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ショートレビュー「ブラック校則・・・・・評価額1600円」
2019年11月14日 (木) | 編集 |
創楽(そら)、校則つぶすってよ。

映画の公開と同時期に、ドラマ版も放送しているメディアミックス企画だが、映画は単体で成立しているのでこれだけ観ても無問題。
なるほど、これは言わば「セトウツミ」ミーツ「桐島、部活やめるってよ」だ。

黒髪強制、スマホ禁止、バイト禁止、登下校時の立ち寄り禁止など、理不尽な校則が支配する高校で、モトーラ世理奈演じる希央のために、二人の男子生徒ががんばる。
「楽しいを創る」という名前なのに、全く存在感がなく、さえない高校生活を送っているのは佐藤勝利演じる創楽。
彼はある朝、父がアメリカ人だという希央の栗色の髪の美しさに一目ぼれ。
お調子者の友人、中弥とともに、彼女が地毛のまま学校に通えるよう校則を変えようとする。
共にジャニーズのアイドルだという、佐藤勝利も相方役の中島海人も知らない人だったが、キャラクターにはジャストフィット。

一応、地毛証明書があれば、黒髪に染めなくてもいいらしいのだが、それには親の同意書と幼少期の写真が必要。
両親が離婚し、父親が写真を全部持ってアメリカに帰ってしまったという希央の家には、幼少期の写真が残ってない。
そこで創楽と中弥の作戦は、校則を変えるのと、地毛証明書の条件緩和のツートラック。
そもそも地毛証明書の提出を求めるなんて、黒髪の人以外の差別であり、重大な人権侵害もいいところ。
昔に比べればだいぶマシにはなっているようだが、いまだにこんなバカげた校則に縛られ、実際に裁判を起こされても黒髪に固執する学校があることに驚く。
まあ、だからこそ映画になるのだけど。


面白いのは、生徒の側だけでなく、教師サイドの閉塞感も描かれてること。
この学校は、徹底的に生徒を校則に従わせようとする強権的な校長を頂点に、体育教師に代表される実働部隊となる強面教師たちがいて、それに反発を感じている比較的若い教師たちは一番弱い立場。
大人たちの間の力関係とスタンスの違いにより、学校という閉鎖社会の支配の構造がレイヤーとして可視化される仕組み。

同様に、生徒の側も大なり小なり校則に理不尽さを感じている者が多くいる一方で、逆に校則がないと不安を感じる者や、教師の秘密を動画に撮って、ひそかに支配している不良がいたり、全く一枚岩ではない。

校内でのスマホが禁じられているので、学校裏の一枚の壁が生徒たちの本音の落書きが飛び交うオフラインのSNS掲示板となる設定は秀逸。


生徒役の若い俳優たちも好演しているが、MVPは傲慢な体育教師を演じた元「ほっしゃん。」こと星田英利。

言動が私の高校の頃に天敵だった教師そっくりで、トラウマが蘇った。
生徒に蔑まれている影のある教師を演じた成海璃子も、独特の存在感を発揮しドラマの重しになっている。
基本は生徒や先生の掛け合いで展開する会話劇だが、フツフツと煮えたぎる青春の燃料をために溜めて、若いパワーが爆発するクライマックスでは、もはや校則を変えようという着地点を外れ、生徒一人ひとりが自らの閉塞をぶちまけ、自由を求めるプチ革命に。
しかし、この部分は勢いにまかせて少々分解気味でもあるので、例えば「桐島、部活やめるってよ」の“火曜日の屋上”のような、全てが一体化した映像的なグルーブ感がもう少し欲しかった。
映画好きに勧めたい、鮮烈かつ瑞々しい青春映画だ。

今回は、ブラックつながりでヤッホーブルーイングの「東京ブラック」をチョイス。
クリーミーな泡と、ココア系のまったりとした香りと濃厚な味わいを持つ、ロブスト・ポータースタイルの黒ビール。
元々は港の労働者が好んで飲んでいたので「強い荷役労働者」を意味するロブスト・ポーターと呼ばれるようになったと言う。
こちらは上品な味わいだが、意外と熱血なエネルギーを秘めている?

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