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カムイ外伝・・・・・評価額1250円
2009年09月22日 (火) | 編集 |
白土三平による伝説的なコミック、「カムイ伝」シリーズからの初の実写映画化である。
1964年に連載が開始された「カムイ伝」は、主人公であるカムイを中心に、江戸時代の様々な階層のキャラクターたちが織り成す壮大な人間ドラマであり、現在に至るまで未完結のままである。
階級社会や被差別部落の問題を扱っているために、色々な意味で映像化は難しく、単行本も私が子供の頃に読んだ物と、現在出版されている物では台詞の差別語の扱いなどが異なっている様だ。
「カムイ外伝」は、「カムイ伝」で抜け忍となったカムイの逃避行をメインとした、いわばスピンオフのアクション編で、元のシリーズよりは社会派色が薄く、物語も比較的コンパクトに纏まっているので、こちらを映画化したのは正解だろう。
もっとも、「外伝」とはいっても、それ自体が多くのエピソードを含み、雑誌連載で百数十回を数えた膨大な物なので、映画は原作中の「スガルの島」という連作エピソードに絞って脚色されている。

伊賀忍者カムイ(松山ケンイチ)は、掟に縛られ血塗られた忍びの世界に嫌気がさし、抜け忍となる事を選択する。
しかし、それは大頭(イーキン・チェン)の放つ追忍たちに、常に追われ命を狙われる流浪の生活の始まりだった。
ある時、領主の愛馬を襲い、その足を切り落とした奇妙な男に興味を引かれたカムイは、その男、半兵衛(小林薫)を追っ手から救い、彼の住む奇ヶ島へと迎えられる。
だが、半兵衛の妻は嘗てカムイと戦った因縁のある抜け忍のスガル(小雪)だった。
互いを信じられぬ葛藤の中、徐々に島の生活に馴染んでゆくカムイに、半兵衛とスガルの娘サヤカ(大後寿々花)は恋をする。
だが、サヤカに横恋慕した吉人(金井勇太)の密告によって、半兵衛が領主に捉えられてしまう。
カムイとスガルは処刑場から半兵衛を救出しようとするのだが・・・・


制作途中からトラブルの噂しか聞こえてこなかったので、果たして完成するのかな?と心配していたのだが、何とか公開まで漕ぎ着けたのは良かった。
もっとも実際に映画を観ても、なるほどこれは作るの大変だっただろうなというのが伝わってくる作品なのだが、それが映画の出来栄えには必ずしも直結していないのは残念だ。
まあ最初から危険な予感はしていた。
監督の崔洋一と脚本の宮藤官九郎は、ビッグネームではあるものの、どう考えても時代劇の忍者アクションとは結びつかない人たちだ。
もちろん、意外な人材が意外な方面で才能を発揮する事は珍しいことではないし、今回もそうなる事を狙った人選だったのだろうが、結果は明らかに裏目に出てしまっているように思う。

まず、ナレーションと所謂「心の声」を使って強引に物語を展開するという手法の是非はさて置き、宮藤官九郎の脚本はバランスもテンポも今ひとつ良くない。
原作にかなり忠実な作りではあるのだが、いくらなんでも前半の奇ヶ島のパートと後半の幸島のパートが分断されすぎで、まるで2本の別々の映画を繋げた様な作りになってしまっている。
元々「スガルの島」は7編からなる連作エピソードで、そのまま映画に移し変えるには無理があるので、もう少し脚色の度合いを強めてでも物語の構成を見直すべきだったのではないか。
領主の役割を原作よりも拡大して、「カムイ伝」の持つ社会派の要素を取り込もうとしたりしているが、正直言って中途半端で、それほど伝わってくる物は無いし、かえって自分以外の何者も信じることが出来ないという抜け忍の宿命が描写不足となり、カムイとスガル一家の間の葛藤が薄味になってしまった。
ここはあくまでも、彼らの背負った悲しみの物語に絞った方が良かったと思う。

映像作りの方向性も今ひとつ定まっていない様に思えた。
描写によって演出の志向がバラバラで統一感が無く、複数の演出家が部分的に撮っているかのように感じる。
この作品の場合、香港のドニー・イェンの元でアクションを学んだ谷垣健治アクション監督として参加しているのだが、単純にアクションとドラマの間で違和感があるというより、アクションの中、ドラマの中でもカットによって見せ方にバラつきがあるのである。
思うに、これはデジタル技術を使いこなせていない点が大きい。
作り手がCGに慣れていないのか、映像技術の限界に対する演出のフォローが無い。
まあCGの出来の良いカットと酷いカットの差が極端な事もあるが、これは時間と金の問題でもあるので、やむを得ない部分はあると思う。
ただ、カットの出来をそろえられないなら、それが気にならない見せ方を工夫して欲しかったところ。
最終的に一体どういう映像に仕上げたかったのか、志向するのがリアリズムなのか漫画なのか、今ひとつ不明瞭だ。
例えば、舞台となる海の色も、江戸時代の澄んだ海を表現したかったのだろうが、カラコレのやり過ぎで妙に人口的な色になってしまっており、不自然極まりない。
これならば、いっその事ラストカットでやっているような、画面全体にエフェクトをかけて劇画の雰囲気にして全編を統一してしまう事も出来たはず。
そうすれば、言葉は悪いがCGの出来はかなり誤魔化せただろうし、原作以上に重力を無視した忍者たちの無茶な動きを見ても、ザック・スナイダーばりに漫画を志向した方が作品の内容にはあっていたように思う。

ただ、出来のバラつきは大きいが、部分的には素晴らしい描写も多かった。
カムイの決め技である変移抜刀霞切りの映像表現など、CGでしか描き得ないなるほどと思わせる物だったし、谷垣健治入魂の忍術チャンバラアクションは全体になかなかの仕上がりだ。
砂の中から忍者が飛び出してくるカットや、忍者同士の電光石火の戦いの動きを逆にスロー&クローズアップ+CGでバレットタイム的に捉えた描写は、ハリウッド映画では見慣れたものだが、動きの早い引き画との組み合わせで効果的に生かされ、メリハリのあるアクションになっている。
体術の見せ方の上手さもあり、松山ケンイチ小雪がアクションスターに見えてくるのだから大したもの。
このように、部分的には映像センスの良さを感じさせるのだが、全体になるとなんだか壊れた印象になってしまうのが何とも残念だ。

実は、これを観ながら深作欣二監督監督が1987年に発表した「必殺!4 恨みはらします」を思い出していた。
この作品は、タイトル通りテレビの「必殺!」シリーズの映画版の一本なのだが、深作映画でお馴染みのJAC系俳優が大挙出演しており、シリーズ中最もアクション映画としての色彩が強い異色作である。
当然ながら白土三平とは何の関係も無いのだが、中盤のクライマックスである、蟹江敬三vs千葉真一の決闘シーンは、正にリアル「カムイ伝」と思えるような壮絶な忍者アクションであり、後にも先にもあれほど白土三平の忍者漫画の雰囲気を持ったアクションシーンを私は知らない。
もしも深作欣二が生きていて、現在のデジタル技術を駆使して白土三平を撮ったなら、果たしてどんな作品になっただろうか、そんな事を考えてしまった。

今回は、伊賀忍者発祥の地、名張の地酒である「瀧自慢 純米吟醸 備前雄町」をチョイス。
非常に口当たりの柔かい優しい印象だが、風味は力強いというくの一の様な酒。
瀧自慢酒造は、伊賀忍者の祖、百地三太夫が修行に使ったといわれる伝説の地、赤目四十八滝に水源を取る、由緒正しい伊賀の酒である。
白土三平のプロダクション名であり、漫画のキャクターとしてもしばしば登場する「赤目」もこの地名が由来なのかと思っていたが、実はスタッフが徹夜続きでいつも目が充血しているところから名づけられたという(笑

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コメント
この記事へのコメント
こんばんは^^
以前私が一緒に仕事をしていたCGクリエイターさんは、究極にはCGだと一切気付かせないことだ。と目標を掲げてらっしゃいました。明らかにバレバレなCGはそれ自体作品の魅力をスポイルするものですね。
そういった部分も含めた全ての決定権は監督にあるはず。疑問なのは監督は本気でこれで良いと思って作ったのか。もっとも、これで良いと思ったのなら監督の映像センスを疑いますし、何らかの理由があったとしても、それは一切観客には関係ないことですし。いずれにしろ酷評は変わらないんですけどね。(苦笑)

しかしもったいないです。俳優さんは良い芝居してました。アクション監督さんも仰るとおり言い仕事です。それだけに監督の技量が足りなかったのかという疑念は消えません…。
2009/09/23(水) 00:31:46 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
こんばんは
>KLYさん
>究極にはCGだと一切気付かせないことだ。と目標を掲げてらっしゃいました。
基本的にはその通りです。
ただ、CGによる表現が一般人の知るところになった頃から、あえてVFXである事を隠さないという方向性も存在しています。
この作品の問題は、作り手の中でどういう方向性で映像を作るのかという事が明確になってない事だと思います。
もちろん、リアルを突き詰めるとお金と時間の問題になってきますから、妥協もありえます。
その場合、いかに画の稚拙さを観客に感じさせなくするかという見せ方の問題になってくるのですが、この映画の場合どう見せるかという意図を感じられませんでした。
バラつきは激しいですが、驚くほど出来の良いカットも多いです。
しかしその様なカットは観客に意識される事は無いので、出来の悪い部分だけで酷評されるVFXスタッフが気の毒に思えます。
トラブルが多かった事を聞いている作品ですが、部分部分は良いものがあるだけに、結果的に妥協の産物の様になってしまったのが残念です。
2009/09/23(水) 00:53:40 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
作品を作ること
こんにちは。
わたしの本職は、映画とはあまりにも比較にならない程度ながら、
モノを作り、作品を作ることや伝えることなので、
ノラネコさんの、本文やコメントを、自分の仕事に置き換えて拝読していました。
これはいい、という素材を集めたのに、いい作品にならなかったり、
単なる思い付きや寄せ集めが大化けしたり、
どうにも上手く行かないところを、素材の魅力惜しさに
さも最初からそうしたかったかのように誤魔化したり、ということが多々…
「誤魔化しも技術のうち」と憚らずに言ったりもします。
ただ、自分の手に余る範囲に手を出す勇気がないので、大きな失敗はなく誤魔化しも効くけれど、
それでも、見切るポイントが違うとどうしようもないモノになってしまうわけで…
それは、この作品にも共通するのかな、と思いました。
いつもながら、妙なコメントでごめんなさい。
2009/09/23(水) 09:58:47 | URL | 悠雅 #-[ 編集]
監督の脳内世界と受け止めました。
こんにちは。

帰省のため、しばらくパソコンから離れていました。
昨日、戻ってきて、あまりにもこの映画への評判が悪いので驚います。

これはあくまで私見ですが、
おそらく、時代の進歩と共に、多くの方の目が肥えてきているのではないかと思います。

その昔、『愛を乞うひと』を観て、
バックの風景の一部を消すことで昭和の時代を創り出しているという
CGの使い方を知り、
唸らせられたものですが、
この映画では、逆に、CGが監督の脳内世界を作り出す役割を果たしているととらえました。
ぼくは「少年ケニア」をリアルには観たくなく、
そこに一種のファンタジーを残してほしいと思う方なのですが、
監督もそんな感じでこの作品に臨んだのではないかと思いました。
ただ、構成としては前半と後半のつながりがうまく行ってない気はしましたが…。
2009/09/23(水) 11:48:01 | URL | えい #yO3oTUJs[ 編集]
こんにちは
ノラネコさん、こんにちは!

ほとんど同じ感想でしたねー(笑)。
やはり何がしたいという芯がない感じがしましたね。
書かれている冒頭のあたりのアクションは可能性を感じたのですが、最初だけでした。
脚本も演出にもどうもチグハグ感をずっと感じてしまいました。
2009/09/23(水) 12:06:50 | URL | はらやん #-[ 編集]
こんばんは
>悠雅さん
なんというか、関わった人のベクトルが、すれ違っていたように思います。
一流のスタッフを集めているのですが、やはり畑違いの悲しさというか、イメージしたものと出来上がったものにずれが生じてしまったのではないでしょうか。
崔監督のイメージでは、もっとリアルに見せられるはずだったんじゃないかなあという気がしています。

>えいさん
なるほど、しかしどこまで監督が意図した画が実現していたのかはわかりませんが、現状で何を志向していたのかわかりにくかったと思います。
仰るように目の肥えた多くの観客にとっては、たとえ狙いだったとしても、単に稚拙な表現と受け取られてしまうのではないでしょうか。
例えばザック・スナイダーの「300」、あるいは紀里谷和明の「GOEMON」までいけば、誰もが監督の脳内イメージだとわかりますよね。
私としては、劇画なら劇画でもっと突っ走っても良かったかなと思います。
「少年ケニア」は私は中学の頃に復刻版で読みました。
懐かしいなあ。確かにあれはリアルには作れないし、作って欲しくは無いですね。

>はらやんさん
試行錯誤がそのまま出ているような仕上がりでしたね。
驚くほど良い部分もあるだけに、全体の作品イメージが壊れちゃってるのが残念です。
シナリオの段階で原作を上手く消化できなかったのが、最後まで尾を引いている感じでした。
2009/09/23(水) 23:13:25 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは
原作を知らないので、あんまり突っ込んだ話は出来ないんですが、映画を観た感想は「総合的に見ればごくごく普通」という感じでした。
過度の暴力描写や安っぽ過ぎるCGが気になりましたね。
アクション、ストーリー共に悪くないと思ったんですが、どうにも噛み合ってない印象でした。
2009/09/26(土) 23:16:17 | URL | えめきん #-[ 編集]
こんばんは
>えめきんさん
原作をしらなくても普通以上の評価が出ないところが辛いですね。
既読者はさらにハードルが高いですから、この映画が酷評だらけなのもうなずけます。
もうちょっとどんな映画にするのか腰が定まっていたら、評価も違っていたのでしょうけど。
2009/09/27(日) 00:11:28 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ばらつきのある映画
こんにちはーー。
松ケンびいきのせいか、いろんなところで、酷評されてるのがかわいそう…って思うんですが、
たしかに、いいところもあれば…と言う映画でした。
CGもおっしゃるように全部だめってわけじゃないと思うんです。
ただ、予告はすごくかっこよかった!
監督も脚本も名前のほうが先行して、
松ケンでしょう!
期待が大きすぎたのもあります。
何がいけなかったのか?
最初から手を出さないほうがって言っては身も蓋もない。これで、忍者ブーム再来のような、はじけた内容(クドカンだったので)をちょっと期待してたのも確かですから。(苦笑)
2009/09/29(火) 10:35:20 | URL | mriyon #WoFAeCUU[ 編集]
こんばんは
>mriyonさん
マツケンは悪くないと思います。
CGも驚くほど出来の良いカットもありました。
ただ・・・やっぱりそういうのは気付いてもらえないので、ショボイ部分の方が印象に残っちゃうんですよね。
この映画はそれぞれのパートにビッグネームをそろえてはいるのですけど、やはり適材適所ではなかったという事でしょう。
特にクドカンは全くこの手の原作物には合わない人だと思います。
2009/09/29(火) 20:19:28 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんわ
>一体どういう映像に仕上げたかったのか、志向するのがリアリズムなのか漫画なのか、今ひとつ不明瞭だ。

そ~なんですよね~。
安い(みたいに見える?)CGが狙ってる物なのか、
実力なのかが今ひとつ不明。。。
確かに、ノラネコさんの記事を読んで考えてみると
素晴らしいと思える映像もありました。

いずれにせよ、制作素人である一般客に「ヒドイ」と
思わせてしまう時点で、もうダメだって気はします^^;

役者さんの演技は素晴らしかった。
だから、それなりに見応えはあった、と思えたのでした。
2009/09/30(水) 19:29:24 | URL | くう #-[ 編集]
>くうさん
狙ってないと思いますよ。
時間とお金と技術力であれしか出来なかったのでしょう。
ただ、演出家が仕上がりをイメージできてないのも確かだと思いますので、やはり最初からチグハグな作品だったのでしょう。
役者と殺陣がまともなのが救いです。
2009/10/03(土) 00:22:13 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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