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ショートレビュー「バッドガイズ・・・・・評価額1600円」
2022年10月10日 (月) | 編集 |
悪者だっていいじゃない。

五人組の怪盗集団「バッドガイズ」の活躍を描く、ドリームワークス・アニメーションのクライム・コメディ。
リーダーのウルフ、狭いところならお任せのスネーク、どんなものにも変装するシャーク、小さくても怪力のピラニア、ハッキングの天才タランチュラ。
メンバーの全員が、狼や蛇など物語の中で人々から恐れられ、嫌われる動物の姿をしているのが特徴。
そんな運命を受け入れて、“悪者”として人生を送っている彼らが、ある陰謀に巻き込まれる。
「トロピックサンダー/史上最低の作戦」のイータン・コーエンが脚本を、「ボス・ベイビー」と同時上映された短編「ベルビー」のピエール・ペリフィルが監督を務める。
本国では今年の春に封切られ、現在までに全世界で2億5千万ドルの興行収入を上げているヒット作だ。
※核心部分に触れています。

アメリカの脚本家、脚本コンサルタントとして知られるブレイク・スナイダーの著した「SAVE THE CAT」という本がある。
数あるハリウッド脚本術の中でも最も有名な一冊なのだが、この脚本の教本にしては奇妙なタイトルは、ギャングや泥棒といった悪者に感情移入させるテクニックのことだ。
例えば、泥棒が警察から逃げる途中で木に登って降りられないネコと遭遇したら、自分が捕まりそうでもとりあえず助ける。
こうすれば、それが悪者であっても、観客は共感できるキャラクターとして認識するというワケ。
そしてこの映画は、「SAVE THE CAT」のセオリーを、臆面もなくそのまんま使っているのだ(笑
伝説のお宝“黄金のイルカ”を強奪する計画が失敗し、逮捕されたバッドガイズを、慈善事業家で人々から尊敬を集めるハムスターのマーマレード教授(実は本作の本当のヴィラン)が、グッドガイズに改心させると宣言。
ウルフがネコを助ける様子を動画配信したらバズってしまい、バッドガイズは一躍人気者に。
改心したフリだけしておこうと思っていた五人は、人々から賞賛される快感を知り、悪と善の間でアイデンティティの危機に陥る。

本作は、ちょっと世界観が独特だ。
この映画の世界には、動物は動物で存在するのだが、一部に知性を持って人間と共生している動物がいるらしい。
しかし画面に登場する動物はバッドガイズの五人と、マーマレード教授に、キーパーソンとなる狐のダイアン・フォクシントン知事のみで、後はカリカチュアはされているものの普通の人間。
説明を一切してくれないので、最初は日本の「オッドタクシー」のように、心象としての動物表現なのかと思ったが、どうやらそうではなく、彼らは物理的に動物ということらしい。
いずれにしても、人間の世界において、狼、蛇、鮫、ピラニア、蜘蛛は恐怖の対象であって、半分嫌われる自分の心象的姿と捉えても間違いなかろう。
最初のうちは、この不思議な世界観に戸惑うが、だんだん慣れてくる。
「この世界はこういうもの」と割り切った作りで説明要素がない分、展開はやたらと早くサクサク進むので、飽きる間がない。

アニメーションのルックは、「スパイダーマン:スパイダーバース」をベンチマークした様だが、モーションのフレームレートを落とし、キャラクターの表情を手描き風のテクスチャで表現しているのも、未見性のある面白い効果を生んでいる。
主人公が泥棒ということもあってか、「オーシャンズ」や「ルパン三世」、「ワイルド・スピード」など過去の泥棒映画の名作シリーズへのオマージュもチラホラ。
これらの作品の登場人物の共通点は、悪者を気取っているけど仁義は通し、なんなら世界だって救っちゃう?いわゆる義賊ということで、本作はいわばただの泥棒から大衆に愛される義賊へのファーストステップ。
人の本質は見た目に縛られないというテーマを、動物キャラクターというアニメーションならではの表現を使って上手く描き出した。
コロナ禍の興行で一定の結果を出したことで、シリーズ化は確実だと思うが、続きも日本でも劇場で観られる様にして欲しいなあ。
配信スルーされそうな気もするが。

今回は悪者が一発くらわせる話なので、「痛撃」あるいは「皮肉屋」の意味を持つカクテル「スティンガー」をチョイス。
ブランデー45ml、ペパーミント・ホワイト15mlをシェイクしてグラスに注ぐ。
濃厚なブランデーの適度なコクとペパーミント・ホワイトの香りが、清涼感たっぷりのスッキリとした味わいを作り出す。
ベースとなるブランデーのチョイス次第で、仕上がりには結構幅がある。

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華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団〈バッドガイズ〉。 メンバーは、リーダーで“天才的スリ”のウルフ、“金庫破り”のスネーク、“変装の達人”シャーク、“肉体派”のピラニア、“天才ハッカーの”タランチュラの5人組。 お尋ね者の彼らが次に狙うのは、伝説のお宝《黄金のイルカ》。 しかし、あと一歩のところで大失敗! そして、彼らの知らないところで巨悪が密かに動き始めていた…。 アニメーション。
2022/10/12(水) 22:48:06 | 象のロケット