫黄島2部作」。「父親たちの星条旗」に続く第2弾、日本側から見た硫黄島、、、戦況が悪化の一途をたどる1944年6月。アメリカ留学の経験を持ち、米軍との戦いの厳しさを誰よりも覚悟していた陸軍中
2006/12/26(火) 21:14:05 | きららのきらきら生活
『父親たちの星条旗』のエンドロール後に流れた予告編で大泣きしてしまった『硫黄島からの手紙』絶対ロードショー当日に観たくて、社員旅行先で宴会の2次会を抜け出して観てきました。★★★★★今年、★の数を5つ付けた映画は数本有りますが、この映画の為にもう少し控え
2006/12/26(火) 21:35:05 | そーれりぽーと
「父親たちの星条旗」と2部作なのに、前作の余韻もなく、また比べようもないが、評判通りのいい映画だった。太平洋戦争・・・両親や祖父母から当時の悲惨さ(父は大阪、母は東京在住だったので大空襲で自宅は炎上)はよく聞かされていたが、現地で戦う兵士の方々は当然....
2006/12/26(火) 23:19:13 | future world
監督 ・ 製作 : クリント・イーストウッド /製作 : スティーヴン・スピルバーグ
2006/12/27(水) 00:44:53 | MoonDreamWorks★Fc2
なんだかんだで3週間ぶりの映画でした。知らないうちに、ようやく「海賊版撲滅キャンペーン」の映像も替わりました。で、「硫黄島からの手紙」です。「父親たちの星条旗」の対になる作品ということで、淡々としたアプローチは同じなのでしょうけど、玉砕した敗戦国側から..
2006/12/27(水) 01:08:07 | -☆ EL JARDIN SECRETO ☆-
2006年70本目の劇場鑑賞です。公開翌日観ました。「ミリオンダラー・ベイビー」のクリント・イーストウッド監督作品。硫黄島での戦いを日米双方の視点から描く2部作の「父親たちの星条旗」に続く第2弾。アメリカ留学の経験を持ち、親米派でありながらアメリカを最も苦しめ..
2006/12/27(水) 01:25:22 | しょうちゃんの映画ブログ
物語は小心者でありながらどこか図太い「普通の男」・一兵卒である西郷を通して語られる。二人は硫黄島で何回か係わり合い、生死をともにする。私たちは西郷を通して隠れた英雄・栗林の人となりを知り、最前線の戦場での理不尽さを感じるのだ。
2006/12/27(水) 10:45:02 | ももママの心のblog
”Letters from Iou Jima”共同原案=ポール・ハギス「玉砕司令官の絵手紙」に基づく。脚本=アイリス・ヤマシタ。撮影=トム・スターン。監督=クリント・イーストウッド。米側の視点で描いた『父親たちの星条旗』に続く「硫黄島2部作」の第2弾。☆☆☆☆★★
2006/12/27(水) 11:58:48 | ようこそ劇場へ! Welcome to the Theatre!
クリント・イーストウッド監督が撮る戦争映画はこれで完結された。僕は、彼の「父親たちの星条旗」に続く圧倒的なパワーを感じ、自分は日本人だということを感じたのだ。
2006/12/27(水) 12:29:48 | 長江将史~てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ
映画館にて「硫黄島からの手紙」クリント・イーストウッド監督の「父親たちの星条旗」に続く硫黄島二部作第二弾は日本側の視点から描いた作品。1944年6月硫黄島に着任した栗林忠道陸軍中将(渡辺謙)は、早速硫黄島を自分の足で一周する。地形を観察し、体罰を振るう上官を
2006/12/27(水) 15:45:57 | ミチの雑記帳
1945年 硫黄島アメリカが5日で終わると思っていた戦争を36日間守り抜いた日本人たちがいたこれは彼らの話である
2006/12/27(水) 20:42:49 | ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!
一部の軍事マニア、元軍人を除いて、どれだけの日本人が硫黄島での激戦に思いをはせてきただろうか。東京都に属するこの島の位置すら、僕らは指し示すことができない。クリント・イーストウッド監督(76歳!)の「硫黄島からの手紙」を観て、というか硫黄島2部作をイー
2006/12/27(水) 23:15:12 | 万歳!映画パラダイス~京都ほろ酔い日記
◆監 督 ・・・ クリント・イーストウッド◆CAST ・・・ 渡辺謙/二宮和也/井原剛/加瀬亮/中村獅童/裕木奈江/松崎悠希◆製作年度 ・・・ 2006年◆上映時間 ・・・ 141分◆製作国 ・・・ アメリカ
2006/12/28(木) 00:09:27 | +++ Candy Cinema +++
一部の軍事マニア、元軍人を除いて、どれだけの日本人が硫黄島での激戦に思いをはせてきただろうか。東京都に属するこの島の位置すら、僕らは指し示すことができない。クリント・イーストウッド監督(76歳!)の「硫黄島からの手紙」を観て、というか硫黄島2部作をイー
2006/12/28(木) 12:34:03 | 万歳!映画パラダイス~京都ほろ酔い日記
硫黄島は、燃えているか? 20世紀フォックス アカデミー賞受賞作コレクションウォルター・ピジョン (2006/02/10)20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン この商品の詳細を見るいやー、熱い。熱い
2006/12/28(木) 22:07:06 | TATSUYAのシネマコンプレックス
この前、テレビ放送された「硫黄島~戦場の郵便配達~」は女性から見た戦争、そして家族。そして映画「硫黄島からの手紙」は男性から見た戦争、そして家族。両方を見たらそんな風に思いました。
2006/12/28(木) 22:29:36 | 頑張る!独身女!!
「硫黄島からの手紙」を公開直ぐに見に行った。(実は「父親たちの星条旗」は未見だったり) どんな映画でもあることだが、観賞直後の感動はそののちあらゆる精査をうけることとなり、その中でその感動そのものを否定してしまうようなファクターが多々存在していることに気
2007/01/01(月) 15:17:51 | yonyonsaの日記
【映画的カリスマ指数】★★★★★ 死を覚悟しながら・・・生を綴る言葉
2007/01/03(水) 04:14:39 | カリスマ映画論
【映画的カリスマ指数】★★★★★ 死を覚悟しながら・・・生を綴る言葉
2007/01/03(水) 04:15:01 | カリスマ映画論
≪ストーリー≫戦況が悪化の一途をたどる1944年6月。アメリカ留学の経験を持ち、米軍との戦いの厳しさを誰よりも覚悟していた陸軍中将・栗林が硫黄島に降り立った。着任早々、栗林は本土防衛の最期の砦である硫黄島を死守すべく、島中にトンネルを張り巡らせ、地下要塞を築
2007/01/03(水) 09:17:48 | ナマケモノの穴
第二次世界大戦時の硫黄島での戦いを日本側の目線で描いた作品です。
2007/01/03(水) 09:36:57 | 水曜日のシネマ日記
{amazon} 「父親たちの星条旗」を観る前に、「硫黄島からの手紙」を観た。「父親~」は近いうち観ると思うので、総括はまたその映画鑑賞後書きたいと思う。 国家が敵・味方を分けるが、国家が分けた敵・味方の区別など一体何なのであろう?
2007/01/04(木) 14:57:07 | 悩み事解決コラム
「硫黄島からの手紙」★★★★★必見!渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮出演クリント・イーストウッド監督、2006年、アメリカ硫黄島が制圧されたら米軍の戦闘機がいよいよ日本の本土に向かうことになる日本の最後の生命線を舞台にイーストウッド監督が...
2007/01/04(木) 17:40:29 | soramove
硫黄島からの手紙を観て来ました。久しぶりの映画館・・・。クリント・イーストウッドの作品は考えさせられるけど、とっても重く、後味が悪く、苦手;話題にはなっていたので観たかったけど、避けていたかもしれない。夫と正月そうそう映画を観に行こう!っ....
2007/01/06(土) 01:34:08 | 映画大好き☆
2006年はこの作品が見納めでした♪Letters from Iwo Jima『父親たちの星条旗』に続くクリント・イーストウッド監督の硫黄島2部作の2作目は、日本軍の兵士たちの目線から硫黄島の戦いを描く。1作目のアプローチとは異なり、大部分が過酷な戦場を舞台に剥き出し...
2007/01/06(土) 18:11:39 | knockin' on heaven's door
硫黄島2部作の第2弾 アメリカ側の視点から描かれた「父親たちの星条旗」に 対し、
2007/01/06(土) 23:06:37 | いろいろと
この「硫黄島からの手紙」は、外国人による映画とは思えない!この「硫黄島からの手紙」は、硫黄島の戦いを日本側から見たものだが、とても外国人であるクリント・イーストウッドが、監督したとは思えないような、当時の日本人のあり方を描いた作品である。「ラスト・サムラ
2007/01/09(火) 05:20:16 | シネマつれづれ日記
アメリカで公開された「父親たちの星条旗」に対して,日本で公開されたのが,この「硫黄島からの手紙」日本とアメリカ,それぞれから見た,第二次世界大戦での硫黄島の戦いを描いている.----(PR)----------リンクサービスのお知らせオレメデアに,あなたのブログ(ホー...
2007/01/12(金) 15:42:32 | オレメデア
こんにちは【マミー】です^^ 『硫黄島の星条旗』 著者の父親の生き様にかつての日本人を感じるのはなぜか・・・日本降伏は原爆によって引導をわたされたことになっているが、実態としてはそれ以前に南方での制空権を喪失した時点で、敗戦は確定していたといえ...
2007/01/12(金) 22:41:16 | 家計と暮しの極意【家計と暮しを普通の主婦が極める方法】
一ヶ月フリーパスチケットつかって観られる映画はすべて観るぞキャンペーン第11弾は「硫黄島からの手紙」です。こちらは ご存じクリント・イーストウッド監督の硫黄島二部作の第二部となる映画で 今回は日本人側からの硫
2007/01/19(金) 17:48:39 | コブタの視線
監督:クリント・イーストウッド出演:渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、松崎悠希、中村獅童評価:72点公式サイト(ネタバレあります)何が凄いって、これだけ日本人がワラワラと出てくる映画が洋画であって、監督がクリント・イースト....
2007/01/20(土) 01:04:24 | デコ親父はいつも減量中
公開中の映画「硫黄島からの手紙」を観賞。監督・製作:クリント・イーストウッド。製作:スティーヴン・スピルバーグ、ロバート・ロレンツ、製作総指揮・共同原案:ポール・ハギス。脚本:アイリス・ヤマシタ。出演:渡辺謙 、二宮和也 、伊原剛志 、加瀬亮 、中村獅童ほか
2007/01/21(日) 07:05:31 | やまたくの音吐朗々Diary
―「散るぞ悲しき」と「硫黄島からの手紙」― 先日、梯久美子「散るぞ悲しき」について、読後感想を書いたら、何人かの方から、クリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」を見るように勧められました。 そこで、先日書いたイオン浦和美園SCの中にある
2007/01/26(金) 21:04:36 | 団塊の広場(カメラ、旅行、趣味、日常)
太平洋戦争終盤、硫黄島を舞台に繰り広げられた壮絶な戦いを日米双方の視点から描いた二部作の2作目、「硫黄島からの手紙」(邦題)を観て来た。本二部作はかのクリント・イーストウッドが監督をつとめたコトもあり、日本でもアメリカでも話題になったが、舞台が日本であるだ
2007/02/17(土) 02:48:54 | Leo!sm-CoCology-
太平洋戦争終盤、硫黄島を舞台に繰り広げられた壮絶な戦いを日米双方の視点から描いた二部作の2作目、「硫黄島からの手紙」(邦題)を観て来た。本二部作はかのクリント・イーストウッドが監督をつとめたコトもあり、日本でもアメリカでも話題になったが、舞台が日本であるだ
2007/02/17(土) 02:51:47 | Leo!sm-CoCology-
2007年1月27日鑑賞Tagline: N/Aストーリー戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官、栗林忠道中将が降り立つ。アメリカ留学の経験を持つ栗林は、無意味な精神論が幅を
2007/02/19(月) 06:49:58 | アリゾナ映画ログ - 砂漠から...
確か映画は公開初日に見に行きました。でも、なかなか感想をブログに書けませんでした。重いテーマだし、酷いシーンもあったので。父親たちの星条旗に続く2部作目です。日本側からの視点で作られた作品です。映画を見る前に、栗林忠道中将役の渡辺謙が参考に....
2007/03/17(土) 22:54:27 | 勝手にREVIEW
基本情報 「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」(2006、アメリカ、日本) 監督:クリント・イーストウッド(許されざる者、ミスティック・リバー) 脚本:ポール・ハギス(ミリオンダラー・ベイビー、クラッシュ)ウィリアム・ブロイレス・JR(ジャーヘッド)、アイリ
2007/04/01(日) 03:40:24 | Production Rif-Raf
久しぶりのDVD映画である。これまで半年間のブログ休止中でも観ていたがハズレが多く、「買っちゃ最後まで観ないてポイ」が続いていた(笑)。このDVDは本編のみと特典ディスク付と2種類あったが、不肖は特典はあまり観ない方なので安い方を買った(笑)。タイトルは
2007/04/22(日) 22:49:11 | 時評親爺
日本側の視点を比較的正確に描いている。 この作品は史実を良く調べ丁寧にほぼ正確に描いている。戦闘場面も実に汗と血と腐臭が漂ってきそうな臨場感があった。 比...
2007/12/06(木) 15:22:32 | 晴雨堂の耕晴雨読な映画処方箋
『アメリカのきもち、日本のきもち、同じきもち―』
コチラの「硫黄島からの手紙」は、「父親たちの星条旗」に続く「硫黄島」2部作の第2弾、日本側の視点で硫黄島の戦いを描いた作品です。
決して届く事のない手紙をこの島で戦った日本兵たちが、家族に宛てて書き...
2008/01/03(木) 11:14:50 | ☆彡映画鑑賞日記☆彡
この映画で一番感じたのは、リアル感です。 軍事力で圧倒的優位である米軍から 硫黄島を守る日本軍の緊迫感が 伝わってきました。 戦争映画にリアリティを求める人に お勧めです。
2008/05/09(金) 19:34:05 | 【ムービーレビュー】映画の感想
世界が忘れてはいけない島がある。
【関連記事】
「父親たちの星条旗」
2009/08/06(木) 16:46:20 | Addict allcinema 映画レビュー
この記事のサブタイトルは「父親たちの星条旗」の記事の続きという意味で“…俄かイーストウッドファンなピロEK(その2)”とするはずでしたが、他に思い浮かんだのでやめました(で、上記タイトルに変更){/ase/}
さて、先ずは近況報告から。
今週の夜勤は昨日の金...
2009/10/25(日) 01:11:01 | ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
[硫黄島からの手紙] ブログ村キーワード硫黄島からの手紙(原題:LETTERS FROM IWO JIMA)キャッチコピー:世界が忘れてはいけない島がある。日本から見た「硫黄島」製作国:アメリカ製作年:...
2010/01/30(土) 19:12:09 | 映画を感じて考える~大作、カルトムービー問わず映画批評
硫黄島からの手紙 (特製BOX付 初回限定版) [DVD](ワーナー・ホーム・ビデオ)売上ランキング:3,001アメリカで見た感想映画史に残る『金字塔すばらしいAmazonで詳細を見る楽天市場で探すmade by pettanco 鑑賞メモより。 映画「硫黄島からの手紙」を観て来ました。 私は硫…
2011/09/26(月) 09:54:29 | 風の吹くまま 気の向くままに ~ blow with the wind ~
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