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2008年07月14日 (月) | 編集 |
今年は、タツノコプロのアニメ「マッハGoGoGo」が放送されて41年目にあたる。
このアニメにリアルタイムで胸躍らせたのは、多分私よりも少し上の世代ではないかと思うが、私も幼少の頃に再放送をそれなりにワクワクしながら観た記憶がある。
しかし現在の日本では、古いアニメの再放送がなかなか行われず、少なくとも若者の間では、ほぼ忘れ去られている作品だと思う。
一方で、これは日本アニメ史上、アメリカで最も成功した作品の一つである。
「スピード・レーサー」のタイトルで知られる英語版は、数十年の間繰り返し放送され、世代を超えて愛されてきた。
このタイトルを知らないアメリカ人は、まずいないと言っても良い。
もちろんウォシャウスキー兄弟も、子供の頃にアニメ板を夢中になって観た世代。
彼らによる今回の実写作品は、オリジナルのアニメ版とその時代への愛が満ち溢れ、良くも悪くもかなりの異色作となった。
スピード・レーサー(エミール・ハーシュ)は、レーシングカーデザイナーであるパパ・レーサー(ジョン・グッドマン)の一家に生まれた生粋のレーシングドライバー。
彼は、レース中に事故死した兄レックスの遺志をついで、チャンピオンを目指すが、あるときレース界を牛耳るローヤルトン工業のオーナー(ロジャー・アラム)からのスポンサーオファーを断った事から、卑劣な妨害工作を受ける。
冷酷な企業家たちがレースの結果をコントロールしているという実態を知ったスピードは、
不正を暴こうとする謎の男、レーサーX(マシュー・フォックス)と共に、八百長の証拠を握るテジョ・トゴーカーン(ピ)のチームで、過酷なラリーに挑むのだが・・・
これほど長所と短所が、わかりやすく見てとれる作品も少ないだろう。
ウォシャウスキー兄弟は、アニメ版が生まれた60年代末と、彼らが実際に作品に触れたのであろう70年代という時代性を、まさに「サイケデリック」としか言い様の無い強烈な色彩の中に再現しようとしている。
ある程度の年齢の人なら覚えているだろうが、この原色のネオンをスクリーン一杯にぶちまけたようなチカチカした映像は、70年代に一斉を風靡した映像作家、ロバート・エイブルの一連のCM作品そのものだ。
エイブルは、現在のCG全盛時代の基礎を作ったデジタル映像のパイオニアの一人であるが、ウォシャウスキー兄弟は「スピード・レーサー」のリメイクを通して、この偉大な映像作家と、彼が作り出した映像の時代に対しても深い敬意を表しているように見える。
まるで光と色だけで構成された様な世界観にしても、映像のコラージュのように展開して行く編集のスタイルにしても、これはウォシャウスキー兄弟によるエイブルの再解釈と言っても過言ではない。
もちろん彼らは、タツノコのアニメ版に対しても、深い愛情をもってデジタル世界での再構築に挑戦している。
内容的にも、驚くほどオリジナルに忠実であり、ファン納得のキャラクター造形はもちろん、アニメとほぼ同じレトロなデザインながら、ディテールを現代化することで説得力をもたせたマッハ号のデザイン、アニメ版のお約束描写の再現など、作者がいかにオリジナルを愛しているかは良く伝わってくる。
エンドクレジットの冒頭で、アメリカ版ではない、日本語版の主題歌をかけるあたり、タツノコの作り手への深いリスペクトを感じさせて、オリジナルをリアルタイムで観ているオールドファンなら、胸が熱くなるのではないだろうか。
もっとも、この作品の場合、長所と同じくらい短所も目立つのが残念。
脚本は練り込み不足が目立ち、135分もある上映時間は長すぎて中ダレしてしまう。
ファンの方には申し訳ないが、真田広之の出演シーンは全部カットしても全く問題無いし、コミックリリーフであるスプライトルとチムチムのギャグも少々しつこい。
何よりも、最初から最後まで同じ葛藤が繰り返されているだけなので、ドラマ的な起伏に乏しのだ。
もう少し物語を整理して、2時間以内に収めた方がスムーズになっただろうし、リズム感も出て観やすかっただろう。
また、肝心のレースシーンも、カットが細かすぎ、編集が懲りすぎているために、何が起こっているか、誰と誰が競っているのか良くわからない。
これでは、観ている人間が置いていかれてしまい、スリルを感じることが出来ない。
車自体が猛スピードで疾走しているのだから、演出はもう少し落ち着いて、しっかりと見せても良かったのではないか。
ただ、いくつかの海外批評サイトなどで、過剰にCGを意識させる映像がスリルを削いでいるという意見を見たが、それはちょっと違うと思う。
何しろオリジナルはセルアニメである。
人間は、文字通りの絵空事にすらスリルも興奮も感じることが出来るのであり、CGっぽいからスリルを感じないという事はあり得ない。
実写版「スピード・レーサー」の問題は、CGを意識させるか否かの画の問題ではなく、純粋にレースの見せ方、つまりは演出の問題である。
本作で、ウォシャウスキー兄弟が手本としたロバート・エイブルの演出スタイルは、ワクワクする華やかさはあるものの、手に汗握るスリルを演出するには向いていない。
色彩や質感などの画作りの基本的なセンスは、この作品を特長付ける強力なアクセントとなっているが、エキサイティングなレースムービーには映像のコラージュ的な美しさだけではなく、レースそのものをスリリングに見せる演出が必要であり、そのあたりを作者が掴めていなかったのが問題の根本だろう。
実写版「スピード・レーサー」は、「マトリックス」で、デジタルアクションの新しい扉を開けたウォシャウスキー兄弟が、彼らの映画的記憶の源流とも言うべき「マッハGoGoGo」とロバート・エイブルという二つの歴史的な存在へ大いなるオマージュを捧げた作品であり、幾つかの明確な問題点を抱えてはいるが、決してつまらない作品ではない。
物語そのものはベタベタではあるもののわかりやすく、キャラクターの感情表現までもあえてアニメ的に作られた世界観は、家族連れが安心して楽しめるだろう。
70年代のデジタル黎明期のビジュアルイメージを、最新の3DCGで再現したレトロモダンでサイケな映像は21世紀の現在においては逆に新鮮だ。
どうすればもっと良くなるのかが明らかなだけに、少々勿体無い感は否めないが、これはやはり劇場で楽しむべき作品だろう。
もっとも、「マトリックス・リローデッド」以来大味な感が付きまとうウォシャウスキー兄弟には、「バウンド」の頃の様なコンパクトでありながら濃密な物語の面白さを思い出して欲しいところだけど。
今回はタツノコプロの創設者である吉田兄弟にちなんで、出身地の京都のお酒。
月の桂の銘柄で知られる増田徳兵衛商店から、純米大吟醸の三年貯蔵古酒「藝」をチョイス。
古酒らしい琥珀色が美しい大吟醸は、濃厚なコクと旨みが楽しめ、名前の通りの芸術品である。
映画はここまでの完成度は無いが、古典的な作品をこれほど大胆な映像で再生するというチャレンジ精神は高く評価したい。
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このアニメにリアルタイムで胸躍らせたのは、多分私よりも少し上の世代ではないかと思うが、私も幼少の頃に再放送をそれなりにワクワクしながら観た記憶がある。
しかし現在の日本では、古いアニメの再放送がなかなか行われず、少なくとも若者の間では、ほぼ忘れ去られている作品だと思う。
一方で、これは日本アニメ史上、アメリカで最も成功した作品の一つである。
「スピード・レーサー」のタイトルで知られる英語版は、数十年の間繰り返し放送され、世代を超えて愛されてきた。
このタイトルを知らないアメリカ人は、まずいないと言っても良い。
もちろんウォシャウスキー兄弟も、子供の頃にアニメ板を夢中になって観た世代。
彼らによる今回の実写作品は、オリジナルのアニメ版とその時代への愛が満ち溢れ、良くも悪くもかなりの異色作となった。
スピード・レーサー(エミール・ハーシュ)は、レーシングカーデザイナーであるパパ・レーサー(ジョン・グッドマン)の一家に生まれた生粋のレーシングドライバー。
彼は、レース中に事故死した兄レックスの遺志をついで、チャンピオンを目指すが、あるときレース界を牛耳るローヤルトン工業のオーナー(ロジャー・アラム)からのスポンサーオファーを断った事から、卑劣な妨害工作を受ける。
冷酷な企業家たちがレースの結果をコントロールしているという実態を知ったスピードは、
不正を暴こうとする謎の男、レーサーX(マシュー・フォックス)と共に、八百長の証拠を握るテジョ・トゴーカーン(ピ)のチームで、過酷なラリーに挑むのだが・・・
これほど長所と短所が、わかりやすく見てとれる作品も少ないだろう。
ウォシャウスキー兄弟は、アニメ版が生まれた60年代末と、彼らが実際に作品に触れたのであろう70年代という時代性を、まさに「サイケデリック」としか言い様の無い強烈な色彩の中に再現しようとしている。
ある程度の年齢の人なら覚えているだろうが、この原色のネオンをスクリーン一杯にぶちまけたようなチカチカした映像は、70年代に一斉を風靡した映像作家、ロバート・エイブルの一連のCM作品そのものだ。
エイブルは、現在のCG全盛時代の基礎を作ったデジタル映像のパイオニアの一人であるが、ウォシャウスキー兄弟は「スピード・レーサー」のリメイクを通して、この偉大な映像作家と、彼が作り出した映像の時代に対しても深い敬意を表しているように見える。
まるで光と色だけで構成された様な世界観にしても、映像のコラージュのように展開して行く編集のスタイルにしても、これはウォシャウスキー兄弟によるエイブルの再解釈と言っても過言ではない。
もちろん彼らは、タツノコのアニメ版に対しても、深い愛情をもってデジタル世界での再構築に挑戦している。
内容的にも、驚くほどオリジナルに忠実であり、ファン納得のキャラクター造形はもちろん、アニメとほぼ同じレトロなデザインながら、ディテールを現代化することで説得力をもたせたマッハ号のデザイン、アニメ版のお約束描写の再現など、作者がいかにオリジナルを愛しているかは良く伝わってくる。
エンドクレジットの冒頭で、アメリカ版ではない、日本語版の主題歌をかけるあたり、タツノコの作り手への深いリスペクトを感じさせて、オリジナルをリアルタイムで観ているオールドファンなら、胸が熱くなるのではないだろうか。
もっとも、この作品の場合、長所と同じくらい短所も目立つのが残念。
脚本は練り込み不足が目立ち、135分もある上映時間は長すぎて中ダレしてしまう。
ファンの方には申し訳ないが、真田広之の出演シーンは全部カットしても全く問題無いし、コミックリリーフであるスプライトルとチムチムのギャグも少々しつこい。
何よりも、最初から最後まで同じ葛藤が繰り返されているだけなので、ドラマ的な起伏に乏しのだ。
もう少し物語を整理して、2時間以内に収めた方がスムーズになっただろうし、リズム感も出て観やすかっただろう。
また、肝心のレースシーンも、カットが細かすぎ、編集が懲りすぎているために、何が起こっているか、誰と誰が競っているのか良くわからない。
これでは、観ている人間が置いていかれてしまい、スリルを感じることが出来ない。
車自体が猛スピードで疾走しているのだから、演出はもう少し落ち着いて、しっかりと見せても良かったのではないか。
ただ、いくつかの海外批評サイトなどで、過剰にCGを意識させる映像がスリルを削いでいるという意見を見たが、それはちょっと違うと思う。
何しろオリジナルはセルアニメである。
人間は、文字通りの絵空事にすらスリルも興奮も感じることが出来るのであり、CGっぽいからスリルを感じないという事はあり得ない。
実写版「スピード・レーサー」の問題は、CGを意識させるか否かの画の問題ではなく、純粋にレースの見せ方、つまりは演出の問題である。
本作で、ウォシャウスキー兄弟が手本としたロバート・エイブルの演出スタイルは、ワクワクする華やかさはあるものの、手に汗握るスリルを演出するには向いていない。
色彩や質感などの画作りの基本的なセンスは、この作品を特長付ける強力なアクセントとなっているが、エキサイティングなレースムービーには映像のコラージュ的な美しさだけではなく、レースそのものをスリリングに見せる演出が必要であり、そのあたりを作者が掴めていなかったのが問題の根本だろう。
実写版「スピード・レーサー」は、「マトリックス」で、デジタルアクションの新しい扉を開けたウォシャウスキー兄弟が、彼らの映画的記憶の源流とも言うべき「マッハGoGoGo」とロバート・エイブルという二つの歴史的な存在へ大いなるオマージュを捧げた作品であり、幾つかの明確な問題点を抱えてはいるが、決してつまらない作品ではない。
物語そのものはベタベタではあるもののわかりやすく、キャラクターの感情表現までもあえてアニメ的に作られた世界観は、家族連れが安心して楽しめるだろう。
70年代のデジタル黎明期のビジュアルイメージを、最新の3DCGで再現したレトロモダンでサイケな映像は21世紀の現在においては逆に新鮮だ。
どうすればもっと良くなるのかが明らかなだけに、少々勿体無い感は否めないが、これはやはり劇場で楽しむべき作品だろう。
もっとも、「マトリックス・リローデッド」以来大味な感が付きまとうウォシャウスキー兄弟には、「バウンド」の頃の様なコンパクトでありながら濃密な物語の面白さを思い出して欲しいところだけど。
今回はタツノコプロの創設者である吉田兄弟にちなんで、出身地の京都のお酒。
月の桂の銘柄で知られる増田徳兵衛商店から、純米大吟醸の三年貯蔵古酒「藝」をチョイス。
古酒らしい琥珀色が美しい大吟醸は、濃厚なコクと旨みが楽しめ、名前の通りの芸術品である。
映画はここまでの完成度は無いが、古典的な作品をこれほど大胆な映像で再生するというチャレンジ精神は高く評価したい。

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この記事へのコメント
こんばんは~、
そうか~短所と長所が同じくらいの分量だったんですね。
わたしもそんな気がしてきました^^
だからわたしはフツウだったのかも(笑)
どうもこういうCGだけの画面だと、レースシーンがほんとにやってる感にならずに入り込めないんですよね~。。。。
キャスティングは良かったんですけど、、、、(主演以外は)←しつこい^^:
そうか~短所と長所が同じくらいの分量だったんですね。
わたしもそんな気がしてきました^^
だからわたしはフツウだったのかも(笑)
どうもこういうCGだけの画面だと、レースシーンがほんとにやってる感にならずに入り込めないんですよね~。。。。
キャスティングは良かったんですけど、、、、(主演以外は)←しつこい^^:
TB&コメントありがとうございました。
革新的な映像表現にこだわりすぎて、肝心の演出がおざなりになってしまった印象ですね。
レースシーンに迫力が無かったのは、レースと主人公の心情を完全にシンクロさせてしまったのが原因だと思いました。冒頭ではレースと幼少時代の話が交互に出てきてダレてしまうし、最後のレースも主人公の気持ちが決まってからは圧勝でスリルが足りなかったし。純粋にレースだけ見せて欲しかったです。
革新的な映像表現にこだわりすぎて、肝心の演出がおざなりになってしまった印象ですね。
レースシーンに迫力が無かったのは、レースと主人公の心情を完全にシンクロさせてしまったのが原因だと思いました。冒頭ではレースと幼少時代の話が交互に出てきてダレてしまうし、最後のレースも主人公の気持ちが決まってからは圧勝でスリルが足りなかったし。純粋にレースだけ見せて欲しかったです。
もう懐かしくて懐かしくて。
この名前すっかり記憶の底に沈んでいました。
なるほど、彼の映像世界の再現ですね。
しかしエイブルがレトロになってしまうところに
時代の流れを感じます。
この名前すっかり記憶の底に沈んでいました。
なるほど、彼の映像世界の再現ですね。
しかしエイブルがレトロになってしまうところに
時代の流れを感じます。
長所と短所、たしかに分かり易くでていましたよね~
でも、私は短所のほうが強く気になり、うーんという感じになってしまいました。
面白いことは面白いのですが、余計なことして面白さを削ってしまったのではないかな~とも思ってしまいました。
でも、私は短所のほうが強く気になり、うーんという感じになってしまいました。
面白いことは面白いのですが、余計なことして面白さを削ってしまったのではないかな~とも思ってしまいました。
もっとコンパクトにまとめられないかな~などとも思いながら観てたんですけど、終盤になるにつれ、「Xは兄さんじゃないのか?」と、アニメを見ていた頃と同じ感覚に陥ったのが嬉しかったです。
オリジナルへのリスペクトなんて、アメリカ人にはわからなかったでしょうねぇ・・・
オリジナルへのリスペクトなんて、アメリカ人にはわからなかったでしょうねぇ・・・
>migさん
前評判があまりよくなかったんで、予想したよりは楽しかったです。
遊園地みたいなレースそのものも悪くは無いんですが、見せ方は一考したほうが良かったですね。
演出的にこの方向性がベストとは思えませんでした。
>えめきんさん
ウォシャウスキー兄弟の独自のスタイルというよりは、昔見た映画的記憶を再現する事に夢中になってしまっている感じでしたね。
まあこれはこれでつまらなくはないですけど、彼らにはそろそろ「バウンド」の頃のセンスを思い出して欲しいものです。
>えいさん
一時は世界中のCMがエイブルの真似をしてましたよね。
私は何本か彼の作品集を持っていますが、この作品を観ると色彩や編集、画面構成までそのまんまです。
まあこれ自体は今観ると結構新鮮なんですけど、果たして「スピードレーサー」に合っていたかは少々疑問があります。
>コブタさん
まあ確実にもっとシンプルに作ったほうが面白かったと思います。
演出はもうちょっと落ち着けと言いたくなりましたし、脚本も懲りすぎの部分が多かったですね。
それでも、作り手の愛が伝わってくるこの世界は決して嫌いではないです。
>kossyさん
いやあむしろこのリスペクトぶりは、オリジナルが忘れ去られている日本人にこそ伝わらないんじゃないでしょうか。
アメリカ人はほぼ全世代が知ってるから、観た人には伝わると思いますよ。
私も幼少の頃の記憶が蘇ってきて、ちょっと懐かしかったです。
前評判があまりよくなかったんで、予想したよりは楽しかったです。
遊園地みたいなレースそのものも悪くは無いんですが、見せ方は一考したほうが良かったですね。
演出的にこの方向性がベストとは思えませんでした。
>えめきんさん
ウォシャウスキー兄弟の独自のスタイルというよりは、昔見た映画的記憶を再現する事に夢中になってしまっている感じでしたね。
まあこれはこれでつまらなくはないですけど、彼らにはそろそろ「バウンド」の頃のセンスを思い出して欲しいものです。
>えいさん
一時は世界中のCMがエイブルの真似をしてましたよね。
私は何本か彼の作品集を持っていますが、この作品を観ると色彩や編集、画面構成までそのまんまです。
まあこれ自体は今観ると結構新鮮なんですけど、果たして「スピードレーサー」に合っていたかは少々疑問があります。
>コブタさん
まあ確実にもっとシンプルに作ったほうが面白かったと思います。
演出はもうちょっと落ち着けと言いたくなりましたし、脚本も懲りすぎの部分が多かったですね。
それでも、作り手の愛が伝わってくるこの世界は決して嫌いではないです。
>kossyさん
いやあむしろこのリスペクトぶりは、オリジナルが忘れ去られている日本人にこそ伝わらないんじゃないでしょうか。
アメリカ人はほぼ全世代が知ってるから、観た人には伝わると思いますよ。
私も幼少の頃の記憶が蘇ってきて、ちょっと懐かしかったです。
2008/07/16(水) 23:40:00 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ノラネコさん、こんばんは!
小さい頃、夏休みになるとオリジナルを再放送していて、よく観ていました。
朧げな記憶ですが、本作はデザインなどオリジナルにかなり忠実でしたよね。
まるでコスプレみたいです。
カラフルな映像から溢れんばかりの愛情は感じたのですが、どうも演出がなんともよくなかったですよね。
レースの映画の割にはだらっとした感じがしてしまい・・・。
ノラネコさんが書かれていたようにスリリングな感じがしませんでした。
愛情があるばかりに詰め込みすぎたのでしょうか。
小さい頃、夏休みになるとオリジナルを再放送していて、よく観ていました。
朧げな記憶ですが、本作はデザインなどオリジナルにかなり忠実でしたよね。
まるでコスプレみたいです。
カラフルな映像から溢れんばかりの愛情は感じたのですが、どうも演出がなんともよくなかったですよね。
レースの映画の割にはだらっとした感じがしてしまい・・・。
ノラネコさんが書かれていたようにスリリングな感じがしませんでした。
愛情があるばかりに詰め込みすぎたのでしょうか。
>はらやんさん
確かに少々詰め込み過ぎな感はありました。
もうちょっと全体にスリムにして、演出も落ち着いてくれた方が、良かったかもしれませんね。
まあこれはこれで決して嫌いではありませんが。
マトリックスの2,3などを観ても、基本的に切れない作家になってしまってる気がします。
確かに少々詰め込み過ぎな感はありました。
もうちょっと全体にスリムにして、演出も落ち着いてくれた方が、良かったかもしれませんね。
まあこれはこれで決して嫌いではありませんが。
マトリックスの2,3などを観ても、基本的に切れない作家になってしまってる気がします。
2008/07/20(日) 23:05:56 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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公式HPはこちら
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2008/07/21(月) 01:20:11 | 黒猫のうたた寝
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***
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2008/07/22(火) 13:28:46 | ITニュース、ほか何でもあり。by KGR
☆「スピード・レーサー」
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出演:エミール・ハーシュ、クリスティナ・リッチ、マシュー・フォックス、スーザン・サランドン、ジョン・グッドマン、キック・ガリー、ポーリー・リット、ロジャー・アラム、RAI...
2008/07/23(水) 19:11:37 | りんたろうの☆きときと日記☆
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観てきました。
<新宿ミラノ2>
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脚本:アンディ・ウォシャウスキー ラリー・ウォシャウスキー
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2008/07/26(土) 22:36:00 | お萌えば遠くに来たもんだ!
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2008/07/27(日) 09:30:30 | ketchup 36oz. on the table
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2008/08/01(金) 08:40:35 | 京の昼寝~♪
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その実写版というのは興味深かったのだが、
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VFXとかCGとか作られた映像が
2008/08/02(土) 00:55:57 | 映画君の毎日
極彩色の映像に、ちょっと目がチカチカしちゃいましたが
サブストーリーの方で思いがけず楽しめました~♪
2009/01/08(木) 18:07:48 | 心の栄養♪映画と英語のジョーク
寒いです{/face_hekomu/}
今朝は雪{/kaeru_snow/}が積りました。
昨日{/hiyoko_cloud/}{/kaeru_snow/}は会社で研修で出勤。
なので週一回の貴重なお休みの今日{/kaeru_snow/}{/kaeru_rain/}ですが、
タコ焼き器買ってきてタコ焼きを焼いた以外は、またまたダラダラ過ごし...
2009/01/26(月) 21:57:50 | ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
物語は、8年前の事件から、すべてが始まった。
スピード・レーサーの兄、レックスは一流のカー・レーサーだった。
あらゆるレースに出場し、伝説的なレコードを打ち立てていった。
だがある夜、レックスは突然に家を出て行く。弟のレーサーにマッハ号を預けて…...
2009/03/23(月) 17:19:08 | 映画と写真のブログ
マトリックスの監督が描く革新のスピード世界
2009/08/08(土) 04:20:59 | Addict allcinema 映画レビュー
あらすじ父の設計した愛車“マッハ号”を駆る天才レーサーのスピード。彼はレース中に命を落とした兄の遺志を継ぎ、またその死を乗り越えるために更なる速さを求めていた。ある時、彼のもとに大企業ロイヤル・インダストリーから好条件のオファーが舞い込むが・・・。感想...
2009/08/11(火) 07:08:21 | 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ
『スピード・レーサー』を観ました生まれながらの天才レーサーが、愛する家族とカーレースを守るため危険なラリーに挑むアクション・ムービーです>>『スピード・レーサー』関連原題: SPEEDRACERジャンル: アクション/サスペンス上映時間: 135分製作国: 2008年・...
2009/08/16(日) 22:21:59 | おきらく楽天 映画生活
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