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2010年02月04日 (木) | 編集 |
・゜゜(ノД`)゜゜・ウワァァァァァァァァァァァン!!
予告編を見て、離婚した夫婦の話なのかなあと思っていたら、完全に騙された。
まさか、まさか、こんな切ない話だったなんて!
途中から完全に涙腺が決壊して、号泣してしまった。
観賞時にハンカチとティッシュが必需品な「今度は愛妻家」は、間違いなく「GO」に並ぶ行定勲の最高傑作である。
自堕落な生活を送るカメラマンの俊介(豊川悦司)は、妻のさくら(薬師丸ひろ子)に愛想を尽かされて、一人旅立たれてしまう。
うるさい妻がいなくなって清々すると思ったのもつかの間、いないならいないで人生から何かが抜け落ちたかの様な喪失感に悶々とする日々。
新人モデルの蘭子(水川あさみ)の誘惑にも心が動かず、蘭子はいつの間にかアシスタントの誠(濱田岳)と懇ろな仲に。
腑抜けの様な生活を送る俊介の前に、ひょっこりと帰ってきたさくらが、離婚する前に写真を撮って欲しいと頼むのだが・・・
脚本が素晴らしく良く出来ている。
物語は殆ど主人公である俊介の家の居間で展開し、メインの登場人物は僅かに5人。
なんだか演劇みたいな構成の作品だなあと思っていたら、原作は中谷まゆみによる舞台劇で、「スカイ・クロラ」の伊藤ちひろが映画用の脚本にリライトしている。
なるほど、これは原作者と脚本家が女性で、監督が男性だからこそ描けた作品という気がする。
本作の場合、主人公は夫である俊介で、物語も彼の目線で語られるのだが、大人の男と言うよりもまるでワガママな子供の様な俊介の造形は、女性がじっくりと男性を観察し、男性の中の色々なキャラクターを上手くカリカチュア化する事で作りあげた様に思える。
恐らく男性が書いたら、このキャラクターは率直に言ってかなり恥ずかしいはずで、ここまで素直に描きこめたか疑問だ。
そして、女性による男性への冷静な視線と願望が織り交ざったキャラクターを、男性である行定監督がリアルに演出し、高い演技力を持つ豊川悦司が演じることで、なんとも魅力的な主人公のキャラクターが出来上がった。
物語の前半は、このトヨエツ演じる俊介に、若いアシスタントの誠と新人モデルの蘭子、そして正体不明のゲイバーの経営者、文太といった登場人物たちが絡み、忘れた頃にひょこひょこ帰ってくるさくらとの絶妙の掛け合いもあり、コメディタッチに展開する。
だが、この作品の真の凄さが表れるのは、帰宅したさくらが俊介に離婚を宣言し、最後に自分の写真を撮って欲しいという辺りから。
実は写真のエピソードを境にして、物語は全く予想外の方向に劇的に展開してゆき、前半の全てのエピソードは後半の伏線という二重構造となっているのがわかって来る。
私はこの作品を観ていて、妻の家族に対する壮絶なまでの愛を描いた、ファンタジー映画の秀作、「いま、会いにゆきます」を思い出した。
もちろん内容は全く異なるのだけど、あの作品も綿密に作られた物語のロジックが秀逸で、後半が前半の種明かしになるという構造を持ち、意味深なタイトルが最後の最後に効いてくるあたりは少し似ている。
非常に凝った構造を持つ物語に対する、行定監督の演出もとても細やかで丁寧だ。
前半部分には、物語上だけでなく、演出的にも後半にかかる様々な仕掛けが施されており、それが観客に微妙な違和感を残してゆくのだ。
例えば、俊介が街で誘う井川遥演じるゆりのちょっとしたセリフや表情の演出。
後から考えれば辻褄が合う様に、全てのシーンの整合性が考えられているのである。
そして何よりも、妻のさくらを演じる薬師丸ひろ子を、何とキュートに撮っている事か。
60年代生まれの私の世代にとって、彼女は青春ど真ん中のスーパーアイドルである。
たぶん68年生まれの監督にとってもそれは同じ事で、彼女を撮る視線はまるで憧れの女性を愛でるかの様に、優しさと尊敬がにじみ出ている。
だからこそ、近年演じる事が多くなっていた母親役と違って、この映画の子供のいない「妻」役の薬師丸ひろ子は、正に80年代が戻ってきたかと思うくらい可愛い。
俊介じゃなくても思わず惚れちまいそうだ。
彼ら二人以外の登場人物もいい。
誠役の濱田岳と文太役の石橋蓮司は、それぞれ事情を知りつつも、俊介にどう接して良いのかわからない戸惑いと葛藤を巧みに演じていた。
文太がゲイであるという設定は、いかにも演劇的な物で、映画版ではそれほど必然性があるとは思わなかったが、彼の本当の立場が明かされてからはグイグイと感情移入させられた。
唯一、蘭子のキャラクターが、若干全体のトーンから浮いているのが少し気になるが、これは他の登場人物が全て事情を知っていて、彼女だけが一家への乱入者という立場があるので、ある程度致し方ないと思う。
正直、私は水川あさみという役者さんにあまり魅力を感じた事がないのだが、今回初めて「良いかも?」と思える瞬間が幾つもあったのだから、むしろ大したものと言うべきだろう。
全体に役者の演技で見せる部分の多いこの作品、行定監督の特出が最大限生きていると思う。
「今度は愛妻家」というタイトルには、観る人ごとに様々な意味を見出すことが出来るだろう。
これは夫婦の愛を描いた切ないラブストーリーであり、同時に一つの家族の形を描いた暖かいファンタジーでもある。
結婚している人たちにはもちろん、長く付き合っているパートナーがいる人にも、是非ともカップルで観て欲しい作品だ。
観終わった時、隣にいる人の事を、たまらなく愛しく感じるはず。
もちろん、私の様なお一人様が観ても十分泣ける。
物語の妙と、素晴らしい演技を楽しむことの出来る、邦画らしい観応えのある快作である。
今回は俊介とさくらの思い出の地、沖縄の泡盛「請福」から、クースー(古酒)を作るために甕入りをチョイス。
泡盛は3年以上寝かせると、クースーと言われる様になり、時を経るほどにまるで長年連れ添った夫婦の様にマイルドに深みを持ってゆく。
戦争で殆どのクースーが割れてしまったそうだが、それ以前には百年物も珍しくなかったという。
私は以前石垣で50年物のクースーを飲ませてもらった事があるが、それは高級ウィスキーも驚くほど芳醇でコクのある酒に変貌していた。
そこまで熟成させた物は、なかなか手に入れる事は難しいが、泡盛は仕次ぎという方法で、家庭でも延々熟成させる事が出来る。
仕次ぎとは、例えば10年物の酒をある程度飲んで甕の中が減ったら、その分今度は8年物を注ぎ足し、8年ものには5年物をという風に、延々と継ぎ足してゆくことである。
こうする事で、50年でも100年でも持つというワケだ。
新婚旅行で泡盛の甕を一つ買い、沖縄旅行に行くたびに酒を買って、50年後の金婚式に振舞うなんてどうだろうか。
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予告編を見て、離婚した夫婦の話なのかなあと思っていたら、完全に騙された。
まさか、まさか、こんな切ない話だったなんて!
途中から完全に涙腺が決壊して、号泣してしまった。
観賞時にハンカチとティッシュが必需品な「今度は愛妻家」は、間違いなく「GO」に並ぶ行定勲の最高傑作である。
自堕落な生活を送るカメラマンの俊介(豊川悦司)は、妻のさくら(薬師丸ひろ子)に愛想を尽かされて、一人旅立たれてしまう。
うるさい妻がいなくなって清々すると思ったのもつかの間、いないならいないで人生から何かが抜け落ちたかの様な喪失感に悶々とする日々。
新人モデルの蘭子(水川あさみ)の誘惑にも心が動かず、蘭子はいつの間にかアシスタントの誠(濱田岳)と懇ろな仲に。
腑抜けの様な生活を送る俊介の前に、ひょっこりと帰ってきたさくらが、離婚する前に写真を撮って欲しいと頼むのだが・・・
脚本が素晴らしく良く出来ている。
物語は殆ど主人公である俊介の家の居間で展開し、メインの登場人物は僅かに5人。
なんだか演劇みたいな構成の作品だなあと思っていたら、原作は中谷まゆみによる舞台劇で、「スカイ・クロラ」の伊藤ちひろが映画用の脚本にリライトしている。
なるほど、これは原作者と脚本家が女性で、監督が男性だからこそ描けた作品という気がする。
本作の場合、主人公は夫である俊介で、物語も彼の目線で語られるのだが、大人の男と言うよりもまるでワガママな子供の様な俊介の造形は、女性がじっくりと男性を観察し、男性の中の色々なキャラクターを上手くカリカチュア化する事で作りあげた様に思える。
恐らく男性が書いたら、このキャラクターは率直に言ってかなり恥ずかしいはずで、ここまで素直に描きこめたか疑問だ。
そして、女性による男性への冷静な視線と願望が織り交ざったキャラクターを、男性である行定監督がリアルに演出し、高い演技力を持つ豊川悦司が演じることで、なんとも魅力的な主人公のキャラクターが出来上がった。
物語の前半は、このトヨエツ演じる俊介に、若いアシスタントの誠と新人モデルの蘭子、そして正体不明のゲイバーの経営者、文太といった登場人物たちが絡み、忘れた頃にひょこひょこ帰ってくるさくらとの絶妙の掛け合いもあり、コメディタッチに展開する。
だが、この作品の真の凄さが表れるのは、帰宅したさくらが俊介に離婚を宣言し、最後に自分の写真を撮って欲しいという辺りから。
実は写真のエピソードを境にして、物語は全く予想外の方向に劇的に展開してゆき、前半の全てのエピソードは後半の伏線という二重構造となっているのがわかって来る。
私はこの作品を観ていて、妻の家族に対する壮絶なまでの愛を描いた、ファンタジー映画の秀作、「いま、会いにゆきます」を思い出した。
もちろん内容は全く異なるのだけど、あの作品も綿密に作られた物語のロジックが秀逸で、後半が前半の種明かしになるという構造を持ち、意味深なタイトルが最後の最後に効いてくるあたりは少し似ている。
非常に凝った構造を持つ物語に対する、行定監督の演出もとても細やかで丁寧だ。
前半部分には、物語上だけでなく、演出的にも後半にかかる様々な仕掛けが施されており、それが観客に微妙な違和感を残してゆくのだ。
例えば、俊介が街で誘う井川遥演じるゆりのちょっとしたセリフや表情の演出。
後から考えれば辻褄が合う様に、全てのシーンの整合性が考えられているのである。
そして何よりも、妻のさくらを演じる薬師丸ひろ子を、何とキュートに撮っている事か。
60年代生まれの私の世代にとって、彼女は青春ど真ん中のスーパーアイドルである。
たぶん68年生まれの監督にとってもそれは同じ事で、彼女を撮る視線はまるで憧れの女性を愛でるかの様に、優しさと尊敬がにじみ出ている。
だからこそ、近年演じる事が多くなっていた母親役と違って、この映画の子供のいない「妻」役の薬師丸ひろ子は、正に80年代が戻ってきたかと思うくらい可愛い。
俊介じゃなくても思わず惚れちまいそうだ。
彼ら二人以外の登場人物もいい。
誠役の濱田岳と文太役の石橋蓮司は、それぞれ事情を知りつつも、俊介にどう接して良いのかわからない戸惑いと葛藤を巧みに演じていた。
文太がゲイであるという設定は、いかにも演劇的な物で、映画版ではそれほど必然性があるとは思わなかったが、彼の本当の立場が明かされてからはグイグイと感情移入させられた。
唯一、蘭子のキャラクターが、若干全体のトーンから浮いているのが少し気になるが、これは他の登場人物が全て事情を知っていて、彼女だけが一家への乱入者という立場があるので、ある程度致し方ないと思う。
正直、私は水川あさみという役者さんにあまり魅力を感じた事がないのだが、今回初めて「良いかも?」と思える瞬間が幾つもあったのだから、むしろ大したものと言うべきだろう。
全体に役者の演技で見せる部分の多いこの作品、行定監督の特出が最大限生きていると思う。
「今度は愛妻家」というタイトルには、観る人ごとに様々な意味を見出すことが出来るだろう。
これは夫婦の愛を描いた切ないラブストーリーであり、同時に一つの家族の形を描いた暖かいファンタジーでもある。
結婚している人たちにはもちろん、長く付き合っているパートナーがいる人にも、是非ともカップルで観て欲しい作品だ。
観終わった時、隣にいる人の事を、たまらなく愛しく感じるはず。
もちろん、私の様なお一人様が観ても十分泣ける。
物語の妙と、素晴らしい演技を楽しむことの出来る、邦画らしい観応えのある快作である。
今回は俊介とさくらの思い出の地、沖縄の泡盛「請福」から、クースー(古酒)を作るために甕入りをチョイス。
泡盛は3年以上寝かせると、クースーと言われる様になり、時を経るほどにまるで長年連れ添った夫婦の様にマイルドに深みを持ってゆく。
戦争で殆どのクースーが割れてしまったそうだが、それ以前には百年物も珍しくなかったという。
私は以前石垣で50年物のクースーを飲ませてもらった事があるが、それは高級ウィスキーも驚くほど芳醇でコクのある酒に変貌していた。
そこまで熟成させた物は、なかなか手に入れる事は難しいが、泡盛は仕次ぎという方法で、家庭でも延々熟成させる事が出来る。
仕次ぎとは、例えば10年物の酒をある程度飲んで甕の中が減ったら、その分今度は8年物を注ぎ足し、8年ものには5年物をという風に、延々と継ぎ足してゆくことである。
こうする事で、50年でも100年でも持つというワケだ。
新婚旅行で泡盛の甕を一つ買い、沖縄旅行に行くたびに酒を買って、50年後の金婚式に振舞うなんてどうだろうか。

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この記事へのコメント
こんばんは。
なるほど。『いま、会いにゆきます』ですか。
あれも、ラストのどんでん返しからが、
とんでもない怒涛の展開で、
お見事としか言いようのない脚本でした。
(原作を後で読んだのですが、
映画ほどの感動はありませんでした)
男たち、総懺悔という趣のこの映画、
薬師丸ひろ子が演じているのも大きいんでしょうね。
明るいけど、どこかはかなげ。
彼女の代表作はおそらく『Wの悲劇』なのでしょうが、
ぼくにとっての薬師丸ひろ子は
『翔んだカップル』の人間モグラたたきですね。
あの映画と並んで切なかったです。
なるほど。『いま、会いにゆきます』ですか。
あれも、ラストのどんでん返しからが、
とんでもない怒涛の展開で、
お見事としか言いようのない脚本でした。
(原作を後で読んだのですが、
映画ほどの感動はありませんでした)
男たち、総懺悔という趣のこの映画、
薬師丸ひろ子が演じているのも大きいんでしょうね。
明るいけど、どこかはかなげ。
彼女の代表作はおそらく『Wの悲劇』なのでしょうが、
ぼくにとっての薬師丸ひろ子は
『翔んだカップル』の人間モグラたたきですね。
あの映画と並んで切なかったです。
コチラ、、オオブタさんも観てないし 他にもあまりみている人がいなかったので 先日お話できて嬉しかったです!
コチラ、予告編の段階でなんかネタは読めてしまい、最初の蘭子が訪ねてくるのをソワソワ待っている俊介のいるリビングの様子かも完全に分かってしまったのですが、それでも号泣でした!
薬師丸ひろ子と豊川悦司の演技がよくて、いい夫婦だな~と思えてしまうんですよね~
本当にコレ オオブタさんにみせてやりたいです!
コチラ、予告編の段階でなんかネタは読めてしまい、最初の蘭子が訪ねてくるのをソワソワ待っている俊介のいるリビングの様子かも完全に分かってしまったのですが、それでも号泣でした!
薬師丸ひろ子と豊川悦司の演技がよくて、いい夫婦だな~と思えてしまうんですよね~
本当にコレ オオブタさんにみせてやりたいです!
>えいさん
こんばんは。
「いま、会いにゆきます」も完全に騙されて、映画館で号泣した映画でした。
どうもこの手の話には弱いようです。
本当にこの映画を観ると、訳もわからず懺悔したくなりますね。
私には別に愛妻はいないのに(笑
これは女性作家たちによる、男たちに反省を促すための陰謀映画なのではとも思えてきます。
>『翔んだカップル』の人間モグラたたきですね。
懐かしいですね。
確かに演技賞をとったりという意味では「Wの悲劇」なんでしょうけど、私にとっても薬師丸ひろ子は相米映画のイメージですね。
この映画は彼女にとっても久々に代表作となったのではないでしょうか。
こんばんは。
「いま、会いにゆきます」も完全に騙されて、映画館で号泣した映画でした。
どうもこの手の話には弱いようです。
本当にこの映画を観ると、訳もわからず懺悔したくなりますね。
私には別に愛妻はいないのに(笑
これは女性作家たちによる、男たちに反省を促すための陰謀映画なのではとも思えてきます。
>『翔んだカップル』の人間モグラたたきですね。
懐かしいですね。
確かに演技賞をとったりという意味では「Wの悲劇」なんでしょうけど、私にとっても薬師丸ひろ子は相米映画のイメージですね。
この映画は彼女にとっても久々に代表作となったのではないでしょうか。
2010/02/04(木) 23:59:33 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
>コブタさん
どうやらあまり入ってない様なんですよね。
完全に公開時期を間違えたというか、でもこういう作品がヒットしないと本当はダメだと思います。
>コチラ、予告編の段階でなんかネタは読めてしまい、
それは凄いですね。私は漠然と離婚カップルの話かあ・・・と思ってましたから。
是非オオブタさんに観賞させて、その後どういう態度になったかコッソリ教えてください(笑
どうやらあまり入ってない様なんですよね。
完全に公開時期を間違えたというか、でもこういう作品がヒットしないと本当はダメだと思います。
>コチラ、予告編の段階でなんかネタは読めてしまい、
それは凄いですね。私は漠然と離婚カップルの話かあ・・・と思ってましたから。
是非オオブタさんに観賞させて、その後どういう態度になったかコッソリ教えてください(笑
2010/02/05(金) 00:04:27 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは
『いま会いにゆきます』も、やられた~って思った作品でしたが
これもほんっとに涙腺決壊やられた~って作品でしたね。
薬師丸ひろ子のくるくる変化する表情の魅力的なことと言ったら
同性としては、ひろ子ちゃんも年とったなぁ~っと思いつつも
うらやましいほどの綺麗さがありました。
>これは女性作家たちによる、男たちに反省を促すための陰謀映画なのではとも思えてきます。
そんな感じもしましたが(笑)でもきっとこれは大切な人に対して
気持ちをうまく伝えられない覚えがある人には、響くものがあると
思います。
地道にじんわりヒットするといいのにな~
『いま会いにゆきます』も、やられた~って思った作品でしたが
これもほんっとに涙腺決壊やられた~って作品でしたね。
薬師丸ひろ子のくるくる変化する表情の魅力的なことと言ったら
同性としては、ひろ子ちゃんも年とったなぁ~っと思いつつも
うらやましいほどの綺麗さがありました。
>これは女性作家たちによる、男たちに反省を促すための陰謀映画なのではとも思えてきます。
そんな感じもしましたが(笑)でもきっとこれは大切な人に対して
気持ちをうまく伝えられない覚えがある人には、響くものがあると
思います。
地道にじんわりヒットするといいのにな~
ノラネコ様、今晩は。
近年稀に観る良質な、そして21世紀型と呼ぶにふさわしい日本映画のお家芸・ホームドラマの秀作でしたネ。
生意気なことを云わせてもらえば、ネタばれした後の展開がやや凡長に過ぎた、2時間超は・・・90分程度にまとめられなかったのかな、ぐらいでしょうか。
当初、薬師丸ひろ子氏の80年代アイドル時代のまんまコピーなぶりぶりブリっ子演技が何でまた今更、と相当鼻についたものでしたけど、成程これって、トヨエツ演じる主人公が夢想し続けた、ジブンが惚れたオンナの原体験へのトラウマ・身勝手な妄想の具現化の現われだったのかな、と。演出の巧みさに脱帽!!
>予告編を見て、 ~ 完全に騙された
小生も、予告編を観た限りでは、何だありきたりな夫婦関係崩壊モノなのかな。わざわざ劇場まで足を運ばなくても、と思ったものでした。
よく聴くラジオ番組で、行定監督が熱心に作品のアピールするのを拝聴するまでは、DVDスルーで十分カナ、と。
この作品、良くない意味で予告編がミスリードしてしまった典型なのかも知れませんね。
近年稀に観る良質な、そして21世紀型と呼ぶにふさわしい日本映画のお家芸・ホームドラマの秀作でしたネ。
生意気なことを云わせてもらえば、ネタばれした後の展開がやや凡長に過ぎた、2時間超は・・・90分程度にまとめられなかったのかな、ぐらいでしょうか。
当初、薬師丸ひろ子氏の80年代アイドル時代のまんまコピーなぶりぶりブリっ子演技が何でまた今更、と相当鼻についたものでしたけど、成程これって、トヨエツ演じる主人公が夢想し続けた、ジブンが惚れたオンナの原体験へのトラウマ・身勝手な妄想の具現化の現われだったのかな、と。演出の巧みさに脱帽!!
>予告編を見て、 ~ 完全に騙された
小生も、予告編を観た限りでは、何だありきたりな夫婦関係崩壊モノなのかな。わざわざ劇場まで足を運ばなくても、と思ったものでした。
よく聴くラジオ番組で、行定監督が熱心に作品のアピールするのを拝聴するまでは、DVDスルーで十分カナ、と。
この作品、良くない意味で予告編がミスリードしてしまった典型なのかも知れませんね。
2010/02/06(土) 00:01:17 | URL | 埼玉の孤狼 #-[ 編集]
>にゃんこさん
夫婦で観ると良い映画ですね。
薬師丸ひろ子は、こんなに魅力的なのは久しぶりな気がします。
若作りするんじゃなくて、45歳という実年齢での可愛さなんですよね~。
いや、またファンになってしまいそうです。
>埼玉の孤狼さん
若干長い部分もありますね。
主に誠と蘭子の部分だと思いますが、たぶんこの二人というのは若い観客にとっての物語への入り口として用意したと思うんです。
上手く機能してるかどうかはチョイ疑問ではあります。
宣伝はもったいないですね。
これは晩秋に公開して、賞を狙うべき作品ですよ。
こういう映画がもっとヒットしなければ、邦画はダメだと思いますね。
夫婦で観ると良い映画ですね。
薬師丸ひろ子は、こんなに魅力的なのは久しぶりな気がします。
若作りするんじゃなくて、45歳という実年齢での可愛さなんですよね~。
いや、またファンになってしまいそうです。
>埼玉の孤狼さん
若干長い部分もありますね。
主に誠と蘭子の部分だと思いますが、たぶんこの二人というのは若い観客にとっての物語への入り口として用意したと思うんです。
上手く機能してるかどうかはチョイ疑問ではあります。
宣伝はもったいないですね。
これは晩秋に公開して、賞を狙うべき作品ですよ。
こういう映画がもっとヒットしなければ、邦画はダメだと思いますね。
2010/02/06(土) 00:38:08 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こちらにもお邪魔します。
見事でした。泣きました。やられました。
良い映画でしたね。いろんな人に勧めたいけど、内容を話したら即ネタバレに繋がってしまい、上手く勧められないのが心憎いです(笑)。
脚本も演出も役者も全てが素晴しい映画でした。
見事でした。泣きました。やられました。
良い映画でしたね。いろんな人に勧めたいけど、内容を話したら即ネタバレに繋がってしまい、上手く勧められないのが心憎いです(笑)。
脚本も演出も役者も全てが素晴しい映画でした。
>えめきんさん
紹介しにくい映画ですよね。
宣伝が上手くいってない気がしましたが、宣伝しにくい作品である事も確かでしょう。
私は人に聞かれたら「いまあい」を引き合いに出すことにしてます。
良い本、良い役者、良い監督と三拍子揃った見事な作品だったと思います。
紹介しにくい映画ですよね。
宣伝が上手くいってない気がしましたが、宣伝しにくい作品である事も確かでしょう。
私は人に聞かれたら「いまあい」を引き合いに出すことにしてます。
良い本、良い役者、良い監督と三拍子揃った見事な作品だったと思います。
2010/02/06(土) 23:20:39 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
良い文章を書きますね。ネタバレをせずにここまで魅力を伝えられるのはすごい。
2013/01/03(木) 04:27:37 | URL | なんと #-[ 編集]
>なんとさん
ありがとうございます。
これはネタバレしてしまうと、かなり面白さをスポイルしちゃいますからね。
一応気を使いました。
ありがとうございます。
これはネタバレしてしまうと、かなり面白さをスポイルしちゃいますからね。
一応気を使いました。
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脚本家・中谷まゆみ原作の同名の舞台劇を実写映画化。結婚10年目を迎える夫婦、自堕落な生活を送る元売れっ子カメラマンと、おっとり型の妻を描いたドラマだ。監督は3月に『パレード』の公開も控えている行定勲。主演は『20世紀少年』の豊川悦司、共演に『ALWAYS 三?...
2010/02/04(木) 22:55:42 | LOVE Cinemas 調布
----確かこの映画、
観る前は「かなり、きつそう」って言っていたよね。
「うん。
白髪の豊川悦司 がカメラを構え、
横には寂しそうな顔をしている薬師丸ひろ子。
そこにキャッチコピーが
『夫婦には「さよなら」の前に、やらなければならないことがある』。
このメインビ...
2010/02/04(木) 23:46:53 | ラムの大通り
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2010/02/04(木) 23:54:20 | 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP
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2010/02/05(金) 00:12:30 | 銅版画制作の日々
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2010/02/05(金) 00:30:51 | タニプロダクション
この映画、、『衝撃のラスト!驚愕の展開!』とか宣伝チラシにそういった文章がありますが、、、、
私は予告編の段階でそのオチというべき部...
2010/02/05(金) 00:35:35 | コブタの視線
試写会に誘っていただいてノーチェックで観に行った『今度は愛妻家』は行定監督作品でした。うっわ、、、当たりかはずれか?どっちだろうっと期待感低めで鑑賞開始(笑)だって、結構この監督さんの作品大作系はずしまくっているんですもの、、、こどものいない夫婦。気持ちは
2010/02/05(金) 00:45:44 | 黒猫のうたた寝
夫婦には「さよなら」の前に、やらなければならないことがある。
製作年度 2009年
上映時間 131分
原作 中谷まゆみ
監督 行定勲
出演 豊川悦司/薬師丸ひろ子/水川あさみ/濱田岳/城田優/津田寛治/奥貫薫/井川遥/石橋蓮司
脚本家・中谷まゆみ原作の同名舞台劇を豊川悦司...
2010/02/05(金) 02:19:20 | to Heart
ボクは小学生の頃、なぜか薬師丸ひろ子さんがとてつもなく好きだった。往年の映画はほとんど観に行ったし、鶴見辰吾にも松田優作にも真田広之にも嫉妬したものだ。本気で目高組に入って組長の役に立ちたいとも思っていた。そういやラジオ音源の歌をカセットに入れて擦り切...
2010/02/05(金) 11:12:36 | 明るいときに見えないものが暗闇では見える。
【 {/m_0167/}=2 -1-】 今年最初の試写会当選がこの映画。
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ぎ?...
2010/02/05(金) 12:54:13 | 労組書記長社労士のブログ
写真家の北見俊介は、妻のさくらとの関係が上手くいっておらず、自身も仕事をせずにだらだらと日々を過ごしていた。ある日、いつものように愚痴をこぼす俊介に、突然さくらは離婚を切り出してくる。
やられた!もうこれしか言えないくらいショッキングだった。こ...
2010/02/06(土) 22:37:53 | 5125年映画の旅
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2010/02/13(土) 10:51:04 | 『映画な日々』 cinema-days
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映画の設定場所が雑司ヶ谷の鬼子母神近くと酷?...
2010/02/14(日) 06:51:58 | 映画的・絵画的・音楽的
仕事も家事もせず、妻への愛情も微妙なダメ夫と、そんな夫を献身的に支える健康オタクの妻が織り成す、ハートフルな夫婦のドラマ。大ヒットを博した中谷まゆみ原作の舞台劇をベースに、ヒットメーカーの行定勲監督が涙と笑いが交互に訪れる感動ドラマとして演出。夫婦を演...
2010/09/12(日) 15:07:35 | サーカスな日々
劇中でニンジン茶の不味さが繰り返し語られるが、ニンジンの皮にはβ-カロチンが豊富に含まれるので、ニンジン茶を飲めば白内障予防になる...
2010/09/12(日) 15:19:49 | 映画のブログ
いや~久々に泣いた・・・
トヨエツのことも「愛していると言ってくれ」以来・・いや「弁護士のくず」もあったか、
いいじゃないですかぁ~って思ったぞ。
トヨエツってダメな男 ...
2011/01/14(金) 22:08:57 | トリ猫家族
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