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北極のナヌー・・・・・評価額1700円
2007年11月04日 (日) | 編集 |
ナショナルジオグラフィック製作の素晴しいドキュメンタリー作品。
「北極のナヌー」というタイトルから、かわいいいクマの物語だと思う人もいるだろうが、原題は「Arctic Tale」で、直訳すると「北極物語」となるだろうか。
クマが主役ではあるが、北極に生きる生命全般を描いた作品である。

作品の軸となるのはホッキョクグマのナヌーと、セイウチのシーラ
ナヌーとは、イヌイット語でホッキョクグマを意味する、ナヌークという言葉からとられているという。
映画は、同じ春に生まれたこの二頭の雌の7年に及ぶ成長を追いながら、温暖化によって年々生存環境が厳しくなる北極の現実を描いている。
海面温度が上昇すると、ホッキョクグマの狩場である氷原の氷が薄くなり、狩が出来なくなる。
またセイウチにとっても、十分な強度のある氷が無ければ体を休める事が出来ないし、アザラシにとっては子育てのための氷の隙間が使えないので、危険な氷上に子供を放置しなければならない。
泳げないホッキョクギツネは移動すらままならなくなる。
 
今年の夏は北極の氷原が、過去に例がないくらいに縮小し、そのペースは科学者の予測よりも10年も早いという。
我々がニュースで耳にしても、漠然としたイメージしか描けないこの温暖化の現実を、映画は実際にそこに生きる生命の物語として、圧倒的な映像の説得力で教えてくれる。

近年では人々も温暖化慣れしてしまったのか、一部では北極の氷が消滅する事を見越して、氷がなくなれば資源や航路の開発が可能になり、悪いことばかりではない、などとする論調まで出ている。
はたして本当にそうなのか。
映画に登場する自然とそこに暮らす動物たちは、荘厳で美しい。
このまま放置して、この世界が消滅してしまうのを、指を咥えて黙って見ている事が本当に正しいのだろうか。
ホッキョクグマが死滅しても、我々の生活には関係ないかもしれない。
北極の油田が開発されれば、しばらくの間ガソリンは安くなるかもしれない。

しかし、この作品で、薄く張った氷の上で狩が出来ずに立ち尽くすナヌーたちの姿は、明日の人類の姿と見る事も出来る。
この星はひとつの大きなシステムであり、北極で起こっていることは、必ず何らかの形で私たちに降りかかってくるのだと思う。
日本は温暖化の影響が比較的弱い地域であり、危機感は全体的に薄いのかもしれない。
温暖化によって失われるものを、今ひとつイメージできない人は、是非この作品を観て欲しい。
人類は今までも多くのものを失ってきたし、大抵の場合失ってから悔いているのだ

「北極のナヌー」が描いているテーマはとてもシビアだが、その映像は素晴しく、語り口も決して説教臭くない。
観客は自然にナヌーとシーラに感情移入しながら、共感を持って彼らの生きる現実を学び、一個の生命として大切な何かを感じるだろう。
ホッキョクグマとセイウチの寿命は共に30年近くあるという。
願わくば、10年後、20年後にナヌーやシーラ、そして彼女らの子供達のその後の姿が観たい。
それまでこの美しい世界が存在できていればなのだが・・・・

今回は、ナヌーにちなんでカクテルの「スノーホワイト」をチョイス。
「スノーホワイト」は「白雪姫」の事だが、ナヌーは女の子なので、正しく氷原の白いお姫様・・・、というかあの貫禄は雪の女王というべきか。
アップルワイン30mlとウォッカ15ml、グレナデンシロップを1tspをシェイクして、クラッシュドアイスを詰めたグラスに注ぐ。
本来はスライスしたりんごを添えるが、他の果物でも良い。
荘厳な氷原の女王たちに乾杯。

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