2006年01月05日 (木) | 編集 |
あけましておめでとうございます。
新年の一発目は角川春樹の起死回生の一打。
実妹の辺見じゅんのノンフィクション「男たちの大和」の映画化だ。
どうもヒットしているらしい。
大和世代からヤマト世代まで、その象徴性と悲劇的最後も相俟って、戦艦大和の物語はたぶん日本人の琴線に触れる部分があるんだろう。
正直言って、角川春樹と佐藤純彌って取り合わせは80年代で終わってる気がするし、ひたすらセンチメンタルなバカ映画なんだろうなあと思いつつ観に行った。
物語は現在から始まる。
戦後60年目の2005年。
戦艦大和の生き残りで、漁師として世捨て人の様に生きてきた神尾克己の元に、一人の女性が現れる。
彼女は大和で神尾の上官だった内田二曹の娘で、どうしても大和が沈んだ海に行きたいという。
戸惑いながらも彼女の要求を受け入れ、大和最後の海へと向かう神尾の脳裏に、昭和17年から20年にかけて、大和の中間達と共に過ごした激動の時代が蘇る・・・・
原作は未読だが、現在を基点に過去を回想するという手法は、まあ「タイタニック」と「プライベート・ライアン」をパクって・・・いや参考にしたのだろう。
映画全体も、上記二本の強い影響の元に作られているのは一目瞭然だ。
過ぎ去った60年前の過去を、現在の物語として蘇らせる。
ありきたりではあるが、映画的な文法としては正しい。
ただ本家の二本と違って、あまり成功しているとは言えない。
せっかく現在のフィルターをかけて過去を見るという文法で描いてるのに、「男たちの大和」には現在の視点が見えない。
この映画でライアン二等兵に当たる役は仲代達也なんだけど、彼自身があまりにも強烈な戦争体験のせいで、昭和20年で思考停止してしまってる設定なんで、結局映画のどこにも現在の視点はないのだ。
最後の最後で「何で60年も生かされてきたのか理由が判った」という台詞があるのだが、たった一言で片付けられてもねえ。
わたしゃ全然判らなかったよ。
仲代達也の戦後より、孤児を集めて11人も育て上げたという設定の、中村獅童演じる内田二曹の戦後の方がよほど興味深い。
設定だけで描かれてないんだけどね。(笑
本来この映画におけるテーマは「現在から眺めた大和とその時代とは」って事なんだろうけど、元々の映画の仕掛けが機能不全に陥っているので、何が言いたいのか全然判らない。
「ああ、激しく辛かったが、純粋で美しかったわが青春」という単なるセンチメンタルな泣かせ映画になってしまってるんではという予感的中。 (まあ泣ければ良いという人には良いかもしれない)
テーマが見えず、愛する者との別離と死という判りやすい泣かせのシチュエーションだけになってしまってる。
勿論それがテーマを描き出していれば、それでも良いのだが、中途半端に群像劇にしてしまってるだけに、個々を描くエピソードが断片的で弱い。
愛する者を守るため、あるいは新生日本の礎になるため、など劇中では幾つかの「死ぬ理由」が語られる。
でもねえ、正直言って無謀な戦争で死ぬしかない状況に置かれてしまったので、ヤケクソでそう思うしかなかった様にしか見えなかった。
大体映画ではあの戦争の意味も何も語られてないんだから、納得出来る死など描ける訳が無い。
登場人物達は、目の前の敵との戦いについては考え語っても、誰一人として戦争その物の意味には触れない。
「俺たちは新しい日本の礎になるために散る、それでイイではないか」とか言われても説得力無い。
右系の人に怒られるかも知れないが、私ならイヤだよ。散りたい人は勝手に散ってください。
少なくとも無能な為政者に皮肉の一つも言って散るね。
「いや、ヤケクソでもそう思うしかなかった時代だったんだ!」という意見もあるだろうが、それならはじめから現在を基点になどしなければ良かったのだ。
実際に60年前に生きた人々が、この映画に出てくるほど単純に死を受け入れた訳じゃないだろう。
彼らには「プライベート・ライアン」に描かれていたように、それぞれプライベートな戦う理由があった(又は見つけた)はずだし、もちろん中には映画の様に無理やり自分を納得させて死地へ赴いた人もいるだろう。
だが、六十年後に作られたこれは、当時の人々の個々の人生へのリスペクトというよりも、現代人の懐古趣味が勝ってしまったように思える。
劇中やたらと米軍の記録映像が出てくるのだが、この扱いのテキトーさを見ても、歴史的事実を描写する事への真摯さは全く見られない。
タイトルロールの「大和」もあまりキャラが立っているとは言えない。
でかいセットを作ったは良いけど、甲板ばっかり出てくるので、艦の全体像、若者たちを抱く「大和という存在」があまり見えない。
このあたりも「タイタニック」とのセンスの差が一目瞭然になってしまう。
全体に「男たちの大和 YAMATO」は、映画自体が時代遅れの巨大戦艦そのものだ。
映画としては破綻したB級映画だが、象徴性でなんとか持っているという感じだった。
さて、なんか正月の酔いも醒めてしまったけど、戦艦大和には日本酒の「加茂鶴」が乗っていたらしく、この映画でも乗組員が呑んでるシーンがある。
「加茂鶴」自体は広島のおいしいお酒なんでオススメ。
映画で泣けた人には勿論、泣けなかった人には口直しの一杯として良いかも。
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純米 加茂鶴 1900円
新幹線大爆破 佐藤純彌のこれは傑作
新年の一発目は角川春樹の起死回生の一打。
実妹の辺見じゅんのノンフィクション「男たちの大和」の映画化だ。
どうもヒットしているらしい。
大和世代からヤマト世代まで、その象徴性と悲劇的最後も相俟って、戦艦大和の物語はたぶん日本人の琴線に触れる部分があるんだろう。
正直言って、角川春樹と佐藤純彌って取り合わせは80年代で終わってる気がするし、ひたすらセンチメンタルなバカ映画なんだろうなあと思いつつ観に行った。
物語は現在から始まる。
戦後60年目の2005年。
戦艦大和の生き残りで、漁師として世捨て人の様に生きてきた神尾克己の元に、一人の女性が現れる。
彼女は大和で神尾の上官だった内田二曹の娘で、どうしても大和が沈んだ海に行きたいという。
戸惑いながらも彼女の要求を受け入れ、大和最後の海へと向かう神尾の脳裏に、昭和17年から20年にかけて、大和の中間達と共に過ごした激動の時代が蘇る・・・・
原作は未読だが、現在を基点に過去を回想するという手法は、まあ「タイタニック」と「プライベート・ライアン」を
映画全体も、上記二本の強い影響の元に作られているのは一目瞭然だ。
過ぎ去った60年前の過去を、現在の物語として蘇らせる。
ありきたりではあるが、映画的な文法としては正しい。
ただ本家の二本と違って、あまり成功しているとは言えない。
せっかく現在のフィルターをかけて過去を見るという文法で描いてるのに、「男たちの大和」には現在の視点が見えない。
この映画でライアン二等兵に当たる役は仲代達也なんだけど、彼自身があまりにも強烈な戦争体験のせいで、昭和20年で思考停止してしまってる設定なんで、結局映画のどこにも現在の視点はないのだ。
最後の最後で「何で60年も生かされてきたのか理由が判った」という台詞があるのだが、たった一言で片付けられてもねえ。
わたしゃ全然判らなかったよ。
仲代達也の戦後より、孤児を集めて11人も育て上げたという設定の、中村獅童演じる内田二曹の戦後の方がよほど興味深い。
設定だけで描かれてないんだけどね。(笑
本来この映画におけるテーマは「現在から眺めた大和とその時代とは」って事なんだろうけど、元々の映画の仕掛けが機能不全に陥っているので、何が言いたいのか全然判らない。
「ああ、激しく辛かったが、純粋で美しかったわが青春」という単なるセンチメンタルな泣かせ映画になってしまってるんではという予感的中。 (まあ泣ければ良いという人には良いかもしれない)
テーマが見えず、愛する者との別離と死という判りやすい泣かせのシチュエーションだけになってしまってる。
勿論それがテーマを描き出していれば、それでも良いのだが、中途半端に群像劇にしてしまってるだけに、個々を描くエピソードが断片的で弱い。
愛する者を守るため、あるいは新生日本の礎になるため、など劇中では幾つかの「死ぬ理由」が語られる。
でもねえ、正直言って無謀な戦争で死ぬしかない状況に置かれてしまったので、ヤケクソでそう思うしかなかった様にしか見えなかった。
大体映画ではあの戦争の意味も何も語られてないんだから、納得出来る死など描ける訳が無い。
登場人物達は、目の前の敵との戦いについては考え語っても、誰一人として戦争その物の意味には触れない。
「俺たちは新しい日本の礎になるために散る、それでイイではないか」とか言われても説得力無い。
右系の人に怒られるかも知れないが、私ならイヤだよ。散りたい人は勝手に散ってください。
少なくとも無能な為政者に皮肉の一つも言って散るね。
「いや、ヤケクソでもそう思うしかなかった時代だったんだ!」という意見もあるだろうが、それならはじめから現在を基点になどしなければ良かったのだ。
実際に60年前に生きた人々が、この映画に出てくるほど単純に死を受け入れた訳じゃないだろう。
彼らには「プライベート・ライアン」に描かれていたように、それぞれプライベートな戦う理由があった(又は見つけた)はずだし、もちろん中には映画の様に無理やり自分を納得させて死地へ赴いた人もいるだろう。
だが、六十年後に作られたこれは、当時の人々の個々の人生へのリスペクトというよりも、現代人の懐古趣味が勝ってしまったように思える。
劇中やたらと米軍の記録映像が出てくるのだが、この扱いのテキトーさを見ても、歴史的事実を描写する事への真摯さは全く見られない。
タイトルロールの「大和」もあまりキャラが立っているとは言えない。
でかいセットを作ったは良いけど、甲板ばっかり出てくるので、艦の全体像、若者たちを抱く「大和という存在」があまり見えない。
このあたりも「タイタニック」とのセンスの差が一目瞭然になってしまう。
全体に「男たちの大和 YAMATO」は、映画自体が時代遅れの巨大戦艦そのものだ。
映画としては破綻したB級映画だが、象徴性でなんとか持っているという感じだった。
さて、なんか正月の酔いも醒めてしまったけど、戦艦大和には日本酒の「加茂鶴」が乗っていたらしく、この映画でも乗組員が呑んでるシーンがある。
「加茂鶴」自体は広島のおいしいお酒なんでオススメ。
映画で泣けた人には勿論、泣けなかった人には口直しの一杯として良いかも。

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新幹線大爆破 佐藤純彌のこれは傑作
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この記事へのコメント
あけましておめでとうございます。このたびはTBありがとうございました。今後ともよろしくお願いします!
私はあまり邦画を見ない方でした。どうも見る目が厳しくなってしまうのですが(汗)、とても的を得たレビューに感心いたしました。
ちょっとTVドラマ的な域を感じてしまったのですが、原作を書いた方の想いを感じて素直に泣きました(苦笑)
加茂鶴…おいしいですよね!
最後は皆やけくそになって騒いでましたっけ…(爆)
私はあまり邦画を見ない方でした。どうも見る目が厳しくなってしまうのですが(汗)、とても的を得たレビューに感心いたしました。
ちょっとTVドラマ的な域を感じてしまったのですが、原作を書いた方の想いを感じて素直に泣きました(苦笑)
加茂鶴…おいしいですよね!
最後は皆やけくそになって騒いでましたっけ…(爆)
新年初っ端からかなり厳しい評価をつけましたね(笑)ブログ立ち上げ以来の低評価ですかね。私はCMしか見ていませんが、それを見ていると「良さそうだなぁ」と思っていましたが、この評価を読んでドン引きしました(笑)ってな訳でキングコング行ってきます!
>charlotteさん
こちらこそ今年もよろしくおねがいします。
私的にこの映画で残念だったのは、せっかく「現在から俯瞰した大和とその時代」を描く構成を作っているのに、実際に出来た物は25年前の「連合艦隊」と大して変わらなかったって事ですかね。
「連合艦隊」をもう一回作るならそれでも良いんですけど、それなら現在の部分はむしろ邪魔で、結局何が言いたいのかよく判りませんでした。
監督の視点も、自分が描きたい事と企画者の意図との間でぶれてたんじゃないでしょうか。
>HebimetasanMさん
そうですね。
「大停電」と「グリム」と同一最下位ですね。
実は最初1100円を付けてたんですけど、米軍のガンカメラ映像の使い方の無頓着さで100円引きました。
でもこういう映画は人によって色々感じ方に差があると思いますから、映画としての評価だけじゃないとは思います。
従軍経験者の祖父(故人)が観たら、たぶん泣いただろうなと思います。
こちらこそ今年もよろしくおねがいします。
私的にこの映画で残念だったのは、せっかく「現在から俯瞰した大和とその時代」を描く構成を作っているのに、実際に出来た物は25年前の「連合艦隊」と大して変わらなかったって事ですかね。
「連合艦隊」をもう一回作るならそれでも良いんですけど、それなら現在の部分はむしろ邪魔で、結局何が言いたいのかよく判りませんでした。
監督の視点も、自分が描きたい事と企画者の意図との間でぶれてたんじゃないでしょうか。
>HebimetasanMさん
そうですね。
「大停電」と「グリム」と同一最下位ですね。
実は最初1100円を付けてたんですけど、米軍のガンカメラ映像の使い方の無頓着さで100円引きました。
でもこういう映画は人によって色々感じ方に差があると思いますから、映画としての評価だけじゃないとは思います。
従軍経験者の祖父(故人)が観たら、たぶん泣いただろうなと思います。
こんにちは。
私は何も考えず号泣でしたが、ノラネコさんのレビューを読んでいて、なるほど一理あるなと思いました。
が、私は、恥ずかしながら日頃から戦争についてあまり考えることもなく、大和についてもあまり知らなかったので、戦争について考える良い機会になりました。
私は何も考えず号泣でしたが、ノラネコさんのレビューを読んでいて、なるほど一理あるなと思いました。
が、私は、恥ずかしながら日頃から戦争についてあまり考えることもなく、大和についてもあまり知らなかったので、戦争について考える良い機会になりました。
コメントありがとうございます。
やっぱり世代間の差はあると思いますね。それでもこれを見てみんな同じことを思うところがあるのでその思いを共有できるところはいいことだと思いますね。
やっぱり世代間の差はあると思いますね。それでもこれを見てみんな同じことを思うところがあるのでその思いを共有できるところはいいことだと思いますね。
2006/01/07(土) 17:36:22 | URL | 〇美屋 #-[ 編集]
途中で日本映画にありがちな失敗作かなと思ってしまったけど、・・フト周りをみるとすすり泣く人、目頭を押さえる人の多いこと、思わずもらい泣きってカンジで、わけの分からない感動もきたのでまぁヨシとしました。
>toeさん
戦争映画の存在価値の一つに、考えるきっかけになるというのがあると思います。
映画としての出来不出来だと辛い評価になりますが、その意味ではタイムリーな映画だったと思います。
>〇美屋さん
そうですね、色々感じるところはある映画でした。
私の祖父は、子供の頃よく戦争体験の話をしてくれました。
ある世代の人にとっては、映画が代弁してくれてる思いもあるのでしょうね。
戦争映画の存在価値の一つに、考えるきっかけになるというのがあると思います。
映画としての出来不出来だと辛い評価になりますが、その意味ではタイムリーな映画だったと思います。
>〇美屋さん
そうですね、色々感じるところはある映画でした。
私の祖父は、子供の頃よく戦争体験の話をしてくれました。
ある世代の人にとっては、映画が代弁してくれてる思いもあるのでしょうね。
>たけちゃさん
私は泣けなかったけど、これで泣けてしまうという心理も判るんです。
理性と感情は別って事かもしれません(笑
私は泣けなかったけど、これで泣けてしまうという心理も判るんです。
理性と感情は別って事かもしれません(笑
こんばんは。先日はウチにいらしていただきありがとうございました。
こちらの各記事とも言霊遣い的に見逃せない内容で、非常に感銘を受けました。
ということで、突然ですが本音を書きます。
ウチのブログの議論でも多少触れたんですが、個人的にはあの鈴木京香の妙なカタさというか、アンドロイドくささが非常に印象に残りました。役のイメージを内面で固めきれないまま撮影に臨まざるを得なかったのかとかそういう現実的な諸事情はさておいて、実はホントにアンドロイドという設定だったりしたら故フィリップ・K・ディック先生もビックリの極上展開だったのにのー、と惜しまれてなりません。漁船の上で何の説明もなく首がもげて、また元通りになるとか。ああ、いかん、ついヴィジュアルで想像してしまった。これは絶対見たい!(爆)
たぶんそれ、海の向こうでタランティーノ監督は絶賛してくれるに違いないですけど、国内的には火ダルマでしょうねー。おっほほほ。
以上、今週の「邦画活性化妄想計画」でした!
ではでは失礼いたします~♪
こちらの各記事とも言霊遣い的に見逃せない内容で、非常に感銘を受けました。
ということで、突然ですが本音を書きます。
ウチのブログの議論でも多少触れたんですが、個人的にはあの鈴木京香の妙なカタさというか、アンドロイドくささが非常に印象に残りました。役のイメージを内面で固めきれないまま撮影に臨まざるを得なかったのかとかそういう現実的な諸事情はさておいて、実はホントにアンドロイドという設定だったりしたら故フィリップ・K・ディック先生もビックリの極上展開だったのにのー、と惜しまれてなりません。漁船の上で何の説明もなく首がもげて、また元通りになるとか。ああ、いかん、ついヴィジュアルで想像してしまった。これは絶対見たい!(爆)
たぶんそれ、海の向こうでタランティーノ監督は絶賛してくれるに違いないですけど、国内的には火ダルマでしょうねー。おっほほほ。
以上、今週の「邦画活性化妄想計画」でした!
ではでは失礼いたします~♪
>桜樹ルイ16世さん
どうもありがとうございます。
そちらのブログの記事も、実に興味深い考察をしていらっしゃって、とても面白かったです。
確かに鈴木京香のキャラクターは、妙に硬くてロボットっぽかったですね(笑
私が観ながら特に違和感を感じたのは、彼女が「北緯三十度四三分、東経一二八度四分」という数字を何度も何度も繰り返す事です。
自然な会話ではまずあり得ませんよね。
最初は情報として正確な場所を言っても、二度目からは「大和が沈んだ海」でいいはずで、数字に拘ったのはリアルな人間を描くよりも、数字の象徴性を重視したからでしょう。このしつこいセリフからも「ああ、この人たちは人間を描きたいんじゃなくて、特定の理念を描きたいだけなんだ」と思いました。
そう思うと、スーッと感情が引いていって妙に客観的に鑑賞してしまいました。
まあ、彼女が本当にアンドロイドって設定なら、相当強烈な作品になった事は間違いなしでしょう。
オクラ入り間違いなしですが(爆
ん~、でもタランティーノとかギリアムとかリンチとか、そういうタブー破りをやりそうな映画作家は海外にはいますな・・・
どうもありがとうございます。
そちらのブログの記事も、実に興味深い考察をしていらっしゃって、とても面白かったです。
確かに鈴木京香のキャラクターは、妙に硬くてロボットっぽかったですね(笑
私が観ながら特に違和感を感じたのは、彼女が「北緯三十度四三分、東経一二八度四分」という数字を何度も何度も繰り返す事です。
自然な会話ではまずあり得ませんよね。
最初は情報として正確な場所を言っても、二度目からは「大和が沈んだ海」でいいはずで、数字に拘ったのはリアルな人間を描くよりも、数字の象徴性を重視したからでしょう。このしつこいセリフからも「ああ、この人たちは人間を描きたいんじゃなくて、特定の理念を描きたいだけなんだ」と思いました。
そう思うと、スーッと感情が引いていって妙に客観的に鑑賞してしまいました。
まあ、彼女が本当にアンドロイドって設定なら、相当強烈な作品になった事は間違いなしでしょう。
オクラ入り間違いなしですが(爆
ん~、でもタランティーノとかギリアムとかリンチとか、そういうタブー破りをやりそうな映画作家は海外にはいますな・・・
私も過去回想にしたわりには何て言うか深みも無かったし微妙だなぁと思いました。
っその設定自体が上手く生かされてないなぁと。
でも普段は考えることのないことを考えられたのでよしでした!
っその設定自体が上手く生かされてないなぁと。
でも普段は考えることのないことを考えられたのでよしでした!
>なななさん
>設定自体が上手く生かされてないなぁと。
そうなんですよね。
むしろ現在は無いほうが潔かったのでは?と思ってしまいました。
過去の物語を現在に引き寄せようとしたんでしょうけど、上手くいってませんでした。
でも考えるきっかけになるのは良い事だと思います。
>設定自体が上手く生かされてないなぁと。
そうなんですよね。
むしろ現在は無いほうが潔かったのでは?と思ってしまいました。
過去の物語を現在に引き寄せようとしたんでしょうけど、上手くいってませんでした。
でも考えるきっかけになるのは良い事だと思います。
TBありがとう。
佐藤監督も「北京原人」の酷評で、角川プロデューサーも、出所して、失うものがなにもなくなったのかなという、感じはあります。
戦艦大和をテーマにした作品はいくつもあります。けど、予算が中途半端な戦争ものでした。
この映画の発端は、たぶん昭和60年の「大和」発見だろうと思います。そこで、今回の経度と緯度がはじめて確認された。そのプロジェクトの委員長が辺見さんで、事務局長が角川氏。沈没地点で、はじめて大和を確認し、鎮魂式が出来たわけですね。
そこからまた、本格的に辺見さんは、生き残りの兵士や家族を訪ね歩くわけです。それを纏めたのが、「男たちの大和」であり、史実のベースとなったのが吉田満さんの「戦艦大和の最後」他の著作ですね。
僕個人は、映画論がどうより、戦後60年の節目に、ともあれ、300万人以上の老若男女を映画館に向かわせたということ、そして、この60年の検証作業のひとつのアウトプットなんだ、ということで、評価したいと思います。
佐藤監督も「北京原人」の酷評で、角川プロデューサーも、出所して、失うものがなにもなくなったのかなという、感じはあります。
戦艦大和をテーマにした作品はいくつもあります。けど、予算が中途半端な戦争ものでした。
この映画の発端は、たぶん昭和60年の「大和」発見だろうと思います。そこで、今回の経度と緯度がはじめて確認された。そのプロジェクトの委員長が辺見さんで、事務局長が角川氏。沈没地点で、はじめて大和を確認し、鎮魂式が出来たわけですね。
そこからまた、本格的に辺見さんは、生き残りの兵士や家族を訪ね歩くわけです。それを纏めたのが、「男たちの大和」であり、史実のベースとなったのが吉田満さんの「戦艦大和の最後」他の著作ですね。
僕個人は、映画論がどうより、戦後60年の節目に、ともあれ、300万人以上の老若男女を映画館に向かわせたということ、そして、この60年の検証作業のひとつのアウトプットなんだ、ということで、評価したいと思います。
>kimion20002000さん
佐藤監督も角川プロデューサーも背水の陣で挑んだ作品でしょう。
作品的には高く評価出来ませんが、検証作業としてこう言う作品を作る事の意義はあると思います。
ただ真摯な姿勢を内容にも反映させて欲しかったですね。
佐藤監督も角川プロデューサーも背水の陣で挑んだ作品でしょう。
作品的には高く評価出来ませんが、検証作業としてこう言う作品を作る事の意義はあると思います。
ただ真摯な姿勢を内容にも反映させて欲しかったですね。
つらすぎました。
戦争映画はつらすぎてちょっと苦手です。
でも、思っていたよりは感情移入ができませんでした・・・。
ノラネコさんが書いているようなことが理由の1つだと思います。
戦争映画はつらすぎてちょっと苦手です。
でも、思っていたよりは感情移入ができませんでした・・・。
ノラネコさんが書いているようなことが理由の1つだと思います。
>ひめさん
キャラクターが表層的過ぎて、あの時代を生きた人、あるいはあの時代を引きずっている人という現実感があまり感じられませんでした。
戦争の一面の痛みは描かれているとは思いますが、あまり深くは無いですね。
キャラクターが表層的過ぎて、あの時代を生きた人、あるいはあの時代を引きずっている人という現実感があまり感じられませんでした。
戦争の一面の痛みは描かれているとは思いますが、あまり深くは無いですね。
初カキコ
「俺たちは新しい日本の礎になるために散る、それでイイではないか」とか言われても説得力無い。
右系の人に怒られるかも知れないが、私ならイヤだよ。散りたい人は勝手に散ってください。
少なくとも無能な為政者に皮肉の一つも言って散るね。
この言葉はおかしい
実際に乗組員が言った言葉ですし
そもそもなんで私散りたくない()なんて言葉が出てくるんでしょう
その頃の人たちはそれで日本が救えるならと散って行ったんじゃありませんか
その言葉を言った人間に失礼だと思いますが何か
「俺たちは新しい日本の礎になるために散る、それでイイではないか」とか言われても説得力無い。
右系の人に怒られるかも知れないが、私ならイヤだよ。散りたい人は勝手に散ってください。
少なくとも無能な為政者に皮肉の一つも言って散るね。
この言葉はおかしい
実際に乗組員が言った言葉ですし
そもそもなんで私散りたくない()なんて言葉が出てくるんでしょう
その頃の人たちはそれで日本が救えるならと散って行ったんじゃありませんか
その言葉を言った人間に失礼だと思いますが何か
2011/11/18(金) 09:51:04 | URL | 匿名 #-[ 編集]
>匿名さん
これは映画です。
現実と混同してはいけません。
史実を元にしているものの、作家か主題を盛り込み俳優がキャラクターを演じる作り物です。
実際の言葉が使われていたとしても、それをどんな気持ちで言ったかなど本人にしかわからないのですから、映画の台詞と重ねるのはナンセンス。
単に下手くそな映画の中で台詞に何の説得力も無いのが問題なのです。
これは映画です。
現実と混同してはいけません。
史実を元にしているものの、作家か主題を盛り込み俳優がキャラクターを演じる作り物です。
実際の言葉が使われていたとしても、それをどんな気持ちで言ったかなど本人にしかわからないのですから、映画の台詞と重ねるのはナンセンス。
単に下手くそな映画の中で台詞に何の説得力も無いのが問題なのです。
2011/11/18(金) 15:15:35 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ほう
確かにそうかもしれませんね
無理やりねじ込んだのではないかという違和感もありましたし
言った人を侮辱したのかと
確かにそうかもしれませんね
無理やりねじ込んだのではないかという違和感もありましたし
言った人を侮辱したのかと
2011/11/19(土) 00:20:09 | URL | 匿名 #-[ 編集]
>匿名さん
実際にこの言葉を言った人がいたとしても、その真意は永遠にわかりません。
映画を観て言えるのは、あくまでも映画の評価であって、現実に存在した人の評価ではありません。
戦争で亡くなった人にはそれこそ人数分だけ理由があったはずで、それは最大限リスペクトすべきです。
が、映画は所詮現在の作り手による再現劇に過ぎず、それは史実とは別次元で創作物として批判の対象になるべきだというのが私のスタンスです。
実際にこの言葉を言った人がいたとしても、その真意は永遠にわかりません。
映画を観て言えるのは、あくまでも映画の評価であって、現実に存在した人の評価ではありません。
戦争で亡くなった人にはそれこそ人数分だけ理由があったはずで、それは最大限リスペクトすべきです。
が、映画は所詮現在の作り手による再現劇に過ぎず、それは史実とは別次元で創作物として批判の対象になるべきだというのが私のスタンスです。
2011/11/19(土) 00:51:22 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
成程
個人的には戦闘シーンは好きなんですがね
時代考証が違ったりしてますが
個人的には戦闘シーンは好きなんですがね
時代考証が違ったりしてますが
2011/11/19(土) 03:51:36 | URL | 匿名 #-[ 編集]
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「戦艦大和」存在は知っていましたが、日本史が嫌いな私はどの時代のことなのか知らずにいました。父が観たいと言っていたので、父と一緒に観に行ってきました。戦闘機の時代に日本が一生懸命作った戦艦大和。負ける戦争だと分かっていても戦わなければならなかった。...
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2006/01/06(金) 00:26:37 | CINEMA正直れびゅ <ネタバレアリ>
男たちの大和/YAMATO日本人なら、この映画を見て、泣け!誰はばかることなく、この男たちに、感謝と、賞賛と、哀悼の念を抱け!もう、最初から泣き、でした。沖縄に向かって出撃したのに、枕崎から、たったの200Kmのところで轟沈した大和。仲代達矢 さん、鈴木京....
2006/01/06(金) 00:27:34 | 猫姫じゃ
これが、今年最後の映画。 邦画だったっていうのが、自分では結構意外だけど、またしても号泣しちゃった。 私、戦争モノは苦手なので、泣くとは思ってなかったんだけどね~。 <STORY> 鹿児島県枕崎の漁港で、神尾(仲代達矢)は内田真貴子(鈴木京香)に依頼され戦艦大和
2006/01/06(金) 00:30:17 | toe@cinematiclife
■ストーリー なんか、タイタニックみたいな始まり方(回想)だと思ったら、 やはり最後までタイタニックみたい(ネックレスを捨てる→散骨)だった。 この話は、実在する、大和の乗組員の生存者の話を元に構成されているが、 結局、何を言いたかったの
2006/01/06(金) 00:41:12 | うぞきあ の場
新春はやはり邦画で…ということで「男たちの大和」を見に行って参りました。桜…日本の美学の象徴なんだろうか。ここでは人が潔く散っていく様が生々しく描き出されていた。「潔さ」・・・これは私が男性に対しどこか求めてしまうところ。武士道精神は日本の美学の一つであ
2006/01/06(金) 00:45:07 | シャーロットの涙
【監督】佐藤純彌【出演】反町隆史/中村獅童/鈴木京香/松山ケンイチ/蒼井優/長島一茂/渡哲也/寺島しのぶ/白石加代子/仲代達矢/他【公開日】2005/12.17【製作】日本【ス
2006/01/06(金) 00:57:58 | シネマをぶった斬りっ!!
尾道で戦艦大和の映画用セットを原寸大(艦首から190mまで)で作成しているというニュースは随分前から流れていたので興味があった。 物語は戦後60年、ちょうど大和が沈んだその海のその日に真貴子(鈴木京香)が亡き父の散骨のために船を探すシーンから始まる。そこに
2006/01/06(金) 02:50:45 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~
2005年の終わりに届けられた力強い戦争映画。
2006/01/06(金) 10:02:44 | Akira's VOICE
文化通信速報12/20から。「男たちの大和/YAMATO」について。2日間の全国興行成績は、動員26万5542人、興行収入3億4328万円。「鉄道員(ぽっぽや)」=興収37億円の動員比168%、
2006/01/06(金) 10:41:35 | 映画館ブログ
[ 男たちの大和 YAMATO ]@吉祥寺で鑑賞。今年最初の映画は、邦画と決めていたので迷わず[ 男たちの大和 YAMATO ]を観ることに。作家辺見じゅんが大和の生存者や遺族に膨大な取材を行い書き上げたドキュメント「男たちの大和」の映画化。監督は佐藤純彌。今までには[
2006/01/06(金) 12:39:06 | アロハ坊主の日がな一日
8割男性。2割女性。そんな中で見たのにすすり泣きがたくさん聞こえました。ちょっと低いすすり泣きがたくさん・・・ちょっと難点は何だか感動の余韻が残らなかったって言うか色んな人が出てくるから感動場面で場面が移り変わるのが早いような気がしました。ぶつっぶつっと切
2006/01/06(金) 15:21:52 | 映画を観たよ
今回の映画は「男たちの大和」です。先週はロードオブウォー見て、今回大和を見たのですがどちらがメッセージ性の強くだしてるかといったらかといったらロードオブウォーのほう強かったと思います。大和の場合、反戦のメッセージを前面に出す
2006/01/06(金) 15:48:12 | ○美屋の日々
年末に『男たちの大和』を観てきました。戦争映画っていうと、死にゆくオトコたちの映画で泣きは確実だろうなと、ハンカチ握り締めてイスに座ったの。毎年、戦時中ドラマや映画が製作されるけどあずさが一番涙したのが、『火垂るの墓』と『さとうきび畑の唄』かな。『火....
2006/01/06(金) 16:37:13 | バツイチあずさ -出会い系 やる気マンマン-
男たちの大和/YAMATO上映時間 2時間25分監督 佐藤純彌出演 反町隆史 中村獅童 鈴木京香 松山ケンイチ 新橋の金券ショップ街で900円で売っていたので迷わず購入。そして本日渋谷に見に行った。 やはり客層は年配の方が多かった。戦争を知らない子供は...
2006/01/06(金) 17:52:20 | メルブロ
夫が「男たちの大和/YAMATO」の前売券を一枚もらってきました。いつものように、「観た~い!」とまきあげ・・・じゃなかった、もらって、本日観てまいりました。夫は、昨日から海外出張していて、機内で新作映画を観ているハズだから、まぁ、いいかな(都合のいい言い訳)
2006/01/06(金) 21:34:49 | まぁず、なにやってんだか
「敵機は、1秒間に160mの速さで突っ込んでくる。死んだら戦えん!生き抜くために、戦うんだ!」1945年4月6日3333名の男たちは、最強最大の不沈戦艦大和と共に、決戦の海へと向かった・・・「大和は沖縄に行くんじゃろ。死んじゃら...
2006/01/06(金) 23:49:31 | ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!
「男たちの大和」★★★☆反町隆史、中村獅童、松山ケンイチ主演佐藤純彌監督、2005年日本あえて言うなら無駄な死を目にして悔しくて堪らなかった。無駄な死というより無残なと言い換えた方が正しいのか。戦争に行くということは死ぬかもし...
2006/01/07(土) 09:20:29 | soramove
第307回★★☆(劇場)(政治的発言含まれるので、ご注意あそばせ) 長渕剛は今年行ったライブでこう発言した。「最近は国旗を掲げると『右』だとか『左』だとかうるさく言う輩がいて、自分の国を愛することを声高々と言えなくなっているが、それなら俺....
2006/01/07(土) 09:25:16 | まつさんの映画伝道師
製作国:日本公開:2005年12月17日監督:佐藤純彌音楽:久石譲出演:反町隆史、中村獅童、仲代達矢、鈴木京香、松山ケンイチ、長島一茂、渡哲也 ほか平日の仕事帰りに、立川シネマシティで鑑賞。ストーリーはこんな感じ。昭和19年の春、戦艦大和に乗り込...
2006/01/07(土) 12:02:23 | 外部デバイスへの記録
<戦後60周年記念作品>と銘打たれた戦争巨編!! 嗚呼、日本男児たるもの、これを観ずにいられましょうか!!! ということで観てきました。うーむ、困ったな。なぜ困ったのかというと、まったくグッと来なかった! のであります。うーむ、 Oh! イッツ・ザ・非国
2006/01/07(土) 21:25:00 | ~Aufzeichnungen aus dem Reich~ 帝国見聞録
タイトル:男たちの大和/YAMATO 全国東映系ロードショージャンル:戦後X周年記念邦画大作/2005年/148分映画館:京都・福知山スカラ座(146席)鑑賞日時:2005年12月17日(土)初日,13:00~ 50人私の満足度:70% オススメ度:70% <感想>日本の戦争もの大作のお涙頂戴的
2006/01/08(日) 11:27:13 | もっきぃの映画館でみよう
「男たちの大和 YAMATO」は17日から公開なんですが、この映画やこの映画をベタ褒めしちゃってるINDYならば、当然初日の初回に観に行くだろうって思ってました?いや、そんな事気にしてないしとかそう言う意見は馬耳東風でいくとして、ああ、もちろん行ったとも!例
2006/01/09(月) 20:27:34 | 欧風
以前、遙が紹介した岩国ニューセントラルに『男たちの大和/YAMATO』を観に行ったところ、戦艦大和が鎮座しており、その撮影に成功しました♪※(関連記事)岩国ニューセントラルでもヲタク割引!高水高等学校付属中学校3年有志が制作した「1/100スケール戦艦大
2006/01/10(火) 18:05:15 | 萌えきすとらBLOG
今年一本目の邦画は俺たちの大和にしました。前々から長渕の『CLOSE YOUR EYES』が耳について早く見なくては洗脳されてしまう~って思っていた映画です。それに反町隆史のファンなんですよね。昭和19年の春。特別年少兵として戦艦大和に乗り込んだ神尾たちは、憧れの...
2006/01/12(木) 15:34:24 | Alice in Wonderland
『男たちの大和 YAMATO』公式HPはこちら 2005年4月、戦艦大和沈没60周年の年、ある女(鈴木京香)が鹿児島県枕崎の漁師・神尾(仲代達矢)に大和が沈んだ場所まで舟を出してほしいと懇願した。真貴子を乗せた小型漁船を走らせているうちに神尾の脳裏にも60年前の出
2006/01/12(木) 17:59:33 | 映画と秋葉原とネット小遣いと日記
『男たちの大和 YAMATO』(2005 / 日本 / 佐藤純彌) Text By 仙道 勇人 昨年2005年は戦後60年という節目の年ということで、本作はそれを記念するするために製作された作品である。太平洋戦争を題材にした作品は、8月15日の終戦の日に合わせて、テレビで放映されることが毎
2006/01/23(月) 12:11:44 | I N T R O+blog
この映画のロケは広島で行われたらしく、家のお姉ちゃんは「セット見てきたよ~」と言ってました。開映前にあきちゃんと話しながら「今日はちょっと年齢層が高め???」なーんて言ってみました。前回の試写会「ザスーラ」は高校生とかがメインターゲットの雑誌主催の試写会
2006/02/04(土) 19:32:42 | ワンダーあーちゃん(*´∇`*)
久しぶりに劇場で映画を二本見てきました。今月3日に『Mr.&Mrs.スミス』を見に行って以来3週間ぶりです。(金欠の為なんですが・・・)まずは『男たちの大和』。
2006/02/05(日) 12:00:38 | xina-shinのぷちシネマレビュー?
なんか、興行収入50億見込んでるらしいので・・・遅まきながら観てみる事に。ひらりん、戦争映画苦手なんだけどなぁ・・・・・・・・・・。
2006/02/09(木) 03:40:46 | ひらりん的映画ブログ
「金は出すから、観て来い」2月10日ぐらいで上映も終わりになっている映画「男たちの大和」をひょんなことから観に行くことになった。戦争体験者=海軍入隊者にとっては特に感慨深い作品のようだ。偶然にもこの日、ラジオで月亭八方が、この映画の話をしていて「泣けた」。
2006/02/11(土) 01:06:43 | かきなぐりプレス
自動車学校に設置されていた情報発信テレビで、ひたすらCMしていた映画。 基本的に平和主義者なので、戦争モノはあまり好かないが、出てくる女の子の仕草がかわいらしく、長渕の魂を感じさせる歌が印象的で気になっていた。 movixがメンズデイで1000円だったので、観てきま
2006/02/19(日) 19:25:57 | Let's enjoy!失業生活!!
>男たちの大和長い長い逡巡と辛い辛い悔恨の日々を経て、ついに我が国も「まっとうな」戦争映画を手にする事が出来る・・・はずだった。下を向いて過去に頭を踏みつけられるのではなく、前を向いて過去を自ら受け止める事が出来る・・・はずだった。次元の異なるしがらみに
2006/02/20(月) 23:13:24 | TRUE-TIME WEB-LOG
今日は『男たちの大和/YAMATO』を観てきた。 《私のお気に入り度:★★★★★》 座席数407の
2006/02/22(水) 22:25:54 | しましまシネマライフ!
集中砲火を浴びる大和が、伝承したかったことはなんだろう。小さい頃、父の書斎にあった一冊の写真記録集。横長のアルバムサイズで、海軍の太平洋戦争の記録であった。日本の連合艦隊をはじめ、主たる戦艦は、巡洋艦クラスまで収められていたが、やはり旗艦「大和」と姉妹艦
2006/04/24(月) 03:36:49 | サーカスな日々
辺見じゅんが戦艦大和の生存者や遺族などに取材をして書いた 第3回新田次郎文学賞を受賞したノンフィクション小説「男たちの大和」を原作に 監督・脚本を「人間の証明」「敦煌」などを手掛けた佐藤純彌が映画化。 世界最大最強を誇りながらも昭和20年4月、3000余命の乗組員
2006/05/26(金) 20:46:27 | 噂の情報屋
日下公人・伊藤洋一両氏の共著「上品で美しい国家」に、実にいいエピソードが載っていますので紹介させて頂きます。BLOGランキング参加中。ぽちっとご協力お願いします!m(._.)m
2006/05/27(土) 00:55:53 | 日々是桜
辺見じゅんのノンフィクションを「敦煌」の佐藤純彌監督が映画化した戦争スペクタクル・ドラマ。昭和20年4月、3000余命の乗組員とともに東シナ海に散った戦艦大和の壮絶な運命を描く。およそ6億円をかけて大和の原寸大のセットが組まれ、大きな話題に。反町隆史と中村獅...
2006/06/20(火) 12:23:13 | Extremelife
評価:★10点(満点10点) 監督:佐藤純彌主演:反町隆史 中村獅童 松山ケンイチ 仲代達也 蒼井優 鈴木京香2005年 145min大和の仲間こそ本当の戦友だった、、、昭和19年の春。特別年少兵として戦艦大和に乗り込んだ神尾(...
2006/08/15(火) 09:34:41 | Aのムビりまっ!!!(映画って最高☆)
★監督:佐藤純彌(2005年 日本作品) レンタルDVDにて鑑賞。 ★あらすじ(Yahoo!ムービー...
2006/09/07(木) 01:05:56 | 「朱雀門」という方法・第2章
男たちの大和 / YAMATOCAST:仲代達也、鈴木京香、松山ケンイチ、蒼井優、中村獅童、反町隆 他STORY:2005年4月、内田真喜子(鈴木京香)という女性が鹿児島県枕崎の港を訪れ、昭和20年に戦艦大和が沈んだ場所に連れて行って欲しいと漁師の神尾(仲代達也)に願い出る
2006/11/21(火) 10:55:31 | sweet* Days
男たちの大和 / YAMATO監督:佐藤純彌出演:反町隆史、中村獅童、鈴木京香、松山ケンイチ、渡辺大、内野謙太、仲代達矢...「もう会えない君を、守る。」【ストーリー】2005年4月、鹿児島県枕崎の漁港。老漁師の神尾
2006/12/06(水) 00:21:17 | ひめの映画おぼえがき
守り抜くと、誓った。死なないでと、祈った。
2006/12/17(日) 16:54:55 | ひるめし。
主演:反町隆史 中村獅堂 評価☆☆☆★★★ 内容:現在と過去を行き来しながら、大和の乗組員たちの死と行き様を描く大作。 感想:見終わって、日本映画の最近の大作では抜群の出来栄えだなと思いました。ストレートな話ですけど、とにかく熱いです!!感情に訴....
2007/01/14(日) 23:07:08 | 旭のほとりで
4月10日(火)◆407日目◆会社の先輩Wさんから『男たちの大和 YAMATO』がつまらないという話を聞く。日曜にテレビでやっていてそれを見たそうだ。わりと評判がいいだけに意外。ボクはそれまでこの作品を見る気がなかったが、逆に見てみたくなった。早速、TSUTAYAで借りて見
2007/05/27(日) 08:33:33 |
コレはいい意味で、学校のイベントなんかで映画鑑賞に行くのに、最適な映画でしょうね。
最近、”いい意味で”ってつけたら、なんでも許されると思っている節がありますが、コレは含みなくそぅ思ってます(*\'-\'*)エヘヘ
邦画好きさんの感想にありますように、戦?...
2008/08/06(水) 20:17:11 | ☆彡映画鑑賞日記☆彡
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