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2007年08月19日 (日) | 編集 |
意外と言っては失礼ながら、かなりの拾い物である。
曽利文彦監督の前作「ピンポン」は、世評は高かったが、私には原作の忠実なコスプレにしか見えず、あまり面白いとは思えなかった。
今回の「ベクシル 2077日本鎖国」も正直なところ期待していなかったのだが、それでも劇場に足を運んだのは、予告編で垣間見える世界観がなかなか面白そうで、なおかつ軍人のオッサンが叫んでいる「あれは、人ではないというのかぁ!?」という台詞の答えを聞きたかったからだ(笑
西暦2067年、ロボット技術の国際規制に反対した日本は、ハイテク鎖国を敢行する。
直接の入国は勿論、周辺に張り巡らされた電磁シールドによって、偵察機や衛星からも撮影が不可能となり、以来10年間日本の姿を見た者はいない。
2077年、日本のロボット企業大和重鋼の不穏な動きを察知した米軍特殊部隊SWORDは、日本潜入作戦を決意し、女性兵士ベクシルを送り込む事に成功する。
嘗て東京と呼ばれた街でベクシルが見たものは、城壁に囲まれた広大なスラムと、城壁の外に広がる無限の荒野。
そして、荒野を徘徊する巨大な金属の怪獣だった・・・・
なるほど、これはもう一つの「マトリックス」であり、「銀河鉄道999」であり、「日本沈没」である。
ロボット技術で世界の頂点を極めた日本が、その増長を恐れた国連から圧力をかけられて鎖国、その閉ざされた世界で一体何が起こったのかという謎。
観客は、外界からの訪問者であるベクシルの目を通して、驚愕の世界を目の当たりにする。
「世界観の謎」を売り物にした作品は、結局劇中でショボイ世界観しか披露出来ずに、尻すぼみに終わってしまう事が多いが、この作品は観客の期待を裏切らない。
予告編からある程度の予測はしていたものの、この作品はその予測を上回るビジュアルイメージを見せてくれるのだ。
物語そのものは荒唐無稽かつ壮大なホラ話だが、ディテールは細かく描写され、鎖国日本の設定など微妙に現在の北朝鮮を思わせて、ギリギリのリアリティを保っている。
これは曽利監督が元々アニメの人ではないからだろうが、画柄は日本の伝統的アニメーションを受け継ぐものの、演出的志向はどちらかというと実写に近い。
「デューン砂の惑星」のサンドワームを思わせる、巨大な機械生物とのスリリングな追撃戦を初め、アクションシーンは迫力満点。
クライマックスのラスト30分は、邦画アニメというよりはハリウッド映画的だが、あちら物と比べても決して遜色ない仕上がりになっている。
ただし、良く出来ていることは認めつつも、詰めの甘さも感じる。
本作のテーマの部分は、ご丁寧にラストでベクシルがナレーションで丁寧に説明してくれるのだが、正直なところそこで語られるテーマと物語は乖離している。
ぶっちゃけ、凄く面白そうな世界観を先に思いついて、それにストーリーをのせ、後からテーマを無理やりくっ付けましたという印象だ。
実は、キャラクターの感情はある程度自然に描けているし、物語からテーマは自然に匂ってきている。
あえてラストでとって付けた様なナレーションを入れる必要はなかったし、入れるならもう少しあいまいな表現にすべきだったと思う。
物語的には、敵のボスキャラが弱い、つうか狡い。
作品の構造としては、主人公たちが強大な敵に立ち向かい、犠牲を出しながらも希望をつなぐ事で、テーマが浮き彫りになる形なのだが、実際には敵のボスキャラが恐ろしく軽い小悪党なので、こいつを倒す事がそのままテーマに繋がらず、物語のカタルシスはやや薄い。
ボスキャラは、この映画の世界の中においても、あまりにも幼稚かつ漫画チックな悪役すぎて、正直言って浮いていた。
また映像的には面白い世界観を作り出していたが、正直言ってキャラクターデザインには違和感を覚えた。
この作品のキャラクターは、「シュレック3」の時にも述べたロボット工学の「不気味の谷」に見事にはまっている。
この作品そのものが、人間そっくりのアンドロイドにまつわる話なのは皮肉だが、登場人物が全員人工的なマネキンに見えてしまう。
背景はこれでいいとしても、キャラクターに関してはもう少し伝統的なアニメキャラ的で良かったのではないか。
曽利文彦監督がプロデューサーとして手がけた「アップルシード」の方が、まだキャラクターデザインとしては違和感がなかったと思う。
まあCGアニメのリアル系キャラクターの試行錯誤は、壮大な失敗作だった「ファイナル・ファンタジー」の頃から続いている事だが、実写と漫画のせめぎ合いの中で微妙なスィートスポットを探す作業は今後も課題として残るだろう。
他にも、人間が実験台にされたのは良いとして、日本中が更地になっているのはなんで?とか、あんな小人数の実働部隊に佐官が二人もいる米軍ってどうよ?とか、大小様々な突っ込み所はあるが、「ベクシル 2077日本鎖国」は、作り手の明確なイメージを高い技術で映像化することに成功した力作だ。
特に最近の原作物偏重の風潮の中で、オリジナル脚本でこれだけの物を作り上げたのは、大変な困難だったと思う。
昨年の「日本沈没」が描けなかったテーマ性がこちらで表現されている事も含めて、この作品のチャレンジは高く評価したいし、日本アニメの一つの進化発展形として、この路線は注視しておきたい。
今回は、あんまり酒のイメージがわかない作品なのだが、「ロボット」というキーワードからチョイスしよう。
元々この言葉は、チェコの作家のカレル・チャペックが、戯曲「ロボット」で労働を意味するチェコ語のROBOTAから作った造語である。
ロボット工場で起こる機械人間たちの反乱を描いたこの戯曲は、機械文明の発展が人類に何をもたらすのかを問うたロボットSFの元祖であると同時に、本作「ベクシル 2077日本鎖国」の原型すら見ることが出来る。
というわけでロボットの発祥地、チェコから「ピルスナー ウルケル」を。
ちなみにこのビールが、世界のビール市場で圧倒的多数を占める所謂ピルスナービールの元祖。
チェコはロボットの母国であると同時にビールの母国でもあるのだ。
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曽利文彦監督の前作「ピンポン」は、世評は高かったが、私には原作の忠実なコスプレにしか見えず、あまり面白いとは思えなかった。
今回の「ベクシル 2077日本鎖国」も正直なところ期待していなかったのだが、それでも劇場に足を運んだのは、予告編で垣間見える世界観がなかなか面白そうで、なおかつ軍人のオッサンが叫んでいる「あれは、人ではないというのかぁ!?」という台詞の答えを聞きたかったからだ(笑
西暦2067年、ロボット技術の国際規制に反対した日本は、ハイテク鎖国を敢行する。
直接の入国は勿論、周辺に張り巡らされた電磁シールドによって、偵察機や衛星からも撮影が不可能となり、以来10年間日本の姿を見た者はいない。
2077年、日本のロボット企業大和重鋼の不穏な動きを察知した米軍特殊部隊SWORDは、日本潜入作戦を決意し、女性兵士ベクシルを送り込む事に成功する。
嘗て東京と呼ばれた街でベクシルが見たものは、城壁に囲まれた広大なスラムと、城壁の外に広がる無限の荒野。
そして、荒野を徘徊する巨大な金属の怪獣だった・・・・
なるほど、これはもう一つの「マトリックス」であり、「銀河鉄道999」であり、「日本沈没」である。
ロボット技術で世界の頂点を極めた日本が、その増長を恐れた国連から圧力をかけられて鎖国、その閉ざされた世界で一体何が起こったのかという謎。
観客は、外界からの訪問者であるベクシルの目を通して、驚愕の世界を目の当たりにする。
「世界観の謎」を売り物にした作品は、結局劇中でショボイ世界観しか披露出来ずに、尻すぼみに終わってしまう事が多いが、この作品は観客の期待を裏切らない。
予告編からある程度の予測はしていたものの、この作品はその予測を上回るビジュアルイメージを見せてくれるのだ。
物語そのものは荒唐無稽かつ壮大なホラ話だが、ディテールは細かく描写され、鎖国日本の設定など微妙に現在の北朝鮮を思わせて、ギリギリのリアリティを保っている。
これは曽利監督が元々アニメの人ではないからだろうが、画柄は日本の伝統的アニメーションを受け継ぐものの、演出的志向はどちらかというと実写に近い。
「デューン砂の惑星」のサンドワームを思わせる、巨大な機械生物とのスリリングな追撃戦を初め、アクションシーンは迫力満点。
クライマックスのラスト30分は、邦画アニメというよりはハリウッド映画的だが、あちら物と比べても決して遜色ない仕上がりになっている。
ただし、良く出来ていることは認めつつも、詰めの甘さも感じる。
本作のテーマの部分は、ご丁寧にラストでベクシルがナレーションで丁寧に説明してくれるのだが、正直なところそこで語られるテーマと物語は乖離している。
ぶっちゃけ、凄く面白そうな世界観を先に思いついて、それにストーリーをのせ、後からテーマを無理やりくっ付けましたという印象だ。
実は、キャラクターの感情はある程度自然に描けているし、物語からテーマは自然に匂ってきている。
あえてラストでとって付けた様なナレーションを入れる必要はなかったし、入れるならもう少しあいまいな表現にすべきだったと思う。
物語的には、敵のボスキャラが弱い、つうか狡い。
作品の構造としては、主人公たちが強大な敵に立ち向かい、犠牲を出しながらも希望をつなぐ事で、テーマが浮き彫りになる形なのだが、実際には敵のボスキャラが恐ろしく軽い小悪党なので、こいつを倒す事がそのままテーマに繋がらず、物語のカタルシスはやや薄い。
ボスキャラは、この映画の世界の中においても、あまりにも幼稚かつ漫画チックな悪役すぎて、正直言って浮いていた。
また映像的には面白い世界観を作り出していたが、正直言ってキャラクターデザインには違和感を覚えた。
この作品のキャラクターは、「シュレック3」の時にも述べたロボット工学の「不気味の谷」に見事にはまっている。
この作品そのものが、人間そっくりのアンドロイドにまつわる話なのは皮肉だが、登場人物が全員人工的なマネキンに見えてしまう。
背景はこれでいいとしても、キャラクターに関してはもう少し伝統的なアニメキャラ的で良かったのではないか。
曽利文彦監督がプロデューサーとして手がけた「アップルシード」の方が、まだキャラクターデザインとしては違和感がなかったと思う。
まあCGアニメのリアル系キャラクターの試行錯誤は、壮大な失敗作だった「ファイナル・ファンタジー」の頃から続いている事だが、実写と漫画のせめぎ合いの中で微妙なスィートスポットを探す作業は今後も課題として残るだろう。
他にも、人間が実験台にされたのは良いとして、日本中が更地になっているのはなんで?とか、あんな小人数の実働部隊に佐官が二人もいる米軍ってどうよ?とか、大小様々な突っ込み所はあるが、「ベクシル 2077日本鎖国」は、作り手の明確なイメージを高い技術で映像化することに成功した力作だ。
特に最近の原作物偏重の風潮の中で、オリジナル脚本でこれだけの物を作り上げたのは、大変な困難だったと思う。
昨年の「日本沈没」が描けなかったテーマ性がこちらで表現されている事も含めて、この作品のチャレンジは高く評価したいし、日本アニメの一つの進化発展形として、この路線は注視しておきたい。
今回は、あんまり酒のイメージがわかない作品なのだが、「ロボット」というキーワードからチョイスしよう。
元々この言葉は、チェコの作家のカレル・チャペックが、戯曲「ロボット」で労働を意味するチェコ語のROBOTAから作った造語である。
ロボット工場で起こる機械人間たちの反乱を描いたこの戯曲は、機械文明の発展が人類に何をもたらすのかを問うたロボットSFの元祖であると同時に、本作「ベクシル 2077日本鎖国」の原型すら見ることが出来る。
というわけでロボットの発祥地、チェコから「ピルスナー ウルケル」を。
ちなみにこのビールが、世界のビール市場で圧倒的多数を占める所謂ピルスナービールの元祖。
チェコはロボットの母国であると同時にビールの母国でもあるのだ。

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この記事へのコメント
ノラネコさん、こんばんは!
>実写と漫画のせめぎ合いの中で微妙なスィートスポットを探す作業は今後も課題として残るだろう
まさに!
僕はこの映画観ていて気になっていたのが、そこでした。
そもそも漫画やアニメは現実を少なからず記号化しているものなのに、それをリアルに近づけるということに意味があるのかなと。
やっぱりCGなのは予算の問題ですか。
「トランスフォーマー」みたいにはいかないんですよね。
残念。
>実写と漫画のせめぎ合いの中で微妙なスィートスポットを探す作業は今後も課題として残るだろう
まさに!
僕はこの映画観ていて気になっていたのが、そこでした。
そもそも漫画やアニメは現実を少なからず記号化しているものなのに、それをリアルに近づけるということに意味があるのかなと。
やっぱりCGなのは予算の問題ですか。
「トランスフォーマー」みたいにはいかないんですよね。
残念。
>はらやんさん
これは本当に色々な考え方があるし、落しどころも難しいんです。
フルCGと実写合成ではノウハウも考え方も違うので、仮に「トランスフォーマー」並みの予算があったとしても、より実写みたいに作れば良いかと言えばそういう訳でもないですし。
世界観とのバランスという問題もありますしね。
個人的には「300」みたいな作品が出てきた今となっては、この作品みたいな志向ならもうちょっとキャラは「漫画」で良い様な気はするんですけどね。
これは本当に色々な考え方があるし、落しどころも難しいんです。
フルCGと実写合成ではノウハウも考え方も違うので、仮に「トランスフォーマー」並みの予算があったとしても、より実写みたいに作れば良いかと言えばそういう訳でもないですし。
世界観とのバランスという問題もありますしね。
個人的には「300」みたいな作品が出てきた今となっては、この作品みたいな志向ならもうちょっとキャラは「漫画」で良い様な気はするんですけどね。
2007/08/19(日) 21:33:44 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
昨今のCG技術の向上には目を見張るものがありますが、日本製のCG作品の場合は同時に限界も感じてしまいます。本作の場合も、国内におけるフルCGの可能性と現状での限界を感じてしまいました。
メインキャラ達と背景キャラ達の造形に差がありすぎるし、そのメインキャラも表情豊かとは決して言えないし、アップになると風で揺れる髪の毛がゲームみたいに額にめり込んでるし。
「日本国民全員ロボット」という設定は斬新だったので、これを活かしたドラマ重視の作品にして欲しかったです。
>敵のボスキャラが弱い、つうか狡い。
僕もそれは思いました。あいつ結構笑えますよね。
メインキャラ達と背景キャラ達の造形に差がありすぎるし、そのメインキャラも表情豊かとは決して言えないし、アップになると風で揺れる髪の毛がゲームみたいに額にめり込んでるし。
「日本国民全員ロボット」という設定は斬新だったので、これを活かしたドラマ重視の作品にして欲しかったです。
>敵のボスキャラが弱い、つうか狡い。
僕もそれは思いました。あいつ結構笑えますよね。
TB&コメントありがとうございました。
≫物語的には、敵のボスキャラが弱い、つうか狡い。
≫敵のボスキャラが恐ろしく軽い小悪党なので
ウハハハ。笑っちゃいました(笑)。『狡い』の読み方が分からず、思わず辞書で調べちゃいましたよ(苦笑)。
完全に『日本全滅』って感じでした(笑)。面白い発想だなあと感心はしましたが、アニメなのにここまでのシリアス感とリアリティで描き出す必要性があったのかなあ・・・とちょっと疑問にも思ったのも事実です。
≫「デューン砂の惑星」のサンドワームを思わせる
『カノンな日々』のかのんさんも全く同じことを書いておりました。
私はトレマーズを思い出したのですが・・・ちょっと違いますでしょうか(笑)?
≫物語的には、敵のボスキャラが弱い、つうか狡い。
≫敵のボスキャラが恐ろしく軽い小悪党なので
ウハハハ。笑っちゃいました(笑)。『狡い』の読み方が分からず、思わず辞書で調べちゃいましたよ(苦笑)。
完全に『日本全滅』って感じでした(笑)。面白い発想だなあと感心はしましたが、アニメなのにここまでのシリアス感とリアリティで描き出す必要性があったのかなあ・・・とちょっと疑問にも思ったのも事実です。
≫「デューン砂の惑星」のサンドワームを思わせる
『カノンな日々』のかのんさんも全く同じことを書いておりました。
私はトレマーズを思い出したのですが・・・ちょっと違いますでしょうか(笑)?
2007/08/20(月) 21:01:31 | URL | 睦月 #-[ 編集]
>えめきんさん
CGのキャラクター表現はまだ過渡期だと思います。
個人的にはより漫画チックに行くような気はするんですけどね。
リアルを突き詰めれば人間で良い訳で。
この手のCGアニメは上手く育てば邦画の新しい金脈になるように思います。
>睦月さん
個人的にはシリアスなテーマは高く評価するところですが、ボスキャラはそのテーマに釣り合ってない気はしました。
もっと哲学を感じさせるキャラじゃないと、ここまでのことは出来ないと思うんですよ。
どう見てもこいつは単なるバカだったでしょう。
>私はトレマーズを思い出したのですが・・・ちょっと違いますでしょうか(笑)?
むしろ「トレマーズ」が「デューン」の映画からイメージをもらったのでしょう。
そういえば「デューン」もリンチでしたね。
CGのキャラクター表現はまだ過渡期だと思います。
個人的にはより漫画チックに行くような気はするんですけどね。
リアルを突き詰めれば人間で良い訳で。
この手のCGアニメは上手く育てば邦画の新しい金脈になるように思います。
>睦月さん
個人的にはシリアスなテーマは高く評価するところですが、ボスキャラはそのテーマに釣り合ってない気はしました。
もっと哲学を感じさせるキャラじゃないと、ここまでのことは出来ないと思うんですよ。
どう見てもこいつは単なるバカだったでしょう。
>私はトレマーズを思い出したのですが・・・ちょっと違いますでしょうか(笑)?
むしろ「トレマーズ」が「デューン」の映画からイメージをもらったのでしょう。
そういえば「デューン」もリンチでしたね。
2007/08/22(水) 03:05:04 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
雑魚なボスキャラに対比した議長や街の人々、マリアや最初出てきた敵のおっさんの見事な散り様ですね。
私はあのしょぼいボスキャラは個人的にありです。
マリアたちの人として死にたいという渇望やおっさんの悪なりの美学が引き立つ訳ですから。
ただ、街の人たちやマリアが救われなかったのが、なにか悲しいですね。
設定で今回、かなり惹かれたのはレイズシステムです。
まさに鉄壁、未来的防衛システムは説得力ありで世界観に引き込まれました。
私はあのしょぼいボスキャラは個人的にありです。
マリアたちの人として死にたいという渇望やおっさんの悪なりの美学が引き立つ訳ですから。
ただ、街の人たちやマリアが救われなかったのが、なにか悲しいですね。
設定で今回、かなり惹かれたのはレイズシステムです。
まさに鉄壁、未来的防衛システムは説得力ありで世界観に引き込まれました。
2007/08/26(日) 02:27:40 | URL | Suica割 #-[ 編集]
>Suica割さん
ボスキャラはある意味愛らしいキャラではあるんですが、、、
壮大な物語にはあまりにも小物過ぎて、ガックし来てしまいました。
あんなののせいで、この結末はあまりにも悲しすぎます(笑
ボスキャラはある意味愛らしいキャラではあるんですが、、、
壮大な物語にはあまりにも小物過ぎて、ガックし来てしまいました。
あんなののせいで、この結末はあまりにも悲しすぎます(笑
お久しぶりです~~。
ボスキャラだと思うと、腹が立ちます。
だって、ボスキャラはそれを最後に倒すために存在するのですから。
この映画はボスキャラ倒しでなく、民族破滅がテーマ。ここまで完膚なくやられると、帰ってすがすがしいです。
個人的には、CGでもっともっと、絵を作りこめるのを、微妙にアニメっぽさを残しているところが、かえって、よかったとおもったのですが・・。
ボスキャラだと思うと、腹が立ちます。
だって、ボスキャラはそれを最後に倒すために存在するのですから。
この映画はボスキャラ倒しでなく、民族破滅がテーマ。ここまで完膚なくやられると、帰ってすがすがしいです。
個人的には、CGでもっともっと、絵を作りこめるのを、微妙にアニメっぽさを残しているところが、かえって、よかったとおもったのですが・・。
>mariyonさん
こいつがもうちょっと哲学を感じさせるようなキャラだったら、作品がもう一段深くなったんですけどね。
正直言って、このキャラの造形でかなり損をしてると思います。
豪快なホラ話である意味SFらしいSFでした。
こいつがもうちょっと哲学を感じさせるようなキャラだったら、作品がもう一段深くなったんですけどね。
正直言って、このキャラの造形でかなり損をしてると思います。
豪快なホラ話である意味SFらしいSFでした。
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観て思ったのは、この映画を何故3DCGリアルアニメーションなのかということ。 最
2007/08/19(日) 20:33:54 | はらやんの映画徒然草
「いやあ。前評判がいいのは知っていたけど、ここまでとは思わなかった。これはちょっとした事件だね。これまでのアニメ・イメージを大きく覆すと言うか、確実にアニメを次の段階へと進めた映画だね」----ふうん。でもいままでにもそういうこと言われた映画はたくさんあった
2007/08/19(日) 20:38:28 | ラムの大通り
監督 : 曽利文彦 出演 : 黒木メイサ / 谷原章介/ 松雪泰子 /
2007/08/19(日) 21:41:09 | MoonDreamWorks★Fc2
人間の映画ではない、そうふっきれて観るとわりと良い映画だ。
2007/08/19(日) 22:03:21 | 長江将史~てれすどん2号 まだ見ぬ未来へ
ハイテク鎖国した日本。とんでもないことになってます。
2007/08/19(日) 22:05:40 | 八ちゃんの日常空間
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2007/08/19(日) 22:30:07 | APRIL FOOLS
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2007/08/22(水) 08:05:06 | 観たよ~ん~
映画「ベクシル 2077 日本鎖国」に関するトラックバックを募集しています。
2007/08/23(木) 10:14:50 | 映画専用トラックバックセンター
希望よ、ひらけ。
2007/08/25(土) 12:38:26 | ひるめし。
評価/★★★☆☆(ユナイテッドシネマにて鑑賞) 監督:曽利文彦 ペリーは出てこない! いつペリーに開国を迫られるのかハラハラしたがペリーは出てこなかったw 『アップルシード』の廉価版だと言い切っていい。士郎正宗を意識せざるを得ないその世界はまったく廉価
2007/08/26(日) 03:04:11 | シネマ・ダグアウト -cinema dugout-
●監督への道。ふたりのCG職人が歩む道でわかる「ベクシル」というソフトの成り立ちと歩む方向●だから曽利文彦氏は監督なのだ。国内の評価?「そんなの関係ねぇ(小島よしお)」とばかりに世界への道を歩いていってほしい。
2007/08/31(金) 15:55:59 | わかりやすさとストーリー
日本のアニメのクオリティの高さは文句なく世界を制します。この「ベクシル」は、ある意味とても日本的。映像もコンセプトもお話作りもほんとうによかった!でも、いつから、滅び美学が日本アニメいや、日本のSFの要になったんだろう?思いっきり書きたいのでここからネタ
2007/08/31(金) 20:31:27 | 茅kaya日記
今週の平日休みの映画鑑賞は日本のアニメ。より実写に近い3Dアニメってやつで、予告編を見てて、ちょっと興味持ってた作品。海外での反響もいいみたいで、オファーが殺到とか。
2007/09/06(木) 03:36:57 | ひらりん的映画ブログ
人ごとの できるかぎりの 蝶の舞 昨今のアニメの独自なワールド(技術的にも徒党的にも)、いろいろ込み入っているようで純粋鑑賞者の知らないところで事情がたくさんあるようで、知らずして語ると、普通の映画鑑賞のスタンスでいくと、火の粉がどこからか降ってきそう
2007/09/11(火) 06:52:59 | 空想俳人日記
今回はベクシル -2077 日本鎖国-を観てきました。呪怨 パンデミックのように声優が最悪じゃなければいいけど・・・。
2007/09/12(水) 21:40:30 | よしなしごと
「ピンポン」の曽利文彦監督作品。ハイテク技術を駆使して鎖国を強行した日本を舞台に描く近未来SFサスペンス。鎖国により秘密のベールに包まれた日本の内情を探るため潜入を図った米国特殊部隊の女性兵士ベクシルが目の当たりにする恐るべき陰謀とそれに立ち向かうベクシ..
2007/09/13(木) 22:46:48 | しょうちゃんの映画ブログ
ほぼ実写にみえるリアルな背景と
ほとんどゲームな登場人物に
最後まで慣れませんでした
_| ̄|○
「ベクシル-2077日本鎖国-」通常版
全然関係ないんですが
ふと携帯をみると
?...
2008/03/26(水) 14:58:31 | Screen saver☆
{/hiyoko_cloud/}青山テルマは、正司歌江(照江でも花江でも可)に似ていると思っているピロEKです{/face_ase2/}。
ですから、彼女がTVで「カワイイ」などと評されていると違和感{/face_ase1/}。
さて、本日は映画レビューです。
「ベクシル2077日本鎖国」
(監督?...
2008/04/20(日) 15:36:42 | ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
あらすじ2067年、世界市場を独占した日本は、国際的な反発が強まる中ハイテク技術を駆使した“鎖国”を強行し、国交を断絶した。10年後、米国特殊部隊“SWORD”の女兵士ベクシルが日本に極秘潜入し、驚くべき真実を目の当たりにする・・・。感想『ピンポン』の曽利...
2008/09/26(金) 23:48:34 | 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ
2067年。
日本は歴史上二度目となる鎖国体勢に突入する。
映画中の日本は鎖国政策を敷いている。これは現政治へのメッセージなのか、それともSF少年の戯れなのか。後者のほうだろう、と思いたい。
猛烈な吹雪の中を、SWORDの軍用飛行船が飛んでいた。
...
2009/03/30(月) 15:30:26 | 映画と写真のブログ
2067年。
日本は歴史上二度目となる鎖国体勢に突入する。
鎖国政策を敷く日本。これは、反日的なメッセージだろうか。それともSF少年の戯れだろうか。後者であると願いたい。
猛烈な吹雪の中を、SWORDの軍用飛行船が飛んでいた。
飛行船の中には、すで...
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