2010年08月24日 (火) | 編集 |
原恵一監督の最新作「カラフル」は、ファンタジーの形で魂の再生を描いたホームドラマ。
制作は「ガンダム」などで知られるサンライズで、同社の内田健二社長から原監督へ企画が打診され、異色のコラボレーションが実現したという。
まあ今の日本の演出家で、この人ほど期待を裏切らない人もいないだろうが、今回も比較的地味な内容ながら、全てがハイレベルに仕上がった秀作となった。
死んだはずの「ぼく」(冨澤風斗)に、小学生の様な格好をした天使(マイケル)が告げる。
「おめでとうございます!抽選に当たりました!」
「ぼく」は、生前大きな罪を犯したことで、本当なら輪廻のサイクルから脱落するはずだったが、特別に下界で再チャレンジするチャンスを得たらしい。
こうして下界に戻った「ぼく」は、プラプラと名乗る天使に導かれ、自殺した小林真という中学生の体に入りこみ、半年間の仮の生を生きることに。
突然生き返った息子に、両親は大喜び。
だが、小林真として振舞ううちに、「ぼく」はこの一見幸せそうな家族が、複雑な葛藤を抱えている事を知ってしまう・・・
原作は、直木賞作家の森絵都の小説だが、天使に導かれて生を見つめ直すという設定は、フランク・キャプラの「素晴らしき哉、人生!」を思わせる。
しばしば木下恵介や小津安二郎に比較される原恵一が、いわばアメリカの木下とも言うべきキャプラ的物語にアプローチしたのは面白い。
もっとも、ハリウッド的なる幸せを追求する事に躊躇の無いキャプラに対して、原恵一の描く物語は良い意味で日本的で、爽やかさと曖昧さが融合した独特の味わいを持つ。
タイトルとは対照的に、モノトーンの寂しげな映像が印象的だ。
殆ど実写と見紛うばかりなリアルな背景は、観客と作品世界との距離を縮めるが、同時に本来“絵”に過ぎないキャラクターを浮かせる危険をはらむ。
だが、細やかに内面を造形、演出され、丁寧に命を吹き込まれたキャラクターは、下手な実写作品以上にエモーションを感じさせる。
背景をどこまで実写に近づけるかというさじ加減も、物語の進行の中で細かく計算されており、この一見実写でも作れそうな写実的アニメは、実は虚構と現実が奇妙な調和のなかに溶け合った、アニメでしか成立し得ない世界なのである。
この原作は、嘗て森田芳光脚本、中原俊監督で同名の実写映画化されている。
個人的な印象ではあるが、今回のアニメのキャラクターは、生身の実写キャラクターを、リアルではなくリアル感で遥かに超えていたと思う。
主人公は人生再挑戦のチャンスを与えれ、小林真として生き返った「ぼく」という変則的な存在。
死ぬと生前の記憶を失うので、「ぼく」は自分が何者かも覚えていない。
小林真の体を半年間借りるのは“ホームステイ”で、その間は自分の罪を思い出す“修行”の期間という位置付けなのだ。
まっさらの状態で再生した「ぼく」は、やがて小林真とは何者か、彼の生きてきた世界とはどの様な世界なのかを知って愕然とする。
一見普通に見える小林家は、優しさだけがとり得のうだつの上がらない父、フラメンコ教室のインストラクターと不倫関係にあった母、出来の悪い弟を見下してる兄に囲まれた、真にとっては全く気の休まらない所だ。
学校に行っても友達は一人もおらず、密かに好意を持っている後輩の桑原ひろかは中年男と援助交際中。
真にとって心から安らげる場所は、好きな絵を描く美術部の部室だけなのだ。
そんなこの世の地獄に生きる真を知るにつれて、「ぼく」は新しい人生にどう向き合えば良いのかがわからなくなる。
何とか生活に慣れようとしてみるものの、献身的に世話を焼く母親も、優しく接する父親も、表層だけ取り繕う偽善者に見えてしまうし、無口な兄は理解し難く、話しかけてくる数少ないクラスメートはうっとおしく、周りの者全てに辛く当たってしまう。
唯一の例外は、恋心を抱いているひろかに接する時だけだ。
真の抱えていた葛藤というのは、程度の差こそあれ誰もが思春期に通り過ぎる類のもので、だからこそ彼の心情は非常にわかりやすい。
観客は皆、彼を理解できる反面、そこに自分自身の過去を観て少々気恥ずかしくなるのではないか。
だが、閉じこもってばかりでは“修行”にならぬ、別に小林真と同じ生き方をしなくても良いのだと、プラプラに叱られた事で、「ぼく」は小林真の殻を少しずつ破り始める。
初めての友人となる早乙女と、廃線となった玉川線の後を辿る短い旅の描写は、現実の風景が驚くほど完全に再現されており、その描写の精密さは基本的に写実的な本作の中でも突出している。
ここは真の中の「ぼく」が初めて現実を肯定的に受け止めるシークエンス故に、ハッとするような日常の美しさをリアリズムの中に描写する事が必要なのだろう。
もちろん、人間突然大人になったりはしないから、相変わらずネチネチと母親を責めてみたり、自分を気にする女生徒の信頼を裏切ってみたり、ネガティブな行動も続く。
だが、人とつながり世界とつながる事を覚えた「ぼく」は、いくつものささやかな“幸せ”を知ってゆく。
友達と並んで歩く幸せ、家族で鍋を囲む幸せ、自分の事を気にかけ、心配してくれる人がいる幸せ。
本作では真の食事のシーンが極めて象徴的に使われており、母と囲む空虚な食卓、父と出かけるラーメン店、早乙女と分け合うフライドチキンと肉饅などが、それぞれの段階の心の有様を端的に描写してゆく。
そして「ぼく」はようやく理解する。
今までの「ぼく」は人間を一つの色に染めて見ていたが、人間というのは単色で描けるほど単純ではなく、カラフルなのが当たり前で、一人のカラフルは沢山カラフルに支えられて生きていると言う事と、自分が生前どんな罪を犯したのか。
物語の結末は、意外性のある物だが、特にびっくりさせようと言う意図は見えない。
感の良い人なら、「ぼく」が小林真の心情に同化するあたりで気付くだろうし、物語上も途中からさり気無く「ぼく」が何者か示唆されている。
意外なのは、むしろプラプラが明かす自らの過去だが、「ぼく」との対照となってテーマ性をくっきりと浮き立たせる効果があった。
原監督の作品は、しばしば脚本のロジックで細部が破綻する事があるが、今回はベテランの丸尾みほが脚本を担当し、叙情的な演出と細部までロジカルにキッチリと構成された脚本と言う理想的な組み合わせとなった。
主人公の「ぼく」の声優は、「河童のクゥと夏休み」で、タイトルロールのクゥを演じた冨澤風斗。
天使のプラプラに子供タレントのまいける、小林真の両親を麻生久美子と高橋克己、兄の満を中尾明慶、真の初めての友達になる早乙女に入江甚儀、密かに想っている桑原ひろかに驚きの南明奈。
一番面白かったのが、ちょっと変な同級生、佐野唱子を演じた宮崎あおい。
エンドクレジットまで全然誰だかかわらなかった。相当に器用な人だ。
アニメ声優と実写俳優が入り混じるキャスティングだが、作品世界に十分フィットしていて違和感は無い。
まいけるの舌足らずの大阪弁などは、どう考えても演技が上手いとは言えないのだけど、キャラクターとしてしっかり説得力があるのだ。
「カラフル」は、ある意味現在の日本のアニメーションの本流からは最も遠い存在だろう。
ロボットも、萌え系の女の子も、グッズになりそうなキャラクターは一切出てこないし、スペクタクルな映像も無い。
物語も決してドラマチックではなく、終始淡々と地味に展開する。
だが、リアルな葛藤を抱えるキャラクター達に物語に引き込まれ、観終わると深い感動がじわじわと心に浸透するように、心地よく広がって行き、長く余韻が続く。
うまく言葉では説明出来ないが、原恵一の作品には理詰めではない叙情的な美しさがあり、それが心の奥底の琴線を静かに揺さぶるのである。
彼の特質を端的に表しているのが音楽のチョイスかもしれない。
尾崎豊の「僕が僕であるために」、アンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」、そしてTHE BLUE HEARTSの「青空」のカバーが、それぞれ絶妙のタイミングで使われる。
まあ、あまりにもドンピシャすぎてベタな気もするが、涙腺をギュッと刺激されるのは間違いなく、特にエンディングテーマになっている「青空」は歌詞の意味を考えるとより味わい深い。
今回はタイトル同様にとてもカラフルなカクテル、「エンジェルズ・ディライト」をチョイス。
シェリーグラスを用意し、グレナデン・シロップ、クレーム・ド・バイオレット、ホワイト・キュラソー、生クリームの順番に各15mlを丁寧に注いでゆくと、虹の様にクッキリとした縞模様が出来上がる。
グラスにスプーンの背を沿わせて、そっと注ぎいれるのがコツ。
比重の関係で模様が生まれるので、他の組み合わせを実験してみるのも楽しい。
四種類以上のカラフルな虹を作ることも可能だ。
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制作は「ガンダム」などで知られるサンライズで、同社の内田健二社長から原監督へ企画が打診され、異色のコラボレーションが実現したという。
まあ今の日本の演出家で、この人ほど期待を裏切らない人もいないだろうが、今回も比較的地味な内容ながら、全てがハイレベルに仕上がった秀作となった。
死んだはずの「ぼく」(冨澤風斗)に、小学生の様な格好をした天使(マイケル)が告げる。
「おめでとうございます!抽選に当たりました!」
「ぼく」は、生前大きな罪を犯したことで、本当なら輪廻のサイクルから脱落するはずだったが、特別に下界で再チャレンジするチャンスを得たらしい。
こうして下界に戻った「ぼく」は、プラプラと名乗る天使に導かれ、自殺した小林真という中学生の体に入りこみ、半年間の仮の生を生きることに。
突然生き返った息子に、両親は大喜び。
だが、小林真として振舞ううちに、「ぼく」はこの一見幸せそうな家族が、複雑な葛藤を抱えている事を知ってしまう・・・
原作は、直木賞作家の森絵都の小説だが、天使に導かれて生を見つめ直すという設定は、フランク・キャプラの「素晴らしき哉、人生!」を思わせる。
しばしば木下恵介や小津安二郎に比較される原恵一が、いわばアメリカの木下とも言うべきキャプラ的物語にアプローチしたのは面白い。
もっとも、ハリウッド的なる幸せを追求する事に躊躇の無いキャプラに対して、原恵一の描く物語は良い意味で日本的で、爽やかさと曖昧さが融合した独特の味わいを持つ。
タイトルとは対照的に、モノトーンの寂しげな映像が印象的だ。
殆ど実写と見紛うばかりなリアルな背景は、観客と作品世界との距離を縮めるが、同時に本来“絵”に過ぎないキャラクターを浮かせる危険をはらむ。
だが、細やかに内面を造形、演出され、丁寧に命を吹き込まれたキャラクターは、下手な実写作品以上にエモーションを感じさせる。
背景をどこまで実写に近づけるかというさじ加減も、物語の進行の中で細かく計算されており、この一見実写でも作れそうな写実的アニメは、実は虚構と現実が奇妙な調和のなかに溶け合った、アニメでしか成立し得ない世界なのである。
この原作は、嘗て森田芳光脚本、中原俊監督で同名の実写映画化されている。
個人的な印象ではあるが、今回のアニメのキャラクターは、生身の実写キャラクターを、リアルではなくリアル感で遥かに超えていたと思う。
主人公は人生再挑戦のチャンスを与えれ、小林真として生き返った「ぼく」という変則的な存在。
死ぬと生前の記憶を失うので、「ぼく」は自分が何者かも覚えていない。
小林真の体を半年間借りるのは“ホームステイ”で、その間は自分の罪を思い出す“修行”の期間という位置付けなのだ。
まっさらの状態で再生した「ぼく」は、やがて小林真とは何者か、彼の生きてきた世界とはどの様な世界なのかを知って愕然とする。
一見普通に見える小林家は、優しさだけがとり得のうだつの上がらない父、フラメンコ教室のインストラクターと不倫関係にあった母、出来の悪い弟を見下してる兄に囲まれた、真にとっては全く気の休まらない所だ。
学校に行っても友達は一人もおらず、密かに好意を持っている後輩の桑原ひろかは中年男と援助交際中。
真にとって心から安らげる場所は、好きな絵を描く美術部の部室だけなのだ。
そんなこの世の地獄に生きる真を知るにつれて、「ぼく」は新しい人生にどう向き合えば良いのかがわからなくなる。
何とか生活に慣れようとしてみるものの、献身的に世話を焼く母親も、優しく接する父親も、表層だけ取り繕う偽善者に見えてしまうし、無口な兄は理解し難く、話しかけてくる数少ないクラスメートはうっとおしく、周りの者全てに辛く当たってしまう。
唯一の例外は、恋心を抱いているひろかに接する時だけだ。
真の抱えていた葛藤というのは、程度の差こそあれ誰もが思春期に通り過ぎる類のもので、だからこそ彼の心情は非常にわかりやすい。
観客は皆、彼を理解できる反面、そこに自分自身の過去を観て少々気恥ずかしくなるのではないか。
だが、閉じこもってばかりでは“修行”にならぬ、別に小林真と同じ生き方をしなくても良いのだと、プラプラに叱られた事で、「ぼく」は小林真の殻を少しずつ破り始める。
初めての友人となる早乙女と、廃線となった玉川線の後を辿る短い旅の描写は、現実の風景が驚くほど完全に再現されており、その描写の精密さは基本的に写実的な本作の中でも突出している。
ここは真の中の「ぼく」が初めて現実を肯定的に受け止めるシークエンス故に、ハッとするような日常の美しさをリアリズムの中に描写する事が必要なのだろう。
もちろん、人間突然大人になったりはしないから、相変わらずネチネチと母親を責めてみたり、自分を気にする女生徒の信頼を裏切ってみたり、ネガティブな行動も続く。
だが、人とつながり世界とつながる事を覚えた「ぼく」は、いくつものささやかな“幸せ”を知ってゆく。
友達と並んで歩く幸せ、家族で鍋を囲む幸せ、自分の事を気にかけ、心配してくれる人がいる幸せ。
本作では真の食事のシーンが極めて象徴的に使われており、母と囲む空虚な食卓、父と出かけるラーメン店、早乙女と分け合うフライドチキンと肉饅などが、それぞれの段階の心の有様を端的に描写してゆく。
そして「ぼく」はようやく理解する。
今までの「ぼく」は人間を一つの色に染めて見ていたが、人間というのは単色で描けるほど単純ではなく、カラフルなのが当たり前で、一人のカラフルは沢山カラフルに支えられて生きていると言う事と、自分が生前どんな罪を犯したのか。
物語の結末は、意外性のある物だが、特にびっくりさせようと言う意図は見えない。
感の良い人なら、「ぼく」が小林真の心情に同化するあたりで気付くだろうし、物語上も途中からさり気無く「ぼく」が何者か示唆されている。
意外なのは、むしろプラプラが明かす自らの過去だが、「ぼく」との対照となってテーマ性をくっきりと浮き立たせる効果があった。
原監督の作品は、しばしば脚本のロジックで細部が破綻する事があるが、今回はベテランの丸尾みほが脚本を担当し、叙情的な演出と細部までロジカルにキッチリと構成された脚本と言う理想的な組み合わせとなった。
主人公の「ぼく」の声優は、「河童のクゥと夏休み」で、タイトルロールのクゥを演じた冨澤風斗。
天使のプラプラに子供タレントのまいける、小林真の両親を麻生久美子と高橋克己、兄の満を中尾明慶、真の初めての友達になる早乙女に入江甚儀、密かに想っている桑原ひろかに驚きの南明奈。
一番面白かったのが、ちょっと変な同級生、佐野唱子を演じた宮崎あおい。
エンドクレジットまで全然誰だかかわらなかった。相当に器用な人だ。
アニメ声優と実写俳優が入り混じるキャスティングだが、作品世界に十分フィットしていて違和感は無い。
まいけるの舌足らずの大阪弁などは、どう考えても演技が上手いとは言えないのだけど、キャラクターとしてしっかり説得力があるのだ。
「カラフル」は、ある意味現在の日本のアニメーションの本流からは最も遠い存在だろう。
ロボットも、萌え系の女の子も、グッズになりそうなキャラクターは一切出てこないし、スペクタクルな映像も無い。
物語も決してドラマチックではなく、終始淡々と地味に展開する。
だが、リアルな葛藤を抱えるキャラクター達に物語に引き込まれ、観終わると深い感動がじわじわと心に浸透するように、心地よく広がって行き、長く余韻が続く。
うまく言葉では説明出来ないが、原恵一の作品には理詰めではない叙情的な美しさがあり、それが心の奥底の琴線を静かに揺さぶるのである。
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この記事へのコメント
決して派手ではないですし。どちらかというと見ている我々としてもいつか通った道なのですが、それだけに誰でも大なり小なり実体験として感じることが出来る作品でした。
それにしても丁寧な人物描写です。あそこまで描いているから、背景のリアルな絵としっかり噛み合う。
実は私この作品を横浜のららぽーとで観たのです。帰り道は第三京浜から二子玉を通って帰ってきましたよ。何だか凄く感慨深かったです。(笑)
それにしても丁寧な人物描写です。あそこまで描いているから、背景のリアルな絵としっかり噛み合う。
実は私この作品を横浜のららぽーとで観たのです。帰り道は第三京浜から二子玉を通って帰ってきましたよ。何だか凄く感慨深かったです。(笑)
2010/08/25(水) 00:19:37 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
>KLYさん
良い映画でした。
地味なんですけど、凄く作りこまれているんですよね。
二子玉とか等々力とか何度か行った事がありますが、観ているうちに記憶が蘇ってきました。
日常的に過ごしてる人だともっと臨場感を感じるんでしょうね。
アニメならではのリアルを感じました。
良い映画でした。
地味なんですけど、凄く作りこまれているんですよね。
二子玉とか等々力とか何度か行った事がありますが、観ているうちに記憶が蘇ってきました。
日常的に過ごしてる人だともっと臨場感を感じるんでしょうね。
アニメならではのリアルを感じました。
2010/08/26(木) 22:19:57 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
二子玉より少し南側に位置する多摩川界隈の住民の私としてはこのリアルな風景だけでもすごく感情移入しちゃうのですが、原作を上手くアレンジしてスリム化したような脚本と登場人物の心理描写の素晴らしさが原作とはまた違う素敵な『カラフル』を作り上げたように感じました。
>かのんさん
おお、あのあたりに御住まいですか。
それなら余計に感情移入できましたよね。
やはり知ってる街が出てくると魅入ってしまいます。
原作は未読なのですが、良さそうですね。
今度読んでみたいと思います。
おお、あのあたりに御住まいですか。
それなら余計に感情移入できましたよね。
やはり知ってる街が出てくると魅入ってしまいます。
原作は未読なのですが、良さそうですね。
今度読んでみたいと思います。
2010/08/26(木) 23:13:37 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
アニメだからこそ、写実的であることが演出になるということを示した映画でしたね。
実写でいいじゃんという声もよく目にしますが、これはやはりアニメならではの映画だったと思います。
実写でいいじゃんという声もよく目にしますが、これはやはりアニメならではの映画だったと思います。
こんばんは。
実写と見紛う背景に、この作品のためだけに描かれた人物と、そこに篭る感情、人間関係。
巧く言えないけれど、これがアニメーションで作品を作る理由の1つなんだなぁ、と思いました。
わかっていても、あんなところであんな歌を流されたら、泣いちゃいますねぇ。
息子にあんな場面を見られたことがない(っていうか見られようもないし)けど、
わたしはこういう作品は、もう絶対母親目線で母親の立場でしか観れなくて、
辛い思いをしている息子をずっと見ていた経験を、昨日今日のことのように思い出していました。
なので、今はたくさんの友達との付き合いが続いていることが、心から嬉しく有難いです。
実写と見紛う背景に、この作品のためだけに描かれた人物と、そこに篭る感情、人間関係。
巧く言えないけれど、これがアニメーションで作品を作る理由の1つなんだなぁ、と思いました。
わかっていても、あんなところであんな歌を流されたら、泣いちゃいますねぇ。
息子にあんな場面を見られたことがない(っていうか見られようもないし)けど、
わたしはこういう作品は、もう絶対母親目線で母親の立場でしか観れなくて、
辛い思いをしている息子をずっと見ていた経験を、昨日今日のことのように思い出していました。
なので、今はたくさんの友達との付き合いが続いていることが、心から嬉しく有難いです。
>かみいさん
実写でも良いのでは、という意見を目にしますが、これはアニメだから描ける“リアル”だと思います。
背景の見え方で登場人物の心理を保管するなんて実写には出来ませんから。
細部まで計算された作品だったと思います。
>悠雅さん
ああ、母親の目線で観るとまた違った感慨があるのでしょうね。
程度の差はあれ、誰にでも経験のある様なエピソードで構成されてますから、母親の立場、父親の立場、兄弟の立場、あるいは友達の立場、それぞれの目線から味わう事の出来る物語でした。
だからこそ、ラストの“生きてる”の実感に繋がるのかもしれません。
実写でも良いのでは、という意見を目にしますが、これはアニメだから描ける“リアル”だと思います。
背景の見え方で登場人物の心理を保管するなんて実写には出来ませんから。
細部まで計算された作品だったと思います。
>悠雅さん
ああ、母親の目線で観るとまた違った感慨があるのでしょうね。
程度の差はあれ、誰にでも経験のある様なエピソードで構成されてますから、母親の立場、父親の立場、兄弟の立場、あるいは友達の立場、それぞれの目線から味わう事の出来る物語でした。
だからこそ、ラストの“生きてる”の実感に繋がるのかもしれません。
2010/08/28(土) 21:48:41 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
なるほど。
木下恵介や小津安二郎と比較されているんですか?
いい意味で「昭和の匂い」がするわけが分かりました。
「昭和」を代表する風景のひとつは「食卓」。
家族をモチーフとしてきた原監督が
クライマックスを、あそこの鍋に持ってきたのも
当然の流れですね。
失われゆくものへの哀惜も
「オトナ帝国の逆襲」「河童のクゥと夏休み」に続いて
胸を締めつけました。
木下恵介や小津安二郎と比較されているんですか?
いい意味で「昭和の匂い」がするわけが分かりました。
「昭和」を代表する風景のひとつは「食卓」。
家族をモチーフとしてきた原監督が
クライマックスを、あそこの鍋に持ってきたのも
当然の流れですね。
失われゆくものへの哀惜も
「オトナ帝国の逆襲」「河童のクゥと夏休み」に続いて
胸を締めつけました。
こんにちはご無沙汰しています。
アニメですが久々に良い映画、というよりとても優しい映画をみて嬉しくなりました。いつの時代にも共通する青春時代の葛藤ですね。渋谷で観ましたが、僕の後ろで観ていた男子高校生たちが、恥も外聞もかなぐり捨てて嗚咽を漏らしていたことにも感動しました。
重厚感のある背景に比べてキャラたちの絵柄はふわふわしていましたが、それが妙にファンタジックでした。アニメでしか表現出来ない世界観かもしれません。
>生身の実写キャラクターを、リアルではなくリアル感で遥かに超えていたと思う。
まさに仰る通りで、そのような感覚でしたね・・・
アニメですが久々に良い映画、というよりとても優しい映画をみて嬉しくなりました。いつの時代にも共通する青春時代の葛藤ですね。渋谷で観ましたが、僕の後ろで観ていた男子高校生たちが、恥も外聞もかなぐり捨てて嗚咽を漏らしていたことにも感動しました。
重厚感のある背景に比べてキャラたちの絵柄はふわふわしていましたが、それが妙にファンタジックでした。アニメでしか表現出来ない世界観かもしれません。
>生身の実写キャラクターを、リアルではなくリアル感で遥かに超えていたと思う。
まさに仰る通りで、そのような感覚でしたね・・・
>えいさん
この人の映画はどこか松竹のDNAを感じますね。
きっとそれが昭和の香りにも結びついてるのでしょう。
食事のシーンが非常に効果的でしたが、これも小津や木下っぽいですね。
鍋のシーンでは泣けました。
>ケントさん
へ~今の現役高校生が泣くんですね。
ちょっとリアル世代が観てどう思うんだろうと興味がありましたが、それだけ描いてる事が本物だという事でしょう。
昔観た実写版は、正直あまり印象に残ってないのですけど、これはアニメにしか描けないリアルをきっちりと見せてくれました。
この人の映画はどこか松竹のDNAを感じますね。
きっとそれが昭和の香りにも結びついてるのでしょう。
食事のシーンが非常に効果的でしたが、これも小津や木下っぽいですね。
鍋のシーンでは泣けました。
>ケントさん
へ~今の現役高校生が泣くんですね。
ちょっとリアル世代が観てどう思うんだろうと興味がありましたが、それだけ描いてる事が本物だという事でしょう。
昔観た実写版は、正直あまり印象に残ってないのですけど、これはアニメにしか描けないリアルをきっちりと見せてくれました。
2010/08/30(月) 22:29:17 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
初めまして。破戒僧と申します。学生です。
カラフルの感想を探していたらここに辿り着きました。ノラネコさんの記事に共感したので、投稿。
「人間はどのような存在か」「人間はどのように生きるべきか」という根本的な問いが絡み合った作品だったと思います。作中では前者の自覚がポイントになっていたように見えましたが、後者、如何に人間はカラフルに生きるのか、というのはすてきなテーマ。人間の生は、経験によって自分を一定の色に染めるというスタイルの確立と、時にそのスタイルを破り捨てていく破壊のせめぎ合いですよね。本作では、自らを他者として認識することが、自分の彩りを更新する要因になっていたように見えました。時に自分の色を捨てることが、「人は変わることができる」ということを実感するチャンスなのかもしれませんね。
いやはやしかし、ラストの食卓のシーンは泣くしかないでしょう。号泣です。そこが見たくて、2回見てしまいました。笑
2点だけ、くだらないかもわからない疑問をば。
①ひろかの手をとってダッシュするシーンが(いささか)長いのは何故か。
②真の絵のモチーフは何故馬だったのか。
長文失礼しました。感動したもので・・・。
カラフルの感想を探していたらここに辿り着きました。ノラネコさんの記事に共感したので、投稿。
「人間はどのような存在か」「人間はどのように生きるべきか」という根本的な問いが絡み合った作品だったと思います。作中では前者の自覚がポイントになっていたように見えましたが、後者、如何に人間はカラフルに生きるのか、というのはすてきなテーマ。人間の生は、経験によって自分を一定の色に染めるというスタイルの確立と、時にそのスタイルを破り捨てていく破壊のせめぎ合いですよね。本作では、自らを他者として認識することが、自分の彩りを更新する要因になっていたように見えました。時に自分の色を捨てることが、「人は変わることができる」ということを実感するチャンスなのかもしれませんね。
いやはやしかし、ラストの食卓のシーンは泣くしかないでしょう。号泣です。そこが見たくて、2回見てしまいました。笑
2点だけ、くだらないかもわからない疑問をば。
①ひろかの手をとってダッシュするシーンが(いささか)長いのは何故か。
②真の絵のモチーフは何故馬だったのか。
長文失礼しました。感動したもので・・・。
天使のプラプラの演技、関西人の僕からするとあれで良かったと思いますよ。本当の関西弁でプラプラのセリフを言うと関西以外の人からすると相当乱暴な言葉になりますから。なので、あの標準語?と関西弁が混ざったようなしゃべり方で良かったと思います。
2010/08/31(火) 22:02:07 | URL | 名無し #-[ 編集]
>破戒僧さん
この映画を観た時、真に年齢の近い世代はどう受け取るんだろうと思いましたが、色々な人の話を聞くと、やはり心の琴線に触れる物語のようですね。
「人間はどのような存在か」という事がわからないと「人間はどのように生きるべきか」と言う答えは出ないと思いますから、仰るようにこの二つが絡み合った物語だと思います。
>①ひろかの手をとってダッシュするシーンが(いささか)長いのは何故か。
>②真の絵のモチーフは何故馬だったのか。
1は色々な感情が重なりあった故でしょうね。
真にとってはエクソダスであり、チャレンジであり、感情のエネルギーが燃焼するのに必要な時間という事でしょう。
2は何ででしょうね。あれは真の自己投影でしょうから、彼が馬に何らかのイメージを抱いていたのだとは思います。
個人的には馬にはピュアな動物というイメージがあります。
>名無しさん
なるほど、確かにバリバリの関西弁はちょっと怖い印象がありますからね。
日本全国の観客に聞かせるには、あのぐらいでちょうど良かったのかもしれないです。
この映画を観た時、真に年齢の近い世代はどう受け取るんだろうと思いましたが、色々な人の話を聞くと、やはり心の琴線に触れる物語のようですね。
「人間はどのような存在か」という事がわからないと「人間はどのように生きるべきか」と言う答えは出ないと思いますから、仰るようにこの二つが絡み合った物語だと思います。
>①ひろかの手をとってダッシュするシーンが(いささか)長いのは何故か。
>②真の絵のモチーフは何故馬だったのか。
1は色々な感情が重なりあった故でしょうね。
真にとってはエクソダスであり、チャレンジであり、感情のエネルギーが燃焼するのに必要な時間という事でしょう。
2は何ででしょうね。あれは真の自己投影でしょうから、彼が馬に何らかのイメージを抱いていたのだとは思います。
個人的には馬にはピュアな動物というイメージがあります。
>名無しさん
なるほど、確かにバリバリの関西弁はちょっと怖い印象がありますからね。
日本全国の観客に聞かせるには、あのぐらいでちょうど良かったのかもしれないです。
2010/09/01(水) 00:06:51 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
白一色のご飯しか食べなかった真が家族と打ち解けた時の食事が贖罪がカラフルなナベというのはいいですよね。
ああいう細かな演出の巧さは、さすが原恵一監督ですよ。
ああいう細かな演出の巧さは、さすが原恵一監督ですよ。
ノラネコさん、こんばんは!
僕は原作を先に読んでいたので結末は知ってました。
原作を読んだときも深いなあと思ったのですが、原監督がこちらを映画化すると聞いて、とてもよく合うだろうと思いました。
予想通りほんとにうまく映画化したなあという出来映えで。
おっしゃる通り派手さはないですが、人が誰しも心の中で思っていることというのを、しっかりと描くというところに感じ入りました。
僕は原作を先に読んでいたので結末は知ってました。
原作を読んだときも深いなあと思ったのですが、原監督がこちらを映画化すると聞いて、とてもよく合うだろうと思いました。
予想通りほんとにうまく映画化したなあという出来映えで。
おっしゃる通り派手さはないですが、人が誰しも心の中で思っていることというのを、しっかりと描くというところに感じ入りました。
>にゃむばななさん
ご飯の描写がすごく邦画的なんですよね。
原恵一が松竹大船の作品と比較されるのは、このあたりの共通性なんでしょうね。
鍋が美味そうでした。
>はらやんさん
原作を読んでいても感動できるというのは本物ですね。
結構オリジナルの描写もあるという事を聞いたのですが、精神性を上手く映像で表現しているのでしょうね。
ドラマ性というのは一人ひとりの内面にあるという事を再確認しました。
ご飯の描写がすごく邦画的なんですよね。
原恵一が松竹大船の作品と比較されるのは、このあたりの共通性なんでしょうね。
鍋が美味そうでした。
>はらやんさん
原作を読んでいても感動できるというのは本物ですね。
結構オリジナルの描写もあるという事を聞いたのですが、精神性を上手く映像で表現しているのでしょうね。
ドラマ性というのは一人ひとりの内面にあるという事を再確認しました。
2010/09/04(土) 22:56:45 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
非常によく出来た映画だと思うんですが、個人的な好みからはちょっと外れていて、十分に映画に入り込むことが出来ませんでした。もう少しコミカルな部分が欲しかったですね。
これが原恵一監督の手法なのはわかるんですが、そんなちょっととっつきにくい作風にコミカルな部分がしっかりミックスされる『クレヨンしんちゃん』が、やっぱり一番好みですね。
>ロボットも、萌え系の女の子も、グッズになりそうなキャラクターは一切出てこないし、スペクタクルな映像も無い。
にもかかわらず、隣で見てた女子高生4人組は早乙女くんと肉まん食べるシーンで、「あの絡みはヤバイ」と興奮していました。最近のオタクの考えは理解できません。
これが原恵一監督の手法なのはわかるんですが、そんなちょっととっつきにくい作風にコミカルな部分がしっかりミックスされる『クレヨンしんちゃん』が、やっぱり一番好みですね。
>ロボットも、萌え系の女の子も、グッズになりそうなキャラクターは一切出てこないし、スペクタクルな映像も無い。
にもかかわらず、隣で見てた女子高生4人組は早乙女くんと肉まん食べるシーンで、「あの絡みはヤバイ」と興奮していました。最近のオタクの考えは理解できません。
>えめきんさん
「河童のクゥ」などを観ても、原監督って生真面目な人なんじゃないかと思うんですよ。
「クレしん」は彼の資質と原作が上手く融合した結果なんでしょうね。
女子高生の会話はどうも理解不能です(笑
まさか流行りのBLノリをこの作品にまで観ていたわけじゃないでしょうし。
「河童のクゥ」などを観ても、原監督って生真面目な人なんじゃないかと思うんですよ。
「クレしん」は彼の資質と原作が上手く融合した結果なんでしょうね。
女子高生の会話はどうも理解不能です(笑
まさか流行りのBLノリをこの作品にまで観ていたわけじゃないでしょうし。
2010/09/18(土) 00:05:02 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは!
ノラネコさんの高評価を信じて、観に行ってきました。
仰る通り、鑑賞後にじわじわと、けれど深い感動が味わえる秀作でした。この作品のスタッフロールで聴く「青空」は格別でしたね。
劇場で観れて良かったです。勝手ながらお礼を言わせてください。
宮崎あおいは声優業でも流石の上手さでしたが、個人的にはアッキーナの方に衝撃を受けました。
意外と(失礼!)ハマっていて。
本人の努力も勿論ですが、個人的にはキャスティングのセンスに舌を巻いてしまいました。
吹き替えには基本的に声優を使って欲しいですが、キャスト陣が今作ぐらい違和感がなければ、特に文句はないですね。
あと、他の方のコメントに反応して申し訳ないのですが、オタク女子高生の会話、なんとなく理解出来てしまいましたw
私もわりと末期のようです。
ノラネコさんの高評価を信じて、観に行ってきました。
仰る通り、鑑賞後にじわじわと、けれど深い感動が味わえる秀作でした。この作品のスタッフロールで聴く「青空」は格別でしたね。
劇場で観れて良かったです。勝手ながらお礼を言わせてください。
宮崎あおいは声優業でも流石の上手さでしたが、個人的にはアッキーナの方に衝撃を受けました。
意外と(失礼!)ハマっていて。
本人の努力も勿論ですが、個人的にはキャスティングのセンスに舌を巻いてしまいました。
吹き替えには基本的に声優を使って欲しいですが、キャスト陣が今作ぐらい違和感がなければ、特に文句はないですね。
あと、他の方のコメントに反応して申し訳ないのですが、オタク女子高生の会話、なんとなく理解出来てしまいましたw
私もわりと末期のようです。
2010/09/20(月) 19:26:50 | URL | morgane #-[ 編集]
>morganeさん
アッキーナはキャラとのマッチングが絶妙でした。
キャスティングの妙ですね。
オタク女子高生の会話はやっぱそっち系ですか。
あの二人の友情にBL要素を見出せるとは、ある意味凄い想像力です(笑
アッキーナはキャラとのマッチングが絶妙でした。
キャスティングの妙ですね。
オタク女子高生の会話はやっぱそっち系ですか。
あの二人の友情にBL要素を見出せるとは、ある意味凄い想像力です(笑
2010/09/20(月) 21:50:04 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
いつも拝見しています。
私は映画は好きだけど、いいと思った作品のどこがどう良かったのか、何を意味しているのかをなかなか言葉で表せないので、
ノラネコさんの評価を読んで「そうそう!私もそう感じた!」とか、「確かにそんな意味があったのかも…」とか考えることで映画を二度楽しめています。
今日は「カラフル」を観てすっごく感じるものがあったので、こちらで検索させていただきました(笑)
私も原作読みましたが、アニメ映画ならではの演出や表現に、原作を読んだとき以上に感動しました。
かつて思春期を過ごした大人なら大体誰でも感じることがある映画だと思います。
これからもレビュー密かに楽しみに読ませていただきます。
過去記事に長文失礼しました。
私は映画は好きだけど、いいと思った作品のどこがどう良かったのか、何を意味しているのかをなかなか言葉で表せないので、
ノラネコさんの評価を読んで「そうそう!私もそう感じた!」とか、「確かにそんな意味があったのかも…」とか考えることで映画を二度楽しめています。
今日は「カラフル」を観てすっごく感じるものがあったので、こちらで検索させていただきました(笑)
私も原作読みましたが、アニメ映画ならではの演出や表現に、原作を読んだとき以上に感動しました。
かつて思春期を過ごした大人なら大体誰でも感じることがある映画だと思います。
これからもレビュー密かに楽しみに読ませていただきます。
過去記事に長文失礼しました。
>jig-zagさん
ありがとうございます。
原恵一監督は現代日本アニメの第一人者ですが、明日からは木下恵介を描いた初の実写作品「はじまりのみち」が公開されます。
木下恵介的なるものは以前から原監督に感じていたので、これも凄く楽しみです。
ありがとうございます。
原恵一監督は現代日本アニメの第一人者ですが、明日からは木下恵介を描いた初の実写作品「はじまりのみち」が公開されます。
木下恵介的なるものは以前から原監督に感じていたので、これも凄く楽しみです。
2013/05/31(金) 21:45:50 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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2010/09/08(水) 14:57:21 | ketchup 36oz. on the table ~新作映画レビュー
一度死んだ魂が別の人間の体に入り込んで新たに生きるというポジティブな再生ドラマ。直木賞作家・森絵都の同名小説を『クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦』、『河童のクゥと夏休み』の原恵一監督が映画化したアニメ作品。物語:ある罪を犯して彷徨っていたひとつ...
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2010/09/16(木) 18:56:38 | タニプロダクション
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...
2010/09/17(金) 08:30:23 | 5125年映画の旅
あらすじ突然現れて当選を告げる天使の計らいで死んだはずの“ぼく”の魂は、自殺してしまった少年真の体に“ホームステイ”をすることに・・・。感想KAT-TUNの田中聖主演で、ひっそ...
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出演(声) 冨澤風斗(小林真) 、 宮崎あおい(佐野唱子)
南明奈(桑原ひろか) 、 まいける(プラプラ)
入江甚儀(早乙女) 、 藤原啓治(沢田先生)
麻?...
2010/10/02(土) 22:51:59 | メルブロ
10年/日本/127分/ファンタジー・ドラマ/劇場公開
監督:原恵一
エンディングテーマ:miwa『青空』
声の出演:冨澤風斗、宮崎あおい、南明奈、まいける、藤原啓治、麻生久美子、高橋克実
<ストーリー>
プラプラという天使によって中学生・小林真として人生を...
2011/04/22(金) 01:52:03 | 銀幕大帝α
『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
』、『河童のクゥと夏休み
』が
大好きな作品になった原恵一監督の作品とあれば、
是非観に行かなくては!
しかし、公開終了間近に行った映画館は満席でした。(T^T)
評判良かったのに、あまりやってなかったんですよね。
...
2011/06/03(金) 01:58:50 | 映画、言いたい放題!
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