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2010年07月20日 (火) | 編集 |
二十一世紀に入ってからのジブリ作品で、一番好きかも。
タイトルロールの「借りぐらしのアリエッティ」は、古い屋敷の床下にひっそりと暮らし、必要なものを人間からちょっとだけ“借りる”事で生活している小人一家の一人娘。
彼女が図らずも「人間に見られれてはいけない」という掟を破ってしまった事で、一家の穏やかな秘密の暮らしは終わりを告げる事になる。
自然豊かな田舎の古い家、日常のほんの裏側に潜む不思議、少年と小人(妖精?)のふれあいなど、ジブリのブランド化の原点ともいえる「となりのトトロ」との共通項が多く見え、将来に希望と不安を抱えた若者達の物語という点では「耳をすませば」を思わせる部分もある。
「崖の上のポニョ」の“お魚の大波”シークエンスなどを手がけた敏腕アニメーターで、これが監督デビュー作となる米林宏昌は、普段見慣れた人間の世界を、地上数センチの小人の視点から眺める事で不思議が一杯詰まった幻想世界へ見事に変貌させている。
94分というコンパクトな物語は、極めてシンプルながらもテーマ性もしっかりしており、所謂ロー・ファンタジーの佳作と言える作品に仕上がった。
十四歳のアリエッティ(志田未来)は、小人の少女。
人間の家の床下に住み、角砂糖やティッシュペーパーなどの日用品を、少しだけ拝借してくる“借りぐらし”の一族だ。
アリエッティが始めての“借り”に出た夜、病気療養でその家にやって来たばかりの人間の少年・翔(神木隆之介)に見つかってしまう。
人間に姿を見られたら、もうその家にはいられない。
責任を感じたアリエッティは、家族を守るためにある行動に出るのだが・・・
人間の家の床下に、いかにもヨーロッパ的な内装の家を作って住んでいる小人たち。
メアリー・ノートンの原作は未読なので比較は出来ないが、映画では日本が舞台となっているのに、なぜか主人公の少女は原作と同じアリエッティというイタリア人みたいな名前のまま。
もっともこのあたりはアニメーションのいい所で、適度に無国籍な世界観故に直ぐに気にならなくなる。
アニメーター出身の監督らしく、ビジュアル面は圧巻の仕上がりである。
アリエッティの身長は角砂糖から推察するに10センチくらいだろうか、このスケールから眺めた世界の新鮮なこと!
もちろん今までも実写の「ミクロキッズ」を初め、小人の出てくる作品は沢山あるし、70年代の日本アニメには昆虫を主人公とした極小目線の作品も珍しくなかった。
だが10センチの世界から見た世界と、小人たちの生活のディテールを徹底的に突き詰めた本作の描写は、デザイン的なレベルが極めて高い事もあり、過去の作品とは一線を画するユニークさがある。
音響デザインにも凝っていて、人間のキッチンを始めて見たアリエッティの脳裏で、今まで床下で聞いていたであろう様々な生活音が重低音でリフレインする描写は面白かった。
アリエッティたち“借りぐらし”の一家は、上の家に住む人間達から様々な物を借りる、というよりも必要最小限の量をもらって生活している。
つまり人間と共生しているのだが、危険な人間とは決してふれあう事は許されず、もしも見つかれば捕まる事を恐れて引っ越さなければならない。
彼らの“借りぐらし”は、“狩ぐらし"であるのと同時に“仮ぐらし”に通じる。
ファンタジー世界の住人でありながら、本作の小人たちは自らの身を守る“魔法”を持たない。
彼らには恒久的に安心して生活できる住処はどこにも無く、常に緊急事態に備えなければならない、切ないくらいに脆い流浪の生命なのである。
おそらくはそうして何十年も続いてきたであろう小人達の掟は、アリエッティと病気療養のためにこの家にやって来た少年・翔によって破られる。
偶然アリエッティの姿を見た翔は、彼女とコミュニケーションをとろうとし、アリエッティもまた自らと家族を守るために翔の前に姿を現す。
この二人、基本的には共に善意の人なのだが、お互いに良かれと思ってとった行動が、若さゆえの独りよがりとなり、結果的にアリエッティの一家の生活を滅茶苦茶にしてしまう。
面白いのは、種族も環境も全く異なる、片方は人間ですらない二人が、実は結構似た者同士だという事。
物語の中盤、翔がアリエッティに「君達は滅びゆく種族なんだね」と告げるシーンがある。
「そんなことはない!」と反論するアリエッティだが、この世界に住む人間の数が60億以上と聞いて、生まれてからたった三人の家族だけで生きてきた彼女は、ショックを受けて口ごもってしまう。
絶対的な強者である人間が、傲慢に言い放った様に聞こえるこの台詞だが、実は翔は重い心臓病に侵されて、成功率の低い手術を控える身で「滅びゆく」という言葉は自らに向けられたものでもあるのだ。
種としての未来と個としての未来の違いはあれど、これは自分達の未来に、大きな不安を抱えた少年と少女が出会い、自分達の招いた混乱を収拾する過程で、心を通じ合い成長して行く物語なのである。
二人が出会ったことで、翔の家でのアリエッティたちの“借りぐらし”は破綻してしまうわけだが、米林宏昌監督は、物語の終わりに困難に満ちた二人の未来に小さな希望の火を灯らせる。
去り行くアリエッティに向かって、翔は「アリエッティ、君は僕の心臓の一部だ」という言葉を送る。
自分の将来を悲観していた翔にとって、アリエッティ一家を助ける小さな冒険は、生を実感する体験だっただけでなく、たとえ滅びゆく種族であっても決して未来を諦めない彼女達に、生きる力を教えられた時間に他ならない。
またアリエッティにとっては、結果的に住処を追われた事で、“借りぐらし”せずに自力で生きている野生児スピラーと出会い、新しい人生の冒険に踏み出す事が出来たのである。
米林監督によると、彼は宮崎駿の脚本をそのまま使わず、シーンごとに取捨選択した上で、独自の描写を盛り込んでいったと言う。
宮崎駿の書いた脚本を読んだ訳ではないので、これはあくまでも想像に過ぎないのだが、本作は当初の構想よりもパーソナルな青春映画としての色彩が強くなっているのではないだろうか。
人間から“借りぐらし”している小人の世界は、地球と言う巨大な家から借り過ぎなくらい借りまくっている人間自身の比喩でもあるはずで、前記した「滅び行く種族」という台詞も宮崎駿の中ではもう少し広い意味を持っていた様な気がする。
アリエッティと翔の未来で、まるで希望と絶望がせめぎあっているかの様な一種独特な情感を持つラストも、二人の映画作家が物語に託したものが、別々のベクトルを持っているからではないか。
個人的には広げすぎたイメージを具現化できず、崩壊させてしまっている近頃の宮崎作品を観れば、小粒ながらも描きたい事を明確に絞り込んだ本作の方向性は正解に思える。
この作品に関しては、むしろ米林的なる部分をもっと主張しても良かったかもしれない。
物語として惜しむらくは、アリエッティ一家を捕まえようとするお手伝いのハルさんが、なぜあれほど小人にネガティブな執着をするのかが良くわからない事で、結果彼女はアリエッティと翔の単なる妨害者にしか成りえておらず、少々浮いた存在になってしまっている。
どうやらハルさんも子供の頃に小人を見たという設定がある様なので、例えば小人を見たと言った事で大嘘つき呼ばわりされたとか、彼女の小人に対する感情のバックストーリーを一言でも良いから盛り込んでおけば、物語の中での立ち位置がより必然性を持つものになっただろう。
あと、例によってキャラクターの声を声優でなく実写の俳優が演じているのだが、これもハルさんを演じる樹木希林の声に特徴がありすぎて、本人の顔が浮かんでしまって困った。
しばしばキャラクターを記号化して演じてしまう声優ではなく、俳優の自然な演技力を生かすという考え方はわかるが、この手法はメリットと同じくらいデメリットもあるので、慎重なキャスティングと演出が求められるのは間違いないだろう。
「借りぐらしのアリエッティ」には、派手なアクションも無いし、手に汗握るスリルもない。
だが物語はわかりやすく、テーマ性は明確で、何よりも途中からぶっ壊れてゆかない(笑
これは例えて言えば、若いシェフが心をこめて作り上げたシンプルな味の和風パスタ。
コース料理の様な絢爛さや、ファーストフードの様な刺激はないが、じっくりと味わえばその丁寧な仕事を十分に堪能する事が出来る。
“お題”その物をもっと自由にしてあげれば、このシェフはもっと伸びる様な気がする。
個人的には、宮崎駿にももう一発派手な花火を打ち上げてもらいたいが、こういう作品をきっちりと作れる次世代の作家がようやくジブリ内部から出てきたのは素晴らしい事であると思う。
米林宏昌監督の次回作にも大いに期待するが、仕事の確かさはわかったから次はもう少し弾けた作品も観てみたいかな。
ちなみに音楽がいつもの久石譲ではなく、フランス人ハープ奏者のセシル・コルベルなのもちょっと新鮮で、予告編やCMでも使われているテーマ曲は妙に耳に残る。
ジブリ作品は、いつもこのあたりが上手い。
今回は、ハーブを愛する小人たちに合わせ、フランスのパジェス社の「ヴェルヴェーヌ・デュ・ヴェレ」をチョイス。
30種類以上のハーブをブランデーに浸して作られた鮮やかな緑の酒。
本来薬酒で、全体の24%がエキス分、アルコール度数は55°とかなり強い。
味わいはかなりドライな印象で、カクテルベースにしたり、紅茶に加えても良いし、お菓子作りなどにも使える。
アリエッティの家では、お酒も借りていたのかな?
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タイトルロールの「借りぐらしのアリエッティ」は、古い屋敷の床下にひっそりと暮らし、必要なものを人間からちょっとだけ“借りる”事で生活している小人一家の一人娘。
彼女が図らずも「人間に見られれてはいけない」という掟を破ってしまった事で、一家の穏やかな秘密の暮らしは終わりを告げる事になる。
自然豊かな田舎の古い家、日常のほんの裏側に潜む不思議、少年と小人(妖精?)のふれあいなど、ジブリのブランド化の原点ともいえる「となりのトトロ」との共通項が多く見え、将来に希望と不安を抱えた若者達の物語という点では「耳をすませば」を思わせる部分もある。
「崖の上のポニョ」の“お魚の大波”シークエンスなどを手がけた敏腕アニメーターで、これが監督デビュー作となる米林宏昌は、普段見慣れた人間の世界を、地上数センチの小人の視点から眺める事で不思議が一杯詰まった幻想世界へ見事に変貌させている。
94分というコンパクトな物語は、極めてシンプルながらもテーマ性もしっかりしており、所謂ロー・ファンタジーの佳作と言える作品に仕上がった。
十四歳のアリエッティ(志田未来)は、小人の少女。
人間の家の床下に住み、角砂糖やティッシュペーパーなどの日用品を、少しだけ拝借してくる“借りぐらし”の一族だ。
アリエッティが始めての“借り”に出た夜、病気療養でその家にやって来たばかりの人間の少年・翔(神木隆之介)に見つかってしまう。
人間に姿を見られたら、もうその家にはいられない。
責任を感じたアリエッティは、家族を守るためにある行動に出るのだが・・・
人間の家の床下に、いかにもヨーロッパ的な内装の家を作って住んでいる小人たち。
メアリー・ノートンの原作は未読なので比較は出来ないが、映画では日本が舞台となっているのに、なぜか主人公の少女は原作と同じアリエッティというイタリア人みたいな名前のまま。
もっともこのあたりはアニメーションのいい所で、適度に無国籍な世界観故に直ぐに気にならなくなる。
アニメーター出身の監督らしく、ビジュアル面は圧巻の仕上がりである。
アリエッティの身長は角砂糖から推察するに10センチくらいだろうか、このスケールから眺めた世界の新鮮なこと!
もちろん今までも実写の「ミクロキッズ」を初め、小人の出てくる作品は沢山あるし、70年代の日本アニメには昆虫を主人公とした極小目線の作品も珍しくなかった。
だが10センチの世界から見た世界と、小人たちの生活のディテールを徹底的に突き詰めた本作の描写は、デザイン的なレベルが極めて高い事もあり、過去の作品とは一線を画するユニークさがある。
音響デザインにも凝っていて、人間のキッチンを始めて見たアリエッティの脳裏で、今まで床下で聞いていたであろう様々な生活音が重低音でリフレインする描写は面白かった。
アリエッティたち“借りぐらし”の一家は、上の家に住む人間達から様々な物を借りる、というよりも必要最小限の量をもらって生活している。
つまり人間と共生しているのだが、危険な人間とは決してふれあう事は許されず、もしも見つかれば捕まる事を恐れて引っ越さなければならない。
彼らの“借りぐらし”は、“狩ぐらし"であるのと同時に“仮ぐらし”に通じる。
ファンタジー世界の住人でありながら、本作の小人たちは自らの身を守る“魔法”を持たない。
彼らには恒久的に安心して生活できる住処はどこにも無く、常に緊急事態に備えなければならない、切ないくらいに脆い流浪の生命なのである。
おそらくはそうして何十年も続いてきたであろう小人達の掟は、アリエッティと病気療養のためにこの家にやって来た少年・翔によって破られる。
偶然アリエッティの姿を見た翔は、彼女とコミュニケーションをとろうとし、アリエッティもまた自らと家族を守るために翔の前に姿を現す。
この二人、基本的には共に善意の人なのだが、お互いに良かれと思ってとった行動が、若さゆえの独りよがりとなり、結果的にアリエッティの一家の生活を滅茶苦茶にしてしまう。
面白いのは、種族も環境も全く異なる、片方は人間ですらない二人が、実は結構似た者同士だという事。
物語の中盤、翔がアリエッティに「君達は滅びゆく種族なんだね」と告げるシーンがある。
「そんなことはない!」と反論するアリエッティだが、この世界に住む人間の数が60億以上と聞いて、生まれてからたった三人の家族だけで生きてきた彼女は、ショックを受けて口ごもってしまう。
絶対的な強者である人間が、傲慢に言い放った様に聞こえるこの台詞だが、実は翔は重い心臓病に侵されて、成功率の低い手術を控える身で「滅びゆく」という言葉は自らに向けられたものでもあるのだ。
種としての未来と個としての未来の違いはあれど、これは自分達の未来に、大きな不安を抱えた少年と少女が出会い、自分達の招いた混乱を収拾する過程で、心を通じ合い成長して行く物語なのである。
二人が出会ったことで、翔の家でのアリエッティたちの“借りぐらし”は破綻してしまうわけだが、米林宏昌監督は、物語の終わりに困難に満ちた二人の未来に小さな希望の火を灯らせる。
去り行くアリエッティに向かって、翔は「アリエッティ、君は僕の心臓の一部だ」という言葉を送る。
自分の将来を悲観していた翔にとって、アリエッティ一家を助ける小さな冒険は、生を実感する体験だっただけでなく、たとえ滅びゆく種族であっても決して未来を諦めない彼女達に、生きる力を教えられた時間に他ならない。
またアリエッティにとっては、結果的に住処を追われた事で、“借りぐらし”せずに自力で生きている野生児スピラーと出会い、新しい人生の冒険に踏み出す事が出来たのである。
米林監督によると、彼は宮崎駿の脚本をそのまま使わず、シーンごとに取捨選択した上で、独自の描写を盛り込んでいったと言う。
宮崎駿の書いた脚本を読んだ訳ではないので、これはあくまでも想像に過ぎないのだが、本作は当初の構想よりもパーソナルな青春映画としての色彩が強くなっているのではないだろうか。
人間から“借りぐらし”している小人の世界は、地球と言う巨大な家から借り過ぎなくらい借りまくっている人間自身の比喩でもあるはずで、前記した「滅び行く種族」という台詞も宮崎駿の中ではもう少し広い意味を持っていた様な気がする。
アリエッティと翔の未来で、まるで希望と絶望がせめぎあっているかの様な一種独特な情感を持つラストも、二人の映画作家が物語に託したものが、別々のベクトルを持っているからではないか。
個人的には広げすぎたイメージを具現化できず、崩壊させてしまっている近頃の宮崎作品を観れば、小粒ながらも描きたい事を明確に絞り込んだ本作の方向性は正解に思える。
この作品に関しては、むしろ米林的なる部分をもっと主張しても良かったかもしれない。
物語として惜しむらくは、アリエッティ一家を捕まえようとするお手伝いのハルさんが、なぜあれほど小人にネガティブな執着をするのかが良くわからない事で、結果彼女はアリエッティと翔の単なる妨害者にしか成りえておらず、少々浮いた存在になってしまっている。
どうやらハルさんも子供の頃に小人を見たという設定がある様なので、例えば小人を見たと言った事で大嘘つき呼ばわりされたとか、彼女の小人に対する感情のバックストーリーを一言でも良いから盛り込んでおけば、物語の中での立ち位置がより必然性を持つものになっただろう。
あと、例によってキャラクターの声を声優でなく実写の俳優が演じているのだが、これもハルさんを演じる樹木希林の声に特徴がありすぎて、本人の顔が浮かんでしまって困った。
しばしばキャラクターを記号化して演じてしまう声優ではなく、俳優の自然な演技力を生かすという考え方はわかるが、この手法はメリットと同じくらいデメリットもあるので、慎重なキャスティングと演出が求められるのは間違いないだろう。
「借りぐらしのアリエッティ」には、派手なアクションも無いし、手に汗握るスリルもない。
だが物語はわかりやすく、テーマ性は明確で、何よりも途中からぶっ壊れてゆかない(笑
これは例えて言えば、若いシェフが心をこめて作り上げたシンプルな味の和風パスタ。
コース料理の様な絢爛さや、ファーストフードの様な刺激はないが、じっくりと味わえばその丁寧な仕事を十分に堪能する事が出来る。
“お題”その物をもっと自由にしてあげれば、このシェフはもっと伸びる様な気がする。
個人的には、宮崎駿にももう一発派手な花火を打ち上げてもらいたいが、こういう作品をきっちりと作れる次世代の作家がようやくジブリ内部から出てきたのは素晴らしい事であると思う。
米林宏昌監督の次回作にも大いに期待するが、仕事の確かさはわかったから次はもう少し弾けた作品も観てみたいかな。
ちなみに音楽がいつもの久石譲ではなく、フランス人ハープ奏者のセシル・コルベルなのもちょっと新鮮で、予告編やCMでも使われているテーマ曲は妙に耳に残る。
ジブリ作品は、いつもこのあたりが上手い。
今回は、ハーブを愛する小人たちに合わせ、フランスのパジェス社の「ヴェルヴェーヌ・デュ・ヴェレ」をチョイス。
30種類以上のハーブをブランデーに浸して作られた鮮やかな緑の酒。
本来薬酒で、全体の24%がエキス分、アルコール度数は55°とかなり強い。
味わいはかなりドライな印象で、カクテルベースにしたり、紅茶に加えても良いし、お菓子作りなどにも使える。
アリエッティの家では、お酒も借りていたのかな?

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この記事へのコメント
水の表面張力といい、音の響き具合といい、全てアリエッティたち小人視点で細かく描かれているところがさすがジブリ。
本当にこのスタジオのレベルの高さを存分に思い知らされましたよ。
本当にこのスタジオのレベルの高さを存分に思い知らされましたよ。
>にゃむばなななさん
>水の表面張力
あれは凄かったですね。
確かにリアルに考えればああなるのでしょうけど、実際にビジュアルでやったのは初めてでは?
しかしあんなに弾力があっては、小人たちにとってはお茶も水も餡かけの餡状態に感じるのでしょうか(笑
>水の表面張力
あれは凄かったですね。
確かにリアルに考えればああなるのでしょうけど、実際にビジュアルでやったのは初めてでは?
しかしあんなに弾力があっては、小人たちにとってはお茶も水も餡かけの餡状態に感じるのでしょうか(笑
こんにちは。
最近、グリーン&フラワーをしっかり見る習慣が付いていることもあり、
この映画でも、目がそこにいってしまいました。
で、その結果といえば、これが大満足。
あたりまえなのでしょうが、
プランツ、それぞれの描きわけの素晴らしさには言葉もありませんでした。
その反面、ドラマトゥルギーがいささか平板に感じました。
ハルさんの性格、行動付けは
映画があまり平板に流れないようにするための仕掛けだったのかな?
最近、グリーン&フラワーをしっかり見る習慣が付いていることもあり、
この映画でも、目がそこにいってしまいました。
で、その結果といえば、これが大満足。
あたりまえなのでしょうが、
プランツ、それぞれの描きわけの素晴らしさには言葉もありませんでした。
その反面、ドラマトゥルギーがいささか平板に感じました。
ハルさんの性格、行動付けは
映画があまり平板に流れないようにするための仕掛けだったのかな?
小人たちの生活文化が人間社会に深く依存しながらも越えてはならない一線は頑に守り続けなければならないというのは、地球という自然に依存して生きる私たち人間も同じように守るべきルールなのかもしれませんね。
私は樹木希林さんがあまりに上手過ぎたんじゃないかと思いました。ちょっとあのハルには人間の私でも恐怖感を抱きましたから(笑)。
私は樹木希林さんがあまりに上手過ぎたんじゃないかと思いました。ちょっとあのハルには人間の私でも恐怖感を抱きましたから(笑)。
>えいさん
フラワーショップみたいでしたよね、アリエッティの部屋。
植物をはじめとするディテール描写は正に圧巻でした。
物語的には、きほんはこのままで良いと思うのですが、視点の交錯はもう少しあっても良かったかもしれません。
私はお祖母さんをもっと生かせば良いのにと思いました。
ハルさんは行動原理にあと一つの説得力さえあれば文句もないのですが。
>かのんさん
たぶん自然との共生的なところが宮崎氏がやりたかった部分なんでしょうね。
結果的にはかなり薄まっていると思いましたけど。
ハルさんは意図的でしょうけど、顔まで本人の面影があるので、よけいに浮かんで困りました。
あのキャラクターの描写は米林監督の老人に対する複雑な感情がにじみ出ていると言うのは考え過ぎでしょうか(笑
フラワーショップみたいでしたよね、アリエッティの部屋。
植物をはじめとするディテール描写は正に圧巻でした。
物語的には、きほんはこのままで良いと思うのですが、視点の交錯はもう少しあっても良かったかもしれません。
私はお祖母さんをもっと生かせば良いのにと思いました。
ハルさんは行動原理にあと一つの説得力さえあれば文句もないのですが。
>かのんさん
たぶん自然との共生的なところが宮崎氏がやりたかった部分なんでしょうね。
結果的にはかなり薄まっていると思いましたけど。
ハルさんは意図的でしょうけど、顔まで本人の面影があるので、よけいに浮かんで困りました。
あのキャラクターの描写は米林監督の老人に対する複雑な感情がにじみ出ていると言うのは考え過ぎでしょうか(笑
2010/07/20(火) 23:40:03 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
シンプルで素朴ですが、丁寧に描かれたこの作品。情緒豊かでアリエッティの気持ちも翔の気持ちも素直に心に響きます。
テクニック的な面はノラネコさんの言うとおり。私も同感です。ピクサーが誰が監督をしようとも素晴らしいクオリティの作品を生み出す体制を築いているなか、ジブリもいつまでも宮崎監督一人におんぶに抱っこという訳には行きません。それを考えると、この作品は今後のジブリを占う試金石として重要な作品だったのではと思います。
しかし、駿じーさんもiPadをボロクソにケナシテる暇があったら、はよ起死回生の作品作りなさいなと。(笑)
テクニック的な面はノラネコさんの言うとおり。私も同感です。ピクサーが誰が監督をしようとも素晴らしいクオリティの作品を生み出す体制を築いているなか、ジブリもいつまでも宮崎監督一人におんぶに抱っこという訳には行きません。それを考えると、この作品は今後のジブリを占う試金石として重要な作品だったのではと思います。
しかし、駿じーさんもiPadをボロクソにケナシテる暇があったら、はよ起死回生の作品作りなさいなと。(笑)
2010/07/20(火) 23:46:26 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
>KLYさん
なんとなくですが、宮崎駿はだいぶ前から伝える事に諦めを感じているのではと思っています。
今回の作品、私はラストに滅びと希望の両方を感じました。
テーマ性から考えても、滅びのベクトルは宮崎氏で、希望のベクトルが米林監督かなあと。
私的には希望をより強く感じたので、米林監督のパワーが老人力を超えたかと思ったのですが、宮崎作品ももう一発くらい傑作を観たいですねえ。
なんとなくですが、宮崎駿はだいぶ前から伝える事に諦めを感じているのではと思っています。
今回の作品、私はラストに滅びと希望の両方を感じました。
テーマ性から考えても、滅びのベクトルは宮崎氏で、希望のベクトルが米林監督かなあと。
私的には希望をより強く感じたので、米林監督のパワーが老人力を超えたかと思ったのですが、宮崎作品ももう一発くらい傑作を観たいですねえ。
2010/07/21(水) 00:06:26 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ノラネコさんおはようございます♪TB&コメント有難うございました♪
内容的にはそれほど壮大なスケールでもないですし、屋敷とその周囲で繰り広げる一夏の冒険と言った感じでむしろこじんまりとはしてるものの、その中に込められたテーマ性はちゃんと纏まっているとは思いますし、それでいて10cmの世界観も驚くほどリアルな描写で徹底してるといった点は自分も高評価でしたね♪(あと超個人的にはアリエッティが可愛かったという所も物凄い好感ポイントだったりで・・^^;)
でも本作では小人のアリエッティ達が借りぐらしという生活をしていましたけど、考えてみれば地球をデカーイ家として括れば確かに自分たち人間も借りぐらしの身でもありますよねぇ・・。そう思うと『滅び行く種族』って言葉はかなりズシッ・・と来ます。
内容的にはそれほど壮大なスケールでもないですし、屋敷とその周囲で繰り広げる一夏の冒険と言った感じでむしろこじんまりとはしてるものの、その中に込められたテーマ性はちゃんと纏まっているとは思いますし、それでいて10cmの世界観も驚くほどリアルな描写で徹底してるといった点は自分も高評価でしたね♪(あと超個人的にはアリエッティが可愛かったという所も物凄い好感ポイントだったりで・・^^;)
でも本作では小人のアリエッティ達が借りぐらしという生活をしていましたけど、考えてみれば地球をデカーイ家として括れば確かに自分たち人間も借りぐらしの身でもありますよねぇ・・。そう思うと『滅び行く種族』って言葉はかなりズシッ・・と来ます。
>メビウスさん
自然との共生の部分は隠しテーマですね。
ここを匂わせる程度に抑えたのは正解だったと思います。
宮崎作品だと、このところいつもここで壊れちゃいますからね。
まあ小品ですが、良質な作品でした。
自然との共生の部分は隠しテーマですね。
ここを匂わせる程度に抑えたのは正解だったと思います。
宮崎作品だと、このところいつもここで壊れちゃいますからね。
まあ小品ですが、良質な作品でした。
2010/07/21(水) 23:59:40 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
おいおいおい 金返せ 不愉快になるアニメでした。
借り暮らしだと 笑わせるな あるシーンにも出てくるが泥棒に過ぎない。
不愉快だ。本来 小人は妖精だったり 靴を直してくれたり 親切な存在
借りたら恩返しくらいしろ!!
昔の爺さんも会っていたんなら
爺さんも実は 同じ病があり あるとき急に直った などというような
小人にちょっと不思議な力を持たせてほしかった。
ただただ大きさの違う人がいるだけでした。。。
まったくつまらない。
借り暮らしだと 笑わせるな あるシーンにも出てくるが泥棒に過ぎない。
不愉快だ。本来 小人は妖精だったり 靴を直してくれたり 親切な存在
借りたら恩返しくらいしろ!!
昔の爺さんも会っていたんなら
爺さんも実は 同じ病があり あるとき急に直った などというような
小人にちょっと不思議な力を持たせてほしかった。
ただただ大きさの違う人がいるだけでした。。。
まったくつまらない。
2010/07/22(木) 00:03:00 | URL | 21日 先ほど見てきました #-[ 編集]
>21日さん
そうですか、そのように思われる方がいる事は理解しますが、金返せは私じゃなくてジブリに言ってくださいね。
昔話の小人は役に立つ存在とは限りませんよ。
そうですか、そのように思われる方がいる事は理解しますが、金返せは私じゃなくてジブリに言ってくださいね。
昔話の小人は役に立つ存在とは限りませんよ。
2010/07/22(木) 00:15:46 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんにちは♪
小人の人たちのお茶の入れ方がとても新鮮でした。
この辺はどうしても普段見慣れてる人間的な既成概念
しかなかったもんで。
他にも額縁に飾った切手や、ペンホルダーを花活けに
等の人間から借りて来た者の使い方を探すのも物語
同様にオモシロいものがありました。
まぁ、いろんな意見の方もいるようですが、ボク個人とし
ては本作は間違いなく久々に名作だと思えるものでした。
何せ、見終わって1週間も経つのにいまだに余韻に浸っ
てますからね♪ (゚▽゚)v
小人の人たちのお茶の入れ方がとても新鮮でした。
この辺はどうしても普段見慣れてる人間的な既成概念
しかなかったもんで。
他にも額縁に飾った切手や、ペンホルダーを花活けに
等の人間から借りて来た者の使い方を探すのも物語
同様にオモシロいものがありました。
まぁ、いろんな意見の方もいるようですが、ボク個人とし
ては本作は間違いなく久々に名作だと思えるものでした。
何せ、見終わって1週間も経つのにいまだに余韻に浸っ
てますからね♪ (゚▽゚)v
2010/07/23(金) 23:46:06 | URL | 風情♪ #s8w929I6[ 編集]
ノラネコさん、こんばんは!
>実は結構似た者同士だという事
二人の関係を淡い恋心という方もいますが、翔が同じような境遇であることをアリエッティに感じたんですよね。
それでもアリエッティは懸命に生きようとしている、その姿から翔は生きることに再び向かい合う力を得たのだと思います。
「君は僕の心臓の一部だ」という言葉に翔のそういう気持ちが表れていました。
>実は結構似た者同士だという事
二人の関係を淡い恋心という方もいますが、翔が同じような境遇であることをアリエッティに感じたんですよね。
それでもアリエッティは懸命に生きようとしている、その姿から翔は生きることに再び向かい合う力を得たのだと思います。
「君は僕の心臓の一部だ」という言葉に翔のそういう気持ちが表れていました。
>風情♪さん
切手を飾ってるのはオシャレでした。
小人たちの生活描写のデザイン性がとても高いのが印象的ですね。
全体に賛否両論みたいですが、私もかなり好きな作品です。
あのラストもじんわりと余韻が残りますよね。
>はらやんさん
頬を赤らめるシーンもありましたが、どちらかというと共感で、恋心とはちょっと違うんじゃないかと思いました。
恋するようなシチュエーションじゃない気もしますし。
まるでエヴァンゲリオンあたりに出てきそうな陰鬱なキャラだった翔が、最後には生きる勇気に満ちているのが、この物語の結果ですよね。
切手を飾ってるのはオシャレでした。
小人たちの生活描写のデザイン性がとても高いのが印象的ですね。
全体に賛否両論みたいですが、私もかなり好きな作品です。
あのラストもじんわりと余韻が残りますよね。
>はらやんさん
頬を赤らめるシーンもありましたが、どちらかというと共感で、恋心とはちょっと違うんじゃないかと思いました。
恋するようなシチュエーションじゃない気もしますし。
まるでエヴァンゲリオンあたりに出てきそうな陰鬱なキャラだった翔が、最後には生きる勇気に満ちているのが、この物語の結果ですよね。
最高に上手い映画でした!
ピクサーにも驚かされますけど、今年はジブリもやってくれましたね。
カ―ズがゲド戦記に興行収入で負けた年、私は拳を握りしめましたが(笑)、今年はどちらも異なるアプローチでとっても楽しかったです。
ピクサーにも驚かされますけど、今年はジブリもやってくれましたね。
カ―ズがゲド戦記に興行収入で負けた年、私は拳を握りしめましたが(笑)、今年はどちらも異なるアプローチでとっても楽しかったです。
今日観てきましたが、率直に言うと、駄作でした。
ごめんなさい。ジブリ作品への期待が高すぎるのかもしれません。あくまでも個人的な感想です。
映画館に入る時、前の回を見た子どもたちが「尻ぐらしのシリエッティ」と言って笑っているのを聞いて、不安になりましたが、不安が的中しました。
作品に感動すれば、観終わったばかりの子どもがこんな駄洒落を言わないはずです。
偉そうですが、なぜ、この状態で公開できるのか疑問です。
ジブリって、互いに批判したりする環境じゃないのかな?って心配になりました。
最後に翔(しょう)がアリエッティを追いかけてきたとき、ようやくこれから何かが起こるのかなって期待しましたが、スクリーンにはエンドロールが!!!!!これで終わり?もしやエンドロールの最後には、ジブリお得意の「おわり」ではなく「つづく」が出るのかな?なんて思ってしまいました。
ただ、「ゲド戦記」よりは良かったです。
次回作に期待します。
ごめんなさい。ジブリ作品への期待が高すぎるのかもしれません。あくまでも個人的な感想です。
映画館に入る時、前の回を見た子どもたちが「尻ぐらしのシリエッティ」と言って笑っているのを聞いて、不安になりましたが、不安が的中しました。
作品に感動すれば、観終わったばかりの子どもがこんな駄洒落を言わないはずです。
偉そうですが、なぜ、この状態で公開できるのか疑問です。
ジブリって、互いに批判したりする環境じゃないのかな?って心配になりました。
最後に翔(しょう)がアリエッティを追いかけてきたとき、ようやくこれから何かが起こるのかなって期待しましたが、スクリーンにはエンドロールが!!!!!これで終わり?もしやエンドロールの最後には、ジブリお得意の「おわり」ではなく「つづく」が出るのかな?なんて思ってしまいました。
ただ、「ゲド戦記」よりは良かったです。
次回作に期待します。
2010/07/25(日) 02:28:17 | URL | 批判してごめんなさい #-[ 編集]
アニメの中の小さい人たちと同じように、小さい宝物を貰った気持ちになれました^^
おっしゃる通り、21世紀のジブリの中で一番好き♪
こういう単純さが子供の頃の感動を懐かしく思い出させてくれるんですよね~。
久々に初めて「トトロ」を見た時のの感動を思い出しました^^
おっしゃる通り、21世紀のジブリの中で一番好き♪
こういう単純さが子供の頃の感動を懐かしく思い出させてくれるんですよね~。
久々に初めて「トトロ」を見た時のの感動を思い出しました^^
>ゴーダイさん
あ~「ゲド」は特別に酷かったですからね。
今回は、まあ細々と気になる部分もあるのですけど、とても気持ちの良い作品になっていました。
期待しなくてゴメンナサイという気分です。
ジブリもようやく世代交代の時期になってきたのかな。
>批判してごめんなさいさん
何をもってそんなにダメに思われたのか全然わからないので、何ともいえないです。
私としては、近年の宮崎作品などよりは数段上質の感動を味わいました。
ラストがあっさりしすぎという意見が多いようですが、物語の中で提示されたキャラクターの葛藤には、きちんと結果が出ていますし、あれ以上描いても蛇足になるだけで、見えない未来へ歩みだす若い二人の心情を余韻として感じさせる秀逸なラストだと思っています。
>くうさん
今にして思えば、「トトロ」もとくに大事件が起こるわけでもない日常の小さな話でしたね。
クライマックスも迷子を捜すだけだし。
まああの映画はネコバスというビジュアルで盛り上げましたけど、個人的には、「話は『パンダコパンダ』の焼き直しじゃん」と思ったので、オリジナルの感動という点ではむしろこっちの方が印象深いかもしれません。
あ~「ゲド」は特別に酷かったですからね。
今回は、まあ細々と気になる部分もあるのですけど、とても気持ちの良い作品になっていました。
期待しなくてゴメンナサイという気分です。
ジブリもようやく世代交代の時期になってきたのかな。
>批判してごめんなさいさん
何をもってそんなにダメに思われたのか全然わからないので、何ともいえないです。
私としては、近年の宮崎作品などよりは数段上質の感動を味わいました。
ラストがあっさりしすぎという意見が多いようですが、物語の中で提示されたキャラクターの葛藤には、きちんと結果が出ていますし、あれ以上描いても蛇足になるだけで、見えない未来へ歩みだす若い二人の心情を余韻として感じさせる秀逸なラストだと思っています。
>くうさん
今にして思えば、「トトロ」もとくに大事件が起こるわけでもない日常の小さな話でしたね。
クライマックスも迷子を捜すだけだし。
まああの映画はネコバスというビジュアルで盛り上げましたけど、個人的には、「話は『パンダコパンダ』の焼き直しじゃん」と思ったので、オリジナルの感動という点ではむしろこっちの方が印象深いかもしれません。
2010/07/25(日) 13:35:38 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
>何よりも途中からぶっ壊れてゆかない(笑
思わず、そうよね、、、ぽにょはね~っと去年のこと思い出しました(笑)
でも、あれはあれで、好きなんですけどね。
シンプルな作りでしたが、美味しくいただけました。
素材を丁寧に扱っていいお仕事してくれてる感じです。
小人目線の描き方は、なんかワクワクしちゃいますよね。
お酒の借りは、さすがに・・・入れ物が重すぎて無理なような気がします(笑)
作った方が早いかもね。
思わず、そうよね、、、ぽにょはね~っと去年のこと思い出しました(笑)
でも、あれはあれで、好きなんですけどね。
シンプルな作りでしたが、美味しくいただけました。
素材を丁寧に扱っていいお仕事してくれてる感じです。
小人目線の描き方は、なんかワクワクしちゃいますよね。
お酒の借りは、さすがに・・・入れ物が重すぎて無理なような気がします(笑)
作った方が早いかもね。
こちらにもお邪魔します♪
ノラネコさんのお酒のチョイスがいつも楽しみです。探してもなかなかなかったりするんですけどね。
今度フランスに行ったら是非買ってみたいです。メモメモ。出会えるかな?小人さんに会える確率よりは高いでしょうか
>人間から“借りぐらし”している小人の世界は、地球と言う巨大な家から借り過ぎなくらい借りまくっている人間自身の比喩でもあるはず
さすがの目線です。そのとおりですよね。
あと、翔くんが「滅びゆく人種」と言った一言に、自分を見ている、この鋭い指摘も唸りました。
私は樹木希林好きなので、彼女が悪役のような役を、面白く演じたのも、アリだなと思っちゃいました。
ノラネコさんのお酒のチョイスがいつも楽しみです。探してもなかなかなかったりするんですけどね。
今度フランスに行ったら是非買ってみたいです。メモメモ。出会えるかな?小人さんに会える確率よりは高いでしょうか
>人間から“借りぐらし”している小人の世界は、地球と言う巨大な家から借り過ぎなくらい借りまくっている人間自身の比喩でもあるはず
さすがの目線です。そのとおりですよね。
あと、翔くんが「滅びゆく人種」と言った一言に、自分を見ている、この鋭い指摘も唸りました。
私は樹木希林好きなので、彼女が悪役のような役を、面白く演じたのも、アリだなと思っちゃいました。
>にゃんこさん
私もポニョはポニョで好きなんですけどね・・・
あれはあまりにもぶっ壊れてるんで、人には薦められないです(笑
最後に残るのはアニメーションの動きの凄さだけだし。
小さすぎて物足りないという声もあるようですが、この映画の落ち着きがポニョのあとでは心地いいです。
>とらねこさん
たぶん人間と小人の比喩のあたりは宮崎氏のプランが残ってるあたりだとおもうんですけどね、元々はこの辺がもっと強かったんじゃないでしょうか。
逆に、滅びという言葉に翔が強いイメージを持ってるあたりは米林監督かなあと。
自らの滅びを意識すればするほど、ラストの希望が際立ちますからね。
私もポニョはポニョで好きなんですけどね・・・
あれはあまりにもぶっ壊れてるんで、人には薦められないです(笑
最後に残るのはアニメーションの動きの凄さだけだし。
小さすぎて物足りないという声もあるようですが、この映画の落ち着きがポニョのあとでは心地いいです。
>とらねこさん
たぶん人間と小人の比喩のあたりは宮崎氏のプランが残ってるあたりだとおもうんですけどね、元々はこの辺がもっと強かったんじゃないでしょうか。
逆に、滅びという言葉に翔が強いイメージを持ってるあたりは米林監督かなあと。
自らの滅びを意識すればするほど、ラストの希望が際立ちますからね。
2010/07/28(水) 00:50:37 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんはー。こちら、夏期講習中で忙しく、コメントも遅くなってしまいました。m(__)m
> 広げすぎたイメージを具現化できず、崩壊させてしまっている近頃の宮崎作品を観れば、小粒ながらも描きたい事を明確に絞り込んだ本作の方向性は正解に思える
なるほど!と膝を打ちました。もう宮崎監督は「あっちの世界」へ行ってしまって、私のような凡人には理解が難しい世界に旅立っていってしまった感がありますが、この作品には予定調和的な安心感がありました。
> 広げすぎたイメージを具現化できず、崩壊させてしまっている近頃の宮崎作品を観れば、小粒ながらも描きたい事を明確に絞り込んだ本作の方向性は正解に思える
なるほど!と膝を打ちました。もう宮崎監督は「あっちの世界」へ行ってしまって、私のような凡人には理解が難しい世界に旅立っていってしまった感がありますが、この作品には予定調和的な安心感がありました。
>マサルさん
なんとなくですが、宮崎駿はもう伝える事を諦めてるんじゃないかなあと思える事があります。
この世界なんて、俺と一緒に滅びろ!と考えてるんじゃないかと。
そんなイメージが透けて見える最近の彼の作品に対して、この映画は食い足りない部分も多いのですが、何よりもささやかな未来を諦めず、希望的に捉えている事がとても爽やかに感じました。
なんとなくですが、宮崎駿はもう伝える事を諦めてるんじゃないかなあと思える事があります。
この世界なんて、俺と一緒に滅びろ!と考えてるんじゃないかと。
そんなイメージが透けて見える最近の彼の作品に対して、この映画は食い足りない部分も多いのですが、何よりもささやかな未来を諦めず、希望的に捉えている事がとても爽やかに感じました。
2010/07/29(木) 23:02:33 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
綺麗なアニメーションや、小人達の暮らしぶりの緻密な描写は素晴しかったと思いますが、個人的にはちょっと物足りない内容でした。
アリエッティと翔のコミュニケーションが足りなくて、二人の信頼関係が急速に築かれていくのに違和感を感じました。
『ポニョ』の大洪水シーンを作った人が監督したということで、あれくらいダイナミックなシーンがあると期待したんですが、そういう派手なシーンがなかったのも残念でした。針を使って昆虫とバトル、くらいは見せて欲しかったです。
アリエッティと翔のコミュニケーションが足りなくて、二人の信頼関係が急速に築かれていくのに違和感を感じました。
『ポニョ』の大洪水シーンを作った人が監督したということで、あれくらいダイナミックなシーンがあると期待したんですが、そういう派手なシーンがなかったのも残念でした。針を使って昆虫とバトル、くらいは見せて欲しかったです。
>えめきんさん
マチ針はあんまり活躍しませんでしたね。
ハルさんとの絡みで使うかとも思ったんですけど。
まあ確かに地味な作品ですが、私は特に違和感は感じませんでした。
基本的に彼らの関係は心の底で共感し合ってるものの、深い信頼とはまた違うのではと思います。
マチ針はあんまり活躍しませんでしたね。
ハルさんとの絡みで使うかとも思ったんですけど。
まあ確かに地味な作品ですが、私は特に違和感は感じませんでした。
基本的に彼らの関係は心の底で共感し合ってるものの、深い信頼とはまた違うのではと思います。
2010/08/01(日) 00:10:34 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
やっと都合がついて観て来れました。
いろんな意味で、ジブリらしいと感じる作品でした。
この監督が、原作ものではなく、オリジナル脚本で作られる作品を作られたら、どんなものになるんだろうと想像しています。
宮崎色が強くていいもの、また違う色合いのものなどがあったらいいなぁ、と
観る側は勝手な願いを持ってしまいます。
いろんな意味で、ジブリらしいと感じる作品でした。
この監督が、原作ものではなく、オリジナル脚本で作られる作品を作られたら、どんなものになるんだろうと想像しています。
宮崎色が強くていいもの、また違う色合いのものなどがあったらいいなぁ、と
観る側は勝手な願いを持ってしまいます。
>悠雅さん
どうなんでしょうね。
聞くところによると、あまり「これが言いたい!」という主張が強い方ではないそうで、案外原作物から自意識を抽出してゆくタイプかなあとも思います。
何れにしても宮崎的なるもの以外の方向性は歓迎したいですね。
どうなんでしょうね。
聞くところによると、あまり「これが言いたい!」という主張が強い方ではないそうで、案外原作物から自意識を抽出してゆくタイプかなあとも思います。
何れにしても宮崎的なるもの以外の方向性は歓迎したいですね。
2010/08/05(木) 23:01:07 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ひさびさに”トトロの横顔”が似合うジブリ映画を見られたという感じです。登場人物7人、おそらく(ラストをのぞけば)せいぜい半径20メートルの世界の90分の物語で、味わい深い世界をみせてもらいました。丁寧な作り方がとても気持ちがよかった。
おっしゃる通り、『となりのトトロ』や『耳をすませば』を連想させる映画でしたが、私はアリエッティの強さにアシタカとサンを重ねました。人とよく似た人でないものが人の世界で生きていく。たたかいながら、そっと寄り添いながら。『もののけ姫』にくらべれば、非常に個人的な小さな世界での話ですが、生き抜くことへの必死さ、異質(未知?)のものへの反発と理解と共感は、実はそう変わらないのではないかと。ラストシーンの切なさと希望も通じるような気がします。
おっしゃる通り、『となりのトトロ』や『耳をすませば』を連想させる映画でしたが、私はアリエッティの強さにアシタカとサンを重ねました。人とよく似た人でないものが人の世界で生きていく。たたかいながら、そっと寄り添いながら。『もののけ姫』にくらべれば、非常に個人的な小さな世界での話ですが、生き抜くことへの必死さ、異質(未知?)のものへの反発と理解と共感は、実はそう変わらないのではないかと。ラストシーンの切なさと希望も通じるような気がします。
2010/08/10(火) 16:55:37 | URL | はな #mQop/nM.[ 編集]
>はなさん
トトロの横顔ですか。
確かに、こういう日常に根ざしたファンタジーって、ジブリでは久しぶり。
小人達を、古の神々や精霊の系統とみると、なるほどサンとアシタカが被り、「もののけ姫」のミニチュア版とも見えます。
これに関しては話が小さいからこそ、実感が伴うのかもしれませんね。
いずれにしても、これはとてもジブリらしい作品なのかな。
トトロの横顔ですか。
確かに、こういう日常に根ざしたファンタジーって、ジブリでは久しぶり。
小人達を、古の神々や精霊の系統とみると、なるほどサンとアシタカが被り、「もののけ姫」のミニチュア版とも見えます。
これに関しては話が小さいからこそ、実感が伴うのかもしれませんね。
いずれにしても、これはとてもジブリらしい作品なのかな。
2010/08/11(水) 22:34:18 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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『借りぐらしのアリエッティ』
借りぐらしのアリエッティ - goo 映画
アリエ...
2010/07/27(火) 04:47:09 | Prism Viewpoints
古い家の台所の下に住み、暮らしに必要なものはすべて床の上の人間から借りてくる借りぐらしの小人たち。そんな小人一家の14歳、アリエッティは、好奇心と伸びやかな感性を持つ少女。だが、人間に見られないよう、目立たないよう、つつましさと用心深さを求められる毎日を
2010/07/28(水) 09:22:27 | 映画な日々。読書な日々。
あの(?)カオナシが初監督したそうです。
2010/07/28(水) 16:29:38 | ぁの、アレ!床屋のぐるぐる回ってるヤツ!
★★★★ 2年振りにスタジオジブリが放ったアニメで、ファンタジー小説『床下の小人たち』を題材に宮崎駿が企画立案し、米林宏昌がメガホンをとった作品である。 原作の舞台は1950年代の英国であるが、本作では現代の日本を舞台に移し、肺病の少年翔と小人のアリエッ
2010/07/28(水) 20:52:05 | ケントのたそがれ劇場
現在公開中の邦画、「借りぐらしのアリエッテイ」(監督:米林宏昌)です。TOHOシネマズ六本木スクリーン3で鑑賞しました。 実は鑑賞当日、「インセプション」を見ようと思っていたのですが…残念ながら良い席のチケットがとれず、仕方なくこちらの映画にした次第だ...
2010/07/29(木) 00:54:06 | Men @ Work
小人のアリエッティは、家族と一緒に郊外の古い屋敷の床下で、人間のものを借りて生活する「借りぐらし」を営んでいた。ある日屋敷に、心臓に病をかかえる少年・翔が療養のために引っ越してきた。アリエッティは、庭で草花を集めている姿を翔に目撃されてしまう。
スタジ...
2010/07/31(土) 09:15:01 | 5125年映画の旅
なんか、いつものジブリほど、期待が高まらなかったんだけど。
他に観たいものもないので、「借りぐらしのアリエッティ
」を鑑賞。
「UCとしまえん
」は、普通かなぁ。
「借りぐらしのアリエッティ
」は、大きめのスクリーンで、4割程度。
(C) 20...
2010/08/01(日) 21:28:29 | いい加減社長の日記
借りぐらしのアリエッティ <Story> 大きな古いお屋敷の床下に小人のアリエッティとお父さんお母さんの3人家族が住んでいました。彼らは必要な物資を、必要な分だけ人間から借りて暮らしているのです。 もしも人間に見られたら、引越さなければならなくなります。 ある?...
2010/08/02(月) 20:46:12 | 犬・ときどき映画
たまにはアニメでも見ようということで、『借りぐらしのアリエッティ』をTOHOシネマズスカラ座で見てきました。
(1)お話は、郊外にある古ぼけた邸宅の床下に住んでいる小人の少女・アリエッティと、その家に病気療養しに来た少年・翔との交流を中心に展開されます。
?...
2010/08/05(木) 06:53:17 | 映画的・絵画的・音楽的
床下の小さき人たち。わすれもの。秘密の花園。
2010/08/05(木) 15:53:44 | 悠雅的生活
レビューを更新しました。
当HP↓からどうぞ。
Review→映画レビュー、から見れます
2010/08/10(火) 18:17:41 | 20XX年問題
あらすじ郊外の古い屋敷に住んでる小人の一族は、自分たちの暮らしに必要なモノを、必要なだけ人間の世界から借りて生活していたが、アリエッティが初めて借りに出た夜、病気の静養...
2010/09/09(木) 09:37:32 | 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...
メアリー・ノートンのファンタジー小説『床下の小人たち』が原作
アニメ制作はご存知スタジオジブリ
主演ふたりはドラマ探偵学園Q以来の共...
2010/09/15(水) 21:59:43 | 単館系
観たのはだいぶ前なのですが記事にする時間がなくてようやくのアップです。今回は借りぐらしのアリエッティです。
2010/09/18(土) 02:26:38 | よしなしごと
『 借りぐらしのアリエッティ 』 (2010)監 督 :米林宏昌キャスト :志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、三浦友和、 樹木希林 メアリー・ノートンのファンタジー小説『床下の小人たち』が原...
2010/11/17(水) 02:14:01 | さも観たかのような映画レビュー
10年/日本/94分/ファンタジー・ドラマ/劇場公開
監督:米林宏昌
プロデューサー:鈴木敏夫
企画:宮崎駿
原作:メアリー・ノートン『床下の小人たち』
脚本:宮崎駿
主題歌:セシル・コルベル『Arrietty's Song』
声の出演:志田未来、神木隆之介、大竹...
2011/06/19(日) 01:37:37 | 銀幕大帝α
ジブリ作品。郊外の広大な古い屋敷で小人のアリエッティの一家が必要なものを「借りて」暮らしていた。そこに、療養で12歳の少年・翔がやってくる。
地味ながらもあたたかな小品だったと思う。
アリエッティの初めての「借り」にはその小ささから普段見る事のできない人...
2011/06/29(水) 11:03:51 | いやいやえん
借りぐらしのアリエッティ
病を患い手術を控えた少年ショウは療養のために山中の屋敷でひと夏を過ごすことに。
そこで彼は小人の少女アリエッティを目撃する。
人間に決して姿を見られてはならないの...
2011/12/12(月) 23:39:09 | RISING STEEL
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