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2023年03月30日 (木) | 編集 |
殺しの腕は一流、生活力は三流。
髙石あかりと伊澤彩織とが演じる、ちさととまひろの殺し屋コンビ、第二弾。
広がり続ける阪元裕吾監督の殺し屋ワールドが、遂にシネコンに進出だ。
予算感も過去の作品よりも多少多そうではあるが、あくまでも前作を踏まえた正常進化版。
二年前の「ベイビーわるきゅーれ」では、高校を卒業した二人が、自立した大人になることを所属する殺し屋協会から迫られていた。
ところが本作では、ジムの会費を数年間も滞納し、保険のプラン切り替えも怠って借金まみれとなり、日々の生活にも困るようになるなど、相変わらず生活力が全く無い(笑
おまけに銀行強盗をぶっ倒してしまい、殺し屋業を謹慎させられてしまう。
そんな二人のポジションを、丞威と濱田龍臣の新人の“バイト”殺し屋兄弟が狙う。
なんでも殺し屋の世界でも、殺し屋協会に入ってる正規の殺し屋の他に、下請けや孫請けの“バイト”が存在していて、正規職になるのが非正規の夢らしい。
大人としてはダメダメだけど、まひろとちさとは一応正規職。
殺し屋の世界も格差社会なのが世知辛い。
このシリーズも含めて、阪元裕吾の殺し屋ワールドは、基本「ジョン・ウィック」の下町版。
合法的では無いのだろうが、殺し屋の社会が存在して、そのシステムの中で色々な役割を持つ人たちが動いている。
一般人は基本モブなので、映画に出てくるのは殺し屋ソサエティの関係者だけで、殺し屋の間のみで話が動く。
だから本作はアクション映画であるのと同時に、殺し屋の世界を現実のメタファーとしたお仕事コメディでもあるんだな。
正規のポジションを狙うバイト兄弟も、この種の映画にありがちな頭のネジが飛んでる人ではなく、バイト殺し屋である以外はごく普通の若者なのがいい。
正規職になれないと片思いの彼女に告れないとか、悩みがリアル過ぎる(笑
だからこそ主役の二人も兄弟をIFの自分として見て、敵ながら感情移入してしまうのだ。
謹慎中でも稼がないと借金返せないので、ちさととまひろも働くが、その労働の悪戦苦闘が笑いを生む。
二人の着ぐるみショーのコントも相当可笑しかったが、殺し現場の清掃人の田坂のキャラとかも美味しいすぎるだろ。
本格的なアクションシークエンスは、終盤に絞るスタイルは前作同様。
今回は敵が二人だけなこともあり、相対的にアクションの割合は減ってるのだが、その分ために溜めたクライマックスは大いに盛り上がる。
髙石あかりの銃器アクションが、ガンカタみたいでレベルは超高度ながら、ボリューム少な目なのはちょっと残念だが、伊澤彩織の格闘アクションは前作以上にキレキレだ。
対戦相手のバイト兄を演じる丞威も空手の達人だそうで、なるほどパンチ一発をとっても重みを感じさせる。
また兄弟との二対二の対決だからこそ、お互いの絆の強さも試され、普段は仲良くど突き合うちさととまひろの距離感も、ここへ来て百合風味を感じさせるほどぐっと近くなるのがいい。
それにしても、殺し屋ワールドのシネコン進出は感慨深いものがある。
第三弾があるなら、そろそろ国岡シリーズなど、他の作品とのクロスオーバーも期待したいところ。
エンドクレジットのロール速度が倍速?って速さなんだが、その後に映像があるからなのね。
マーベル映画とか、クレジット後に映像があるのが確実なハリウッド映画も、この方式を採用してほしい。
今回は、「エンジェル・フェイス」をチョイス。
ドライ・ジン30ml、カルバドス15ml、アプリコット・ブランデー15mlをシェイクしてグラスに注ぐ。
リンゴのブランデー、カルヴァドスとアプリコット・ブランデーという甘めのお酒を、ドライ・ジンがスッキリとまとめ上げる。
可愛らしい名前だが、実はこれは1920年代に活動したギャングのボス、エイブ・カミンスキーのニックネームで、彼に因んで名付けられたと言う説がある。
優しい味わいで飲みやすく、女性に人気のカクテルだが、度数は結構強いのだ。
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髙石あかりと伊澤彩織とが演じる、ちさととまひろの殺し屋コンビ、第二弾。
広がり続ける阪元裕吾監督の殺し屋ワールドが、遂にシネコンに進出だ。
予算感も過去の作品よりも多少多そうではあるが、あくまでも前作を踏まえた正常進化版。
二年前の「ベイビーわるきゅーれ」では、高校を卒業した二人が、自立した大人になることを所属する殺し屋協会から迫られていた。
ところが本作では、ジムの会費を数年間も滞納し、保険のプラン切り替えも怠って借金まみれとなり、日々の生活にも困るようになるなど、相変わらず生活力が全く無い(笑
おまけに銀行強盗をぶっ倒してしまい、殺し屋業を謹慎させられてしまう。
そんな二人のポジションを、丞威と濱田龍臣の新人の“バイト”殺し屋兄弟が狙う。
なんでも殺し屋の世界でも、殺し屋協会に入ってる正規の殺し屋の他に、下請けや孫請けの“バイト”が存在していて、正規職になるのが非正規の夢らしい。
大人としてはダメダメだけど、まひろとちさとは一応正規職。
殺し屋の世界も格差社会なのが世知辛い。
このシリーズも含めて、阪元裕吾の殺し屋ワールドは、基本「ジョン・ウィック」の下町版。
合法的では無いのだろうが、殺し屋の社会が存在して、そのシステムの中で色々な役割を持つ人たちが動いている。
一般人は基本モブなので、映画に出てくるのは殺し屋ソサエティの関係者だけで、殺し屋の間のみで話が動く。
だから本作はアクション映画であるのと同時に、殺し屋の世界を現実のメタファーとしたお仕事コメディでもあるんだな。
正規のポジションを狙うバイト兄弟も、この種の映画にありがちな頭のネジが飛んでる人ではなく、バイト殺し屋である以外はごく普通の若者なのがいい。
正規職になれないと片思いの彼女に告れないとか、悩みがリアル過ぎる(笑
だからこそ主役の二人も兄弟をIFの自分として見て、敵ながら感情移入してしまうのだ。
謹慎中でも稼がないと借金返せないので、ちさととまひろも働くが、その労働の悪戦苦闘が笑いを生む。
二人の着ぐるみショーのコントも相当可笑しかったが、殺し現場の清掃人の田坂のキャラとかも美味しいすぎるだろ。
本格的なアクションシークエンスは、終盤に絞るスタイルは前作同様。
今回は敵が二人だけなこともあり、相対的にアクションの割合は減ってるのだが、その分ために溜めたクライマックスは大いに盛り上がる。
髙石あかりの銃器アクションが、ガンカタみたいでレベルは超高度ながら、ボリューム少な目なのはちょっと残念だが、伊澤彩織の格闘アクションは前作以上にキレキレだ。
対戦相手のバイト兄を演じる丞威も空手の達人だそうで、なるほどパンチ一発をとっても重みを感じさせる。
また兄弟との二対二の対決だからこそ、お互いの絆の強さも試され、普段は仲良くど突き合うちさととまひろの距離感も、ここへ来て百合風味を感じさせるほどぐっと近くなるのがいい。
それにしても、殺し屋ワールドのシネコン進出は感慨深いものがある。
第三弾があるなら、そろそろ国岡シリーズなど、他の作品とのクロスオーバーも期待したいところ。
エンドクレジットのロール速度が倍速?って速さなんだが、その後に映像があるからなのね。
マーベル映画とか、クレジット後に映像があるのが確実なハリウッド映画も、この方式を採用してほしい。
今回は、「エンジェル・フェイス」をチョイス。
ドライ・ジン30ml、カルバドス15ml、アプリコット・ブランデー15mlをシェイクしてグラスに注ぐ。
リンゴのブランデー、カルヴァドスとアプリコット・ブランデーという甘めのお酒を、ドライ・ジンがスッキリとまとめ上げる。
可愛らしい名前だが、実はこれは1920年代に活動したギャングのボス、エイブ・カミンスキーのニックネームで、彼に因んで名付けられたと言う説がある。
優しい味わいで飲みやすく、女性に人気のカクテルだが、度数は結構強いのだ。

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