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2010年10月27日 (水) | 編集 |
「インシテミル 7日間のデスゲーム」というタイトル通り、近頃流行の不条理デスゲーム物。
大金のかかった心理実験で極限状態に置かれた人間達が、疑心暗鬼から自滅してゆくという、なんだか「ライアーゲーム」と「es[エス]」を合体させたような作品である。
正直、このジャンルは粗製濫造気味で、最近観た漫画家の江川達也監督作「KING GAME キングゲーム」も絶望的につまらなかった。
まあこちらはベテランの中田秀夫監督だけに、それほど悪い作品ではないのだが、なんだかあちこちに既視感を感じてしまい、全てがちょっとずつ残念な作品だ。
フリーターの結城理久彦(藤原竜也)は、コンビニで偶然出会った須和名祥子(綾瀬はるか)に紹介された、時給112000円というバイトに共に応募する。
二人の他に集められたのは、偽研修医の大迫雄大(阿部力)と恋人の橘若菜(平山あや)、学生の真木雪人(大野拓郎)、ウェッブデザイナーの関水美夜(石原さとみ)、リストラ中年の西野宗広(石井正則)、主婦の渕佐和子(片平なぎさ)、無口な岩井荘助(武田真治)、そしてアル中の元社長、安東吉也(北大路欣也)の10名。
それは、暗鬼館という地下に作られた隔離施設で、ルールを守りながら7日間を過ごすという心理実験のはずだった。
ところが、個室へと入った理久彦は、部屋の中に武器とカードが入った箱があるのを発見する。
カードには、その武器の登場する推理小説のタイトルと、殺害方法が指定されていた・・・・
この手のデスゲーム物が流行始めたのは、やはり2004年に「ソウ」がヒットしてからではないかと思う。
以来東西で様々なフォロワーが登場したが、総じてスプラッターホラー色の強い洋物に対して、和物はゲーム的な要素が強いのが特徴と言えるだろう。
ゲームであるからにはルールが必要で、本作にも幾つかの基本ルールが設定されている。
まず舞台となるのは、“実務連絡機構”なる謎の組織が運営する“暗鬼館”という脱出不可能な地下施設。
ここに、心理実験という名目の元に、様々な背景を持つ10人の老若男女が集められる。
実験の期間は7日間で、時給はなんと112000円!
当然、美味しい話には裏があり、どうやらこの実験では何らかの事件が起こる事が設定されていて、事件が起こったら自分達で解決しなければならないという。
事件解決には誰かが“探偵”となり、“犯人”を特定する。
そして意見が別れた場合は、多数決で誰が犯人かを決定するというもの。
さらに、館内には“ガード”と呼ばれるロボットが巡回しており、消灯時間に個室から出る事は禁止されるている。
第一日目は何事もなく過ぎるが、翌朝の目覚めと共に、お約束通り第一の殺人が起こるという訳だ。
原作は、米澤穂信によるベストセラー小説らしいが、未読。
閉鎖空間に隔離された10人の登場人物たちが、一人また一人と姿無き殺人犯に殺されてゆくという展開は、所謂クローズド・サークル・ミステリの代表作であるアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」をモチーフとしている。
10人のインディアン人形などのアイテムも踏襲されており、劇中でもクリスティとの類似性に言及されているので確信犯的ではあると思うが、登場人物たちが互いを犯人と疑い、疑心暗鬼から自滅して行くという大筋まで同じなので、ぶっちゃけオマージュとパクリのギリギリの境界線にある作品だと思う。
本作はホリプロ創立50周年の企画物だそうで、10人を演じるのは全員ホリプロ所属の俳優達。
藤原竜也や綾瀬はるから若手有望株から、2時間ドラマの女王片平なぎさ、大ベテランの北大路欣也まで、ホリプロオールスターズはなかなかに壮観だ。
もっとも、豪華キャストも10人もいると、全員を目立たせるのは至難の業。
そのあたりは作り手も心得ていて、キャラの強い片平なぎさや石井正則、武田真治と言った個性派は早々に前半で退場するも、登場した時から死亡フラグ立ちまくりの真木雪人などかわいそうなくらいに存在感が無い。
まあ彼以外は、筋立て上物凄くわかりやすいステロタイプな役柄ながら、それなりに描写されていたので、群像劇としてのバランスは悪くは無いのだが。
ちなみにエンドクレジットは、やっぱり年功序列だった。
ただ、物語までがあまりにもわかりやす過ぎなのは、一応ミステリを売りにする作品としていかがなものか。
最大の問題は、肝心の犯人探しゲームがアバウト過ぎて、推理物としては全く成立していない事だろう。
早々に殺人事件が発生し、阿部力の偽医者がいきなり犯人を名指しするのだが、これが「えっ、そんな曖昧な推理で良いのか?」というくらいテキトーなもの。
そもそも犯人が誰か意見が別れたら、多数決で決定してOKというルールが存在する時点で、実は推理物としては破綻しているのである。
かと言って、心理劇としてみた場合も、登場人物の思考・行動があまりにもステロタイプに造形され過ぎており、生身の人間の葛藤というよりも、それぞれが忠実に作劇上当てはめられた役割を演じている様にしか見えない。
よって誰が何の役なのか簡単に読めてしまい、事件の糸を引く黒幕の正体などもイージー過ぎてバレバレだ。
主人公を演じる藤原竜也の、まるで舞台劇の様に抑揚たっぷりの演技も、物語の嘘くささを余計に際立たせてしまっている。
また密室劇であるから空間のデザインは非常に重要なはずだが、残念ながら相当にチープ。
デザインそのものにコンセプトが感じられず、物語にも空間の構造が生かされていない。
何しろ壁に見取り図が張られているにも関わらず、どこに何があるのか非常にイメージしにくいのだ。
ダイニングテーブルにこれ見よがしに置かれた10人のインディアン人形なども、クリスティとの関連を示唆する以上の意味を持っていないし、この手のデスゲーム物と人形と言うと、自動的に「ソウ」を連想させてしまうのもマイナス。
物語上重要な役割を果す“ガード”のデザインなんて、まるで70年代の特撮番組から抜け出てきた様な代物で、プラスチックのおもちゃにしか見えない。
いくらなんでも今の時代にこれは無いだろう。
基本的に冒頭とラスト意外は施設の中だけで進行する物語だが、途中で一箇所だけカメラが外へ出て、人々が暗鬼館で起こっている実験をネット中継で観ている様子が描写される。
この実験とは、要するに営利ショーであるという事だが、このシーンは無いほうが良かった。
目的がはっきりしない方が理不尽さが強調されるし、ネタ晴らししてしまった瞬間に今度は設定の辻褄が合わなくなってくる。
過去に何度も実験が行われ、世界中の人が見てるようなショーなら、主人公達が知らない事が不自然だし、そもそも7日もの間にいつ起こるとも知れない殺人事件を待たなきゃならないなんて、リアルタイムのショーとして成立しないだろう。
思うに、このシーンをわざわざ入れているのは、本作のテーマ的な部分と関連するのだろうが、正直ラストまで観ても、私にはこれがどういう話なのか、何が言いたいのかが良くわからなかった。
生き残った二人は、結局この死のゲームを通して何を思い、何を得たのだろう。
彼らの心情が伝わってこないので、命がけでゲットした一億円が詰まった鞄を投げ捨てるのも、何故なんだろうと思ってしまった。
まあ一言で言えば、10人がゲームライクにテンポ良く殺しあって、最後には何にも残らない、そんな映画である。
ところで「インシテミル」って変なタイトルは何語だろう?ひょっとして“INCITE MILL”なのかな?
“INCITE”は刺激とか扇動とか言う意味があるし、“MILL”は本来製粉工場の事だが、殴り合いという意味もあるから、くっつけて“扇動的な殴り合い”というようなニュアンスだろうか。
色々な意味でわかりやす過ぎるこの映画、一番ミステリアスなのは、実はこのタイトルだったりして。
今回は、大金が掛かったゲームにちなんで、「ミリオンダラー」をチョイス。
ドライ・ジン45ml、 スイート・ベルモット15ml、 パイナップル・ジュース15ml、グレナデン・シロップ1tsp、卵白1個をシェイクしてグラスに注ぎ、仕上げにカットしたパイナップルを飾る。
非常に歴史の古い一品で、パイナップルジュースの酸味が効いたオレンジのカクテルに浮かぶふわりとした卵白の泡の白が華やいだ雰囲気を作る。
ちょっと物足りない映画の口直しに。
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大金のかかった心理実験で極限状態に置かれた人間達が、疑心暗鬼から自滅してゆくという、なんだか「ライアーゲーム」と「es[エス]」を合体させたような作品である。
正直、このジャンルは粗製濫造気味で、最近観た漫画家の江川達也監督作「KING GAME キングゲーム」も絶望的につまらなかった。
まあこちらはベテランの中田秀夫監督だけに、それほど悪い作品ではないのだが、なんだかあちこちに既視感を感じてしまい、全てがちょっとずつ残念な作品だ。
フリーターの結城理久彦(藤原竜也)は、コンビニで偶然出会った須和名祥子(綾瀬はるか)に紹介された、時給112000円というバイトに共に応募する。
二人の他に集められたのは、偽研修医の大迫雄大(阿部力)と恋人の橘若菜(平山あや)、学生の真木雪人(大野拓郎)、ウェッブデザイナーの関水美夜(石原さとみ)、リストラ中年の西野宗広(石井正則)、主婦の渕佐和子(片平なぎさ)、無口な岩井荘助(武田真治)、そしてアル中の元社長、安東吉也(北大路欣也)の10名。
それは、暗鬼館という地下に作られた隔離施設で、ルールを守りながら7日間を過ごすという心理実験のはずだった。
ところが、個室へと入った理久彦は、部屋の中に武器とカードが入った箱があるのを発見する。
カードには、その武器の登場する推理小説のタイトルと、殺害方法が指定されていた・・・・
この手のデスゲーム物が流行始めたのは、やはり2004年に「ソウ」がヒットしてからではないかと思う。
以来東西で様々なフォロワーが登場したが、総じてスプラッターホラー色の強い洋物に対して、和物はゲーム的な要素が強いのが特徴と言えるだろう。
ゲームであるからにはルールが必要で、本作にも幾つかの基本ルールが設定されている。
まず舞台となるのは、“実務連絡機構”なる謎の組織が運営する“暗鬼館”という脱出不可能な地下施設。
ここに、心理実験という名目の元に、様々な背景を持つ10人の老若男女が集められる。
実験の期間は7日間で、時給はなんと112000円!
当然、美味しい話には裏があり、どうやらこの実験では何らかの事件が起こる事が設定されていて、事件が起こったら自分達で解決しなければならないという。
事件解決には誰かが“探偵”となり、“犯人”を特定する。
そして意見が別れた場合は、多数決で誰が犯人かを決定するというもの。
さらに、館内には“ガード”と呼ばれるロボットが巡回しており、消灯時間に個室から出る事は禁止されるている。
第一日目は何事もなく過ぎるが、翌朝の目覚めと共に、お約束通り第一の殺人が起こるという訳だ。
原作は、米澤穂信によるベストセラー小説らしいが、未読。
閉鎖空間に隔離された10人の登場人物たちが、一人また一人と姿無き殺人犯に殺されてゆくという展開は、所謂クローズド・サークル・ミステリの代表作であるアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」をモチーフとしている。
10人のインディアン人形などのアイテムも踏襲されており、劇中でもクリスティとの類似性に言及されているので確信犯的ではあると思うが、登場人物たちが互いを犯人と疑い、疑心暗鬼から自滅して行くという大筋まで同じなので、ぶっちゃけオマージュとパクリのギリギリの境界線にある作品だと思う。
本作はホリプロ創立50周年の企画物だそうで、10人を演じるのは全員ホリプロ所属の俳優達。
藤原竜也や綾瀬はるから若手有望株から、2時間ドラマの女王片平なぎさ、大ベテランの北大路欣也まで、ホリプロオールスターズはなかなかに壮観だ。
もっとも、豪華キャストも10人もいると、全員を目立たせるのは至難の業。
そのあたりは作り手も心得ていて、キャラの強い片平なぎさや石井正則、武田真治と言った個性派は早々に前半で退場するも、登場した時から死亡フラグ立ちまくりの真木雪人などかわいそうなくらいに存在感が無い。
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ちなみにエンドクレジットは、やっぱり年功序列だった。
ただ、物語までがあまりにもわかりやす過ぎなのは、一応ミステリを売りにする作品としていかがなものか。
最大の問題は、肝心の犯人探しゲームがアバウト過ぎて、推理物としては全く成立していない事だろう。
早々に殺人事件が発生し、阿部力の偽医者がいきなり犯人を名指しするのだが、これが「えっ、そんな曖昧な推理で良いのか?」というくらいテキトーなもの。
そもそも犯人が誰か意見が別れたら、多数決で決定してOKというルールが存在する時点で、実は推理物としては破綻しているのである。
かと言って、心理劇としてみた場合も、登場人物の思考・行動があまりにもステロタイプに造形され過ぎており、生身の人間の葛藤というよりも、それぞれが忠実に作劇上当てはめられた役割を演じている様にしか見えない。
よって誰が何の役なのか簡単に読めてしまい、事件の糸を引く黒幕の正体などもイージー過ぎてバレバレだ。
主人公を演じる藤原竜也の、まるで舞台劇の様に抑揚たっぷりの演技も、物語の嘘くささを余計に際立たせてしまっている。
また密室劇であるから空間のデザインは非常に重要なはずだが、残念ながら相当にチープ。
デザインそのものにコンセプトが感じられず、物語にも空間の構造が生かされていない。
何しろ壁に見取り図が張られているにも関わらず、どこに何があるのか非常にイメージしにくいのだ。
ダイニングテーブルにこれ見よがしに置かれた10人のインディアン人形なども、クリスティとの関連を示唆する以上の意味を持っていないし、この手のデスゲーム物と人形と言うと、自動的に「ソウ」を連想させてしまうのもマイナス。
物語上重要な役割を果す“ガード”のデザインなんて、まるで70年代の特撮番組から抜け出てきた様な代物で、プラスチックのおもちゃにしか見えない。
いくらなんでも今の時代にこれは無いだろう。
基本的に冒頭とラスト意外は施設の中だけで進行する物語だが、途中で一箇所だけカメラが外へ出て、人々が暗鬼館で起こっている実験をネット中継で観ている様子が描写される。
この実験とは、要するに営利ショーであるという事だが、このシーンは無いほうが良かった。
目的がはっきりしない方が理不尽さが強調されるし、ネタ晴らししてしまった瞬間に今度は設定の辻褄が合わなくなってくる。
過去に何度も実験が行われ、世界中の人が見てるようなショーなら、主人公達が知らない事が不自然だし、そもそも7日もの間にいつ起こるとも知れない殺人事件を待たなきゃならないなんて、リアルタイムのショーとして成立しないだろう。
思うに、このシーンをわざわざ入れているのは、本作のテーマ的な部分と関連するのだろうが、正直ラストまで観ても、私にはこれがどういう話なのか、何が言いたいのかが良くわからなかった。
生き残った二人は、結局この死のゲームを通して何を思い、何を得たのだろう。
彼らの心情が伝わってこないので、命がけでゲットした一億円が詰まった鞄を投げ捨てるのも、何故なんだろうと思ってしまった。
まあ一言で言えば、10人がゲームライクにテンポ良く殺しあって、最後には何にも残らない、そんな映画である。
ところで「インシテミル」って変なタイトルは何語だろう?ひょっとして“INCITE MILL”なのかな?
“INCITE”は刺激とか扇動とか言う意味があるし、“MILL”は本来製粉工場の事だが、殴り合いという意味もあるから、くっつけて“扇動的な殴り合い”というようなニュアンスだろうか。
色々な意味でわかりやす過ぎるこの映画、一番ミステリアスなのは、実はこのタイトルだったりして。
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非常に歴史の古い一品で、パイナップルジュースの酸味が効いたオレンジのカクテルに浮かぶふわりとした卵白の泡の白が華やいだ雰囲気を作る。
ちょっと物足りない映画の口直しに。

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とりあえず明日から原作を読もうと先ほど買ってきました。原作はかなり面白いと評判なので期待しています。
映画は全てノラネコさんの言うとおり。私も全くの同感です。私はこの手の作品は一にもニにも説得力だと思うのです。例え理不尽だとしても、観ている人がそれでも仕方ないと思えばそれでOKなのですが、初っ端から勝手に探偵名乗って、勝手に犯人名指しして、勝手に多数決じゃ流石に「何やってんの?」ですよ。オマケにいきなり棄権するし。(苦笑)
あのマシンも最初観た時ロボコンを思い出しちゃいましたよ。そういえばあの作品の造形はこんなロボだったなぁ…なんて遠くを見ちゃいました。^^;
ま、深夜ドラマ程度ならありかなというレベルだったと思います。
映画は全てノラネコさんの言うとおり。私も全くの同感です。私はこの手の作品は一にもニにも説得力だと思うのです。例え理不尽だとしても、観ている人がそれでも仕方ないと思えばそれでOKなのですが、初っ端から勝手に探偵名乗って、勝手に犯人名指しして、勝手に多数決じゃ流石に「何やってんの?」ですよ。オマケにいきなり棄権するし。(苦笑)
あのマシンも最初観た時ロボコンを思い出しちゃいましたよ。そういえばあの作品の造形はこんなロボだったなぁ…なんて遠くを見ちゃいました。^^;
ま、深夜ドラマ程度ならありかなというレベルだったと思います。
2010/10/27(水) 23:17:59 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
>推理物としては破綻している
ホントそうですよね。あんな無茶苦茶な推理で堂々とされても、観ているこっちは不愉快です。推理モノとしてだけでなくホラーとしても全然面白くなかったです。
僕も原作は未読ですが、原作ファンの友達は「ミステリーの面白い要素がゴッソリ無くなって中途半端なホラーになっている。何で中田秀夫を監督にしたんだ!?」と怒ってました。
ホントそうですよね。あんな無茶苦茶な推理で堂々とされても、観ているこっちは不愉快です。推理モノとしてだけでなくホラーとしても全然面白くなかったです。
僕も原作は未読ですが、原作ファンの友達は「ミステリーの面白い要素がゴッソリ無くなって中途半端なホラーになっている。何で中田秀夫を監督にしたんだ!?」と怒ってました。
>KLYさん
原作どうでしょう?
まさか映画のまんまじゃベストセラーにはならないでしょうから、どういう脚色をしてるのか興味はあります。
まあ映画に関してはミステリとしても心理物としても中途半端ですよねえ。
>えめきんさん
偽医者がいきなり犯人指差した時には、椅子から落ちそうになりましたよ。
え、そんなテキトーな事なの?と。
ホラーならホラーに徹した方が良かったかも。
たぶん脚色の失敗っぽいので中田監督のせいでは無いでしょうけどね。
原作どうでしょう?
まさか映画のまんまじゃベストセラーにはならないでしょうから、どういう脚色をしてるのか興味はあります。
まあ映画に関してはミステリとしても心理物としても中途半端ですよねえ。
>えめきんさん
偽医者がいきなり犯人指差した時には、椅子から落ちそうになりましたよ。
え、そんなテキトーな事なの?と。
ホラーならホラーに徹した方が良かったかも。
たぶん脚色の失敗っぽいので中田監督のせいでは無いでしょうけどね。
2010/10/29(金) 00:00:21 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
原作は面白かったです
500ページ位ありましたけど一気に読めました
インシテミルの意味は本文中に出てきます
英語ではなくて漢字で考えます…
ノラネコさんのブログいつも楽しく拝見してます
下戸のわたしには最後の酒のくだりはいつも?(意味不明)なんですけどね♪
500ページ位ありましたけど一気に読めました
インシテミルの意味は本文中に出てきます
英語ではなくて漢字で考えます…
ノラネコさんのブログいつも楽しく拝見してます
下戸のわたしには最後の酒のくだりはいつも?(意味不明)なんですけどね♪
2010/10/30(土) 09:40:33 | URL | #-[ 編集]
漢字?ますますわからないです。「因子手実瑠」「陰為手海松」??それとも何かの省略なのかな。
原作は500ページもあるんですね。何となく映画がこうなった理由がわかりました。
原作は評判がいいので、そのうち読んでみたいです。
原作は500ページもあるんですね。何となく映画がこうなった理由がわかりました。
原作は評判がいいので、そのうち読んでみたいです。
2010/10/30(土) 12:26:14 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ノラネコさん、こんばんは!
確かにネット中継云々のところはなくてもよかったかも。
そこに触れるならもう少し深堀りしないと中途半端だったかもしれませんね。
推理ものとして観るよりは心理ゲームとして観る方がいいかと思いますが、そうすると「デスノート」とか「カイジ」の方が面白かったかな。
確かにネット中継云々のところはなくてもよかったかも。
そこに触れるならもう少し深堀りしないと中途半端だったかもしれませんね。
推理ものとして観るよりは心理ゲームとして観る方がいいかと思いますが、そうすると「デスノート」とか「カイジ」の方が面白かったかな。
「INしてみる?」
…違いますかね(笑)
漢字なら違うか。
…違いますかね(笑)
漢字なら違うか。
2010/10/30(土) 19:19:54 | URL | ネコカノン #NgDLdiQA[ 編集]
>はらやんさん
なんだかネット中継のところは違和感があったんですよね。
あそこだけ外だし、話が断ち切られる様な。
カイジは観てないですけど、デスノートとだったらあっちの方が面白かったかな。
あれ、全部藤原竜也主演ですね。デスゲーム好き?
>ネコカノンさん
なんでしょうね~?
「INしてみる」はそれっぽいけど意味わからないし(笑
誰か原作読んでこっそり教えてください。
なんだかネット中継のところは違和感があったんですよね。
あそこだけ外だし、話が断ち切られる様な。
カイジは観てないですけど、デスノートとだったらあっちの方が面白かったかな。
あれ、全部藤原竜也主演ですね。デスゲーム好き?
>ネコカノンさん
なんでしょうね~?
「INしてみる」はそれっぽいけど意味わからないし(笑
誰か原作読んでこっそり教えてください。
2010/11/01(月) 23:17:52 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
インシテミル→淫してみる。何かに過度に熱中にするってことらしいですよ。
原作者がインタビューで答えてました。
原作者がインタビューで答えてました。
2010/11/02(火) 15:05:34 | URL | いっちー #7ipHXisg[ 編集]
>いっちーさん
うわーそりゃわからないですねえ。
確かに熱中って意味もるようですけど、なんだか字面から嫌らしい事想像しちゃいそうです(笑
しかし、これだと内容と全然リンクしない様な気も・・・・
うわーそりゃわからないですねえ。
確かに熱中って意味もるようですけど、なんだか字面から嫌らしい事想像しちゃいそうです(笑
しかし、これだと内容と全然リンクしない様な気も・・・・
2010/11/02(火) 23:11:59 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
いつも楽しく拝見しています。今回初めてのコメントです(ロムですみません…)。
わたしは原作を読んでから映画を見ました。
はっきり言って、原作と映画はまったく別物というくらい展開も人物も違っています。
設定を借りて別の話を作っちゃった、みたいな…。
原作はとてもとてもおもしろかったので、ぜひ読んでいただいて
あまりの違いっぷりを笑っていただくといいかと思います。
インシテミルのタイトルの意味、ミステリー的展開などなど
映画で不満だった部分が満足できるかと…。
わたしは原作を読んでから映画を見ました。
はっきり言って、原作と映画はまったく別物というくらい展開も人物も違っています。
設定を借りて別の話を作っちゃった、みたいな…。
原作はとてもとてもおもしろかったので、ぜひ読んでいただいて
あまりの違いっぷりを笑っていただくといいかと思います。
インシテミルのタイトルの意味、ミステリー的展開などなど
映画で不満だった部分が満足できるかと…。
2010/11/05(金) 20:32:42 | URL | nico #y.AiS/TU[ 編集]
>nicoさん
原作はとても評判が良いですね。
先日本屋で見かけましたが、その分厚さに驚きました。
こりゃ相当に脚色してるんだろうなということは想像できます。
読んでみたいのですが、読まなきゃいけない本もたまっていて、正月あたりに一気読みしたいところです。
原作はとても評判が良いですね。
先日本屋で見かけましたが、その分厚さに驚きました。
こりゃ相当に脚色してるんだろうなということは想像できます。
読んでみたいのですが、読まなきゃいけない本もたまっていて、正月あたりに一気読みしたいところです。
2010/11/06(土) 23:13:27 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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2010/10/29(金) 20:47:24 | パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ
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2010/10/30(土) 01:44:22 | 趣味・パソコン情報
基本、キャストを見られなきゃ映画を見ない人(爆)今回の舞台挨拶は、『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』会場は丸の内ピカデリー2。登壇したのは、藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、阿部力、平山あや、石井正則、大野拓朗、武田真治、片平なぎさ、北大路欣也、日村...
2010/10/30(土) 15:58:17 | |あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο
日本
サスペンス
監督:中田秀夫
出演:藤原竜也
綾瀬はるか
石原さとみ
北大路欣也
【物語】
時給11万2,000円という怪しい求人広告を見て、暗鬼館へと集まった男女10人。
仕事内容は24時間監視されながら7日間を過ごすこと。?...
2010/11/06(土) 22:42:54 | 小泉寝具 ☆ Cosmic Thing
藤原竜也好きなんですよね~。と言うわけで今回の記事はインシテミルです。
2010/11/15(月) 00:41:49 | よしなしごと
レビューを更新しました。
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2010/11/24(水) 21:32:15 | 20XX年問題
10年/日本/107分/サスペンス・ミステリー/劇場公開
監督:中田秀夫
原作:米澤穂信『インシテミル』
主題歌:May'n『シンジテミル』
出演:藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、阿部力、武田真治、平山あや、石井正則、大野拓朗、片平なぎさ、北大路欣也
...
2011/02/25(金) 00:11:58 | 銀幕大帝α
藤原竜也、北大路欣也、片平なぎさ、武田真治、
石井正則、平山あや、石原さとみ、綾瀬はるか等、
ともかく超豪華キャストの密室ミステリーで、
監督は中田秀夫と聞けば、
もう絶対観たい感じ。
しかし、良い評判を聞きません。
でも観てみなくちゃ。
時給11万2,...
2011/03/10(木) 20:41:04 | 映画、言いたい放題!
ホリプロ50周年記念作品ということで、ホリプロの俳優陣が顔を揃えた密室サスペンス『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』。
いや、ありえないっちゃあありえない設定のオンパレードなのですが、俳優たちの熱演にものすごいパワーがあるので、ありえない設定を忘れて?...
2011/03/18(金) 00:42:34 | Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>
インシテミル 7日間のデス・ゲーム ブログ - goo 映画
映画「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」公式サイト
インシテミル - Wikipedia
インシテミル 7日間のデス・ゲーム(映画.com)
インシテミル 7日間のデス・ゲーム@ぴあ映画生活
監督 中田秀夫
エグゼクティブプ...
2011/10/23(日) 19:21:14 | itchy1976の日記
時給11万2,000円という広告につられて集まった男女10人が、奇妙で危険な究極のゲームを繰り広げるスリリングな心理サスペンス。米澤穂信原作のミステリー「インシテミル」を中田秀夫監督が映画化したもの。キャストは藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、阿部力、北大路欣...
2011/11/13(日) 00:04:29 | Yuhiの読書日記+α
2010年:日本
原作:米澤穂信
監督:中田秀夫
出演:藤原竜也、綾瀬はるか、北大路欣也、石原さとみ、阿部力、武田真治、平山あや、石井正則、大野拓朗、片平なぎさ
フリーター ...
2013/01/17(木) 05:26:18 | mama
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