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2006年03月15日 (水) | 編集 |
「ヒストリー・オブ・バイオレンス(暴力の歴史)」とは意味深なタイトルだ。
この映画のプロットは、西部劇やフィルムノワールで今まで何度も作られてきた物語のパターンを踏襲している。
血に塗れた過去を隠し、平凡な第二の人生を生きてきた主人公が、ふとした事で過去を暴かれ、再び戦いの世界に舞い戻る。
こんな平凡な設定を、現在社会の暴力と愛の対峙を描き出すために使ったのが、異才デビット・クローネンバーグらしいところかもしれない。
タイトルは、主人公が隠してきた彼自身の暴力の歴史を意味するのだが、同時に世界中で繰り返される暴力への普遍的な考察も含んでいると思う。
トム・ストール(ビゴ・モーテンセン)はインディアナの田舎町でダイナーを経営する平凡な男。
弁護士の妻エディ(マリア・ベロ)と二人の子供と幸せに暮らしている。
ある夜、トムのダイナーが流れ者の強盗に襲われ、従業員を守ろうとしたトムは、相手の銃を奪って強盗二人を射殺してしまう。
田舎町で起こった衝撃的な事件は全国に報道され、トムは一躍地元のヒーローとして祭り上げられる。
数日後、黒ずくめの奇妙な男たちがトムの店を訪れる。
片目に抉られた傷を持つ男、フォガティ(エド・ハリス)は、トムを「ジョーイ」と呼んだ。
フォガティはフィラデルフィアのマフィアで、ジョーイとは彼の片目を抉り、姿を消した殺人狂の危険な男だという。
トムはジョーイなど知らないと言うが、フォガティはトムこそがジョーイだという確信を持っていた。
トムの回りは、次第に血と硝煙の危険な臭いに取り囲まれていく・・・・。
オープニングが凄い。
茹だる様なインディアナの日差しの中、若者と中年の二人の旅人がモーテルをチェックアウトする様子を、ワンカットの長廻しで見せる。
特に何かが起こる訳ではないのに、緊張感溢れる不思議な空気が流れる。
カットが切り替わり、若者が水を取りにオフィスへ戻ると、そこには無造作に転がる従業員の死体が映し出される。
若者は死体には全く興味を示さず水を汲む。
この映画における暴力のあり方を端的に示したシーンだ。
それは全く矛盾無く日常に存在する、一つの出来事に過ぎない。
愛や喜びと同じように、暴力も死もごく普通に存在するのだ。
実は、「ミュンヘン」の続きを観た様な印象を受けた。
あの映画のラストは、暴力の連鎖に関わってしまった主人公のアヴナーが、もはや心の安息を得る資格を永遠に失ってしまった事を暗示していたが、もし彼が全く他人に成りすまして人生の続きを生きたとしたら、こんな展開になるのかもしれない。
そして「ミュンヘン」がアヴナーの旅路を通して、過去から現在へと繋がる普遍的な暴力の連鎖を描いたように、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」もまた、トム・ストールの日常と戦いを通して、現在アメリカにおける暴力の歴史を比喩してみせる。
まるで極大と極小が同じ模様を形作るフラクタル曲線のように。
温和なダイナー店主であるトム、平然と殺しを行う危険なジョーイ。
面白いのは、はじめのうちトムは本当にジョーイを知らないように見えることだ。
私も最初は、多重人格の話なのかと思った。(クローネンバーグの好きそうな素材だし)
ところが話が進むうちに、トムはかなり確信的にジョーイを封印していた事がわかる。
トムは「ジョーイは砂漠で死んだ」「3年かけてトムになった」と言う。
彼はある意味で精神的な自殺を図ってまで、ジョーイと暴力を過去に封印したのだろう。
最初にフォガティが尋ねてきた時、「ジョーイなんて知らない」とトムが言うのは嘘ではないのかもしれない。
彼の中ではジョーイは死んだはずの存在なのだ。
そんなジョーイを覚えているのが、精神ではなく肉体であり、肉体が体現する暴力であるのは皮肉だ。
いくら否定しても、身に迫る危険には体が自然に反応してしまう。
電光石火の動きで銃を奪い取り、躊躇無く相手を殺す。
暴力の歴史は確実にトムの中にあり、その瞬間にはジョーイがトムを封印する。
トムの二面性をフラクタラルの極小とすれば、極大は平和な市民社会でありながら、しばしば突然の凶暴性を見せるアメリカの姿だ。
世界でもっとも豊かで満ち足りた市民達。
しかしちょっとしたきっかけさえあれば、世界でもっとも凶暴な軍事国家に豹変するのもアメリカであり、その歴史は暴力に満ちている。
勿論、暴力の歴史がアメリカだけに限らないのは言うまでも無く、映画の中でトムと家族が抱えるジレンマは、そのままフラクタルの自己相似となって一人一人の観客に投影される。
精神と肉体に別々の人格を宿した男を演じるビゴ・モーテンセン、彼を愛しながらも、長年連れ添った男のもう一つの顔に戸惑いを隠せない妻を演じるマリア・ベロは、難しい役柄を自然に演じ切っていると思う。
フォガティ役のエド・ハリスも久々に怪しさ全開で嬉しくなった。
終盤登場するウィリアム・ハートはこの作品でオスカーにノミネートされているが、ちょっとした儲け役という感じ。
どちらかというとノミネートされるならハリスの方じゃないの?と思った。
音楽が例によってハワード・ショアなので、時折スコアが指輪チックに聞こえる所があり、モーテンセンがアラゴルンと一瞬かぶるのはご愛嬌。
過去を断ち切るべく、一人赴いた戦いから戻ったトムと、彼を迎える家族。
この描写が素晴らしい。
戦う他に方法が無かったのは判っているし、そこにいるのはジョーイでなくトムである事も知っている。
なによりも皆互いに愛している。
しかし、そこには以前には決して感じられなかった、冷たく張り詰めた空気が流れている。
トムはもう、家族にとって嘗てのトムではない。
トムの中のジョーイを知ってしまった。
見えないガラスに隔てられている様に、お互いを見つめるトムとエディ。
このごく短いシーンの、モーテンセンとベロの目の演技は見事。
男が抱える暴力の歴史と愛が対峙する瞬間を、一切の無駄なく簡潔に見せた。
愛は暴力を包み込めるのか?
映画は、しかしその結論は見せない。
暴力と愛の狭間でジレンマを抱えるのは、トムとエディに投影された観客一人一人であり、アメリカという社会全体。
暴力の歴史とどう向き合うかという判断は、観る者に委ねたと言う事だろうか。
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」は極めて完成度の高い秀作で、クローネンバーグらしさもしっかり持っている。
ただ、これは今回に限らないが、最近のクローネンバーグはコンパクトな世界観で映画を作る傾向があり、以前のような広がりに欠ける気がする。
何と言うか、自身が完全に把握できる箱庭の中でキャラクターを動かし、物語を紡いでいるような感覚を覚えるのだ。
そこにはいつものクローネンバーグはいるのだが、全く新しいクローネンバーグがもたらすサプライズは無い。
見方を変えれば作家監督が円熟の境地に入りつつあるのかもしれないが、スピルバーグの様に貪欲に変化を模索する存在を目にすると、良くも悪くもクローネンバーグの終わりの始まりに見えてしまう。
勿論自分の世界をとことん突き詰めるという方向性もあるし、クローネンバーグの様な強烈な個性を持つ作家監督はそれこそが正常進化なのかもしれないが。
いずれにしてもこの作品の満足度は高い。
さて白昼夢の様に熱っぽい物語の後は、ちょっとスッキリとしたビールが良い。
デビット・クローネンバーグの故郷、カナダのトロントから「ラバット ブルー」を。
メジャーリーグのトロント・ブルージェイズのオーナー企業だった事でも有名なビールだが、カナダビールらしいあっさり味。
あんまりコクはないが、このヘビーな物語の余熱を冷ますにはちょうど良いだろう。
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この映画のプロットは、西部劇やフィルムノワールで今まで何度も作られてきた物語のパターンを踏襲している。
血に塗れた過去を隠し、平凡な第二の人生を生きてきた主人公が、ふとした事で過去を暴かれ、再び戦いの世界に舞い戻る。
こんな平凡な設定を、現在社会の暴力と愛の対峙を描き出すために使ったのが、異才デビット・クローネンバーグらしいところかもしれない。
タイトルは、主人公が隠してきた彼自身の暴力の歴史を意味するのだが、同時に世界中で繰り返される暴力への普遍的な考察も含んでいると思う。
トム・ストール(ビゴ・モーテンセン)はインディアナの田舎町でダイナーを経営する平凡な男。
弁護士の妻エディ(マリア・ベロ)と二人の子供と幸せに暮らしている。
ある夜、トムのダイナーが流れ者の強盗に襲われ、従業員を守ろうとしたトムは、相手の銃を奪って強盗二人を射殺してしまう。
田舎町で起こった衝撃的な事件は全国に報道され、トムは一躍地元のヒーローとして祭り上げられる。
数日後、黒ずくめの奇妙な男たちがトムの店を訪れる。
片目に抉られた傷を持つ男、フォガティ(エド・ハリス)は、トムを「ジョーイ」と呼んだ。
フォガティはフィラデルフィアのマフィアで、ジョーイとは彼の片目を抉り、姿を消した殺人狂の危険な男だという。
トムはジョーイなど知らないと言うが、フォガティはトムこそがジョーイだという確信を持っていた。
トムの回りは、次第に血と硝煙の危険な臭いに取り囲まれていく・・・・。
オープニングが凄い。
茹だる様なインディアナの日差しの中、若者と中年の二人の旅人がモーテルをチェックアウトする様子を、ワンカットの長廻しで見せる。
特に何かが起こる訳ではないのに、緊張感溢れる不思議な空気が流れる。
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若者は死体には全く興味を示さず水を汲む。
この映画における暴力のあり方を端的に示したシーンだ。
それは全く矛盾無く日常に存在する、一つの出来事に過ぎない。
愛や喜びと同じように、暴力も死もごく普通に存在するのだ。
実は、「ミュンヘン」の続きを観た様な印象を受けた。
あの映画のラストは、暴力の連鎖に関わってしまった主人公のアヴナーが、もはや心の安息を得る資格を永遠に失ってしまった事を暗示していたが、もし彼が全く他人に成りすまして人生の続きを生きたとしたら、こんな展開になるのかもしれない。
そして「ミュンヘン」がアヴナーの旅路を通して、過去から現在へと繋がる普遍的な暴力の連鎖を描いたように、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」もまた、トム・ストールの日常と戦いを通して、現在アメリカにおける暴力の歴史を比喩してみせる。
まるで極大と極小が同じ模様を形作るフラクタル曲線のように。
温和なダイナー店主であるトム、平然と殺しを行う危険なジョーイ。
面白いのは、はじめのうちトムは本当にジョーイを知らないように見えることだ。
私も最初は、多重人格の話なのかと思った。(クローネンバーグの好きそうな素材だし)
ところが話が進むうちに、トムはかなり確信的にジョーイを封印していた事がわかる。
トムは「ジョーイは砂漠で死んだ」「3年かけてトムになった」と言う。
彼はある意味で精神的な自殺を図ってまで、ジョーイと暴力を過去に封印したのだろう。
最初にフォガティが尋ねてきた時、「ジョーイなんて知らない」とトムが言うのは嘘ではないのかもしれない。
彼の中ではジョーイは死んだはずの存在なのだ。
そんなジョーイを覚えているのが、精神ではなく肉体であり、肉体が体現する暴力であるのは皮肉だ。
いくら否定しても、身に迫る危険には体が自然に反応してしまう。
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暴力の歴史は確実にトムの中にあり、その瞬間にはジョーイがトムを封印する。
トムの二面性をフラクタラルの極小とすれば、極大は平和な市民社会でありながら、しばしば突然の凶暴性を見せるアメリカの姿だ。
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トムはもう、家族にとって嘗てのトムではない。
トムの中のジョーイを知ってしまった。
見えないガラスに隔てられている様に、お互いを見つめるトムとエディ。
このごく短いシーンの、モーテンセンとベロの目の演技は見事。
男が抱える暴力の歴史と愛が対峙する瞬間を、一切の無駄なく簡潔に見せた。
愛は暴力を包み込めるのか?
映画は、しかしその結論は見せない。
暴力と愛の狭間でジレンマを抱えるのは、トムとエディに投影された観客一人一人であり、アメリカという社会全体。
暴力の歴史とどう向き合うかという判断は、観る者に委ねたと言う事だろうか。
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」は極めて完成度の高い秀作で、クローネンバーグらしさもしっかり持っている。
ただ、これは今回に限らないが、最近のクローネンバーグはコンパクトな世界観で映画を作る傾向があり、以前のような広がりに欠ける気がする。
何と言うか、自身が完全に把握できる箱庭の中でキャラクターを動かし、物語を紡いでいるような感覚を覚えるのだ。
そこにはいつものクローネンバーグはいるのだが、全く新しいクローネンバーグがもたらすサプライズは無い。
見方を変えれば作家監督が円熟の境地に入りつつあるのかもしれないが、スピルバーグの様に貪欲に変化を模索する存在を目にすると、良くも悪くもクローネンバーグの終わりの始まりに見えてしまう。
勿論自分の世界をとことん突き詰めるという方向性もあるし、クローネンバーグの様な強烈な個性を持つ作家監督はそれこそが正常進化なのかもしれないが。
いずれにしてもこの作品の満足度は高い。
さて白昼夢の様に熱っぽい物語の後は、ちょっとスッキリとしたビールが良い。
デビット・クローネンバーグの故郷、カナダのトロントから「ラバット ブルー」を。
メジャーリーグのトロント・ブルージェイズのオーナー企業だった事でも有名なビールだが、カナダビールらしいあっさり味。
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この記事へのコメント
TBありがとうございます
僕もアメリカとかぶって、この映画を見ていました
憎しみも、幸せも連鎖はどこまでも続くのですね・・・
僕もアメリカとかぶって、この映画を見ていました
憎しみも、幸せも連鎖はどこまでも続くのですね・・・
こんばんわ!今回は珍しくお返事が早いでしょ?・・・睦月です。
ノラネコさんのミュンヘンを絡めた記事・・・そっかあと納得して読みました。さすが、視点が鋭いですなあ。
私が行っている映画の学校にある評論家が講義にきたんですね。彼は映画が描くものの基本は「キスキス・バンバン」要するに「SEX&タナトス」「生(性)と死(暴力)」でしかないって話をしてました。おお・・・っと思って聞いていたんですが。この作品を観てまっさきにその話を思い出したんです。・・・記事には書きませんでしたがね。
奥が深い作品で、記事を書くのに大変でしたが・・・とても素晴らしい作品だったと思います。
ノラネコさんのミュンヘンを絡めた記事・・・そっかあと納得して読みました。さすが、視点が鋭いですなあ。
私が行っている映画の学校にある評論家が講義にきたんですね。彼は映画が描くものの基本は「キスキス・バンバン」要するに「SEX&タナトス」「生(性)と死(暴力)」でしかないって話をしてました。おお・・・っと思って聞いていたんですが。この作品を観てまっさきにその話を思い出したんです。・・・記事には書きませんでしたがね。
奥が深い作品で、記事を書くのに大変でしたが・・・とても素晴らしい作品だったと思います。
>zattchiさん
やはりそう思いますよね。
このやけに安っぽい活劇調のプロットを、クローネンバーグみたいなひねくれ者が素直に撮るはずが無いと思ったんです。
絶対にメタファーを入れてくるぞと思いました。
私の中でこの映画はミュンヘンと繋がったので、そこから自然にトムがアメリカのメタファーなのだと思えました。
>睦月さん
ミュンヘンを思い出したのは、あの映画では描かれていなかったけど、HOMEへ戻ったアヴナーと家族の間にも、この映画のラスト見たいな瞬間がきっとあっただろうなと思ったんです。
家族という愛で結ばれた関係に、暴力の歴史は入る余地があるのかという事ですね。
>映画が描くものの基本は「キスキス・バンバン」要するに「SEX&タナトス」「生(性)と死(暴力)」でしかない
なるほど。
確かに映画って人間の感情を描くものだから、結局生きる事の根本に回帰せざるを得ないのかもしれないですね。
視点は違いますが、劇作家の木下順二は、劇的な要素とは何かという事に関して、「願望を 持てば持つ程願望から遠ざかる」「自分が一生懸命努力して探し当てたものが、その自分を根本的に否定するという関係」であると言っています。
これなんて正しく「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 の内容そのものですよね。
そう考えるととても根源的な物語なのかも。
やはりそう思いますよね。
このやけに安っぽい活劇調のプロットを、クローネンバーグみたいなひねくれ者が素直に撮るはずが無いと思ったんです。
絶対にメタファーを入れてくるぞと思いました。
私の中でこの映画はミュンヘンと繋がったので、そこから自然にトムがアメリカのメタファーなのだと思えました。
>睦月さん
ミュンヘンを思い出したのは、あの映画では描かれていなかったけど、HOMEへ戻ったアヴナーと家族の間にも、この映画のラスト見たいな瞬間がきっとあっただろうなと思ったんです。
家族という愛で結ばれた関係に、暴力の歴史は入る余地があるのかという事ですね。
>映画が描くものの基本は「キスキス・バンバン」要するに「SEX&タナトス」「生(性)と死(暴力)」でしかない
なるほど。
確かに映画って人間の感情を描くものだから、結局生きる事の根本に回帰せざるを得ないのかもしれないですね。
視点は違いますが、劇作家の木下順二は、劇的な要素とは何かという事に関して、「願望を 持てば持つ程願望から遠ざかる」「自分が一生懸命努力して探し当てたものが、その自分を根本的に否定するという関係」であると言っています。
これなんて正しく「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 の内容そのものですよね。
そう考えるととても根源的な物語なのかも。
こんにちは。
最初と最後のシーンはインパクトが強烈でした。
最初はおっしゃるように淡々と時が流れていき、なんのかわりもなく当たり前のように暴力がそこにある。
特に何てことないそのシーンに、今のアメリカの姿が凝縮されていてとても鳥肌がたちました。そして、アメリカだけでなく、見る側の内面にも存在しえる暴力を見て。
お~、冒頭からこうきたか~と…。
ラストもぶっつりきれているし。
最初から最後まで常に暴力的に強く訴えかけてくるような、そんな感じでした。
時間的には長くないのにとても長く感じた気がします。
最初と最後のシーンはインパクトが強烈でした。
最初はおっしゃるように淡々と時が流れていき、なんのかわりもなく当たり前のように暴力がそこにある。
特に何てことないそのシーンに、今のアメリカの姿が凝縮されていてとても鳥肌がたちました。そして、アメリカだけでなく、見る側の内面にも存在しえる暴力を見て。
お~、冒頭からこうきたか~と…。
ラストもぶっつりきれているし。
最初から最後まで常に暴力的に強く訴えかけてくるような、そんな感じでした。
時間的には長くないのにとても長く感じた気がします。
コメントありがとうございました☆
ラストシーンとオープニングシーン秀逸ですよね~。
暴力とそれに対峙する家族の物語がコンパクトに描かれている一方で、主人公トムの生き様をほんのりと暗示させていく過程は素晴らしかったです。
暴力と愛は紙一重だと思うし、どこにでも内在するものでしょう。それをいかに作品にするか?というテーマを切り取った傑作ですね。これはDVD出たらもう一度観賞しなくては・・・
ラストシーンとオープニングシーン秀逸ですよね~。
暴力とそれに対峙する家族の物語がコンパクトに描かれている一方で、主人公トムの生き様をほんのりと暗示させていく過程は素晴らしかったです。
暴力と愛は紙一重だと思うし、どこにでも内在するものでしょう。それをいかに作品にするか?というテーマを切り取った傑作ですね。これはDVD出たらもう一度観賞しなくては・・・
>charlotteさん
淡々とした流れの中にも、凄みがあるんですよね。
ラストも映画はぷっつり切れてるけど、その切れ方から観る者の心の中で色々な展開を想像させるし。
必要最低限の情報から、最大限の想像力を引き出す、クローネンバーグの円熟の技術を感じました。
>orangeさん
愛と暴力は、人間が生きていく上で必ず
ぶつかる物ですからね。
暴力によって始まり、愛との対峙で終わった物語ですが、観客一人一人の中でずっと続いていく物語だなと思いました。
淡々とした流れの中にも、凄みがあるんですよね。
ラストも映画はぷっつり切れてるけど、その切れ方から観る者の心の中で色々な展開を想像させるし。
必要最低限の情報から、最大限の想像力を引き出す、クローネンバーグの円熟の技術を感じました。
>orangeさん
愛と暴力は、人間が生きていく上で必ず
ぶつかる物ですからね。
暴力によって始まり、愛との対峙で終わった物語ですが、観客一人一人の中でずっと続いていく物語だなと思いました。
ノラネコさんも僕と似た部分をチェックされていたので、ちょっと嬉しくなりましたよ。
トムとエディの家を襲撃させなかった脚本に僕は5重丸をあげたくなりました。クローネンバーグはやはりこうでなくちゃ。
トムとエディの家を襲撃させなかった脚本に僕は5重丸をあげたくなりました。クローネンバーグはやはりこうでなくちゃ。
ヴィゴが強すぎるのが悲しくもあり
この後どうなるの!?というラストに
しばらく悩んでしまいました。
冒頭の過去のシーンが上手いなぁっと思いました。
この後どうなるの!?というラストに
しばらく悩んでしまいました。
冒頭の過去のシーンが上手いなぁっと思いました。
>yanksさん
一見大人し目に感じますが、コアの部分ではしっかりクローネンバーグでした。
彼のスタイルとしては、良くも悪くも円熟の境地に入りつつあるように思います。
>Renさん
ラストはもう悩んでくれっていう終わり方ですね。
私の中でもまだ後を引いてます。
愛が全てを包み込んで欲しい!けどそうもいかんだろうなあ、人間だもんなあと思うわけです。
一見大人し目に感じますが、コアの部分ではしっかりクローネンバーグでした。
彼のスタイルとしては、良くも悪くも円熟の境地に入りつつあるように思います。
>Renさん
ラストはもう悩んでくれっていう終わり方ですね。
私の中でもまだ後を引いてます。
愛が全てを包み込んで欲しい!けどそうもいかんだろうなあ、人間だもんなあと思うわけです。
ノラネコさん、こんにちは!
>私も最初は、多重人格の話なのかと思った。
僕も同じことを考えました。もしくは実は双子だったとか、ドッペルゲンガーだったとか・・・。
そういう意味では随分全うな話でしたね。
眠っていた暴力とその暴力によって得られるカタルシスを描いている点では、『わらの犬』をちょっと思い出しました。
>私も最初は、多重人格の話なのかと思った。
僕も同じことを考えました。もしくは実は双子だったとか、ドッペルゲンガーだったとか・・・。
そういう意味では随分全うな話でしたね。
眠っていた暴力とその暴力によって得られるカタルシスを描いている点では、『わらの犬』をちょっと思い出しました。
>kenさん
ああ、確かに「わらの犬」はちょっと近いですね。
クローネンバーグは、歳をとってちょっとシンプル&ディープという方向に行こうとしてるように思えました。
ああ、確かに「わらの犬」はちょっと近いですね。
クローネンバーグは、歳をとってちょっとシンプル&ディープという方向に行こうとしてるように思えました。
こんばんは。
オープニングはすばらしかったですよね。
蝉の声すらも。
そして、スリルに引き込まれて、終始楽しめました。
ラストもよかったですよね。
オープニングはすばらしかったですよね。
蝉の声すらも。
そして、スリルに引き込まれて、終始楽しめました。
ラストもよかったですよね。
>かえるさん
音の演出は素晴らしかったですね。
全体に、細部まで神経が行き届いた実に丁寧なつくりの映画だったと思います。
観ていてその場所の空気を感じる事ができました。
音の演出は素晴らしかったですね。
全体に、細部まで神経が行き届いた実に丁寧なつくりの映画だったと思います。
観ていてその場所の空気を感じる事ができました。
TBありがとうございました
オープニング、緊張感ありましたよねー!なんだか、いやーな予感っていうのか。。
エド・ハリスも怪しくて凄く良かったですし。
すっきりしたビール、合いそうですね!!
オープニング、緊張感ありましたよねー!なんだか、いやーな予感っていうのか。。
エド・ハリスも怪しくて凄く良かったですし。
すっきりしたビール、合いそうですね!!
>satty
ああいう得体の知れない緊張感は流石でしたね。
画面上では何も見えないけど、「何かが起こってるに違いない」って思えるのは凄いです。
映画全体がクローネンバーグの精神世界みたいなのは相変わらずですが、それだけ細やかに作りこまれてるって事でしょう。
ぶっちゃけ結構濃いので、見た後はスッキリが良いですね(笑
ああいう得体の知れない緊張感は流石でしたね。
画面上では何も見えないけど、「何かが起こってるに違いない」って思えるのは凄いです。
映画全体がクローネンバーグの精神世界みたいなのは相変わらずですが、それだけ細やかに作りこまれてるって事でしょう。
ぶっちゃけ結構濃いので、見た後はスッキリが良いですね(笑
こんにちは
猫も最初は多重人格なのかな?っと思い込みそうになりました(笑)
酷薄な瞳のヴィゴが、印象に残ってます。
封印に3年・・・平和な生活10数年でも完全な封印なんてありえないんだなぁ~。。。
この後も家族愛の映画を観ちゃったのは
意図的だったのかどうなのか(笑)謎です。
猫も最初は多重人格なのかな?っと思い込みそうになりました(笑)
酷薄な瞳のヴィゴが、印象に残ってます。
封印に3年・・・平和な生活10数年でも完全な封印なんてありえないんだなぁ~。。。
この後も家族愛の映画を観ちゃったのは
意図的だったのかどうなのか(笑)謎です。
>にゃんこさん
過去を忘れようとする事は出来ても、消す事は出来ないですからね。
一見いかにも映画的な設定に見えて、誰にでも同じ問いかけをしてる映画だと思います。
ラストは重かったです。
過去を忘れようとする事は出来ても、消す事は出来ないですからね。
一見いかにも映画的な設定に見えて、誰にでも同じ問いかけをしてる映画だと思います。
ラストは重かったです。
TBお邪魔いたします。
オープニング凄かったですね。
>エド・ハリスも久々に怪しさ全開で嬉しくなった。ウィリアム・ハートはオスカーにノミネートされているが、ちょっとした儲け役という感じ。 どちらかというとノミネートされるならハリスの方じゃないの?と思った。
同感です。(笑)
オープニング凄かったですね。
>エド・ハリスも久々に怪しさ全開で嬉しくなった。ウィリアム・ハートはオスカーにノミネートされているが、ちょっとした儲け役という感じ。 どちらかというとノミネートされるならハリスの方じゃないの?と思った。
同感です。(笑)
>ヨンリーさん
この映画は、始まりと終わりの凄さですね。
引き算の映画文法を久々に堪能しました。
エド・ハリスはやっぱり怪しい役が似合いますね(笑
この映画は、始まりと終わりの凄さですね。
引き算の映画文法を久々に堪能しました。
エド・ハリスはやっぱり怪しい役が似合いますね(笑
先日、DVDでしたがこの映画を見る機会がありました。でタイトルをを検索して辿り着いた次第です。
なかなかに興味深いご感想。楽しく読ませて頂きました。わたしとしてはエド.ハリスが殺されてからの展開がイマイチ不満なのですが・・・
いずれにせよ、語りたくなる映画ですね、コレは。
なかなかに興味深いご感想。楽しく読ませて頂きました。わたしとしてはエド.ハリスが殺されてからの展開がイマイチ不満なのですが・・・
いずれにせよ、語りたくなる映画ですね、コレは。
>のるぶさん
後半は多少駆け足な印象もありましたが、あそこはあえて漫画的に処理したような気もします。
含んでいる内容が深いので、議論のつきない映画ですよね。
後半は多少駆け足な印象もありましたが、あそこはあえて漫画的に処理したような気もします。
含んでいる内容が深いので、議論のつきない映画ですよね。
原作よりも 残虐性はやや抑えて作られていたようですが、ストレートでない分、奥深い暴力というものの存在を感んじる映画でしたよね!
ヴィゴ・モーテンセンさんの演技凄かったですよね!
ヴィゴ・モーテンセンさんの演技凄かったですよね!
>コブタさん
残虐性を抑えたのは、心理劇の要素を強めるためでしょうね。
それでも要所要所にえぐいカットを挟むあたり、クローネンバーグらしかったですけど。
演技陣は皆はまり役でしたね。
残虐性を抑えたのは、心理劇の要素を強めるためでしょうね。
それでも要所要所にえぐいカットを挟むあたり、クローネンバーグらしかったですけど。
演技陣は皆はまり役でしたね。
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ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ、ウィリアム・ハートエド・ハリス主演 デヴィッド・クローネンバーグ監督NY批評家協会賞ウィリアム・ハート助演男優賞、マリア・ベロ助演女優賞 受賞LA批評家協会賞ウィリアム・ハート助演男優賞 受賞シカゴ批評家協会賞デヴィッ
2006/03/14(火) 22:24:19 | travelyuu とらべるゆう MOVIE
評価:75点{/fuki_suki/}ヒストリー・オブ・バイオレンス軽いネタバレあり個人的には、かなりはまった作品でした。最初からかなり引き込まれます。初っ端の暴力描写は抑え目ですが、観客を引き込むには十分。そして、その後シーンが変わっての、幸せな家族描写&ちょっと
2006/03/14(火) 22:54:01 | 平気の平左
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」監督 デイヴィッド・クローネンバーグCAST ヴィゴ・モーテンセン/マリア・ベロ/エド・ハリス/ウィリアム・ハート・・・story静かな街、静かなダイナー、幸せな家族。トムは大切なものの中に暮らしていた。ある晩、二人組みの強...
2006/03/14(火) 23:52:13 | ミチミチ
※映画の核に触れる部分もあります。鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。----この映画も今年の賞レースに絡んでいるよね。監督はデヴィッド・クローネンバーグだっけ」「うん。彼にしては珍しい家族ドラマと言われているけど、いやいやどうし
2006/03/15(水) 00:11:11 | ラムの大通り
絵に描いたような幸せな日々を送る家族。トム・ストール(ヴィゴ・モーテンセン)の店に強盗が押し入るまでは…前半場面で語られる家族の形態があまりにも自分には嘘くさく見えて、これらがどう変わっていくのかを期待させた。幸せとは、葛藤があってこそ幸せと感じるもので
2006/03/15(水) 08:22:46 | シャーロットの涙
計算された暴力の構図と愛を失っていく過程に感嘆。 冒頭は二人の強盗犯がモーテルらしき所から出てくる所から始まる。 最初はそこら辺にいそうな、二人組と思いきや、ここでアメリカの暴力社会のひとひらをスクリーンに叩きつける。 そ....
2006/03/15(水) 19:53:01 | とにかく、映画好きなもので。
公開初日に東劇へ。小説に「ライトノベル」というジャンルがあるように、クローネンバーグ作品としてはライト版って感じでは?私自身が観る前から「すごいシーンがあるらしい」と聞いていたので構えてたからってのもあるかも。思ったより血みどろシーンはすごくはなかったで
2006/03/15(水) 20:50:53 | cinemaholic
期待値:73% コミックが原作の映画。 幸せな暮らす家庭に悲劇が・・・ 愛と暴力、人間の本質とは何
2006/03/15(水) 22:25:14 | 週末に!この映画!
2005年 アメリカ 公開日:2006/03/04 劇場鑑賞06/03/13 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; ヒストリー・オブ・バイオレンス &nbsp; 監 督 : デヴィッド・クローネン
2006/03/15(水) 22:52:43 | 異国映画館
この映画は、心に潜む「クローゼット・モンスターをそっとして置いて欲しい...さもなくば」といったキングコング的な哀れを、更正した男と家族が映し出してくれています。
2006/03/15(水) 23:01:27 | 映像と音は言葉にできないけれど
ヒストリー・オブ・バイオレンス http://www.hov.jp/ 監督: デヴィッド・クローネンバーグ 製作: クリス・ベンダー 原作: ジョン・ワグナー ヴィンス・ロック 脚本: ジョシュ・オルソン 撮影: ピーター・サシツキー 編集: ロナルド・サンダース 音楽: ハワ
2006/03/15(水) 23:15:12 | 如意宝珠
あんまり話題になっていないが、デイヴィッド・クローネンバーグ最新作『ヒストリー
2006/03/16(木) 02:17:45 | 犬も歩けばBohにあたる!
愛せる人の過去も含めて愛せますか?ただのバイオレンス映画だと思ったら大マチガイ。。。☆カナダトロント出身の鬼才、デヴィッドクローネンバーグ監督の新作として、ずっと気になってた作品{/hikari_blue/}ゴールデングローブ賞作品賞でノミネート。アカデミー賞最有力と
2006/03/16(木) 14:34:56 | 我想一個人映画美的女人blog
何かイヤな事を予感させるオープニングからの展開・・・。そんな前振りが終われば、ストール一家にいつもの平穏な朝が訪れる。可愛い子供たちにお互いを労わり合うかのように仲睦まじい夫婦。そして、のどかな田舎町の風景に、気の良さそうな町の人々・・・。....
2006/03/16(木) 22:05:14 | 0120 Blog
【映画的カリスマ指数】★★★★★ この愛は、暴力を越えられるか?
2006/03/19(日) 16:17:38 | カリスマ映画論
昨年アメリカで公開された映画の中で、「ブロークバック・マウンテン」「カポーティ」
2006/03/20(月) 12:33:39 | 「USAのんびり亭」映画情報
幸せな家族。夫の隠された暴力と罪の過去・・『ヒストリー・オブ・バイオレンス』公式サイト制作年度/国;'05/米 ジャンル;バイオレンス 上映時間;96分 指定;R-15配給;ムービーアイエンタテインメント監督;デイヴィッド・クローネンバーグ 出演;ヴィゴ・モー...
2006/03/23(木) 15:51:03 | ヘーゼル・ナッツ☆シネマ カフェ
邦題:ヒストリー・オブ・バイオレンス 原題:A HISTORY OF VIOR
2006/03/24(金) 02:04:25 | Pocket Warmer
[ ヒストリー・オブ・バイオレンス ]@東劇で鑑賞。好きな監督の一人であるデイヴィット・クローネンバーグ。こういう先の読めない展開は、わくわくする。開巻のゆっくりした長まわし。二人に男とモーテルの前に停まる車。一人は精算のためフロントへ。もう一人はクルマで
2006/03/25(土) 08:49:21 | アロハ坊主の日がな一日
"A History of Violence" 2005年アメリカ監督)デイヴィッド・クローネンバーグ出演)ヴィゴ・モーテンセン マリア・ベロ エド・ハリス ウィリアム・ハート満足度)★★★ (満点は★5つです)東劇にて インディアナ州ミルブルック。このスモールタウンで
2006/03/26(日) 11:58:19 | セルロイドの英雄
急加速 エンジン停止の ストール家 名だたるとか、高名とか、いわゆる有名とか、そういう様はいいことだ、おそらく漠然と想う人は多いだろう。例えば、作家を目指すとする。そこには名だたる作家になる。作家として有名になる。そういう漠然とした志がある。それに
2006/03/28(火) 12:50:59 | 空想俳人日記
【吉祥寺バウスシアター】久しぶりの吉祥寺。上映時間まで井の頭公園を散策したり、心地よい時間を過ごした。しかしまぁ、桜もまだほとんどつぼみだというのに、園内は気のはやい花見客でみっしり。来週末あたりがピークかな?インディアナ州の田舎町で小さなダイナーを経営
2006/03/29(水) 00:00:51 | のら猫の日記
スリルとサスペンスに引き込まれつつ、テーマ性に富んだ味わい深いドラマを満喫。アメリカ中西部インディアナ州の小さな町に家族4人で暮すトム・ストールの営むダイナーにある日タチの悪い客が現れて・・・。世界中に蔓延る暴力。繰り返し起こる暴力。暴力のない社会の実現
2006/03/30(木) 00:12:09 | かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」★★★☆ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ主演デビッド・クローネンバーグ監督、2005年アメリカスリリングな展開、見ているこちらも主人公の真の正体は分っている。分っていないのは彼の家族だ、これは本当に怖い...
2006/03/30(木) 03:19:00 | soramove
食堂を経営する夫と弁護士の妻そして2人の子ども静かで幸せに暮らしていたところがある日、食堂にやって来た二人組の強盗による拳銃発砲事件が起きた彼らを撃退した夫は一躍ヒーローとなり店は大繁盛しかし、一見平穏な家庭は乱れ出す得体の知れない男たちが食堂を訪れ、夫
2006/03/31(金) 11:34:28 | sattyの癒しのトビラ
デヴィッド・クローネンバーグ監督、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、KBCシネマにて鑑賞。4/1は映画の日ということもあって映画のハシゴをしてきました。(正確には映画の日は12/1で、この日はただのファーストディだけど。)『ヒストリー・オブ・バイオレン
2006/04/03(月) 23:34:32 | この世界の憂鬱と気紛れ
出演があのヴィゴ・モーテンセン~~結構好きです~相手役にジョニー・デップの「シークレット・ウィンドウ」で妻役を演じたマリア・ベロ、そして貫録のエド・ハリスってことで鑑賞。とにかく、プロローグはなかなか良い!いきなり混沌とした場面・・・うんっ?この二....
2006/04/21(金) 00:11:14 | future world
デヴィッド・クローネンバーグ監督の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を観ました。 主人公はヴィゴ・モーテンセン演じるトム・ストール。トムは飲食店のマスターで、弁護士の妻と息子と娘、四人家族で仲良く平和に暮らしています。妻のエディとの関係も良好。とても愛
2006/04/21(金) 17:50:30 | シナリオ3人娘プラス1のシナリオ・センター大阪校日記
クローネンバーグって良いな。因果応報な妄想感想いきます。
2006/04/28(金) 06:48:36 | オイラの妄想感想日記
ヒストリー・オブ・バイオレンス「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 ★★★★A HISTORY OF VIOLENCE (2005年アメリカ/カナダ)監督:デヴィッド・クローネンバーグ脚本:ジョシ
2006/04/28(金) 23:59:47 | NUMB
TVドラマ「デスパレートな妻たち」でも、こんな話あったな~。アメリカの郊外や田舎町では、うわさ話でよくあったりするかもしれない。が、ヒストリー・オブ・バイオレンス(暴力事件の履歴)の欠片もない私は、割と他人事として見終えました。はじめは、ヴィゴ=自分だっ
2006/04/30(日) 22:39:09 | 『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記
映画の日の2本目・・・何にしようか考えてなかったけどとりあえず『しんちゃん』基本に考えたら(なんか違う)『ヒストリー・オブ・バイオレンス』になりました。というか・・・2本でやめるんじゃなかったのね^^;;;今日は3本観るつもりなのね~(爆)とりあえず...
2006/05/04(木) 00:17:00 | 黒猫のうたた寝
田舎町の食堂に起こった強盗事件。店主のトム(ヴィゴ・モーテンセン)は店員や客を護るため、犯人を射殺する。地元のヒーローとしてマスコミに取り上げられ、それがトムに恨みを
2006/05/24(水) 00:00:34 | skywave blog
「A HISTORY OF VIOLENCE」には「(一人の人間の)暴力の経歴」と「(人類の)暴力の歴史」、2重の意味が読み取れます。
2006/05/28(日) 22:02:59 | 映画をささえに生きる
公式サイトSTORYアメリカ・インディアナ州の田舎町。小さなカフェを経営するトム(ヴィゴ・モーテンセン)は、妻と2人の子どもと、愛に満ちた幸せな日々を過ごしていた。ある夜、彼の店が2人組の強盗に襲われてしまう。そこで隙をついて強盗の銃を奪い取り2人を撃ち倒したト
2006/06/01(木) 22:26:00 | Polka dot movie
☆☆一見すると普通の家族。でも何かある。何かが違う。 そう思わせるのはクローネン
2006/06/03(土) 02:00:17 | CINEMA草紙
A HISTORY OF VIOLENCEこれも昨年から楽しみにしてた映画の一つなんですが、田舎でも上映決定に喜んだものの、運悪く時間がなくて最終日に駆け込みで観に行ってきました。おかげさまでパンフはしっかり売り切れでしたよガックリ。ヒストリー・オブ・バイオレンス。タイトル
2006/06/24(土) 15:08:33 | 映画とCINEMAとムービー
「お前はジョーイ・キューザックだ!姉はジョーン・キューザックだろ?弟はジョン・キューザックじゃないのか?妹はスージー・キューザックに違いない!」
2006/06/26(月) 10:10:58 | ネタバレ映画館
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(『A HISTORY OF VIOLENCE』)飯田橋ギンレイホールにて。 ラストまで気が抜けず、謎解きの種明かしをされるのが勿体なくなるくらい。 久々に映画らしい映画を堪能して、ずっとこの映画を観ていたいと思わせる、数少ない作品でした。
2006/07/27(木) 00:20:09 | 試写会帰りに
世界中の主要映画賞を席巻した、ヴァイオレンス・アクションの秀作!!STORY:アメリカ・インディアナ州の田舎町。小さなダイナーを経営するトム・ストール(ヴィゴ・モーテンセン)は、勤勉で実直そのものを絵に描いたような男だ。町の人たちからの信頼も厚く...
2006/09/08(金) 23:49:41 | 映画とはずがたり
監督 デヴィッド・クローネンバーグ 主演 ヴィゴ・モーテンセン 2005年 アメリカ/カナダ映画 96分 ドラマ 採点★★★★ ジェームズ・ボンドにしろウルトラマンにしろ、完全無欠のヒーローが悪党どもをコテンパンにするのを見るのは痛快だ。相手が悪ければ悪いほど「もっと
2006/09/13(水) 16:17:31 | Subterranean サブタレイニアン
愛と暴力の表裏一体感。21世紀のクローネンバーグは大人の鑑賞に堪えられる...っていうのは階段のシーンがあるからという意味ではありません(^^;)ヒストリー・オブ・バイオレンスposted with amazlet on 06.09.14日活
2006/09/14(木) 09:37:57 | ぁの、アレ!床屋のぐるぐる回ってるヤツ!
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」をDVDで観ました~♪公開してるとき、評判良かったので観にいきたかったんですけど、時間の都合がつかなくてスルーした作品です。人気Blogランキング ↑押せば、過去を隠して平穏に過ごせます~♪
2006/09/19(火) 06:24:39 | 観たよ~ん~
さるおです。 『A HISTORY OF VIOLENCE/ヒストリー・オブ・バイオレンス』を観たよ。 監督は『NAKED LUNCH/裸のランチ』『EXISTENZ/イグジステンズ』のデヴィッド・クローネンバーグ(David Cronenberg)。 出演は帰還した王様ヴィゴ・モーテンセン(Viggo Mortensen)、エド・
2006/09/20(水) 20:48:40 | さるおの日刊ヨタばなし★スターメンバー
『A HISTORY OF VIOLENCE』公開:2006/03/11製作国:アメリカ/カナダ監督:デヴィッド・クローネンバーグ出演:ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ、エド・ハリス、ウィリアム・ハート、アシュトン・ホームズ、ハイディ・ヘイズ、ピーター・マクニール、スティーヴン・マ.
2006/09/25(月) 13:10:21 | 映画鑑賞★日記・・・
ヴィゴ・モーテンセンのファンということもあって、公開当時から興味があり原作を読んで予習までしたのに劇場で観そこなってしまった作品です。
2006/09/29(金) 18:08:23 | コブタの視線
ヒストリー・オブ・バイオレンス監督:デイヴィッド・クローネンバーグ CAST:ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ 他STORY:のどかな街でダイナーを営むトム(ヴィゴ・モーテンセン)は、弁護士の妻(マリア・ベロ)と2人の子どもと平穏に暮らしていた。そんなある
2006/12/15(金) 23:47:51 | Sweet* Days
今年もあと10日で終わりなんて信じらんない!!昨日の X-TRAIL JAM IN TOKYO DOME のテレビ放送見逃した(泣)昼間までは覚えてたのに・・・。超ショック。『ヒストリー・オブ・バイオレンス』あらすじ『トム・ストールとその妻・エディは、...
2006/12/27(水) 22:44:43 | 39☆SMASH
この映画を観た観客に聞きたいね。“暴力に加担した気分はどうだい?”って。―カンヌ映画祭記者会見より、監督のコメント私財をつぎ込んだ前作「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」は、批評家筋からの受けは良かったものの、興業的に成功したとは言いがたい作品となって
2007/10/27(土) 00:25:40 | 豆酢館
コチラの「ヒストリー・オブ・バイオレンス」は、「イグジステンズ」のデヴィッド・クローネンバーグ監督のR-15指定のサスペンス映画です。
タイトルの通り、結構暴力的なシーンが多いのですが、心理描写もなかなか見応えのある作品です。しつこいようだけど、「手紙...
2008/07/17(木) 20:50:50 | ☆彡映画鑑賞日記☆彡
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』を観ましたある事件をきっかけに夫の過去を巡る黒い疑惑が浮上、平穏だった一家が暴力と罪の渦に呑み込まれていくさまを、リアルでショッキングな暴力描写とともに綴る衝撃のサスペンス・ドラマです>>『ヒストリー・オブ・バイオレンス...
2008/10/26(日) 23:37:31 | おきらく楽天 映画生活
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