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2007年04月30日 (月) | 編集 |
人間たちが痛々しい。
神が創った人間が、天に近づくほど高いバベルの塔を作ろうとしたとき、神は怒り一つだった人間たちの言葉を別々のいくつもの言語に分け、互いに話しが出来なくした。
言葉を分かたれた人間たちは、散り散りになり今も永遠の混沌の中にいる。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の「バベル」は、そのタイトルのとおり色々な意味で分断された孤独な人間たちを描いた現代の寓話である。
モロッコの山羊飼いの少年が、いたずらで放った弾丸が一発。
その弾は偶然にも、観光バスに乗っていたアメリカ人夫婦リチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)の妻の体を貫く。
彼らは夫婦の絆を取り戻すための旅の途中だった。
アメリカ政府は事件をテロと見なし、モロッコ警察は犯人を血眼で捜し始める。
事件に使われたライフルは、日本人ハンターのヤスジロー(役所広司)がモロッコ人ガイドに譲ったものだった。
カリフォルニアでは、メキシコ人ベビーシッターのアメリア(アドリアナ・バラッザ)が夫婦の二人の子供と留守を預かっていた。
彼女はメキシコで行われる息子の結婚式を楽しみにしていたが、事件のおかげで夫婦の帰国は遅れ結婚式に間に合わなくなる。
どうしても出席したい彼女は、雇い主の二人の子供をつれて、メキシコに行くことを決意する。
その頃東京では、ヤスジローの聾唖の娘チエコ(菊地凛子)が、絶望的な孤独の中さ迷っていた。
母親の自殺以来、父親とのコミュニケーションもギクシャクしているチエコは、自らの生の証を求めるように、歯医者を誘惑し、モロッコの事件を調べに来た刑事の胸で慟哭する。
メキシコで結婚式に出席したアメリアは、甥のサンチャゴ(ガエル・ガルシア・ベルナル)の車でカリフォルニアに帰ろうとするが、国境の検問で最悪のトラブルを引き起こしてしまう・・・・
一見した所、一件の交通事故から様々な人間模様が描かれてゆく「クラッシュ」に似ている。
ただ、あちらは一つ一つの出来事が時にご都合主義を感じさせるほど密接に絡み合い、結果的に物語がLAの雪というファンタジーに向けて収束してゆくのに対して、「バベル」で描かれるエピソード間の関連性は希薄だ。
ビリヤードの玉のように、一つのショットがいくつもの玉を動かしてゆくのとは異なり、世界のあちこちで同時多発的に人間が過ちを犯し、それがもたらした結果の中であがいている。
それぞれのエピソードをつなぐ細い糸は、これが人類の物語であるということを示すためのロジックに過ぎない。
「バベル」で描かれるのは分断、混乱、そして救済。
モロッコで撃たれたアメリカ人夫婦は、聖書の記述そのままに、異なる文化の中で分断と混乱を味わう。
しかし結果的に、その経験が失われかけた夫婦の絆を取り戻すきっかけとなる。
妻の自殺以来、家の中で分断されたままだった日本の親子もまた、混乱の末に互いの手をとりあう。
対して、アメリカ人夫婦を撃ってしまったモロッコの少年の家族、そしてアメリカ人夫婦の子供たちのベビーシッターであるメキシコ女性は、結局救済を受けずに物語は終わる。
アメリカ、日本、メキシコ、モロッコ。
富める者には救済が用意されているが、相対的貧者は救済されないあたりに、イニャリトゥの人間への深い洞察と切ない愛情が見て取れる。
ただ同時に疑問が無い訳でもない。
米国での公開時から言われてきた「登場人物が紋切り型」という批判は、なるほどある程度的確な指摘だ。
場所と時系列をシャッフルした物語構造の影響もあり、登場人物は全体に深みに欠ける。
彼らが生きてきた過去の長い人生をあまり感じることが出来ないのだ。
特にモロッコとアメリカ、メキシコのエピソードは、それぞれに物語がテンポ良く進んでゆくので、なおさらキャラクターをじっくりと見せる間を欠いており、どちらかというと俳優の力に頼った演出になってしまっている。
またモロッコの少年とメキシコ人ベビーシッターが陥った災いは、ある意味で彼ら自身の浅はかな行動の結果であって、冷静に観ると同情は出来るが感情移入しにくいのも事実だ。
もちろんこれは弱い立場にいる者ほど、悪循環に陥りやすいという意図があるのだろうが、そのことが上手く表現されているとは言いがたく、むしろそれぞれの物語を連鎖させるための作為を感じさせてしまう。
このあたりは、少々作劇のロジックに凝り過ぎて、本質が薄味になってしまった感は否めない。
一方で、日本のエピソードは他のエピソードとの関連が間接的なものに留まっている事もあり、独立した物語の印象が強い。
聾唖の少女の魂の慟哭は、観る者の胸を強く打ち、すべてのエピソードの中でもっとも強く、はっきりと救済を暗示させる。
イニャリトゥが他の登場人物以上に菊地凛子演じるチエコをフィーチャーし、彼女の救済を物語の大トリに持ってきているのは、日本という富める社会の中で、聾唖という障害、母の自殺という心の傷によって孤独を抱え込んだチエコというキャラクターが、物語全体のテーマを象徴すると考えたからだろう。
小さな家の中での和解が、バベルの塔を思わせる無数の摩天楼がそびえる東京の空へ広がってゆくカットはこの作品を象徴する素晴らしいカットだった。
「バベル」は、人間性というものを多角的な視点から描こうとした意欲作であり、非常に観応えがある作品だ。
少し似た物語構造を持つ「クラッシュ」が、最終的に物語をファンタジーに落とし込む事で、人間への希望を表現していたのに対して、イニャリトゥはあくまでも生身の人間のリアルにこだわる。
それは作品としては必ずしも成功していない部分を含むのだが、分断と混乱の中であがく人間たちの姿は、観る者の心に静かな波紋を投げかける。
個人的には初めてイニャリトゥを知った「アモーレス・ペロス」ほどのインパクトは感じなかったが、大変な力作なのは確かであり、観る価値のある作品だと思う。
今回は、人間のポジティブなつながりを感じさせてくれるお酒をチョイス。
私も最近紹介されて知ったお酒なのだが、栃木県のCOCOファームワイナリーの「白」。
こちらは元々、こころみ学園という知的障害を持つ人たちの施設が主体となって設立されたワイナリーで、今から半世紀ほど前に彼ら自身によって開墾された畑をルーツに持つ。
現在ではカリフォルニアにも畑があり、国産葡萄とのブレンドでワインを生産しているが、なかなかに見事な仕上がりだ。
白は洋梨を思わせる酸味と甘みがあり、若干の苦味が舌に残るが不快な苦味ではなく良い意味でワインのクセになっている。
インターナショナルな広がりも含め、人間の絆を感じさせてくれるお酒ではないか。
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神が創った人間が、天に近づくほど高いバベルの塔を作ろうとしたとき、神は怒り一つだった人間たちの言葉を別々のいくつもの言語に分け、互いに話しが出来なくした。
言葉を分かたれた人間たちは、散り散りになり今も永遠の混沌の中にいる。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の「バベル」は、そのタイトルのとおり色々な意味で分断された孤独な人間たちを描いた現代の寓話である。
モロッコの山羊飼いの少年が、いたずらで放った弾丸が一発。
その弾は偶然にも、観光バスに乗っていたアメリカ人夫婦リチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)の妻の体を貫く。
彼らは夫婦の絆を取り戻すための旅の途中だった。
アメリカ政府は事件をテロと見なし、モロッコ警察は犯人を血眼で捜し始める。
事件に使われたライフルは、日本人ハンターのヤスジロー(役所広司)がモロッコ人ガイドに譲ったものだった。
カリフォルニアでは、メキシコ人ベビーシッターのアメリア(アドリアナ・バラッザ)が夫婦の二人の子供と留守を預かっていた。
彼女はメキシコで行われる息子の結婚式を楽しみにしていたが、事件のおかげで夫婦の帰国は遅れ結婚式に間に合わなくなる。
どうしても出席したい彼女は、雇い主の二人の子供をつれて、メキシコに行くことを決意する。
その頃東京では、ヤスジローの聾唖の娘チエコ(菊地凛子)が、絶望的な孤独の中さ迷っていた。
母親の自殺以来、父親とのコミュニケーションもギクシャクしているチエコは、自らの生の証を求めるように、歯医者を誘惑し、モロッコの事件を調べに来た刑事の胸で慟哭する。
メキシコで結婚式に出席したアメリアは、甥のサンチャゴ(ガエル・ガルシア・ベルナル)の車でカリフォルニアに帰ろうとするが、国境の検問で最悪のトラブルを引き起こしてしまう・・・・
一見した所、一件の交通事故から様々な人間模様が描かれてゆく「クラッシュ」に似ている。
ただ、あちらは一つ一つの出来事が時にご都合主義を感じさせるほど密接に絡み合い、結果的に物語がLAの雪というファンタジーに向けて収束してゆくのに対して、「バベル」で描かれるエピソード間の関連性は希薄だ。
ビリヤードの玉のように、一つのショットがいくつもの玉を動かしてゆくのとは異なり、世界のあちこちで同時多発的に人間が過ちを犯し、それがもたらした結果の中であがいている。
それぞれのエピソードをつなぐ細い糸は、これが人類の物語であるということを示すためのロジックに過ぎない。
「バベル」で描かれるのは分断、混乱、そして救済。
モロッコで撃たれたアメリカ人夫婦は、聖書の記述そのままに、異なる文化の中で分断と混乱を味わう。
しかし結果的に、その経験が失われかけた夫婦の絆を取り戻すきっかけとなる。
妻の自殺以来、家の中で分断されたままだった日本の親子もまた、混乱の末に互いの手をとりあう。
対して、アメリカ人夫婦を撃ってしまったモロッコの少年の家族、そしてアメリカ人夫婦の子供たちのベビーシッターであるメキシコ女性は、結局救済を受けずに物語は終わる。
アメリカ、日本、メキシコ、モロッコ。
富める者には救済が用意されているが、相対的貧者は救済されないあたりに、イニャリトゥの人間への深い洞察と切ない愛情が見て取れる。
ただ同時に疑問が無い訳でもない。
米国での公開時から言われてきた「登場人物が紋切り型」という批判は、なるほどある程度的確な指摘だ。
場所と時系列をシャッフルした物語構造の影響もあり、登場人物は全体に深みに欠ける。
彼らが生きてきた過去の長い人生をあまり感じることが出来ないのだ。
特にモロッコとアメリカ、メキシコのエピソードは、それぞれに物語がテンポ良く進んでゆくので、なおさらキャラクターをじっくりと見せる間を欠いており、どちらかというと俳優の力に頼った演出になってしまっている。
またモロッコの少年とメキシコ人ベビーシッターが陥った災いは、ある意味で彼ら自身の浅はかな行動の結果であって、冷静に観ると同情は出来るが感情移入しにくいのも事実だ。
もちろんこれは弱い立場にいる者ほど、悪循環に陥りやすいという意図があるのだろうが、そのことが上手く表現されているとは言いがたく、むしろそれぞれの物語を連鎖させるための作為を感じさせてしまう。
このあたりは、少々作劇のロジックに凝り過ぎて、本質が薄味になってしまった感は否めない。
一方で、日本のエピソードは他のエピソードとの関連が間接的なものに留まっている事もあり、独立した物語の印象が強い。
聾唖の少女の魂の慟哭は、観る者の胸を強く打ち、すべてのエピソードの中でもっとも強く、はっきりと救済を暗示させる。
イニャリトゥが他の登場人物以上に菊地凛子演じるチエコをフィーチャーし、彼女の救済を物語の大トリに持ってきているのは、日本という富める社会の中で、聾唖という障害、母の自殺という心の傷によって孤独を抱え込んだチエコというキャラクターが、物語全体のテーマを象徴すると考えたからだろう。
小さな家の中での和解が、バベルの塔を思わせる無数の摩天楼がそびえる東京の空へ広がってゆくカットはこの作品を象徴する素晴らしいカットだった。
「バベル」は、人間性というものを多角的な視点から描こうとした意欲作であり、非常に観応えがある作品だ。
少し似た物語構造を持つ「クラッシュ」が、最終的に物語をファンタジーに落とし込む事で、人間への希望を表現していたのに対して、イニャリトゥはあくまでも生身の人間のリアルにこだわる。
それは作品としては必ずしも成功していない部分を含むのだが、分断と混乱の中であがく人間たちの姿は、観る者の心に静かな波紋を投げかける。
個人的には初めてイニャリトゥを知った「アモーレス・ペロス」ほどのインパクトは感じなかったが、大変な力作なのは確かであり、観る価値のある作品だと思う。
今回は、人間のポジティブなつながりを感じさせてくれるお酒をチョイス。
私も最近紹介されて知ったお酒なのだが、栃木県のCOCOファームワイナリーの「白」。
こちらは元々、こころみ学園という知的障害を持つ人たちの施設が主体となって設立されたワイナリーで、今から半世紀ほど前に彼ら自身によって開墾された畑をルーツに持つ。
現在ではカリフォルニアにも畑があり、国産葡萄とのブレンドでワインを生産しているが、なかなかに見事な仕上がりだ。
白は洋梨を思わせる酸味と甘みがあり、若干の苦味が舌に残るが不快な苦味ではなく良い意味でワインのクセになっている。
インターナショナルな広がりも含め、人間の絆を感じさせてくれるお酒ではないか。

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この記事へのコメント
こんにちは。いつも自分が観た映画の感想をノラネコさんがどのように書いてくれるのか楽しみにしてます。
なるほど、救済されたのは確かに富める者たちだけでしたね。
私は日本でのストーリにあまり入りこめなかったのですが、
監督はそこに映画全体のテーマを持ってきていたとは・・。
この映画は2度目は観なくていいかな、と思っていたけど、
もう一度よく考えながら観てもいいかもという気になってきました。
なるほど、救済されたのは確かに富める者たちだけでしたね。
私は日本でのストーリにあまり入りこめなかったのですが、
監督はそこに映画全体のテーマを持ってきていたとは・・。
この映画は2度目は観なくていいかな、と思っていたけど、
もう一度よく考えながら観てもいいかもという気になってきました。
こんばんは、ノラネコさん。
いつもあそびにきてくださりありがとうございます♪
そうですね、、、ちょっと「クラッシュ」にも似ていましたね。雰囲気。
これはどう感じるか、どう捉えるかでかなり意見わかれますね。
わたしも観てる時には楽しめたんですが
ラスト近くになるにつれて違和感が出てきました、、、
「アモーレスペロス」の方が繋がりがあって好きでした★
いつもあそびにきてくださりありがとうございます♪
そうですね、、、ちょっと「クラッシュ」にも似ていましたね。雰囲気。
これはどう感じるか、どう捉えるかでかなり意見わかれますね。
わたしも観てる時には楽しめたんですが
ラスト近くになるにつれて違和感が出てきました、、、
「アモーレスペロス」の方が繋がりがあって好きでした★
コメントとトラバありがとうございます。いやぁ、同じ作品を観てるのに作品の捉え方がここまで変わるとは。監督、俳優、プロットの全てを知り尽くした上で綴られた言葉をひとつひとつ読み通しながら「なるほど」と頷いてしまっていました。
もう一度この作品観てみます。
もう一度この作品観てみます。
TB&コメントありがとうございました。
今回のバベルに関しては、去年のBBMのときのような感覚が
蘇ります(笑)。
BBMもかなり賛否に分かれてしまい、大傑作だと思っていた私は
いささか複雑な気持ちに陥ったのですが・・・(苦笑)。
この作品については、細かいアイテムをどうとかいうよりも、
映画の全体像から発せられるメッセージの強さにすこぶる感嘆
いたした次第です。
今回のバベルに関しては、去年のBBMのときのような感覚が
蘇ります(笑)。
BBMもかなり賛否に分かれてしまい、大傑作だと思っていた私は
いささか複雑な気持ちに陥ったのですが・・・(苦笑)。
この作品については、細かいアイテムをどうとかいうよりも、
映画の全体像から発せられるメッセージの強さにすこぶる感嘆
いたした次第です。
色んな人の意見を読んでいて見事に真っ二つに分かれている作品だなって面白く感じています。
私も最初は自分が起こした悲劇だろとモロッコの少年やベビーシッターには思ったんですけどベビーシッターの言っていた「私たちは愚かなだけなの」ってセリフに何となく頷いてしまいました。
人間ってそうだよねって。
観ている間にはそんなこと考えてなかったのに観終わって考えていると色々出てきて頭の中がパニックになってしまって大変でした(苦笑
私も最初は自分が起こした悲劇だろとモロッコの少年やベビーシッターには思ったんですけどベビーシッターの言っていた「私たちは愚かなだけなの」ってセリフに何となく頷いてしまいました。
人間ってそうだよねって。
観ている間にはそんなこと考えてなかったのに観終わって考えていると色々出てきて頭の中がパニックになってしまって大変でした(苦笑
こんばんは。
さすがノラネコさん。
もう、このレビューはお見事と言うほかないです。
なかでも「富める者には救済」「相対的貧者は救済されない」に
は目から鱗でした。
>小さな家の中での和解が、バベルの塔を思わせる無数の摩天楼がそびえる東京の空へ広がってゆくカット
このくだりの表現のなんと美しいこと。
ジェラシーを感じてしまいます。
さすがノラネコさん。
もう、このレビューはお見事と言うほかないです。
なかでも「富める者には救済」「相対的貧者は救済されない」に
は目から鱗でした。
>小さな家の中での和解が、バベルの塔を思わせる無数の摩天楼がそびえる東京の空へ広がってゆくカット
このくだりの表現のなんと美しいこと。
ジェラシーを感じてしまいます。
ノラネコさんのレビューに感動しちゃいました。
確かにお金もちの2組は救われて、貧しい2組の行く先は、、、でしたね。そんなこと全然考えませんでした、
あとはラストの解釈。そういう見方もあるのですねー。
ってか私は何も考えてなかった(はずかしー)
公開されてから2回目の鑑賞したのだけど、
1回目よりはすこし理解できた気がします。
それより、みんなの心の叫びみたいのが1度目よりずきずき刺さってきて苦しかったです。
確かにお金もちの2組は救われて、貧しい2組の行く先は、、、でしたね。そんなこと全然考えませんでした、
あとはラストの解釈。そういう見方もあるのですねー。
ってか私は何も考えてなかった(はずかしー)
公開されてから2回目の鑑賞したのだけど、
1回目よりはすこし理解できた気がします。
それより、みんなの心の叫びみたいのが1度目よりずきずき刺さってきて苦しかったです。
こんばんは♪
異質に感じる日本のエピソードが一番印象に残りました。
チエコの行動は確かに過激で極端でしたが、彼女の魂の慟哭を受け止めてあげたかった。
母親としてハグしてあげたい気持ちに駆られました。
異質に感じる日本のエピソードが一番印象に残りました。
チエコの行動は確かに過激で極端でしたが、彼女の魂の慟哭を受け止めてあげたかった。
母親としてハグしてあげたい気持ちに駆られました。
のらねこさん、達也です。
見事に評価が真っ二つに分かれている
感のある『バベル』ですが、
明かされない手紙(東京タワーにもありました)のシーン、
かなり気に入っております。
居酒屋で焼酎を飲みながら二階堂智の刑事が読み返す
シーンは、監督の狙い通り、見た人の数だけ『バベル』が
生まれるようにも思えます。
見事に評価が真っ二つに分かれている
感のある『バベル』ですが、
明かされない手紙(東京タワーにもありました)のシーン、
かなり気に入っております。
居酒屋で焼酎を飲みながら二階堂智の刑事が読み返す
シーンは、監督の狙い通り、見た人の数だけ『バベル』が
生まれるようにも思えます。
今日は~。
期待度が高かっただけに、ちょっとがっかりでした。
言わんとすることは解るものの、今イチ心に響かない…。
チエコやタワーマンションが象徴的存在なのもわかりますが、全体的に散漫な印象を受けました。
「アモーレス・ペロス」「21グラム」といずれもヒリヒリするような痛みは共通してますが、段々劣化してきてる(熱のようなものが失われつつある)ような気がして…。次回作で挽回してほしい。
期待度が高かっただけに、ちょっとがっかりでした。
言わんとすることは解るものの、今イチ心に響かない…。
チエコやタワーマンションが象徴的存在なのもわかりますが、全体的に散漫な印象を受けました。
「アモーレス・ペロス」「21グラム」といずれもヒリヒリするような痛みは共通してますが、段々劣化してきてる(熱のようなものが失われつつある)ような気がして…。次回作で挽回してほしい。
はじめまして!いつも興味深く見ております。
今回はバベルのレビューにものすごく共感致しました。
ただ、貧しいものの救済、と言う点で、一つ疑問が。
メキシコのベビーシッターは最終的に息子に抱かれていたのですが、
あれは救済ではなかったのでしょうか。
私は映画の反復、という観点からものを見がちなので偏っているとは思うのですが、
死体を抱くアラブ男性と聾唖の娘を抱く日本人の父すらここでは同列なのではないのかな・・・と、思いました。
それにしてもいいラストカットでしたよね!
通りすがりに失礼なことを申し上げてすみません!
どうしてもきになってしまい。
それでは、失礼致します!
今回はバベルのレビューにものすごく共感致しました。
ただ、貧しいものの救済、と言う点で、一つ疑問が。
メキシコのベビーシッターは最終的に息子に抱かれていたのですが、
あれは救済ではなかったのでしょうか。
私は映画の反復、という観点からものを見がちなので偏っているとは思うのですが、
死体を抱くアラブ男性と聾唖の娘を抱く日本人の父すらここでは同列なのではないのかな・・・と、思いました。
それにしてもいいラストカットでしたよね!
通りすがりに失礼なことを申し上げてすみません!
どうしてもきになってしまい。
それでは、失礼致します!
2007/05/02(水) 20:30:09 | URL | はなこ #tHX44QXM[ 編集]
>mayoさん
様々な解釈が出来る作品だと思いますが、ここまで緻密に作劇している作品ですから、日本のエピソードをこういう風に作るなら、それなりの意味を持たせていると思います。
ラストはまさに、東京が世界の象徴となったと思いました。
>migさん
作りから言っても「クラッシュ」を連想しますよね。
共通のキャストもいたりして。
ただ「クラッシュ」はラスト一つ見ても、良い意味でハリウッド映画だったんですが、こちらはどこまでも生々しい。
生の迫力ならこちらの方が鋭く突き刺さってきました。
>HebimetaMさん
ありがとうございます。
ある意味漠然とした作品なので、解釈は言ったもの勝ちみたいな気もしますが(笑
逆に分析という意味ではとても興味深い作品でした。
こういう作品を考えるのは自分でも勉強になります。
>睦月さん
ああ、なるほど。
確かに解釈の仕方が色々ある点や、賛否拮抗しているあたりは似てますね。
スタッフも共通の人がいるし。
イニャリトゥの静かで鋭いメッセージはびんびん伝わってきました。
全面肯定は出来ないけれど、大変な力作だったと思います。
>なななさん
そうですね、画面に映っている事の裏側にも、たくさんの意味が含まれた映画だと思います。
じわじわと後を引いて、しばらくたつとまた観たくなるような作品かもしれませんね。
実のところ私も、もう一度観たいと思っています。
>えいさん
ありがとうございます。
キャラクターの対比はロジックですよね。
この映画たくさんのロジックで成り立っていると思うのですが、それが少し前面に出すぎた感もありました。
それが日本のエピソード、それも最後のシークエンスでは何か突き抜けた様な気がしたのです。
あのラストは見事でした。
様々な解釈が出来る作品だと思いますが、ここまで緻密に作劇している作品ですから、日本のエピソードをこういう風に作るなら、それなりの意味を持たせていると思います。
ラストはまさに、東京が世界の象徴となったと思いました。
>migさん
作りから言っても「クラッシュ」を連想しますよね。
共通のキャストもいたりして。
ただ「クラッシュ」はラスト一つ見ても、良い意味でハリウッド映画だったんですが、こちらはどこまでも生々しい。
生の迫力ならこちらの方が鋭く突き刺さってきました。
>HebimetaMさん
ありがとうございます。
ある意味漠然とした作品なので、解釈は言ったもの勝ちみたいな気もしますが(笑
逆に分析という意味ではとても興味深い作品でした。
こういう作品を考えるのは自分でも勉強になります。
>睦月さん
ああ、なるほど。
確かに解釈の仕方が色々ある点や、賛否拮抗しているあたりは似てますね。
スタッフも共通の人がいるし。
イニャリトゥの静かで鋭いメッセージはびんびん伝わってきました。
全面肯定は出来ないけれど、大変な力作だったと思います。
>なななさん
そうですね、画面に映っている事の裏側にも、たくさんの意味が含まれた映画だと思います。
じわじわと後を引いて、しばらくたつとまた観たくなるような作品かもしれませんね。
実のところ私も、もう一度観たいと思っています。
>えいさん
ありがとうございます。
キャラクターの対比はロジックですよね。
この映画たくさんのロジックで成り立っていると思うのですが、それが少し前面に出すぎた感もありました。
それが日本のエピソード、それも最後のシークエンスでは何か突き抜けた様な気がしたのです。
あのラストは見事でした。
>きららさん
不明確な部分が多いからこそ、人を惹きつける魅力のある作品ですね。
考えさせる仕掛けもたくさんあって、解釈も色々出来ると思います。
私も公開終わり頃にもう一回観るかもしれません。
>ミチさん
チエコの存在感は、役のリアリティを超えて鮮烈でした。
正直、いまどきの女子高生のリアリティなんて良く判らないので、その辺はどうでもよかったのですが、刑事の胸で泣くシーンは本編の白眉でした。
あそこからのシークエンスでずいぶんとこの作品の印象が変わりました。
>TATSUYAさん
あっ、本当ですね。
中身が明かされない手紙、東京を舞台とした二作にこんな共通点があったとは。
どちらにも言える事ですが、やっぱり何もかも明確にしてしまうより、適度に想像力を刺激される作品の方が印象に残りますね。
GWの良い大人映画二本でした。
>クリスさん
イニャリトゥはだんだんと頭でっかちになって来ているという気はしました。
一番エモーションを感じたのは、「アモーレス・ペロス」だったのですが、これは感情よりもロジックが目立ちます。
ただ、私にはラストの日本のシークエンスが上手く全体のテーマをまとめてみせたと思えたので、トータルではかなり印象的な作品になりました。
>はなこさん
なかなか鋭いご指摘だと思います。
私はメキシコとモロッコの家族は救済されていないと解釈しました。
確かにこの映画の登場人物は、みな抱擁するのですが、それぞれに意味が違うと思うのです。
アメリカ人夫婦と日本の親子は、物語の始めから精神的にかなり切羽詰ったマイナスの状態でした。
それが物語の中で和解し、最後にはプラスの状態で終わりますよね。
つまり、彼らの交わす抱擁は希望の結果です。
対して、メキシコ人のおばさんとモロッコの家族は、貧しいながらもそれなりに幸せな生活を、物語の中ですべて失ってしまいます。
プラスで始まって、マイナスで終わるのです。
しかも映画の物語が終わったあとの彼らの人生は、より大きな困難が待っているであろう事も示唆されています。
彼らの交わす抱擁は、いわば絶望の抱擁です。
抱擁そのものは、どんな状況でも人間は人間を求めるとい事の象徴的な意味合いがあると思いますが、この映画に描かれる抱擁は、人間性を表してはいるけど、必ずしも救済は表現していないと思うのです。
まあ色々な解釈が出来る作品だと思うし、私の解釈が唯一の回答であるという訳ではないと思います。
全員に救済と希望が見えたと感じるのも、この映画の見方としてありではないでしょうか。
不明確な部分が多いからこそ、人を惹きつける魅力のある作品ですね。
考えさせる仕掛けもたくさんあって、解釈も色々出来ると思います。
私も公開終わり頃にもう一回観るかもしれません。
>ミチさん
チエコの存在感は、役のリアリティを超えて鮮烈でした。
正直、いまどきの女子高生のリアリティなんて良く判らないので、その辺はどうでもよかったのですが、刑事の胸で泣くシーンは本編の白眉でした。
あそこからのシークエンスでずいぶんとこの作品の印象が変わりました。
>TATSUYAさん
あっ、本当ですね。
中身が明かされない手紙、東京を舞台とした二作にこんな共通点があったとは。
どちらにも言える事ですが、やっぱり何もかも明確にしてしまうより、適度に想像力を刺激される作品の方が印象に残りますね。
GWの良い大人映画二本でした。
>クリスさん
イニャリトゥはだんだんと頭でっかちになって来ているという気はしました。
一番エモーションを感じたのは、「アモーレス・ペロス」だったのですが、これは感情よりもロジックが目立ちます。
ただ、私にはラストの日本のシークエンスが上手く全体のテーマをまとめてみせたと思えたので、トータルではかなり印象的な作品になりました。
>はなこさん
なかなか鋭いご指摘だと思います。
私はメキシコとモロッコの家族は救済されていないと解釈しました。
確かにこの映画の登場人物は、みな抱擁するのですが、それぞれに意味が違うと思うのです。
アメリカ人夫婦と日本の親子は、物語の始めから精神的にかなり切羽詰ったマイナスの状態でした。
それが物語の中で和解し、最後にはプラスの状態で終わりますよね。
つまり、彼らの交わす抱擁は希望の結果です。
対して、メキシコ人のおばさんとモロッコの家族は、貧しいながらもそれなりに幸せな生活を、物語の中ですべて失ってしまいます。
プラスで始まって、マイナスで終わるのです。
しかも映画の物語が終わったあとの彼らの人生は、より大きな困難が待っているであろう事も示唆されています。
彼らの交わす抱擁は、いわば絶望の抱擁です。
抱擁そのものは、どんな状況でも人間は人間を求めるとい事の象徴的な意味合いがあると思いますが、この映画に描かれる抱擁は、人間性を表してはいるけど、必ずしも救済は表現していないと思うのです。
まあ色々な解釈が出来る作品だと思うし、私の解釈が唯一の回答であるという訳ではないと思います。
全員に救済と希望が見えたと感じるのも、この映画の見方としてありではないでしょうか。
こちらにもコメントで失礼します。
小さいときにまなんだバベルの塔の記憶、とてもあいまいなんですが、監督の言いたかった虚偽とか救済とか逃避とか…、もう一度学び返す必要がありそうです。
難しいけど聖書って良いこと書いてあるんですよね。
共同語訳になったから昔よりは少し読みやすくなっていると思うし。
あ、私クリスチャンじゃないですよ。
小さいときにまなんだバベルの塔の記憶、とてもあいまいなんですが、監督の言いたかった虚偽とか救済とか逃避とか…、もう一度学び返す必要がありそうです。
難しいけど聖書って良いこと書いてあるんですよね。
共同語訳になったから昔よりは少し読みやすくなっていると思うし。
あ、私クリスチャンじゃないですよ。
>chikatさん
聖書に限らないですが、宗教の聖典て本質的なことが書かれているので、映画や小説のネタの宝庫ですね。
アメリカやヨーロッパ映画には、聖書からヒントを得てる作品が結構あります。
私も、たまに地方でホテルに泊まったときとか、部屋においてある聖書をめくってみますが、結構面白いですよ。
聖書に限らないですが、宗教の聖典て本質的なことが書かれているので、映画や小説のネタの宝庫ですね。
アメリカやヨーロッパ映画には、聖書からヒントを得てる作品が結構あります。
私も、たまに地方でホテルに泊まったときとか、部屋においてある聖書をめくってみますが、結構面白いですよ。
>「バベル」で描かれるのは分断、混乱、そして救済。
そうですよねーーいい映画でした。
感想に共感したのでちょっとだけ書いて帰ります。
そうですよねーーいい映画でした。
感想に共感したのでちょっとだけ書いて帰ります。
2007/05/03(木) 04:04:32 | URL | #6qp80hCc[ 編集]
こんにちは。TBさせていただきました。
救済といってもつかのまのもので、今後も継続する試練というエンディングに私は感じましたですね。自分がそうあって欲しいと思ったせいかもしれませんが。
ではまた。
救済といってもつかのまのもので、今後も継続する試練というエンディングに私は感じましたですね。自分がそうあって欲しいと思ったせいかもしれませんが。
ではまた。
>感想に共感したのでちょっとだけ書いて帰ります。
ありがとうございます。
人間のつながりを本質的に描こうとした力作だったと思います。
見応えのある良い映画でしたね。
>manimani さん
そうですね、「それでも人生はつづく」という感じでした。
良い時も、悪い時も、人生からは逃げられないし、人間は人間を求め続けるのでしょうね。
物語の続きは、観た人一人一人の胸の中ということでしょう。
ありがとうございます。
人間のつながりを本質的に描こうとした力作だったと思います。
見応えのある良い映画でしたね。
>manimani さん
そうですね、「それでも人生はつづく」という感じでした。
良い時も、悪い時も、人生からは逃げられないし、人間は人間を求め続けるのでしょうね。
物語の続きは、観た人一人一人の胸の中ということでしょう。
追記書きました。以下の通り。
昨日気がついたのですが、このアメリカ、日本、メキシコ、モロッコの国は世界の中で貧困率が高い国の五つの中の三つなのです。
OECD(経済協力開発機構)が加盟国(30ヶ国)の貧困状況について比較調査した2005年報告書に「貧困率」というデータがある。貧困率とは、国民の平均所得の半分以下しか所得のない人を「貧困者」とし、国民全体の何%になるかを示すデータなのだが、これによると日本の貧困率はメキシコ(20.3%)、米国(17.1%)、トルコ(15.9%)、アイルランド(15.4%)に次いで世界で5番目の15.3%。中進国のメキシコ、トルコをのぞけば、先進国で3番目の高貧困率国ってことになるという。
もしかしたらこのデータが監督が日本を舞台にした理由なのかもしれない。貧困率が高いということは『格差社会』であると言うことです。それは人々に大きなストレスをもたらすのだろう。摩天楼のようなバベルの塔のようなビルがある日本やアメリカにおいても、その根本においては神が罰を与えた当時の人類と同じ状況なのだ、ということなのでしょう。
昨日気がついたのですが、このアメリカ、日本、メキシコ、モロッコの国は世界の中で貧困率が高い国の五つの中の三つなのです。
OECD(経済協力開発機構)が加盟国(30ヶ国)の貧困状況について比較調査した2005年報告書に「貧困率」というデータがある。貧困率とは、国民の平均所得の半分以下しか所得のない人を「貧困者」とし、国民全体の何%になるかを示すデータなのだが、これによると日本の貧困率はメキシコ(20.3%)、米国(17.1%)、トルコ(15.9%)、アイルランド(15.4%)に次いで世界で5番目の15.3%。中進国のメキシコ、トルコをのぞけば、先進国で3番目の高貧困率国ってことになるという。
もしかしたらこのデータが監督が日本を舞台にした理由なのかもしれない。貧困率が高いということは『格差社会』であると言うことです。それは人々に大きなストレスをもたらすのだろう。摩天楼のようなバベルの塔のようなビルがある日本やアメリカにおいても、その根本においては神が罰を与えた当時の人類と同じ状況なのだ、ということなのでしょう。
『バベル』を観てきましたが、私にはちょっと難しい映画でした。
短いですが、自分なりに少し感想を書いてみましたのでTBさせていただきますね!
短いですが、自分なりに少し感想を書いてみましたのでTBさせていただきますね!
>KUMA0504さん
なるほど・・・格差社会って言葉を実感しますね。
そもそも日本の平均所得っていくらぐらいなんでしょう。
あれ、もしかして私もこの15%に入ってたりして・・・(笑
あんまりストレスは感じてませんけど。
>Hiron さん
いらっしゃいませ。
先ほどそちらにも言って読んできました。
また寄らせていただきますね。
なるほど・・・格差社会って言葉を実感しますね。
そもそも日本の平均所得っていくらぐらいなんでしょう。
あれ、もしかして私もこの15%に入ってたりして・・・(笑
あんまりストレスは感じてませんけど。
>Hiron さん
いらっしゃいませ。
先ほどそちらにも言って読んできました。
また寄らせていただきますね。
こんばんは。素敵なレビューですね。
愚かしい行いをした人間は、離れ離れにされてしまった。バベルの塔の話そのままですね。けれど、絶望も希望も、すべて家族との抱擁をとおして見せたことは印象的でした。
あと登場人物すべての性的エピソードがあったのは生と性がベーシックな本能だから?モロッコ人の姉弟の関係、アメリカ人夫婦は子供を失ってから夫婦関係なさそう、メキシコ人シッターは情事にのぼせ、聾唖の女子高生の性への欲望。(父親とはなーんか近親・・ぽくないですか?母親の自殺といい・・。ラストといい)
ラストシーンの解釈についての記述。素晴らしいです。
2人の「服装」が現代と原始の象徴なのかもしれませんね。
愚かしい行いをした人間は、離れ離れにされてしまった。バベルの塔の話そのままですね。けれど、絶望も希望も、すべて家族との抱擁をとおして見せたことは印象的でした。
あと登場人物すべての性的エピソードがあったのは生と性がベーシックな本能だから?モロッコ人の姉弟の関係、アメリカ人夫婦は子供を失ってから夫婦関係なさそう、メキシコ人シッターは情事にのぼせ、聾唖の女子高生の性への欲望。(父親とはなーんか近親・・ぽくないですか?母親の自殺といい・・。ラストといい)
ラストシーンの解釈についての記述。素晴らしいです。
2人の「服装」が現代と原始の象徴なのかもしれませんね。
>Nolly Changさん
ありがとうございます。
様々なメタファーを駆使して、人間性というものを描こうとした力作だと思います。
少々頭でっかちになってしまっている印象も受けましたが、実に見ごたえのある作品でした。
二度観るとまた色々と見えてくる物があるような気がします。
ありがとうございます。
様々なメタファーを駆使して、人間性というものを描こうとした力作だと思います。
少々頭でっかちになってしまっている印象も受けましたが、実に見ごたえのある作品でした。
二度観るとまた色々と見えてくる物があるような気がします。
こんにちは、TBお邪魔します。
なかなか重厚なテーマであり、モロッコ編は見応えがありました。あのガイド一家の暖かい気持ちには感動しました。
ただ日本編には余り脈絡や必然性を感じませんでしたし、あのクラブでの騒音も長過ぎますね。
全般的に秀逸な内容だっただけに残念で溜まりません。
なかなか重厚なテーマであり、モロッコ編は見応えがありました。あのガイド一家の暖かい気持ちには感動しました。
ただ日本編には余り脈絡や必然性を感じませんでしたし、あのクラブでの騒音も長過ぎますね。
全般的に秀逸な内容だっただけに残念で溜まりません。
>ケントさん
おそらく観方の正解は無いタイプの映画なのでしょうね。
私は逆に日本編が無ければ成立しない物語だと感じました。
少々ロジックに懲りすぎて、頭でっかちを感じる部分もありますが、大変な力作だったと思います。
メキシコ映画はここのところ本当に元気ですね。
ケントさんのところにTB、コメントとも入らないみたいなので、こちらで失礼します。
おそらく観方の正解は無いタイプの映画なのでしょうね。
私は逆に日本編が無ければ成立しない物語だと感じました。
少々ロジックに懲りすぎて、頭でっかちを感じる部分もありますが、大変な力作だったと思います。
メキシコ映画はここのところ本当に元気ですね。
ケントさんのところにTB、コメントとも入らないみたいなので、こちらで失礼します。
>分断と混乱の中であがく人間たちの姿は、観る者の心に静かな波紋を投げかける。
まったくその通り。胸に深く沈んでいくメッセージ性が印象に残ります。
まったくその通り。胸に深く沈んでいくメッセージ性が印象に残ります。
2007/05/28(月) 09:50:33 | URL | ももママ #-[ 編集]
>ももママさん
映画が直接何かを訴えるというよりも、それを観た観客が心の中で反芻して、そこで始めて何かか生まれるという作品だったような気がします。
映画が直接何かを訴えるというよりも、それを観た観客が心の中で反芻して、そこで始めて何かか生まれるという作品だったような気がします。
私は「クラッシュ」が去年のベスト1やったんで、この映画をあんまり受け入れることができんかったんかもしれませんわ。
また聖書についても不勉強なんでピンときません。
なによりお恥ずかしいことに、初イニャリトウなんです。
「アモーレ・ペレス」見ます・・・。
また聖書についても不勉強なんでピンときません。
なによりお恥ずかしいことに、初イニャリトウなんです。
「アモーレ・ペレス」見ます・・・。
>aq99さん
「クラッシュ」は奇跡を描いて、映画自体が奇跡のようなステキなファンタジーでした。
あれに比べると確かにとっつきにくいですが、奇跡やファンタジーに逃げずに人間性を描こうとしたイニャリトゥには拍手を送りたいです。
「クラッシュ」は奇跡を描いて、映画自体が奇跡のようなステキなファンタジーでした。
あれに比べると確かにとっつきにくいですが、奇跡やファンタジーに逃げずに人間性を描こうとしたイニャリトゥには拍手を送りたいです。
ノラネコさん、こんにちは☆
ロンドン市内の引越しも終わり、ようやく映画でも観ようか・・・というかんじになってきました。
チエコのラストシーンが、バベルの塔と高層マンションをかけていたんなんて、気が付きませんでした。
なるほど!
私はそれぞれのパートの関係性が希薄なほど、リアリティを感じると思いました。
目的は「言葉が違うと伝わらない。言葉があっても通じない」ですから、神の怒りをかってバラバラにされた世界は、互いの関係性は薄くないと・・・ですね。
ロンドン市内の引越しも終わり、ようやく映画でも観ようか・・・というかんじになってきました。
チエコのラストシーンが、バベルの塔と高層マンションをかけていたんなんて、気が付きませんでした。
なるほど!
私はそれぞれのパートの関係性が希薄なほど、リアリティを感じると思いました。
目的は「言葉が違うと伝わらない。言葉があっても通じない」ですから、神の怒りをかってバラバラにされた世界は、互いの関係性は薄くないと・・・ですね。
>ノルウェーまだ~むさん
あの小さな和解が、グッと広がってゆく事を祈る・・・・という感じのラストでしたね。
私はこれ、それぞれのエピソードが完全に無関係でも良いと思います。
中途半端に繋がってるので、そこに作為を感じさせちゃった気がして、チョイ残念でした。
あの小さな和解が、グッと広がってゆく事を祈る・・・・という感じのラストでしたね。
私はこれ、それぞれのエピソードが完全に無関係でも良いと思います。
中途半端に繋がってるので、そこに作為を感じさせちゃった気がして、チョイ残念でした。
2010/05/15(土) 00:00:30 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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2007/05/01(火) 23:22:09 | オールマイティにコメンテート
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2007/05/09(水) 20:57:05 | soramove
4月27日(金)◆424日目◆最初に言う。点数は10点満点、いや、それ以上である!アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの最高傑作!!映画とは世界を見ることだ。それをイニャリトゥは、『アモーレス・ペロス』、『21g』の脚本家ギジェルモ・アリアガと『ブロークバック・
2007/05/10(木) 20:03:19 |
≪ストーリー≫壊れかけた夫婦の絆を取り戻すために旅をしているアメリカ人夫婦のリチャードとスーザン。バスで山道を走行中、どこからか放たれた銃弾が、スーザンの肩を撃ち抜く。なんとか医者のいる村までたどり着くが、応急処置がやっと。彼は英語がなかなか通じない村の
2007/05/12(土) 19:58:54 | ナマケモノの穴
壊れかけた夫婦の絆を取り戻すため、リチャードは、妻スーザンを誘い、モロッコを旅します。その旅の途中、バスで山道を走行中、どこからか放たれた銃弾が、スーザンの肩を撃ち抜いてしまいます。なんとか医者のいる村までたどり着きますが、応急処置しかできません。リチャ
2007/05/13(日) 09:33:16 | 日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~
おれが常に憤りを感じるのは、日本人が安易に叙情に傾倒する、ほとんど宗教的とも言える思い込みでそれを「よいこと」だと信じて疑わない閉塞的な状況なのだ。
2007/05/13(日) 10:32:27 | 憔悴報告
映画「バベル」を観る。 バベルとはバベルの塔のバベル。 その昔、人間が神に近づこ
2007/05/16(水) 01:02:03 | オレンジの太陽
(2007/A83/S45)←今年劇場鑑賞45本目。大型連休中はシネコン混むからあまり行く気がしなかったけど・・・ナイトショウなら、そうでもないのかなっ・・って事で、菊池凛子と、チカチカシーンで気分が悪くなった人続出ネタの「バベル」を鑑賞。
2007/05/16(水) 04:00:54 | ひらりん的映画ブログ
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、役所広司、菊地凛子、二階堂智、ガエル・ガルシア・ベルナル、アドリアナ・バラーザ評価:71点公式サイト(ネタバレあります)ケイト・ブランシェットと菊....
2007/05/19(土) 19:09:04 | デコ親父はいつも減量中
公開中の映画「バベル」を観賞。監督はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。出演はブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、役所広司、アドリアナ・バラッザ、菊地凛子、エル・ファニングほか。仲たがいしていたアメリカ人夫婦のリチャ
2007/05/20(日) 03:16:45 | やまたくの音吐朗々Diary
日本にいても、チエコは異邦人だった。バベルの塔。天に届こうと建設しようとした人間たちは、神の怒りに触れ言語を分かたれた。モロッコ、メキシコ、日本、アメリカ・・・彼らは理解しあえない。言語が異なるから?いや、言語が同じでも理解しあえない
2007/05/21(月) 21:20:32 | no movie no life
菊地凛子のアカデミー助演女優賞ノミネートで話題になった「バベル」だが、評論家らの評価もおおむね良く、 菊地凛子の演技も気になって観に行った。結果、監督賞は、お預けしてた分、マーティン・スコセッシでもかまわなかったが、作品賞は、「ディパーデット」ではなく、
2007/05/23(水) 19:16:51 | 映画、大好き!!
★★★☆ バべルの塔を建てて、神に挑戦した浅はかな人間達。ゆえに神の怒りを買って、言葉の壁という罰を受ける。この旧約聖書創生記に記されている伝説がモチーフとなっている作品である。 モロッコの少年が面白半分に撃った銃を巡って、モロッコ、メキシコ(アメリ
2007/05/25(金) 16:23:18 | ケントのたそがれ劇場
メキシコ編と日本編が対照的に思えた。前者は婚礼の宴が、後者はむき出しの孤独が印象に残った。 世界のどこでも、文化は違っても人間の営みは同じで。愛すること、祝福することを知らない民族はいない。一方で、互いを信じられず、憎みあうこともあるだろう。孤独に苛..
2007/05/27(日) 10:13:05 | 明け方シネマ
神は人々の言語が通じないように分かたれ、壁を作り、散り散りにされた。そこから人間の苦しみ、孤独が生まれたのだ。モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本と4カ国3つのエピソードによる群像劇で描かれる世界は切ない孤独に満ちている。しかし、まったく希望がないわけでは
2007/05/28(月) 10:01:23 | ももママの心のblog
【個人的評価 ■■■■■□】(6段階評価 ■□□□□□:最悪、■■■■■■:最高)イニャリトゥとアリアガにスター・ウォーズ6部作を再編集してほしい。
2007/06/03(日) 01:40:11 | 自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ
ダグの感想報告 これは5月1日の1000円デーに姫路で鑑賞。 結果、「う~ん・・・」 と2人して納得のいかないような浮かない顔。 難しいこと抜きで、ぶっちゃけていえば、「つまらない・・」ということになるかもw この監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(
2007/06/09(土) 09:08:45 | 如何にしてチビたんを映画館に連れて行くかをかく語りき
原題:Babel我々は十分賢くなったので、"塔を建て、天に届かせよう・・・"、そして主は町と塔を見て、言われた"彼らの言葉を乱し、互いに言葉が通じないようにしよう"・・・ アフリカ(モロッコ)、アメリカ(ロス、メキシコ)そしてアジア(東京)の
2007/06/11(月) 00:59:54 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~
映画「バベル」、2回目の鑑賞を目論んでたんですが、時間が合わず、残念ながら今週上映が終了してしまいました。「期待外れだった。」「よくわからなかった。」という感想も、数多く見られたんですが、僕は、時間が経てば経つほど。確かめたい事が膨らんできてたんですよね
2007/06/13(水) 23:26:51 | 「ボブ吉」デビューへの道。
映画「バベル」、2回目の鑑賞を目論んでたんですが、時間が合わず、残念ながら今週上映が終了してしまいました。「期待外れだった。」「よくわからなかった。」という感想も、数多く見られたんですが、僕は、時間が経てば経つほど。確かめたい事が膨らんできてたんですよね
2007/06/16(土) 12:11:02 | 「ボブ吉」デビューへの道。
宗教の王者はどこニャ宗教の王者はどこニャ宗教の王者はどこニャアンチらに質問ニャ。宇宙ー素晴らしい宗教は、どこニャ?ただの大工の倅や色坊主や負けっぷりのいい日本神道かニャン?それらの間違ったものを信じてるクズは、一人残らずニャンニャンニャ!無信仰もバカニャ
2007/06/25(月) 03:55:23 | 菊池 凛子 画像 「凛子クラブZ」
言葉が通じないことから招く悲劇。同じ日本語を喋り、同じ屋根の下に住んでて、同じ子供を愛して育てようとしてるのに、こないだもモメました。「そんなつもりで言うたんちゃうのに~」「そんな風にとってもらったら困るわ!」しゅっちゅうこんなんだから、メキシコ人のシッ
2007/06/25(月) 22:43:53 | 『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記
遠い昔、言葉は一つだった。神に近づこうとした人間たちは天まで届く塔を建てようとした。神は怒り、言われた。“言葉を乱し、世界をバラバラにしよう”やがてその街は、バベルと呼ばれた。― 旧約聖書 創世
2007/07/04(水) 03:43:41 | Prism Viewpoints
『私たちは、いまだ、つながることができずにいる―。 届け、心。』 コチラの「バベル」は、旧約聖書の"バベルの塔"をモチーフに、モロッコで放たれた一発の銃弾が世界中に影響を及ぼす様を描いている4/28公開になったPG-12指定のヒューマン・ドラマなのです
2007/11/03(土) 21:29:24 | ☆彡映画鑑賞日記☆彡
あらすじモロッコを旅行中のアメリカ人夫婦のリチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)が、突然何者かによって銃撃を受け妻が負傷するという事件が起こる。同じころ、東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコ(菊地凛子)は、満たされな...
2008/01/03(木) 22:19:02 | 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ
バベルはWOWOWで先月の中旬に録画していたのを鑑賞したけども
全体的に悪くは無いし理解は出来るが微妙な感じでスッキリしないね
内容はモロッコ&&の3カ国オムニバスをが繋ぐ感じだけど
モロッコは兄弟&被害者の夫婦では被害者夫婦の子供達だったけど
はを...
2008/03/31(月) 19:47:16 | 別館ヒガシ日記
『バベル』を観ました『アモーレス・ペロス』、『21グラム』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、旧約聖書の“バベルの塔”をモチーフに、モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本、それぞれの場所で孤独な魂どうしが織りなす愛と哀しみ、再生への希望の物語が...
2008/05/26(月) 23:34:19 | おきらく楽天 映画生活
原題: BABEL 2006年 アメリカ 監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 出演: ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/ガエル・ガルシア・ベルナル/役所広司/菊地凛子/アドリアナ・バラッザ ***********************************************************..
2008/06/01(日) 10:59:11 | マイシネマ日記
BABEL
2006年:アメリカ
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、役所広司、菊地凛子、アドリアナ・バラッザ 、エル・ファニング
夫婦の絆を取り戻そうと、モロッコを旅する?...
2008/12/25(木) 15:56:17 | mama
監督、アレハンドロ=ゴンサレス=イニャリトゥ。脚本・原案、ギジェルモ・アリアガ。
2009/02/20(金) 14:07:21 | erabu
「境界を形成するものは、言語、文化、人類、宗教ではなく、私たちの中にある」とは、本作の監督、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの言葉。
人は何故、互いを理解しあえないのか?なぜ争ってしまうのか?
言葉も性別も国籍も超えた、コミュニケーションはどうす...
2010/05/14(金) 16:46:10 | ノルウェー暮らし・イン・London
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バベル(ブラッド・ピット) 壁紙
2011/10/13(木) 01:04:47 | Addict allcinema おすすめ映画レビュー
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