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2007年12月01日 (土) | 編集 |
日本アルプス山中に墜落した、米軍のステルス爆撃機の積荷を巡る山岳アクション。
予告編を観たときから、何となく「ホワイトアウト」に「亡国のイージス」を足して2で割った様な映画だなあと思っていたが、実際出来上がった映画もそんな感じ。
雪山を舞台としたスケールの大きなサスペンスとしてそれなりに楽しめるものの、作劇のディテールが甘く、やたらと冗長な構成のせいもあって、大味で間延びした印象の大作となってしまった。
著名な戦場カメラマンだった西崎(大沢たかお)は、イラク戦争の経験からトラウマを抱え、作品を発表できなくなっていた。
学生時代から続けていた山に逃げ込んだ西崎は、妻の病気すら気付くことが出来ず、みすみす死なせてしまい、たった一人の息子も妻の妹である雑誌記者の有沢慶子(竹内結子)と共に東京に去ってしまった。
ある日、西崎は北アルプスの山中で、墜落する赤い光を撮影するが、それは米軍のステルス爆撃機B5だった。
その機体には日本には本来あってはならない「爆弾」が搭載されていた事から、回収のために自衛隊の特殊部隊が送り込まれるが、同時に正体不明の武装集団も北アルプスに潜入していた。
後輩の新聞記者の落合(玉木宏)と共に山に入った西崎は、武装集団の襲撃を受け、事態を東京の慶子に知らせようとするのだが・・・・
敵は例によって東アジアの某国。
決して国名は出さないものの、近年の日本映画において、往年のハリウッド映画におけるソ連並みの悪役となってしまった某国だが、今回も都合の良い悪役として大活躍だ。
もっとも、その都合よさに頼った物語はかなり荒っぽく、辻褄の合わない部分だらけ。
そもそも、何故某国の工作員が核爆弾を起爆しようとするのが謎。
祖国上空を好き勝手に飛行する米軍に破壊工作をするのはまあ理解できるが、日本に特殊部隊を送り込んで核爆弾を爆発させたりしたら、確実に滅びるのは某国の方だと思うんだけど・・・
それにB5がアルプスに墜落したのは偶然のはずなのに、某国の工作部隊が何で自衛隊よりも米軍よりも早く、何十人もの完全武装した部隊を現地に展開できるのかも謎。
しかも地の利の無いはずの日本アルプスで、何であんなに強いのかはもっと謎(笑
原作は高嶋哲夫のベストセラー小説なのだが、原作ではもうちょっとマシな処理をしているのだろうか。
まあ、このあたりは全体から見たらほんの些細な部分なのだが、ディテールが甘いのは某国の描写だけではない。
物語はご都合主義が目立ち、サスペンスとしての作劇もあまり上手くない。
決定的なのは、核爆弾の起爆を阻止するためのキーアイテムを竹内結子が手に入れるのが早すぎる事で、せめてこのアイテムの正体を隠しておけば良いものを、最初から説明しすぎてしまうので、以降の雪山での核爆発までのカウントダウンが全くスリリングにならない。
おまけに核爆発の阻止がクライマックスなのかと思いきや、その後に再度危機が襲ってくるというダブルクライマックスの構造なので、後半部分がやたらと冗長だ。
本来ならここは、ミックスしてしまって、畳み掛けるようにスリルとアクションを釣瓶打ちすべきで、そこに切り札としてキーアイテムの存在があるべきなのではないか。
もっとも、そうしなかった理由も何となくわかる。
これは良くも悪くも日本映画で、ノーテンキなアクションだけではなくて、色々と言いたい事が多いのだ。
語るべきテーマ性を持っているという、その事自体は良いのだが、結果的にテーマ表現を主人公たちの会話に頼ってしまっているがために、ちょこっとアクションしては語り、またアクションしては語りと肝心のクライマックスの描写がダラダラしているせいで、言いたい事もぶつ切り状態になってしまい、アクション同様に印象に残らない。
俳優たちが総じて好演しているので余計に勿体無いのだが、キャラクターの行動原理は判りやすいものの、観客が知っておくべきインフォメーションの殆ど全てが台詞でしか表現されていないので、表層的なことこの上ない。
脚本の長谷川康夫と飯田健三郎は「ホワイトアウト」や「亡国のイージス」を担当した人。
なんだやっぱり最初の印象どおりじゃないか。
この二本もキャラクターがステロタイプで底が浅く、かつサスペンス部分のディテールがスカスカで白けてしまったが、今回も全く同じことが言える。
正直言ってこの二人の脚本家は、この手の作品に全く向いてないと思うのだが、何でテロリストが出てくるアクションというと毎度この人選なのか理解に苦しむ。
脚本が浅いなら、演出でそれをフォローする作りこみを見せて欲しいところだが、成島出監督の演出にもディテールへのこだわりはあまり見られない。
特に終盤、主人公がカメラを銃に持ち換える瞬間は、物語のテーマ性を考えれば精神的クライマックスとも言えるシーンなのに、そこに何の演出も無く、あっさりとスルーされてしまったのには正直言って驚いた。
あれ?テーマ語るためにこんなにダラダラと語らせていたんじゃないの?それなのにもっとも映画的な瞬間はスルー??
この無神経な演出を見る限り、テーマらしいことはとりあえず言ってみただけとしか思えない。
だったら初めから、ハリウッド的なノーテンキなアクション映画を目指せばよかったんじゃなかろうか。
「ミッドナイト・イーグル」は、「真夜中の鷲」というタイトル通りに、北アルプスの暗闇の中で着地点を見失って墜落してしまった様な映画だ。
設定の面白さと、雪山というロケーション、そしてそれなりにキャラクターを確立している俳優たちの好演で、何とか飽きずには見られるものの、あれもこれもと詰め込んだ結果、あらゆる意味で中途半端という勿体無い作品となってしまった。
長大な原作から取捨選択し、映画として何を描くかビジョンを明確にしておけば、テーマ性に振るにしてもアクションに振るにしても、もう少しスッキリとした作品になったと思うのだけど。
今回は北アルプスに擁かれた飛騨の地酒をチョイス。
アルプスの伏流水で仕込まれた、原田酒造の「山車 純米吟醸 超辛口 雷吟」は日本酒度+15という超辛口。
とはいっても過剰に辛さを追求しているわけでは無く、適度なコクを残しつつスッキリとした切れ味の鋭い酒だ。
今ひとつクリアでない映画の後味を、シャープに彩ってくれる。
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予告編を観たときから、何となく「ホワイトアウト」に「亡国のイージス」を足して2で割った様な映画だなあと思っていたが、実際出来上がった映画もそんな感じ。
雪山を舞台としたスケールの大きなサスペンスとしてそれなりに楽しめるものの、作劇のディテールが甘く、やたらと冗長な構成のせいもあって、大味で間延びした印象の大作となってしまった。
著名な戦場カメラマンだった西崎(大沢たかお)は、イラク戦争の経験からトラウマを抱え、作品を発表できなくなっていた。
学生時代から続けていた山に逃げ込んだ西崎は、妻の病気すら気付くことが出来ず、みすみす死なせてしまい、たった一人の息子も妻の妹である雑誌記者の有沢慶子(竹内結子)と共に東京に去ってしまった。
ある日、西崎は北アルプスの山中で、墜落する赤い光を撮影するが、それは米軍のステルス爆撃機B5だった。
その機体には日本には本来あってはならない「爆弾」が搭載されていた事から、回収のために自衛隊の特殊部隊が送り込まれるが、同時に正体不明の武装集団も北アルプスに潜入していた。
後輩の新聞記者の落合(玉木宏)と共に山に入った西崎は、武装集団の襲撃を受け、事態を東京の慶子に知らせようとするのだが・・・・
敵は例によって東アジアの某国。
決して国名は出さないものの、近年の日本映画において、往年のハリウッド映画におけるソ連並みの悪役となってしまった某国だが、今回も都合の良い悪役として大活躍だ。
もっとも、その都合よさに頼った物語はかなり荒っぽく、辻褄の合わない部分だらけ。
そもそも、何故某国の工作員が核爆弾を起爆しようとするのが謎。
祖国上空を好き勝手に飛行する米軍に破壊工作をするのはまあ理解できるが、日本に特殊部隊を送り込んで核爆弾を爆発させたりしたら、確実に滅びるのは某国の方だと思うんだけど・・・
それにB5がアルプスに墜落したのは偶然のはずなのに、某国の工作部隊が何で自衛隊よりも米軍よりも早く、何十人もの完全武装した部隊を現地に展開できるのかも謎。
しかも地の利の無いはずの日本アルプスで、何であんなに強いのかはもっと謎(笑
原作は高嶋哲夫のベストセラー小説なのだが、原作ではもうちょっとマシな処理をしているのだろうか。
まあ、このあたりは全体から見たらほんの些細な部分なのだが、ディテールが甘いのは某国の描写だけではない。
物語はご都合主義が目立ち、サスペンスとしての作劇もあまり上手くない。
決定的なのは、核爆弾の起爆を阻止するためのキーアイテムを竹内結子が手に入れるのが早すぎる事で、せめてこのアイテムの正体を隠しておけば良いものを、最初から説明しすぎてしまうので、以降の雪山での核爆発までのカウントダウンが全くスリリングにならない。
おまけに核爆発の阻止がクライマックスなのかと思いきや、その後に再度危機が襲ってくるというダブルクライマックスの構造なので、後半部分がやたらと冗長だ。
本来ならここは、ミックスしてしまって、畳み掛けるようにスリルとアクションを釣瓶打ちすべきで、そこに切り札としてキーアイテムの存在があるべきなのではないか。
もっとも、そうしなかった理由も何となくわかる。
これは良くも悪くも日本映画で、ノーテンキなアクションだけではなくて、色々と言いたい事が多いのだ。
語るべきテーマ性を持っているという、その事自体は良いのだが、結果的にテーマ表現を主人公たちの会話に頼ってしまっているがために、ちょこっとアクションしては語り、またアクションしては語りと肝心のクライマックスの描写がダラダラしているせいで、言いたい事もぶつ切り状態になってしまい、アクション同様に印象に残らない。
俳優たちが総じて好演しているので余計に勿体無いのだが、キャラクターの行動原理は判りやすいものの、観客が知っておくべきインフォメーションの殆ど全てが台詞でしか表現されていないので、表層的なことこの上ない。
脚本の長谷川康夫と飯田健三郎は「ホワイトアウト」や「亡国のイージス」を担当した人。
なんだやっぱり最初の印象どおりじゃないか。
この二本もキャラクターがステロタイプで底が浅く、かつサスペンス部分のディテールがスカスカで白けてしまったが、今回も全く同じことが言える。
正直言ってこの二人の脚本家は、この手の作品に全く向いてないと思うのだが、何でテロリストが出てくるアクションというと毎度この人選なのか理解に苦しむ。
脚本が浅いなら、演出でそれをフォローする作りこみを見せて欲しいところだが、成島出監督の演出にもディテールへのこだわりはあまり見られない。
特に終盤、主人公がカメラを銃に持ち換える瞬間は、物語のテーマ性を考えれば精神的クライマックスとも言えるシーンなのに、そこに何の演出も無く、あっさりとスルーされてしまったのには正直言って驚いた。
あれ?テーマ語るためにこんなにダラダラと語らせていたんじゃないの?それなのにもっとも映画的な瞬間はスルー??
この無神経な演出を見る限り、テーマらしいことはとりあえず言ってみただけとしか思えない。
だったら初めから、ハリウッド的なノーテンキなアクション映画を目指せばよかったんじゃなかろうか。
「ミッドナイト・イーグル」は、「真夜中の鷲」というタイトル通りに、北アルプスの暗闇の中で着地点を見失って墜落してしまった様な映画だ。
設定の面白さと、雪山というロケーション、そしてそれなりにキャラクターを確立している俳優たちの好演で、何とか飽きずには見られるものの、あれもこれもと詰め込んだ結果、あらゆる意味で中途半端という勿体無い作品となってしまった。
長大な原作から取捨選択し、映画として何を描くかビジョンを明確にしておけば、テーマ性に振るにしてもアクションに振るにしても、もう少しスッキリとした作品になったと思うのだけど。
今回は北アルプスに擁かれた飛騨の地酒をチョイス。
アルプスの伏流水で仕込まれた、原田酒造の「山車 純米吟醸 超辛口 雷吟」は日本酒度+15という超辛口。
とはいっても過剰に辛さを追求しているわけでは無く、適度なコクを残しつつスッキリとした切れ味の鋭い酒だ。
今ひとつクリアでない映画の後味を、シャープに彩ってくれる。

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この記事へのコメント
ノラネコさんこんにちは、
確かに中途半端でした~、感動とまではいかなかったです。
原作は読んでないけど映画化するほどのものだったんでしょうかねー。そもそも。。。。^^:
期待もしてなかったのでそこそこかな☆^^
確かに中途半端でした~、感動とまではいかなかったです。
原作は読んでないけど映画化するほどのものだったんでしょうかねー。そもそも。。。。^^:
期待もしてなかったのでそこそこかな☆^^
ノラネコさんこんばんわ♪TB有難うございました♪
上映時間の関係もあると思いますが、やっぱり原作の映画化って難しいですねぇ・・。切り詰めちゃうと原作ファンにも呆れられて、初見の人にも中途半端と見られてしまう・・・脚本や監督の手腕も左右されるジャンルなんでしょうね~原作モノって(^^;)
それに本作って確か日米同時公開な作品だったはずなので、アメリカでは今頃酷評のオンパレードになってるかも・・?(汗
上映時間の関係もあると思いますが、やっぱり原作の映画化って難しいですねぇ・・。切り詰めちゃうと原作ファンにも呆れられて、初見の人にも中途半端と見られてしまう・・・脚本や監督の手腕も左右されるジャンルなんでしょうね~原作モノって(^^;)
それに本作って確か日米同時公開な作品だったはずなので、アメリカでは今頃酷評のオンパレードになってるかも・・?(汗
>migさん
原作は面白いらしいのですよね。
映画での突っ込みどころは一体どういう風に処理されているんでしょう。
読んでないのでなんとも言えませんが、脚色としては失敗といえるんじゃないでしょうか。
>メビウスさん
アメリカでは大都市での単館公開ですけど、いくつか評を見た限りでは、それほど酷評もされてないんですよね。
軍事サスペンスという海外で公開される邦画のジャンルとしては珍しい作品の中で、日本人の精神性が見えるあたりが目新しい様です。
まあこれを日本人の精神と思われても困りますが。
原作は面白いらしいのですよね。
映画での突っ込みどころは一体どういう風に処理されているんでしょう。
読んでないのでなんとも言えませんが、脚色としては失敗といえるんじゃないでしょうか。
>メビウスさん
アメリカでは大都市での単館公開ですけど、いくつか評を見た限りでは、それほど酷評もされてないんですよね。
軍事サスペンスという海外で公開される邦画のジャンルとしては珍しい作品の中で、日本人の精神性が見えるあたりが目新しい様です。
まあこれを日本人の精神と思われても困りますが。
2007/12/01(土) 19:27:21 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ノラネコさん、こんばんは!
やはり僕もご都合主義が目についてしまいました。
ダブルクライマックスも二度目がとても冗長で、かつ退屈という感じでちょっと辛かったです。
拾い物は吉田栄作さんでした。
けっこう渋くてカッコいい役が似合いますね。
やはり僕もご都合主義が目についてしまいました。
ダブルクライマックスも二度目がとても冗長で、かつ退屈という感じでちょっと辛かったです。
拾い物は吉田栄作さんでした。
けっこう渋くてカッコいい役が似合いますね。
>はらやんさん
吉田栄作はあまりにも印象が違いすぎて、クレジット見るまで誰だか判らなかったんですよね。
あんな渋い感じの俳優になっていたとは驚きでした。
全体に役者は好演していて、彼らのおかげで何とか見られたという印象です。
吉田栄作はあまりにも印象が違いすぎて、クレジット見るまで誰だか判らなかったんですよね。
あんな渋い感じの俳優になっていたとは驚きでした。
全体に役者は好演していて、彼らのおかげで何とか見られたという印象です。
2007/12/01(土) 19:51:11 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
いつも思うのですが、
日本映画が「超大作」のふれこみで
この手の映画を作ると、
いつも大味になってしまいますよね。
不思議だなあ。
日本映画が「超大作」のふれこみで
この手の映画を作ると、
いつも大味になってしまいますよね。
不思議だなあ。
>えいさん
やはり企画・脚本というプリプロダクションにお金と時間をかけないからではないでしょうか。
特に脚本にかける労力に関しては歴然としてますよね。
小さな映画なら何とかなっても、こういう複雑かつ綿密な推敲が必要な作品は、ハリウッドとの差が露骨にでてしまうのでしょう。
やはり企画・脚本というプリプロダクションにお金と時間をかけないからではないでしょうか。
特に脚本にかける労力に関しては歴然としてますよね。
小さな映画なら何とかなっても、こういう複雑かつ綿密な推敲が必要な作品は、ハリウッドとの差が露骨にでてしまうのでしょう。
2007/12/02(日) 00:45:36 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
TB&コメントありがとうございました。
致命的なまでにリアリティに欠けた作品でした。ここまでディテールのなってない作品も珍しいです。それを逆手にとって荒唐無稽な娯楽作に仕上げてくれればこっちも満足できたのに、結局最後まで興奮する事無く終わってしまいました。
政府関係者や自衛隊員がこの映画を観てどんな感想を抱くが気になります。
『亡国のイージス』は好きなんですけどねぇ。役者陣がとにかく渋くて。あれ?じゃあ脚本は関係ないか。そういう視点で見返したら評価が変わるかもしれません。
致命的なまでにリアリティに欠けた作品でした。ここまでディテールのなってない作品も珍しいです。それを逆手にとって荒唐無稽な娯楽作に仕上げてくれればこっちも満足できたのに、結局最後まで興奮する事無く終わってしまいました。
政府関係者や自衛隊員がこの映画を観てどんな感想を抱くが気になります。
『亡国のイージス』は好きなんですけどねぇ。役者陣がとにかく渋くて。あれ?じゃあ脚本は関係ないか。そういう視点で見返したら評価が変わるかもしれません。
>えめきんさん
もうちょっとしっかりと検証すれば良いのにと思いました。
気になり始めるとそればっかり気になって、話に入れなくなりますよね。
辻褄が合ってない映画なんてたくさんありますが、それを観てる間に気付かせたらダメですね。
もうちょっとしっかりと検証すれば良いのにと思いました。
気になり始めるとそればっかり気になって、話に入れなくなりますよね。
辻褄が合ってない映画なんてたくさんありますが、それを観てる間に気付かせたらダメですね。
2007/12/04(火) 00:23:29 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
山好きとして、厳しい冬山に挑戦しつつ、テロリストとも対決せざるを得ない、ジャーナリストとしての本能を呼び覚まされた主人公のギリギリの決断!・・・・が見たかったんですけど。
全部ダメでした。まず厳しく無い山で萎えました。
あとはまあ、頑張ってください。と覚めた目で最後まで見てました。
全部ダメでした。まず厳しく無い山で萎えました。
あとはまあ、頑張ってください。と覚めた目で最後まで見てました。
>くまんちゅうさん
山の凄さがあんまり伝わってきませんでしたよね。
まあそれだけじゃなくて、あらゆる部分が中途半端でしたけど。
日本の山岳映画というと、印象的だったのはずいぶん昔に観た「植村直巳物語」です。
ヒマラヤまでロケした作品で、お話は正直いってゆるかったですけど、映像はまるでドキュメンタリーみたいな迫力がありました。
山の凄さがあんまり伝わってきませんでしたよね。
まあそれだけじゃなくて、あらゆる部分が中途半端でしたけど。
日本の山岳映画というと、印象的だったのはずいぶん昔に観た「植村直巳物語」です。
ヒマラヤまでロケした作品で、お話は正直いってゆるかったですけど、映像はまるでドキュメンタリーみたいな迫力がありました。
2007/12/08(土) 00:41:49 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
トラバ返しありがとうございました! 「読んだ!観た!喰った!」のべっちと申します。
・・・・が、せっかくトラックバックしていただいたのに、当方では文字化けしておりました(T_T)。
よろしければもう一度張っていただければ、文字化け分は削除いたします。
ともあれ、またよろしくお願いいたします。
・・・・が、せっかくトラックバックしていただいたのに、当方では文字化けしておりました(T_T)。
よろしければもう一度張っていただければ、文字化け分は削除いたします。
ともあれ、またよろしくお願いいたします。
>べっちさん
お知らせありがとうございます。
先ほど再度tbしてみたのですが、やはり文字化けしてしまう様です。
たまにある現象ですが、原因がわからないので困りますね。
すみませんが、重複して文字化けしてしまった分は削除してください。
お知らせありがとうございます。
先ほど再度tbしてみたのですが、やはり文字化けしてしまう様です。
たまにある現象ですが、原因がわからないので困りますね。
すみませんが、重複して文字化けしてしまった分は削除してください。
2007/12/12(水) 01:13:39 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
>ノラネコさん
再度のTB、お手数かけました。相性ってどうしようもありませんね。対応しておきました。
さて、少しは映画の話。
すでに語りつくされているようですが、もしもし編集しなおすことが許されるなら、東京のシーンだけでつないだら(雪山はテレビを通してのみ)ゾクゾクするような逸品になるんじゃないかと夢想いたします。
役者は結構良かったんだから。
ま、「サスペンス巨編」にはなりませんがね。
再度のTB、お手数かけました。相性ってどうしようもありませんね。対応しておきました。
さて、少しは映画の話。
すでに語りつくされているようですが、もしもし編集しなおすことが許されるなら、東京のシーンだけでつないだら(雪山はテレビを通してのみ)ゾクゾクするような逸品になるんじゃないかと夢想いたします。
役者は結構良かったんだから。
ま、「サスペンス巨編」にはなりませんがね。
>べっちさん
お手数おかけしました。
>東京のシーンだけでつないだら
う~ん、どうでしょうね。
見えない部分をどう処理するか。
第三次世界大戦の危機を、大統領執務室だけで描いたシドニー・ルメットの「未知への飛行」という名作がありましたが、編集を含めて、あれだけのセンスはこの監督には無さそうな気も・・・
お手数おかけしました。
>東京のシーンだけでつないだら
う~ん、どうでしょうね。
見えない部分をどう処理するか。
第三次世界大戦の危機を、大統領執務室だけで描いたシドニー・ルメットの「未知への飛行」という名作がありましたが、編集を含めて、あれだけのセンスはこの監督には無さそうな気も・・・
2007/12/12(水) 23:46:22 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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許せないまま、死なせない。もう、誰も失いたくない。
2007/12/02(日) 15:12:26 | ひるめし。
北アルプスを舞台にした山岳アクション映画「ミッドナイトイーグル (MIDNIGH
2007/12/02(日) 17:50:50 | Wilderlandwandar
新作映画「ミッドナイトイーグル」米軍戦略爆撃機、通称ミッドナイトイーグルが北アルプスで消息を絶ち、自衛隊特殊部隊がただちに出動する。元戦場カメラマンだった西崎優二(大沢たかお)と後輩で新聞記者の落合信一郎(玉木宏)も北アルプスに。(続きを読む)ミッドナイト
2007/12/03(月) 07:13:53 | My First
本当ですか!新作映画「ミッドナイトイーグル」米軍戦略爆撃機、通称ミッドナイトイーグルが北アルプスで消息を絶ち、自衛隊特殊部隊がただちに出動する。元戦場カメラマンだった西崎優二(大沢たかお)と後輩で新聞記者の落合信一郎(玉木宏)も北アルプスに。(続きを読む)
2007/12/03(月) 08:38:35 | モンスターハンター3 ps3 wii カプコン スマブラ
このまえは、「三丁目」に夕日を見に行って、ちょっと心温まってきました。今回は、なんと「北アルプス」まで遠出してきました [:グッド:]すんごく、寒かったです…[:雪:]ある晩、米軍の戦略爆撃機“ミッドナイトイーグル”が、北アルプスの上空で消息を絶った。そのころ、
2007/12/03(月) 22:59:13 | じゅずじの旦那
原作:高嶋哲夫 「ミッドナイトイーグル」=米軍のB5ステルス爆撃機 個人評価 ★★★ 『 映画雑感 』
2007/12/04(火) 00:13:14 | cinema days 『映画な日々』
人気ブログランキングの順位は?日本滅亡のカウントダウンが始まった。あと48時間。猛吹雪の北アルプスで、男たちは命を懸けた。愛するひとを守る。ただ、そのためだけに。もう、誰も失いたくない。
2007/12/05(水) 22:42:30 | ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!
またもや雑誌編集長の石黒賢。
2007/12/07(金) 00:06:38 | ネタバレ映画館
これだけストレートな感想も久しぶりだな。ちなみに「カネ返せ!」って、まぁそりゃアチキに返してくれてもいいんだけど、それ以上に出資者に返せ、ってことね。
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いや?...
2007/12/10(月) 04:31:07 | 読んだ!観た!喰った!
監督/成島出 脚本/長谷川康夫・ 飯田健三郎 原作/高嶋哲夫
公開/2007年11月23日 上映時間/131分 配給/松竹
音楽/小林武史 主題歌/Bank Ban...
2007/12/10(月) 21:19:08 | +++ Candy Cinema +++
(2007年:松竹・ユニヴァーサル/監督:成島 出) 高嶋哲夫原作のポリティカル・サスペンスを、「油断大敵」「フライ・ダディ・フライ」の成島出監督により映画化。 成島出は脚本家とし
2007/12/14(金) 22:27:05 | お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法
★★☆……★は5個で満点。☆は0.5点です。レディスデーで、何を見るか迷ったんだけど……ちょっと後悔。ま、《玉木宏》を見に行ったって事で折合いを付けることにしたけど。f(^^;)ストーリーはすっきりと判りやすく、スケールもそこそこでかい。でも、感動したって言う...
2007/12/20(木) 10:30:52 | MINT ROOM
意外や意外の面白さ!新春第2弾は、コレまた珍しい邦画です。
2008/01/03(木) 19:24:33 | My Favorite Things
111.ミッドナイト・イーグル■制作:松竹■製作年・国:2007年、日本■上映時間:131分■鑑賞日:12月28日、新宿ジョイシネマ(歌舞伎町)■公式HP:ここをクリックしてください□監督:成島出□脚本:長谷川康夫、飯田健三郎□原作:高嶋哲夫□製作:松本輝起...
2008/02/04(月) 21:35:58 | KINTYRE’SDIARY
2007年:日本
原作:高嶋哲夫
監督:成島出
出演:大沢たかお、石黒賢、玉木宏、袴田吉彦、大森南朋、竹内結子、藤竜也、吉田栄作
かつて世界中で活躍した戦場カメラマンの西崎は、人生を見失い、独り厳冬の北アルプスに登り星空を撮り続ける日々を送っていた。そん...
2008/07/02(水) 06:00:17 | mama
今月、北アルプス、涸沢テント泊行く予定です!
ミッドナイトイーグル スタンダード・エディションposted with amazlet at 08.08.01ジェネオン エンタ...
2008/08/02(土) 10:54:39 | ぁの、アレ!床屋のぐるぐる回ってるヤツ!
高嶋哲夫の同名ミステリー小説を原作とした雪山を舞台にしたサスペンスアクション。先日、テレビで放映されていたのを録画して見ました!
監督は成島出、キャストは大沢たかお、玉木宏、竹内結子、吉田栄作、袴田吉彦、大森南朋他。
<あらすじ>
戦場カメラマンとして活...
2009/03/22(日) 22:55:40 | Yuhiの読書日記+α
「252 生存者あり」にもあった、どうしようもなさが・・
2010/02/16(火) 13:48:56 | 心の栄養♪映画と英語のジョーク
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