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2009年05月03日 (日) | 編集 |
ジョナサン・デミと言えば、やはり傑作心理スリラー「羊たちの沈黙」であり、人間の心の深層に隠れた本音の部分を浮かび上がらせるのはお手の物。
「レイチェルの結婚」は、デミ曰く「一番美しいホームビデオ」であるという。
確かにビデオ撮りを生かしたハンディ感のある映像は、一見すると結婚式の顛末を記録したフェイクドキュメンタリーの様だが、ある問題を抱えた一家の、凄みのある心理劇でもある。
長女レイチェル(ローズマリー・デウィット)の結婚式を二日後に控え、慌しく準備が進むバックマン家。
薬物治療施設に入所していた次女のキム(アン・ハサウェイ)も、それに合わせて一時退院してくる。
問題児キムに対して家族や関係者は、過度に気を使って接し、それをなんとなく感じ取ったキムも、逆に反発しKYな行動を連発。
爆弾を抱えたまま、刻々と結婚式の準備は進むのだが、やがて一家はある悲しい記憶を巡る葛藤に直面する事になる・・・
タイトルは「レイチェルの結婚」だが、映画はキムの一時退院のシーンから始まり、全編に渡ってホームビデオ風のカメラは、ほぼ彼女の視点から物語をフォローする。
自分の家がいかに幸せかを見せ付けるホームビデオというのは、ぶっちゃ他人からすれば死ぬほど退屈な代物だが、逆に人の家の不幸話には興味が沸くのが人間の嫌らしさ。
これはキムという言わば封印されていた爆弾の登場によって、幸せそうな一家の本当の姿が明らかになる過程を、カメラを通して覗き見る様な映画なのである。
バックマン家の人々(そういえばそんなタイトルの映画もあった)四人のキャラクター造形が秀逸だ。
一家が住んでいるのはコネチカット州の豪華な邸宅であり、長女レイチェルの結婚相手は音楽業界で成功している黒人男性。
結婚式に招かれている人々もバラエティに富み、裕福でリベラルな一家は、一見すると非常に寛容な心の広い人々に思える。
最初、一家はキムに対して腫れ物に触れるような態度で接し、薬物依存と戦っている彼女に対して愛情深く接している様に見える。
だがキムは、彼らのぎこちなさに自分に対する拒絶がある事を感じ取り、半分無意識のうちに結婚式の準備をかなり見事にぶち壊し始める。
するとその化学反応によって、彼らは四者四様の本心を垣間見せ始めるのだ。
包容力のある父親でありたいと願いながら、実際には心配する事しか出来ずに無力感に苛まれる父親ポール。
両親の関心を妹に独占されたと感じ、心のどこかで彼女を拒絶してしまう姉レイチェル。
キムに対する鬱屈した感情を押し殺し、愛情ある母親を演じ続ける母アビー。
そして、物語が進むにつれて彼らがキムに対して見せる拒絶の感情の原因は、単に彼女の薬物依存に対する嫌悪感ではなく、彼らの心の奥底に決して抜けない棘の様にして突き刺さっている弟の死の真相にある事がわかってくる。
このあたり、私は兄の命日に集まった一家の抱える心の葛藤を描き出した、是枝裕和監督の「歩いても 歩いても」を思い出した。
もちろん、シチュエーションや映画のスタイルは大きく異なるが、家族の死が長い年月に渡って消えない傷となって残り、その傷が生み出した葛藤も、家族ゆえに本音を吐露できないというあたりは良く似ている。
脚本を担当しているのは、巨匠シドニー・ルメットの娘であるジェニー・ルメット。
お父さんも人間の深層意識に切り込んでゆく様な、ハードな心理劇を得意とする映画作家だが、このあたりの才能は父親譲りか。
彼女の優れた脚本を得て、ジョナサン・デミの演出もまるで水を得た魚の様に、生き生きとしている。
手持ちのビデオカメラは、登場人物に密着し、その心の動揺や本人も意識していない傷すらも容赦なく写し取り、テーマへの鋭いアプローチは、ここしばらくの低迷を払拭するのに十分なパワーを感じさせる。
それぞれに内面の葛藤を抱えるバックマン一家も良い。
物語は終始問題児のキムの目線で進んで行くが、演じたアン・ハサウェイは明らかに演技者として一皮剥けた。
ルックスを含めて今までのキャリアとは全く異なる方向性の役を、説得力たっぷりのキャラクターに仕上げており、初のオスカーノミネートも当然の名演と言える。
優柔不断なお父さんを演じたビル・アーウィンや、タイトルロールのレイチェルを演じたローズマリー・デウィットも、確かに知り合いの中にこんな人一人はいるという感じでリアリティを感じさせる。
個人的には、優しげな風貌の下にいびつなエゴイズムを抱え込んだ、アビーを演じたデブラ・ウィンガーが強く印象に残った。
既にポールと離婚し、別の男性と家庭を築いている彼女が、キムとそれまで隠してきた本音をぶつけ合うシーンは本編の白眉だ。
様々な事件を経て、レイチェルの結婚式が盛大に執り行われると、それまでキャラクターに密着していたカメラがある程度の距離感を保ち、ホームビデオ感がより強くなる。
これは、結婚式の間、それぞれが本音の部分に蓋をして、良き家族として振舞おうとしているからだろう。
だが、このシークエンスは結構長い事もあって、やや冗長に感じる。
唯一、キムがある行動をするシーンがあるのだが、宴の中でも隠し切れない内面が垣間見られる部分がもう少しあっても良かったかもしれない。
映画は、結婚式の翌日、ひっそりとバックマン家を去るキムの姿で幕を閉じる。
三日間の物語を通して、キムと家族の関係が劇的に変化した訳ではない。
互いの本音の部分を少しだけ知り、絆が強くなった関係も、逆に距離感の出た関係もあるだろう。
レイチェルは結婚して家を出、キムは再び施設に戻る事で、形の上ではバックマン家は完全に離散したとも言え、「レイチェルの結婚」は一家としての最後の晩餐だったのかもしれない。
だが、彼らは互いの中に、喪失の痛みが依然として残っている事も知った。
それを共有しているのは、紛れも無く血の繋がった彼ら四人だけなのである。
今回は、宴の後の気分で「ブルーマンデー」をチョイス。
ウォッカ45mlとホワイトキュラソー15ml、ブルーキュラソー1tspをステアして、グラスに注ぐ。
休日の後の月曜日の憂鬱という様な意味のカクテルだが、これ自体はむしろ落ち込む気分を元気付けるような爽やかなお酒だ。
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「レイチェルの結婚」は、デミ曰く「一番美しいホームビデオ」であるという。
確かにビデオ撮りを生かしたハンディ感のある映像は、一見すると結婚式の顛末を記録したフェイクドキュメンタリーの様だが、ある問題を抱えた一家の、凄みのある心理劇でもある。
長女レイチェル(ローズマリー・デウィット)の結婚式を二日後に控え、慌しく準備が進むバックマン家。
薬物治療施設に入所していた次女のキム(アン・ハサウェイ)も、それに合わせて一時退院してくる。
問題児キムに対して家族や関係者は、過度に気を使って接し、それをなんとなく感じ取ったキムも、逆に反発しKYな行動を連発。
爆弾を抱えたまま、刻々と結婚式の準備は進むのだが、やがて一家はある悲しい記憶を巡る葛藤に直面する事になる・・・
タイトルは「レイチェルの結婚」だが、映画はキムの一時退院のシーンから始まり、全編に渡ってホームビデオ風のカメラは、ほぼ彼女の視点から物語をフォローする。
自分の家がいかに幸せかを見せ付けるホームビデオというのは、ぶっちゃ他人からすれば死ぬほど退屈な代物だが、逆に人の家の不幸話には興味が沸くのが人間の嫌らしさ。
これはキムという言わば封印されていた爆弾の登場によって、幸せそうな一家の本当の姿が明らかになる過程を、カメラを通して覗き見る様な映画なのである。
バックマン家の人々(そういえばそんなタイトルの映画もあった)四人のキャラクター造形が秀逸だ。
一家が住んでいるのはコネチカット州の豪華な邸宅であり、長女レイチェルの結婚相手は音楽業界で成功している黒人男性。
結婚式に招かれている人々もバラエティに富み、裕福でリベラルな一家は、一見すると非常に寛容な心の広い人々に思える。
最初、一家はキムに対して腫れ物に触れるような態度で接し、薬物依存と戦っている彼女に対して愛情深く接している様に見える。
だがキムは、彼らのぎこちなさに自分に対する拒絶がある事を感じ取り、半分無意識のうちに結婚式の準備をかなり見事にぶち壊し始める。
するとその化学反応によって、彼らは四者四様の本心を垣間見せ始めるのだ。
包容力のある父親でありたいと願いながら、実際には心配する事しか出来ずに無力感に苛まれる父親ポール。
両親の関心を妹に独占されたと感じ、心のどこかで彼女を拒絶してしまう姉レイチェル。
キムに対する鬱屈した感情を押し殺し、愛情ある母親を演じ続ける母アビー。
そして、物語が進むにつれて彼らがキムに対して見せる拒絶の感情の原因は、単に彼女の薬物依存に対する嫌悪感ではなく、彼らの心の奥底に決して抜けない棘の様にして突き刺さっている弟の死の真相にある事がわかってくる。
このあたり、私は兄の命日に集まった一家の抱える心の葛藤を描き出した、是枝裕和監督の「歩いても 歩いても」を思い出した。
もちろん、シチュエーションや映画のスタイルは大きく異なるが、家族の死が長い年月に渡って消えない傷となって残り、その傷が生み出した葛藤も、家族ゆえに本音を吐露できないというあたりは良く似ている。
脚本を担当しているのは、巨匠シドニー・ルメットの娘であるジェニー・ルメット。
お父さんも人間の深層意識に切り込んでゆく様な、ハードな心理劇を得意とする映画作家だが、このあたりの才能は父親譲りか。
彼女の優れた脚本を得て、ジョナサン・デミの演出もまるで水を得た魚の様に、生き生きとしている。
手持ちのビデオカメラは、登場人物に密着し、その心の動揺や本人も意識していない傷すらも容赦なく写し取り、テーマへの鋭いアプローチは、ここしばらくの低迷を払拭するのに十分なパワーを感じさせる。
それぞれに内面の葛藤を抱えるバックマン一家も良い。
物語は終始問題児のキムの目線で進んで行くが、演じたアン・ハサウェイは明らかに演技者として一皮剥けた。
ルックスを含めて今までのキャリアとは全く異なる方向性の役を、説得力たっぷりのキャラクターに仕上げており、初のオスカーノミネートも当然の名演と言える。
優柔不断なお父さんを演じたビル・アーウィンや、タイトルロールのレイチェルを演じたローズマリー・デウィットも、確かに知り合いの中にこんな人一人はいるという感じでリアリティを感じさせる。
個人的には、優しげな風貌の下にいびつなエゴイズムを抱え込んだ、アビーを演じたデブラ・ウィンガーが強く印象に残った。
既にポールと離婚し、別の男性と家庭を築いている彼女が、キムとそれまで隠してきた本音をぶつけ合うシーンは本編の白眉だ。
様々な事件を経て、レイチェルの結婚式が盛大に執り行われると、それまでキャラクターに密着していたカメラがある程度の距離感を保ち、ホームビデオ感がより強くなる。
これは、結婚式の間、それぞれが本音の部分に蓋をして、良き家族として振舞おうとしているからだろう。
だが、このシークエンスは結構長い事もあって、やや冗長に感じる。
唯一、キムがある行動をするシーンがあるのだが、宴の中でも隠し切れない内面が垣間見られる部分がもう少しあっても良かったかもしれない。
映画は、結婚式の翌日、ひっそりとバックマン家を去るキムの姿で幕を閉じる。
三日間の物語を通して、キムと家族の関係が劇的に変化した訳ではない。
互いの本音の部分を少しだけ知り、絆が強くなった関係も、逆に距離感の出た関係もあるだろう。
レイチェルは結婚して家を出、キムは再び施設に戻る事で、形の上ではバックマン家は完全に離散したとも言え、「レイチェルの結婚」は一家としての最後の晩餐だったのかもしれない。
だが、彼らは互いの中に、喪失の痛みが依然として残っている事も知った。
それを共有しているのは、紛れも無く血の繋がった彼ら四人だけなのである。
今回は、宴の後の気分で「ブルーマンデー」をチョイス。
ウォッカ45mlとホワイトキュラソー15ml、ブルーキュラソー1tspをステアして、グラスに注ぐ。
休日の後の月曜日の憂鬱という様な意味のカクテルだが、これ自体はむしろ落ち込む気分を元気付けるような爽やかなお酒だ。

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この記事へのコメント
こんばんは。
そうか日本には『歩いても歩いても』がありましたね。
喪失の悲しみと、決して消えない傷の確認と共有。
でも、こういう映画がアメリカでつくられてきたことが驚き。
蛙の子は蛙ということでしょうか。
ジェニーの次回作にも期待したいです。
そうか日本には『歩いても歩いても』がありましたね。
喪失の悲しみと、決して消えない傷の確認と共有。
でも、こういう映画がアメリカでつくられてきたことが驚き。
蛙の子は蛙ということでしょうか。
ジェニーの次回作にも期待したいです。
こんにちは。
ジョナサン・デミがこういう映画を撮るとは意外でした。
でも、本当にルメットの娘の脚本が秀逸で、まさにステキなホームビデオに仕上がっていましたよね。
そうそう私も、家族の再集合の日を通してあぶり出されるものが描かれているという類似点から、「歩いても 歩いても」のことを思い出しました。
ジョナサン・デミがこういう映画を撮るとは意外でした。
でも、本当にルメットの娘の脚本が秀逸で、まさにステキなホームビデオに仕上がっていましたよね。
そうそう私も、家族の再集合の日を通してあぶり出されるものが描かれているという類似点から、「歩いても 歩いても」のことを思い出しました。
ノラネコさん、こんにちは!
>家族ゆえに本音を吐露できない
これは少なからず、どの家族もあるのでしょうね。
たぶん観ている人は、何かしら同じようなものは感じたのではないかと思います。
アン・ハサウェイは最近いいですよね。
役柄も幅がでてきていて、女優としてのってきているような気がします。
>家族ゆえに本音を吐露できない
これは少なからず、どの家族もあるのでしょうね。
たぶん観ている人は、何かしら同じようなものは感じたのではないかと思います。
アン・ハサウェイは最近いいですよね。
役柄も幅がでてきていて、女優としてのってきているような気がします。
ノラネコさん
こんばんは、
そうそう、ホームムービー風に全部を切り取ってる感じなので
長く余計に感じる部分もありました。。。
デブラ・ウィンガーは、「愛と追憶の日々」シャーリーマクレーンとの親子喧嘩のシーンを、昔学生時代かな?
母と一緒にビデオで観たのが記憶に残ってて。
今回は母親役ですもんね、娘たちに関知しない、
あの母親も悪い気がしました。
こんばんは、
そうそう、ホームムービー風に全部を切り取ってる感じなので
長く余計に感じる部分もありました。。。
デブラ・ウィンガーは、「愛と追憶の日々」シャーリーマクレーンとの親子喧嘩のシーンを、昔学生時代かな?
母と一緒にビデオで観たのが記憶に残ってて。
今回は母親役ですもんね、娘たちに関知しない、
あの母親も悪い気がしました。
>えいさん
「歩いても 歩いても」との是枝監督もドキュメンタリスト。
この作品のスタイルを考えると興味深いですね。
全体に、どちらかと言うと、ヨーロッパ映画の雰囲気のある作品でしたね。
アン・ハサウェイの素晴らしさは世評通りでしたが、この作品の収穫は何よりもジェニー・ルメットでした。
彼女の次の仕事は楽しみですね。
>かえるさん
ジョナサン・デミという人、元々ロジャー・コーマンの元で育ったからか、元々フットワークは非常に軽い印象がありました。
これというスタイルを持たず、柔軟に作品にとってベストな物を模索するという感じです。
これは彼の資質が良い方向に出た作品だと思います。
>はらやんさん
そうですね。
誰にでも当てはまる部分があるからこそ、良い意味で説得力のある「ホームビデオ」になり得たのだと思います。
細かい部分で自分に被る部分も多かったです。
人間観察が見事な作品でした。
>migさん
「愛と追憶の日々」懐かしいですね・・・もう25年も前の映画だとは。
あの当時はスピルバーグの彼女なんていう噂もあったんですよね。
彼女をスクリーンで観るのは久々だったのですが、今回はエゴイズムから来るいやらしさを見事に感じさせる役でした。
出番は少ないながら、作品のツボを抑えたキャラクターでしたね。
「歩いても 歩いても」との是枝監督もドキュメンタリスト。
この作品のスタイルを考えると興味深いですね。
全体に、どちらかと言うと、ヨーロッパ映画の雰囲気のある作品でしたね。
アン・ハサウェイの素晴らしさは世評通りでしたが、この作品の収穫は何よりもジェニー・ルメットでした。
彼女の次の仕事は楽しみですね。
>かえるさん
ジョナサン・デミという人、元々ロジャー・コーマンの元で育ったからか、元々フットワークは非常に軽い印象がありました。
これというスタイルを持たず、柔軟に作品にとってベストな物を模索するという感じです。
これは彼の資質が良い方向に出た作品だと思います。
>はらやんさん
そうですね。
誰にでも当てはまる部分があるからこそ、良い意味で説得力のある「ホームビデオ」になり得たのだと思います。
細かい部分で自分に被る部分も多かったです。
人間観察が見事な作品でした。
>migさん
「愛と追憶の日々」懐かしいですね・・・もう25年も前の映画だとは。
あの当時はスピルバーグの彼女なんていう噂もあったんですよね。
彼女をスクリーンで観るのは久々だったのですが、今回はエゴイズムから来るいやらしさを見事に感じさせる役でした。
出番は少ないながら、作品のツボを抑えたキャラクターでしたね。
2009/05/06(水) 01:51:21 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/01/11(月) 22:36:49 | | #[ 編集]
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