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2009年01月06日 (火) | 編集 |
愛すべきオタク監督、ギレルモ・デル・トロがマイク・ミニョーラの原作を受けて作り上げた、異色のコミック・ヒーロー映画の第二弾。
アメコミ原作物とは言っても、DCやマーベルの様な老舗メジャーレーベルの出身とは異なり、この異形のヒーローたちは、今回も妙な愛嬌いっぱいで、良い意味でB級テイストを漂わせて楽しませてくれる。
「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」でタイトルロールの猫派の赤い悪魔を演じるのは、もちろん怪優ロン・パールマンだ。
魔界からやって来た悪魔の子、ヘルボーイ(ロン・パールマン)は超常現象捜査防衛局「BPRD」のエージェント。
水棲人間のエイブ(ダグ・ジョーンズ)と発火能力者のエリザベス(セルマ・ブレア)とチームを組み、人間世界に現れる魔物退治に奔走している。
ヘルボーイとエリザベスは恋人同士だが、ある日エリザベスは自分の体に新しい命が宿っている事を知る。
そんな時、オークション会場に現れた、何でも食い尽くしてしまう「歯の妖精」退治に出動したヘルボーイたちは、マスコミに捉えられ、その姿を世間に報じられてしまう。
実はオークション会場での事件は、人間世界に隠れるように存在する、エルフ国の王子ヌアダ(ルーク・ゴス)が起こしたものだった。
彼は人間を抹殺して地上を支配するために、三つに分割された妖精王の王冠を集め、封印された無敵の軍団「ゴールデン・アーミー」を起動させようとしており、王冠の一部をオークション会場から奪っていたのだ。
事件の裏を追うヘルボーイたちは、妖精世界に通じる「トロール市場」に侵入するのだが・・・
悪魔でありながら人間の味方というのは、言わば「デビルマン」のアメコミ版か。
しかし壮大なカタストロフィを迎える元祖と異なり、「ヘルボーイ」に描かれる世界はどことなく能天気&ユーモラスで、今回もそれは変わらない。
物語の大筋は、人間を滅ぼして地上を支配しようとするエルフの王子ヌアダと、それを阻止しようとするヘルボーイたちの戦いだが、単純にアクションで流すだけでなく、色々とスパイスを効かせている。
人間と魔物の間で板ばさみになり、自分は一体何者で、どう生きるべきなのかというアイデンティティの問題に揺れるヘルボーイの姿は、そのままテーマに直結しているだろう。
ギレルモ・デル・トロは実に愛情深く、この異形のキャラクターを丹念に描き、しっかりと感情移入させる。
「お前は人間より俺たちに近い。お前なら世界の王にすらなれるのに」とヌアダに突きつけられた異形の存在の宿命を巡る命題と、エリザベスに宿った新しい命が物語の縦軸と横軸と成り、デル・トロならではのユニークなビジュアルも楽しく飽きさせない。
元々特殊メイク畑出身のデル・トロの造型感覚は、ダークファンタジーの傑作「パンズ・ラビリンス」を経てさらに磨きがかかり、地底世界のエルフの王国から封印されたゴールデン・アーミーに至るまで、不気味でありながら独特の様式美をもつ。
日本アニメの影響が強いのも相変わらずで、クライマックスに繋がる岩の巨人は「太陽の王子/ホルスの大冒険」を思わせるし、ゴールデン・アーミーの描写は「天空の城ラピュタ」に登場するロボット軍団が元ネタだろうか。
タイトルロールのヘルボーイ自体が、西洋の悪魔に日本の鬼とサムライのイメージを掛け合わせてデザインされているらしく、ヘアスタイルがチョンマゲなのもご愛嬌。
アニメ版には日本を舞台にした物もあり、このシリーズは「デビルマン」を含めて意外と根っこが日本と繋がるのである。
インタビューで宮崎駿や高畑勲や押井守の名前がポンポン飛びだし、ゴジラもガメラも大好きだと語るデル・トロが、心底楽しんで撮っているのは間違いない。
ある意味、オタクのおもちゃ箱の様な映画である。
ただ、惜しむらくは散らかりっぱなしの子供部屋の様に、物語の構成が複雑で、描ききれていない部分が多い事だ。
主人公の葛藤はもっと深く描けるだろうし、登場はしたものの描写が中途半端なキャラクターもいる。
ストーリーと脚本も手がけたデル・トロ自身が、これも、あれも見せたいと詰め込んでしまった感があり、その為にややメリハリを欠いてしまっているのは残念なポイントだ。
まあ、基本的にこの人は監督デビュー作の「クロノス」の頃から、物語を重層的にする傾向があるし、それはそれで面白いのだけど、今回のように構成要素がてんこ盛りだと、とっ散らかった印象になってしまう。
もっとも、不気味で美しい異形の者どもが織り成す、モンスターの悲哀をたっぷり含んだ冒険物語は十分に魅力的で、ファンタジー映画が好きな人には特にお勧めの作品だ。
ギレルモ・デル・トロの次回作は、あの「ホビットの冒険」で、公開予定は2012年。
本作の加速がかかったビジュアルを見ると、ピーター・ジャクソン版とは一線を画す「中つ国」が生まれそうだ。
いずれにしても、デル・トロとジャクソンという、究極のオタク二人が組む「ホビットの冒険」は、今から首を長くして待つ価値があるだろう。
あ、でもいつか「ヘルボーイ3」も作って欲しいなあ。
今回はストレートに「デビルズ」という名のカクテルをチョイス。
ポートワインとドライ・ベルモットを1:1でステアし、レモンジュースを適量加える。
好みでポートワインに変えて赤ワインを使っても良い。
風味の強い酒を使っているので、好みは分かれるだろうが、名前とは違ってマイルドで飲みやすい。
見た目とは違って、心優しく繊細なヘルボーイの様な酒だ。
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アメコミ原作物とは言っても、DCやマーベルの様な老舗メジャーレーベルの出身とは異なり、この異形のヒーローたちは、今回も妙な愛嬌いっぱいで、良い意味でB級テイストを漂わせて楽しませてくれる。
「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」でタイトルロールの猫派の赤い悪魔を演じるのは、もちろん怪優ロン・パールマンだ。
魔界からやって来た悪魔の子、ヘルボーイ(ロン・パールマン)は超常現象捜査防衛局「BPRD」のエージェント。
水棲人間のエイブ(ダグ・ジョーンズ)と発火能力者のエリザベス(セルマ・ブレア)とチームを組み、人間世界に現れる魔物退治に奔走している。
ヘルボーイとエリザベスは恋人同士だが、ある日エリザベスは自分の体に新しい命が宿っている事を知る。
そんな時、オークション会場に現れた、何でも食い尽くしてしまう「歯の妖精」退治に出動したヘルボーイたちは、マスコミに捉えられ、その姿を世間に報じられてしまう。
実はオークション会場での事件は、人間世界に隠れるように存在する、エルフ国の王子ヌアダ(ルーク・ゴス)が起こしたものだった。
彼は人間を抹殺して地上を支配するために、三つに分割された妖精王の王冠を集め、封印された無敵の軍団「ゴールデン・アーミー」を起動させようとしており、王冠の一部をオークション会場から奪っていたのだ。
事件の裏を追うヘルボーイたちは、妖精世界に通じる「トロール市場」に侵入するのだが・・・
悪魔でありながら人間の味方というのは、言わば「デビルマン」のアメコミ版か。
しかし壮大なカタストロフィを迎える元祖と異なり、「ヘルボーイ」に描かれる世界はどことなく能天気&ユーモラスで、今回もそれは変わらない。
物語の大筋は、人間を滅ぼして地上を支配しようとするエルフの王子ヌアダと、それを阻止しようとするヘルボーイたちの戦いだが、単純にアクションで流すだけでなく、色々とスパイスを効かせている。
人間と魔物の間で板ばさみになり、自分は一体何者で、どう生きるべきなのかというアイデンティティの問題に揺れるヘルボーイの姿は、そのままテーマに直結しているだろう。
ギレルモ・デル・トロは実に愛情深く、この異形のキャラクターを丹念に描き、しっかりと感情移入させる。
「お前は人間より俺たちに近い。お前なら世界の王にすらなれるのに」とヌアダに突きつけられた異形の存在の宿命を巡る命題と、エリザベスに宿った新しい命が物語の縦軸と横軸と成り、デル・トロならではのユニークなビジュアルも楽しく飽きさせない。
元々特殊メイク畑出身のデル・トロの造型感覚は、ダークファンタジーの傑作「パンズ・ラビリンス」を経てさらに磨きがかかり、地底世界のエルフの王国から封印されたゴールデン・アーミーに至るまで、不気味でありながら独特の様式美をもつ。
日本アニメの影響が強いのも相変わらずで、クライマックスに繋がる岩の巨人は「太陽の王子/ホルスの大冒険」を思わせるし、ゴールデン・アーミーの描写は「天空の城ラピュタ」に登場するロボット軍団が元ネタだろうか。
タイトルロールのヘルボーイ自体が、西洋の悪魔に日本の鬼とサムライのイメージを掛け合わせてデザインされているらしく、ヘアスタイルがチョンマゲなのもご愛嬌。
アニメ版には日本を舞台にした物もあり、このシリーズは「デビルマン」を含めて意外と根っこが日本と繋がるのである。
インタビューで宮崎駿や高畑勲や押井守の名前がポンポン飛びだし、ゴジラもガメラも大好きだと語るデル・トロが、心底楽しんで撮っているのは間違いない。
ある意味、オタクのおもちゃ箱の様な映画である。
ただ、惜しむらくは散らかりっぱなしの子供部屋の様に、物語の構成が複雑で、描ききれていない部分が多い事だ。
主人公の葛藤はもっと深く描けるだろうし、登場はしたものの描写が中途半端なキャラクターもいる。
ストーリーと脚本も手がけたデル・トロ自身が、これも、あれも見せたいと詰め込んでしまった感があり、その為にややメリハリを欠いてしまっているのは残念なポイントだ。
まあ、基本的にこの人は監督デビュー作の「クロノス」の頃から、物語を重層的にする傾向があるし、それはそれで面白いのだけど、今回のように構成要素がてんこ盛りだと、とっ散らかった印象になってしまう。
もっとも、不気味で美しい異形の者どもが織り成す、モンスターの悲哀をたっぷり含んだ冒険物語は十分に魅力的で、ファンタジー映画が好きな人には特にお勧めの作品だ。
ギレルモ・デル・トロの次回作は、あの「ホビットの冒険」で、公開予定は2012年。
本作の加速がかかったビジュアルを見ると、ピーター・ジャクソン版とは一線を画す「中つ国」が生まれそうだ。
いずれにしても、デル・トロとジャクソンという、究極のオタク二人が組む「ホビットの冒険」は、今から首を長くして待つ価値があるだろう。
あ、でもいつか「ヘルボーイ3」も作って欲しいなあ。
今回はストレートに「デビルズ」という名のカクテルをチョイス。
ポートワインとドライ・ベルモットを1:1でステアし、レモンジュースを適量加える。
好みでポートワインに変えて赤ワインを使っても良い。
風味の強い酒を使っているので、好みは分かれるだろうが、名前とは違ってマイルドで飲みやすい。
見た目とは違って、心優しく繊細なヘルボーイの様な酒だ。

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この記事へのコメント
明けましておめでとうございます。
ノラネコさんの姫はじめ・・・(^_^;、いやシネはじめはギジェルモ・デル・トロでしたか。
私は「アラビアのロレンス」でシネはじめのはずが上映映画館が元旦は休館でシネはじめはおあずけでした。
土曜も日曜もない仕事をしていますので、ここ数日仕事が忙しくなければ早稲田松竹の「旅芸人の記録」でシネはじめをする予定です。(先週の土日は正月早々の仕事の準備に忙しく見に行けませんでした)
今年もよろしくお願いいたします。
ノラネコさんの姫はじめ・・・(^_^;、いやシネはじめはギジェルモ・デル・トロでしたか。
私は「アラビアのロレンス」でシネはじめのはずが上映映画館が元旦は休館でシネはじめはおあずけでした。
土曜も日曜もない仕事をしていますので、ここ数日仕事が忙しくなければ早稲田松竹の「旅芸人の記録」でシネはじめをする予定です。(先週の土日は正月早々の仕事の準備に忙しく見に行けませんでした)
今年もよろしくお願いいたします。
>YYTさん
実はこれかなり前に観ていて、ただ単に記事をアップしてなかっただけだったりします。
今年は正月早々風邪気味だったり、仕事が忙しかったりして、まだ一本も観てないんですよ。
出来れば「チェ・ゲバラ」あたりから観たいんですけどね。
「旅芸人の記憶」とはまた渋いですね。
実はこれかなり前に観ていて、ただ単に記事をアップしてなかっただけだったりします。
今年は正月早々風邪気味だったり、仕事が忙しかったりして、まだ一本も観てないんですよ。
出来れば「チェ・ゲバラ」あたりから観たいんですけどね。
「旅芸人の記憶」とはまた渋いですね。
2009/01/07(水) 01:01:27 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ノラネコさん、こんにちは!
ギレルモ・デル・トロ監督のビジュアルの世界観はもう大好きなので、満足してしまいました。
もうこれは嗜好が合っているとしかいえない感じで。
「ヘルボーイ3」はあるような気がしますよね。
いくつか伏線らしきものもありましたし。
期待したいところです。
ギレルモ・デル・トロ監督のビジュアルの世界観はもう大好きなので、満足してしまいました。
もうこれは嗜好が合っているとしかいえない感じで。
「ヘルボーイ3」はあるような気がしますよね。
いくつか伏線らしきものもありましたし。
期待したいところです。
>はらやんさん
この造型感覚はなんとも言えないムードがありますよね。
美術フェチにとっては「パンズ・ラビリンス」以上の作品かもしれません。
「ヘルボーイ3」はデル・トロも前向きな発言をしてるようですね。
ホビット二部作の後に成るでしょうから、たぶん5年後くらいでしょうか。
気長に待ちましょう。
この造型感覚はなんとも言えないムードがありますよね。
美術フェチにとっては「パンズ・ラビリンス」以上の作品かもしれません。
「ヘルボーイ3」はデル・トロも前向きな発言をしてるようですね。
ホビット二部作の後に成るでしょうから、たぶん5年後くらいでしょうか。
気長に待ちましょう。
2009/01/11(日) 13:42:35 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
昨日はお疲れさまでした!
色々お話できて楽しかったです!
やはり、あれだけ人が集まると、様々な話を聞けて面白いですよね!
情けないことに、あれだけのお酒でやや二日酔い(^▼^;
今日 オオブタさんをお布団から送り出すということをしてしまいました。
それはおいといて、これって映像とかキャラクターは楽しめました!
でもおっしゃっているとおりに、脚本の中で、それぞれの人物の内面が描けていないので、行動に説得力がなんか足りないという所がありますよね。
でも最近出来のいい アメコミ原作の映画が多かったからよけいにそう思えてしまうのかしらと思ってみたりしています。
色々お話できて楽しかったです!
やはり、あれだけ人が集まると、様々な話を聞けて面白いですよね!
情けないことに、あれだけのお酒でやや二日酔い(^▼^;
今日 オオブタさんをお布団から送り出すということをしてしまいました。
それはおいといて、これって映像とかキャラクターは楽しめました!
でもおっしゃっているとおりに、脚本の中で、それぞれの人物の内面が描けていないので、行動に説得力がなんか足りないという所がありますよね。
でも最近出来のいい アメコミ原作の映画が多かったからよけいにそう思えてしまうのかしらと思ってみたりしています。
>コブタさん
私も二日酔いのままぼーっと仕事してました。
家で出来る仕事でよかったです(笑
デル・トロの映画は愛情たっぷり、でもちょっと過剰に成ってしまうところがありますね。
「パンズ・ラビリンス」なんかはバランスが絶妙でしたけど。
まあ個人的には、そのあたりの勢い余った感を含めても、結構好きな作品です。
私も二日酔いのままぼーっと仕事してました。
家で出来る仕事でよかったです(笑
デル・トロの映画は愛情たっぷり、でもちょっと過剰に成ってしまうところがありますね。
「パンズ・ラビリンス」なんかはバランスが絶妙でしたけど。
まあ個人的には、そのあたりの勢い余った感を含めても、結構好きな作品です。
2009/01/14(水) 00:14:37 | URL | ノラネコ #-[ 編集]
こんばんは!
間違えて2回TB入れてしまったようです(あせ)
お手数をおかけして申し訳ないのですが削除していただければと思います。
本当にすみません・・・。
映画は、ちょっと雑だなぁーとは思うものの
これだけ見せてくれたら満足なのでした。
3、あるといいですよね~☆
間違えて2回TB入れてしまったようです(あせ)
お手数をおかけして申し訳ないのですが削除していただければと思います。
本当にすみません・・・。
映画は、ちょっと雑だなぁーとは思うものの
これだけ見せてくれたら満足なのでした。
3、あるといいですよね~☆
ノラネコさん、こんにちは☆
クリーチャー好きなかたには、たまりませんね。
作り手も楽しく作っているに違いないと思わせる映画でした。
話はアメコミならではの、単純なものでしたが、それなりに造形美を楽しめたと思います。
クリーチャー好きなかたには、たまりませんね。
作り手も楽しく作っているに違いないと思わせる映画でした。
話はアメコミならではの、単純なものでしたが、それなりに造形美を楽しめたと思います。
ギレルモ・デル・トロのクリーチャーに対する愛がひしひしと伝わる作品でしたね。大小様々な怪物クンたちがスクリーンで大暴れしてくれただけで、僕はお腹一杯になってしまいました。
てんこ盛りでとっ散らかった部分は、続編で整理されるのではないでしょうか。伏線もいくつかあったように思えますし。でも、続編が製作されるとしても『ホビットの冒険』の後ですよね。一体いつになることやら。
てんこ盛りでとっ散らかった部分は、続編で整理されるのではないでしょうか。伏線もいくつかあったように思えますし。でも、続編が製作されるとしても『ホビットの冒険』の後ですよね。一体いつになることやら。
>こべにさん
ん?一回しか入ってない様ですよ。
>映画は、ちょっと雑だなぁーとは思うものの
まあちょっと詰め込み過ぎですけどね。
美術とくリーチャーを鑑賞する映画と思えば満点ではないでしょうか。
>ノルウェーまだ~むさん
こういうのもあり、という感じですね。
徹底的に趣味性を突き詰めると、それだけで鑑賞に堪えるものが出来てしまう事もあるってことでしょうね。
個人的には大好きです。
>えめきんさん
えめきんさんはツボにどんぴしゃだっただろうなと思いました。
作り手が、描いてる対象に限りない愛を感じているのがわかりますよね。
幸福な映画だと思います。
続編は4~5年後くらいでしょうか。
ん?一回しか入ってない様ですよ。
>映画は、ちょっと雑だなぁーとは思うものの
まあちょっと詰め込み過ぎですけどね。
美術とくリーチャーを鑑賞する映画と思えば満点ではないでしょうか。
>ノルウェーまだ~むさん
こういうのもあり、という感じですね。
徹底的に趣味性を突き詰めると、それだけで鑑賞に堪えるものが出来てしまう事もあるってことでしょうね。
個人的には大好きです。
>えめきんさん
えめきんさんはツボにどんぴしゃだっただろうなと思いました。
作り手が、描いてる対象に限りない愛を感じているのがわかりますよね。
幸福な映画だと思います。
続編は4~5年後くらいでしょうか。
2009/01/16(金) 23:33:51 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんにちは♪
日本のアニメの影響を強く受けてたんですか。
言われてみればヌアダが繰り出してきた緑の
巨人なんか「ナウシカ」の巨神兵ですもんね。
その辺の情報を知ってれば本作をもっと楽し
めたのにと思えて残念でならんです。
クリーチャーの造形も、いかにもギレルモ監
督ぽくて最高でした♪ (゚▽゚)v
日本のアニメの影響を強く受けてたんですか。
言われてみればヌアダが繰り出してきた緑の
巨人なんか「ナウシカ」の巨神兵ですもんね。
その辺の情報を知ってれば本作をもっと楽し
めたのにと思えて残念でならんです。
クリーチャーの造形も、いかにもギレルモ監
督ぽくて最高でした♪ (゚▽゚)v
>風情♪さん
ある意味オタクのオマージュが満載に詰まった映画です。
まあそのあたりのリンクを知らなくても、凝ったビジュアルだけでも楽しめるとは思いますけど、デル・トロのインタビューを読んでると、本当によく日本のアニメを知っているのに驚きます。
でも「ホビット」がやたら日本アニメ風だったらちょっと嫌ですけど(笑
ある意味オタクのオマージュが満載に詰まった映画です。
まあそのあたりのリンクを知らなくても、凝ったビジュアルだけでも楽しめるとは思いますけど、デル・トロのインタビューを読んでると、本当によく日本のアニメを知っているのに驚きます。
でも「ホビット」がやたら日本アニメ風だったらちょっと嫌ですけど(笑
2009/01/18(日) 00:04:17 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
「たった一人の女のために・・・」というあたりはわたしも「『デビルマン』みたいやなあ」と思いました
あと植物の怪獣が倒されるところは『もののけ姫』のダイダラボッチのシーンとよく似てましたね
一方で原作版『ヘルボーイ』を手がけているマイク・ミニョーラの画風は、日本の多くのコミック作家に影響を及ぼしていたりします
こういう風にお互い国境を越えて影響を与え合ってるというのは、見ていて微笑ましい限りですね
あと植物の怪獣が倒されるところは『もののけ姫』のダイダラボッチのシーンとよく似てましたね
一方で原作版『ヘルボーイ』を手がけているマイク・ミニョーラの画風は、日本の多くのコミック作家に影響を及ぼしていたりします
こういう風にお互い国境を越えて影響を与え合ってるというのは、見ていて微笑ましい限りですね
>SGA屋伍一さん
最近の若い絵描きは、アメコミのタッチを好む人が多いです。
こういう異文化交流は良いですね。
影響を与え合ってそこから新しい表現が出てくるのが、文化の正しい姿だと思います。
この映画も扱いは地味ですが、業界内の注目度は高いです。
最近の若い絵描きは、アメコミのタッチを好む人が多いです。
こういう異文化交流は良いですね。
影響を与え合ってそこから新しい表現が出てくるのが、文化の正しい姿だと思います。
この映画も扱いは地味ですが、業界内の注目度は高いです。
2009/01/24(土) 00:42:10 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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各々
のキャラがそれぞれとってもチャ?...
2009/01/20(火) 23:46:33 | 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
ヘルボーイ、ジャケ買いはありえない~!と、ずっと思っていた。
あたし面喰いなんで、DVD買うどころか借りるのも、ず~~とパスしてまし...
2009/01/21(水) 23:47:32 | 描きたいアレコレ・やや甘口
まずはさらっと前作のあらすじから。 第二次大戦末期、ナチスは戦局打開のために、魔
2009/01/23(金) 20:45:37 | SGA屋物語紹介所
1作目より楽しめた。
もっとも1作目はDVDで見たので、迫力や音響の面では負けるに決まっているのだが。
お話として、前作よりも、おもしろ...
2009/01/28(水) 00:53:27 | 或る日の出来事
アメリカン・コミックスを原作とするファンタジー・アクションの第2弾。地獄生れの恐ろしいルックスとは裏腹に、魔物退治を使命とする個性派ヒーローの活躍を描いている。
監督・脚本は「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロー。
物語:極秘機関・BPRDのエージ...
2009/01/30(金) 21:23:50 | パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ
地獄生まれの異色ヒーロー、ヘルボーイが活躍するシリーズ第2弾です。
2009/01/31(土) 11:53:03 | 水曜日のシネマ日記
度が進んで眼鏡のフレームごと新調したので、いやもうまたただでさえ美しいお顔が、見立てをお願いした女の子に「会社を盗みそうな顔」と言われるほどにグレードアップ。エコバックを頭からかぶってワァワァ泣きながら映画館の暗闇に逃げ込む。 良くしたもので映画館では?...
2009/02/02(月) 22:01:06 | inuneko
地獄生まれの異色ヒーロー、ヘルボーイが活躍するファンタスティック・アクションのシリーズ第2弾。今回は、皮肉屋の赤色モンスター、ヘルボーイの前に、魔界の王子と伝説の最強軍団ゴールデン・アーミーが立ちはだかる。監督は『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・?...
2009/07/06(月) 12:56:22 | サーカスな日々
『地獄生まれの正義のヒーロー 魔界最強の敵に挑む!!』
コチラの「ヘルボーイ ゴールデン・アーミー」は、アメコミ界きっての異形のヒーローをギレルモ・デル・トロ監督が映画化した「ヘルボーイ」の続編となるファンタジー・アクションです。
そのあまりにも強?...
2009/08/13(木) 18:32:59 | ☆彡映画鑑賞日記☆彡
今日{/kaeru_fine/}{/hiyoko_cloud/}は…お買い物以外何もしていない一日{/ase/}
お買い物のコースは、レンタルビデオ返却→ホームセンターで庭の虫よけ剤を購入→模型店(ウィンドウショッピングのみ)→モスバーガーで食事{/m_0054/}→ブックオフ{/m_0070/}→デパートで...
2009/09/22(火) 09:35:13 | ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ロン・パールマン、セルマ・ブレア、ダグ・ジョーンズ、ジェフリー・タンバー、ルーク・ゴス、アンナ・ウォルトン、ジョン・ハート、ジョン・アレクサンダー、ブライアン・スティール
評価:77点
前作を見たのかどうか思い出せ....
2009/10/18(日) 01:19:24 | デコ親父はいつも減量中
ヘルボーイ ゴールデン・アーミー
三分割された王冠の内、人間が預かった部分が
オークションにかけられた時、
ゴールデン・アーミーの封印...
2009/11/29(日) 22:48:25 | 『映画な日々』 cinema-days
あらすじ超常現象捜査防衛局“BPRD”の凄腕エージェントとして秘密裏に怪事件の捜査と魔物退治にあたるヘルボーイの前に闇の世界の王子ヌアダが現れる。王子は、地球を破壊する人類を抹殺するために伝説の最強軍団“ゴールデン・アーミー”を復活させようとしていた・・・...
2010/02/01(月) 21:54:11 | 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ
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